ネット証券2強の「楽天証券」と「SBI証券」。「つみたてNISA(積立NISA)」を始めるには、どっちのほうがおすすめでしょうか? FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が、口座選びのポイントをはじめ、使い分け方のヒント、移換・変更方法などを解説します。
楽天証券とSBI証券の「つみたてNISA」を比較…どっちがおすすめ?

資産形成への関心の高まりから、「つみたてNISA」を始める人が増えています。

 

日本証券業協会の調査(2022年6月30日付)によると、口座数は2021年末からの1年間で約28.2%増加して434万口座となり、400万口座を突破。

 

どこの金融機関で始めようかを調べていくうちに、

 

「楽天証券やSBI証券に絞ったけど、どっちがおすすめ?」

「両方使うことはできるの?」

「サービス内容の違いは?」

 

と迷っている人もいるでしょう。

 

そこでこの記事では、「楽天証券」と「SBI証券」のつみたてNISAに焦点を絞って、わかりやすく解説します。

 

最後まで読めば、納得した状態でつみたてNISAを始められます。

 

1. 楽天証券とSBI証券…つみたてNISAの比較一覧

つみたてNISAのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAは1人1口座しか作れず、併用はできません。あとから変更することもできますが、手間がかかるので、どこの金融機関で始めるかは慎重に決める必要があります。

 

そこでおすすめなのが、ネット証券の2強といわれている楽天証券SBI証券

 

つみたてNISAに関して結論からお伝えすると、楽天証券とSBI証券のどちらかを選んでおけば、口座選びで失敗することはありません。

 

両社のつみたてNISAに関する主要な項目を比較表で見てみましょう。各項目のポイントは後ほど解説するので、ここでは概要をつかんでおけば大丈夫です。

 

■楽天証券とSBI証券…つみたてNISAの比較表

比較項目 楽天証券 SBI証券
取扱銘柄数 183本 186本
積立頻度 毎日・毎月 毎日・毎週・毎月
最低積立投資額 100円より 100円より

銀行引落以外

の決済方法

・楽天キャッシュ

・楽天カード

三井住友カードほか
ポイント還元率

・0.5%(楽天キャッシュ)

・実質0.2%(楽天カード)

0.5%~2%

(カードの種類による)

投信残高に付与

されるポイント

実質的になし あり
貯まるポイント 楽天ポイント

・Vポイント(クレカ積立時)

・Tポイント、Ponta、dポイント

より選択(投信保有時)

連携できる銀行 楽天銀行 住信SBIネット銀行

連携する銀行での

優遇金利(普通預金)

・残高300万円以下の部分:0.1%

・残高300万円超の部分:0.04%

(どちらも税引前)

年0.01%

(税引前)

口座管理手数料 0円 0円
買付手数料 0円 0円

 

ご覧のように、楽天証券とSBI証券のつみたてNISAには、細かい部分で違いあることがわかります。

 

楽天ポイントを貯めるなら

楽天証券の公式サイトへのリンク

 

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2. つみたてNISAの口座選び…失敗しないためのポイント3つ

積立NISAの口座選びで失敗しないためのポイント3つ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券とSBI証券のつみたてNISA口座の違いを説明する前に、つみたてNISAの口座選びで失敗しないためのポイントを3つお伝えします。

 

■つみたてNISAの口座選びのポイント3つ
  1.  商品ラインナップの数(銘柄数)
  2. 「ポイント付与」などの独自サービス
  3.  引落しに対応している銀行など

 

それぞれ解説します。

 

2.1. 商品ラインナップの数(銘柄数)

投資信託のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁が指定した216本の投資信託とETF(上場投資信託)に限られます。しかし、つみたてNISAを扱っている金融機関は、そのなかから商品を絞り込んで提供します。そのため、商品ラインナップの数が多いほうが、自分に合った銘柄を選ぶことができます。

 

 

2.2.「ポイント」などの独自サービス

ポイント還元サービスのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAの商品はどこの金融機関で買っても買付手数料は無料(=「ノーロード」)なので、手数料でどこの金融機関が有利かを決めることはできません。

 

そこで重要になるのが、「ポイント」などの金融機関による独自のサービス。

 

