書籍詳細

『あぶない!! 共有名義不動産』

あぶない!! 共有名義不動産

松原 昌洙

出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング

発行年月:2017年5月

「共有名義不動産」をめぐるトラブルがあとを絶ちません。
たとえば兄弟姉妹の場合、相続の際に現金資産はすぐに分割しても、実家などの不動産は「とりあえず共有で持とう」とするケースは珍しくありません。しかし、「仲の良い兄弟だから大丈夫」と思っていても、のちのち「親の介護は私がしたのに」「昔貸したお金を返してもらえていない」といった、兄弟姉妹間のちょっとした不満は年々積み重なっていきます。その結果、「兄と縁を切りたいので共有名義不動産も売却したいが交渉決裂」といったトラブルにつながってしまうのです。こうなると仲の良かった兄弟の絆は脆くも崩れ去り、共有名義不動産があるがゆえにいつまでも確執を抱えることになります。
もしすでに共有名義不動産を持っており、トラブルの種となるおそれがあるならば、直ちに共有状態を解消しておくべきです。また、たとえ「トラブルなど絶対に起こらない」と思っていたとしても、最低限の対策は用意しておかなければなりません。
本書では、親族間のほか、離婚した元夫婦、友人同士などで発生した共有名義不動産トラブルの典型例を網羅しているので、読者の皆さんに起こり得るトラブルリスクを把握でき、同じような状況で物件を所有している人たちは必ず解決策を見いだすことができます。 親族や友人ともめ事を起こしたくない。共有名義不動産を負の遺産として子や孫に引き継がせたくない。そう願うならば“今すぐ”対策を講じることが不可欠なのです。

株式会社中央プロパティー 代表取締役社長
宅地建物取引士
住宅ローンアドバイザー(社団法人全日本不動産協会認定)
相続アドバイザー(NPO 法人相続アドバイザー協議会認定)

1970年生まれ。
2011年に業界で唯一、共有名義不動産・借地権の仲介を扱う株式会社中央プロパティーを創業。
弁護士、司法書士、不動産鑑定士などの専門家とともに問題解決に取り組む体制を確立し、現在までに約2,500件のトラブル解決を手がける。
著書に『頑固な寿司屋の大将も納得する!?よくある借地権問題』(ギャラクシーブックス)『[図解]実家の相続、今からトラブルなく準備する方法を不動産相続のプロがやさしく解説します!』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。

著者紹介

掲載記事

[連載]トラブル続出の不動産「共有名義」を解消する7つの手法

[連載]「共有名義不動産」のトラブル事例と解決策

[連載]不動産相続のプロが解決する「共有名義不動産」と「借地権」問題

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