認知星人じーじ「楽しむ介護」実践日誌

『認知星人じーじ「楽しむ介護」実践日誌』

黒川玲子

出版社名：海竜社

発行年月：2020年5月

わけのわからない行動や言葉を発する前に必ず、じーっと一点を見据えていることを発見！その姿は、どこか遠い星と交信しているように見えた。その日以来私は、認知症の周辺症状が現れた時のじーじを「認知症のスイッチが入って、認知星人に変身した」と思うことにした……。

認知症の介護がそう簡単なわけではない。じーじのおかしな言動は、「お！今日もいいネタができた。フェイスブックに投稿しよう」と超前向きにとらえられるようにもなった。やがて、じーじが突きつける難問ですらも「どうやったら、笑って解決できるか」と考えるようになった。父親と向き合い方を変えたら少し介護が楽しくなった。

「親が認知症で要介護」という境遇の人は確実に増加していくことでしょう。そして、「介護」には、大変、悲惨、重労働といった側面があることも事実です。しかし、介護は決して辛いだけのものではなく、自分の捉えかた次第で面白くもできることを示しています。「見つめて」「ひらめき」「楽しむ」介護の実践記録です。

『認知星人じーじ「楽しむ介護」実践日誌』

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