毎月の積立金額は、証券口座からの振替えや銀行口座からの引落しが一般的ですが、グループ会社のクレジットカードで決済できる金融機関もあります。その場合、決済金額に応じてクレジットカードのポイントが付与されるので、実質的にポイント分だけお得に投資ができることになります。

 

また、保有している投資信託の残高に応じてポイントが付与される金融機関もあります。つみたてNISAは最大800万円を20年間かけてコツコツ積み立てるので、そのような金融機関で始めると、時間の経過とともにポイントを積み上げることも可能です。

 

貯まったポイントは、ネットショッピングで利用できたり、株式の購入代金の一部に充てたり(=「ポイント投資」)もできるので、節約にもつながって一石二鳥です。

 

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2.3. 引落しに対応している銀行など

銀行のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAの毎月の積立金額は、証券口座残高からの振替えや銀行口座からの引落しが一般的です。

 

銀行口座からの引き落としの場合、メガバンクや主要なネット銀行であれば、大体のつみたてNISAを扱う金融機関で対応しています。

 

しかし、地方銀行や信用金庫には対応していない金融機関もあるので、自分が普段利用する銀行が対象になっているかを事前に確認することをおすすめします。

 

つみたてNISA口座を選ぶその他に項目に、「積立頻度」や「最低積立投資額」が挙げられることがあります。

積立頻度の選択肢は「毎月」「毎日」(SBI証券は「毎週」もあり)から選べるネット証券が多いですが、運用成績は売却時の価格によって左右されるうえ、積立頻度によって大きな差はないとされているので、あまり重視する必要はありません。

また、最低積立投資額は「100円」から始められるネット証券もありますが(「1,000円」が一般的)、毎月100円を20年間積み立てても24,000円にしかなりません。100円なら気軽に始められますが、将来を豊かに暮らす金額を貯めるのは難しいので、こちらもあまり重視する必要はありません。

 

\つみたてNISAの銘柄数トップ

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3. 楽天証券とSBI証券…つみたてNISAの主要項目の違い

積立NISAのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)
 

それでは、楽天証券とSBI証券のつみたてNISAの主要な項目を比較していきましょう。

 

3.1. 取扱い銘柄数

楽天証券とSBI証券のつみたてNISAの取扱い銘柄数を比較してみましょう。

 

証券会社 取扱い銘柄数
楽天証券

183本(第2位)

SBI証券

186本(第1位)

 

取扱銘柄数は、両社ともつみたてNISAの全銘柄(216本)の約85%をカバーしており、大差はありません。

 

違いは、SBI証券が楽天証券の主力商品を扱っているのに対して、楽天証券はSBI証券の主力商品SBI・V・S&P500インデックス・ファンドなどのSBI・Vシリーズを扱っていない点です。

 

 

3.2.「ポイント」などの独自サービス

楽天証券とSBI証券のつみたてNISA口座の違いで最も特色が出るのが、ポイント還元サービスです。貯まるタイミングは「積立時」と「保有時」の2回あります。比較してみましょう。

 

3.2.1. 積立時の基本ポイント還元率は0.5%で楽天もSBIも同じ

結論からお伝えすると、楽天証券とSBI証券の積立時の基本ポイント還元率は0.5%で同じです。ただし、決済手段によって異なるので、整理しておきましょう。

 

証券会社 クレジットカード決済 電子マネー決済
楽天証券

実質0.2%※1

(楽天カード)

0.5%

(楽天キャッシュ決済)

SBI証券

0.5%

(一般カード)

1%

(ゴールドカード※3

※1 積立投資向きのインデックスファンドのほとんどが0.2%還元で、他は0.5%還元
※2 三井住友ゴールドカード(NL)の場合は年会費5,500円

 

それぞれ解説します。

 

楽天証券は「楽天キャッシュ決済」で0.5%還元

 

楽天キャッシュ決済の説明図
(引用:楽天証券

 

楽天証券では、楽天カードでクレカ積立をすると楽天ポイントが一律1%還元されるサービスが人気でした。しかし、2022年8月買付分より実質的に0.2%還元にダウン。

 

それに代わって2022年6月から始まったのが、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」による投信積立の決済サービスです。

 

キャンペーンを活用すると、2022年12月買付分までは1%還元を維持することができ、2023年以降は0.5%還元へのダウンに抑えることができます。

 

そのため、これまで楽天カードでクレカ決済をしていた方は楽天キャッシュ決済に変更することをおすすめします。

 

「楽天キャッシュ決済」で年内は1%還元

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SBI証券は三井住友カードのクレカ決済で0.5%還元
SBI証券のクレカ積立の説明図
(引用:SBI証券)

 

一方、SBI証券でつみたてNISAを始めるなら、三井住友カードによるクレジットカード決済がおすすめです。カードの種類によってポイント還元率は0.5~最大2.0%になり、年会費無料の三井住友カード(NL)の場合は0.5%還元となります。

 

貯まるポイントは、三井住友グループの「Vポイント」。Visaの加盟店であれば買い物代金の決済に使えますが、「楽天ポイント」よりは知名度や使い勝手にやや劣ります。

 

しかし、2022年5月30日から「Vポイント投資」ができるようになり、使い道が増えて便利になりました。

 

\「Vポイント投資」がスタート/

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3.2.2. 保有残高に応じて付与されるポイントはSBI証券が有利

投資信託の保有残高に応じて付与されるポイントは、SBI証券のほうが多く獲得できて有利です。比較しましょう。

 

楽天証券は付与されるルールが変更になって魅力が低下

 

楽天証券は付与されるルールが変更になって魅力が低下
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

これまで楽天証券では、投信保有残高10万円ごとに楽天ポイントが毎月3~10ポイント付与されましたが、2022年4月より実質ゼロになってしまいました。

 

現在は、毎月末時点の投資信託の残高が初めて一定の金額に到達した場合のみ、所定の楽天ポイントが付与される仕組みになっています。

 

達成残高 付与されるポイント

月末残高が初めて10万円に到達した場合

10ポイント

月末残高が初めて30万円に到達した場合

30ポイント

月末残高が初めて50万円に到達した場合

50ポイント

月末残高が初めて100万円に到達した場合

100ポイント

月末残高が初めて200万円に到達した場合

100ポイント

月末残高が初めて300万円に到達した場合

100ポイント

月末残高が初めて400万円に到達した場合

100ポイント

月末残高が初めて500万円に到達した場合

100ポイント

月末残高が初めて1,000万円に到達した場合

500ポイント

月末残高が初めて1,500万円に到達した場合

500ポイント

月末残高が初めて2,000万円に到達した場合

500ポイント
通算 2,090ポイント

 

ご覧のように、ポイント付与のタイミングは所定の残高に到達した一度だけで、残高が2,000万円になったとしても通算2,090ポイントしかもらえません。そのため、楽天証券では投信保有ポイントは期待しないほうがいいでしょう。

 

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SBI証券は投信保有のポイント付与率が最も高くておすすめ

 

SBI証券は投信保有のポイント付与率が最も高くておすすめ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

一方SBI証券は、月間の平均保有残高に応じて最大0.25%のポイントが貯まる「投信マイレージ」という仕組みがあります。ポイント付与率は銘柄によって異なりますが、同様のサービスを提供しているネット証券のなかでは最も高くておすすめです。

 

個人投資家に人気の5つのファンドのポイント付与率(年率)を比べてみましょう。

 

ファンド名 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 0.042% 0.03% 0.005%
楽天・全米株式インデックスファンド 0.05% 0.03% 0.005%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.034% 0.03% 0.005%
ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.0382% 0.03% 0.005%
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 0.05% 0.03% 0.005%

 

ご覧のように、SBI証券の投信保有のポイント付与率は3社のなかで最も高くなります。

 

また、SBI証券のクレカ積立では「Vポイント」しか選べませんが、投信マイレージならメジャーな「Tポイント」「Pontaポイント」「dポイント」のなかから選ぶことができます。

 

しかも、投信マイレージはつみたてNISAに限らず、通常の総合取引口座での投信保有残高も対象になります。そのため、まとまったお金を投資信託で運用したい場合は、SBI証券ならお得にポイントが貯まっておすすめです。

 

\投信保有残高に応じてポイントが貯まる/

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3.3. 引落しに対応している銀行など

つみたてNISAの積立額は、銀行から引落しすることもできます。ただし、つみたてNISAを取り扱う金融機関によって、対応している銀行が異なります。

 

しかし楽天証券とSBI証券なら、メガバンクやゆうちょ銀行、主要ネット銀行を含む約200の金融機関から引落口座を選ぶことができます。

 

詳しくは、次のリンクよりご確認ください。

 

 

そのなかでも楽天証券とSBI証券の場合は、同じグループ内の銀行口座と連携することで、銀行の口座残高を株式の買付代金に充てられたり、銀行の普通預金金利がアップしたり、様々なメリットを受けることができます。

 

3.3.1. 楽天証券は楽天銀行と「マネーブリッジ」をすると普通預金金利が最大0.1%にアップ

マネーブリッジの説明図
(引用:楽天証券

 

楽天証券と楽天銀行の口座を連携して受けられるサービスのことを「マネーブリッジ」といい、次のようなメリットがあります。

 

■マネーブリッジの主なメリット

  • 「自動入出金(スイープ)」で資金移動が簡単になる
  • 「らくらく入出金」で24時間手動で入出金ができる
  •  メガバンクの約100倍の金利がつく

 

マネーブリッジの設定をすることで、楽天証券と楽天銀行での資金移動が簡単になり、取引がしやすくなります。

 

自動入出金(スイープ)のイメージ図
(引用:楽天証券

 

さらに、マネーブリッジを申し込むと、銀行の普通預金金利が次のようにアップします。

 

  • 普通預金残高が300万円以下の分:年利0.1%(税引前)
  • 普通預金残高が300万円を超えた分:年利0.04%(税引前)

 

300万円以下の分には年利0.1%の金利がつき、メガバンクの100倍の水準。300万円を超えた分にも年利0.4%の金利がつき、こちらはメガバンクの40倍の水準。

 

楽天証券で投資に回していない待機資金は楽天銀行に毎日自動出金されるので、投資をしていなくても預金金利を得ることができます。

 

マネーブリッジで資金移動がスムーズに

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3.3.2. SBI証券は住信SBIネット銀行との「SBIハイブリッド預金」なら金利が0.01%にアップ

SBIハイブリッド預金の仕組み
(引用:住信SBIネット銀行)

 

SBI証券の口座と連携した住信SBIネット銀行の預金口座のことを「SBIハイブリッドい預金」といい、次のようなメリットがあります。

 

■SBIハイブリッド預金の主なメリット

  • 証券口座内に買付余力がなくても株式を購入できる
  • 株式の売却代金をSBIハイブリッド預金に自動振替できる
  • メガバンクの約10倍の金利がつく

 

楽天証券のマネーブリッジとは若干仕組みが異なりますが、SBI証券ではSBIハイブリッド預金を申し込むことで、やはり証券口座と銀行口座の資金移動が楽になって取引しやすくなります。

 

預り金自動スィープサービスの仕組み
(引用:SBI証券)

 

さらにSBIハイブリッド預金を申し込むと、普通預金金利がメガバンクの10倍の0.01%(税引前)にアップします。

 

楽天銀行のマネーブリッジの金利0.1%よりは低いですが、SBI証券で投資に回していない待機資金を有効活用できるので、積極的に利用しましょう。

 

\SBIハイブリッド預金で資金移動がスムーズに/

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4. 楽天証券とSBI証券…おすすめの使い分け方のヒント&筆者の運用プラン

楽天証券とSBI証券…おすすめの使い分け方のヒント&筆者の運用プラン
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここまで、楽天証券とSBI証券のつみたてNISAサービスを主要な項目で比較してきました。本章では、実際に筆者が楽天証券とSBI証券をどのように使い分けて資産運用をしているかを紹介しつつ、おすすめの方法を提案します。

 

4.1. 楽天証券とSBI証券の使い分け方のヒント

楽天証券とSBI証券の使い分け方のヒント
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

繰り返しになりますが、楽天証券で楽天カードを使ってクレカ積立をするとポイントが一律1%還元されるサービスが終了したことにより、つみたてNISAにおいては楽天証券とSBI証券との間で決定的な差がなくなりました。

 

SBI証券では投資信託の保有残高に応じてポイントが付与されますが、楽天証券ではマネーブリッジによって楽天銀行の普通預金金利が300万円以下の部分に限り0.1%(税引前)にアップします。

 

そのため、投信保有残高や普通預金の残高にもよりますが、SBI証券での投信保有ポイントと楽天銀行で得られる金利は同じになるというのが筆者の考えです。

 

では、何が決め手になるかというと、たとえば次のようなことが考えられます。

 

  • 貯まるポイント
  • サイトの使いやすさ
  • 通常の株式取引やiDeCo口座と同じにするかどうか

 

具体的には、楽天市場でよくネットショッピングをして楽天ポイントを貯めているのであれば楽天証券、TポイントやPontaポイント、dポイント、Vポイントを貯めているのであればSBI証券がおすすめです。

 

また、たとえば楽天証券で株式取引をしていてサイトが使い慣れているのであれば、つみたてNISAも楽天証券で始めたほうが残高を一括管理できて便利かもしれません。

 

あるいは、iDeCoをSBI証券で運用している場合は、つみたてNISAもSBI証券で始めて“資産運用の口座”として管理するのもいいかもしれません。

 

最終的には自分好みの使いやすいほうを選べば、愛着も湧いて長く運用を続けることができるはずです。

 

楽天ポイントを貯めるなら

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4.2. 筆者の楽天証券とSBI証券での運用プラン

筆者の楽天証券とSBI証券での運用プラン
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

以上を踏まえて、つみたてNISAとiDeCo(個人型確定拠出年金)を筆者が実際にどこの金融機関で運用しているのかを紹介します。

 

■筆者の運用プラン

  • つみたてNISA…楽天証券(毎月33,333円)/楽天キャッシュ決済
  • iDeCo…SBI証券のセレクトプラン(毎月23,000円)

 

筆者は、楽天市場で日用品をまとめ買いしたり楽天モバイルを使ったりして楽天ポイントを貯めることが好きなので、楽天証券でも楽天カードを使ってつみたてNISAで毎月33,333円を運用していました。

 

還元率が1%から実質0.2%に下がったことは残念ですが、民間企業のサービス内容の変更なので仕方ないと割り切り、2022年8月買付分からは楽天キャッシュ決済に切り替えました。今度も他社に乗り換えるつもりはありません。

 

筆者の楽天証券での「つみたてNISA」設定状況(楽天キャッシュ決済)
■筆者の楽天証券での「つみたてNISA」設定

 

一方、iDeCoはSBI証券で毎月23,000円を拠出しています。

 

筆者のSBI証券での「イデコ」設定状況(セレクトプラン)
■筆者のSBI証券での「iDeCo」設定

 

iDeCoを楽天証券にしていない理由は、SBI証券のiDeCo(セレクトプラン)では、低コストで人気の「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」シリーズをはじめとした魅力的なイデックスファンドを数多く扱っているからです。

 

iDeCoはどこの金融機関でもポイントが貯まらないので、信託報酬(投資信託の運用や管理にかかるコスト)が低い商品を多く取り揃えているかどうかが口座選びの決め手になります。

 

\イデコは低コストの商品が充実/

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・資産運用シミュレーション…「2,000万円」を貯めるには?

ちなみに次のグラフは、金融庁の資産運用シミュレーションツールを使って、毎月56,000円(つみたてNISAで33,000円+イデコで23,000円)を20年間積み立てて利回り5%で運用できたときのパフォーマンスです。

 

「2,000万円」を貯める運用シミュレーション
■運用シミュレーション (金融庁の「資産運用シミュレーション」ツールを利用)

 

ご覧のように、元本1,344万円に対して20年間で積み立てた運用益は957.8万円となり、資産は約2,300万円に増えることになります。

 

必ず同じ結果になるわけではありませんが、毎月5万円くらいを積立投資に回して利回り5%で運用できれば、20年間で老後2,000万円問題で必要とされる金額を貯められることがわかります。

 

ひとつの目安にしてください。

 

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5. つみたてNISA口座を移換(乗り換え)するときの注意点と変更方法

つみたてNISA口座を移管(乗り換え)するときの注意点と変更方法
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

すでにつみたてNISAで資産運用を始めている方のなかには、「楽天証券に乗り換えたい」「SBI証券に乗り換えたい」と思った方もいるかもしれません。

 

ここでは、つみたてNISA口座を他社に移換するときの注意点と変更方法について解説します。

 

5.1. つみたてNISA口座を移換するときに注意点

つみたてNISA口座を他社に乗り換える場合は、次の点に注意しましょう。

 

■つみたてNISA口座を移換するときの注意点
  1. その年の非課税投資枠を少しでも使っている場合は、変更は来年から
  2. 10月1日以降に変更手続きをする場合は、変更は来年から
  3. 変更前の金融機関のつみたてNISAの残高は移換できない

 

ご覧のように、つみたてNISA口座を変更する場合は様々な制約があり、簡単には移換できないことがわかります。そのため、乗り換えは慎重に判断しましょう。

 

5.2. つみたてNISA口座を変更する流れ

つみたてNISA口座を移換する場合の一般的な流れは、以下のとおりです。

 

■つみたてNISA口座を変更する流れ
  1. 現在つみたてNISA口座を開設している金融機関から「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を取り寄せる
  2. 移換先の金融機関から「NISA口座の申込書類」を取り寄せる
  3. 先ほどの1.と2.の書類に「本人確認書類」と「マイナンバーを確認できる個人番号記載書類」を同封して移換先に金融機関に郵送する
  4. 移換先の金融機関と税務署での審査結果を待つ
  5. 約1~2ヵ月で移換完了

 

つみたてNISA口座の変更には税務署が絡んでくるので、移換完了まで1~2ヵ月程度かかります。いつから運用を始めると決めている場合は、余裕を持って手続きをすることをおすすめします。

 

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6. よくある質問

「楽天証券とSBI証券のつみたてNISA」に関するよくある質問
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、楽天証券とSBI証券のつみたてNISAに関するよくある質問に5つ回答します。本文と重複する内容もありますが、改めて確認しておきましょう。

Q1. 楽天証券とSBI証券のつみたてNISAは両方同時に使えますか?

つみたてNISAは1人1口座しか開設できず、両社のつみたてNISA口座を同時に持つことはできません。ただし、通常の総合取引口座であれば、両方持つことも可能です。

 

Q2. 楽天証券とSBI証券のつみたてNISAは、使いやすさはどちらのほうが優れていますか?

両社のつみたてNISAはどちらも優れており、どちらのほうが使いやすいということはありません。

 

Q3. 楽天証券とSBI証券のつみたてNISAの手数料を教えてください。

つみたてNISA制度の買付手数料は無料で、もちろん楽天証券とSBI証券も無料です。そのため、手数料で差がつくのは、選ぶファンドの信託報酬(投資信託の運用や管理にかかる手数料)の違いになります。

 

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Q4. SBI証券で楽天カードを使ってクレジットカード払いはできますか?

SBI証券でクレカ決済ができるのは三井住友カードと東急カード、新生アプラスカード、タカシマヤカードだけで、楽天カードは使えません。

 

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Q5. 楽天証券とSBI証券で「つみたてNISA」と「iDeCo」を使い分けることはできますか?

できます。つみたてNISAとiDeCoは別の制度なので、金融機関を同じにする必要はありません。

 

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7. まとめ

「楽天証券とSBI証券の積立NISA」まとめ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、楽天証券SBI証券のつみたてNISAに焦点を絞り、両社の違いを比較しました。冒頭で紹介した比較表を改めて載せておきますので、復習用にお役立てください。

 

■楽天証券とSBI証券…つみたてNISAの比較表

比較項目 楽天証券 SBI証券
取扱銘柄数 183本 186本
積立頻度 毎日・毎月 毎日・毎週・毎月
最低積立投資額 100円より 100円より

銀行引落以外

の決済方法

・楽天キャッシュ

・楽天カード

三井住友カードほか
ポイント還元率

・0.5%(楽天キャッシュ)

・実質0.2%(楽天カード)

0.5%~2%

(カードの種類による)

投信残高に付与

されるポイント

実質的になし あり
貯まるポイント 楽天ポイント

・Vポイント(クレカ積立時)

・Tポイント、Ponta、dポイント

より選択(投信保有時)

連携できる銀行 楽天銀行 住信SBIネット銀行

連携する銀行での

優遇金利(普通預金)

・残高300万円以下の部分:0.1%

・残高300万円超の部分:0.04%

(どちらも税引前)

年0.01%

(税引前)

口座管理手数料 0円 0円
買付手数料 0円 0円

 

結論を言うと、つみたてNISAを始めるには楽天証券もSBI証券もおすすめで、どちらかで始めておけば口座選びで失敗することはありません。

 

あとはポイント還元などの独自のサービスを比較し、自分に合った口座でつみたてNISAを始めて資産形成の一歩を踏み出しましょう。

 

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