楽天証券で「新NISA」を始める方法や買い方を、口座開設の流れから投資信託の積立設定の手順まで詳しく解説します。さらに、楽天証券で新NISAを始めるメリット・デメリット、知っておくべき設定項目、「つみたて投資枠」でのおすすめ銘柄(投資信託)についても、楽天ユーザーでFP資格を持つ証券会社出身の編集者が初心者にもわかりやすく紹介します。
楽天証券の「新NISA」の始め方と買い方を解説【つみたて投資枠】

『資産形成ゴールドオンライン』は複数の企業と提携して情報を提供しており、当サイトを経由して申込みがあった場合、各企業から報酬が発生することがあります。しかし、提携の有無などが本ページ内のサービスの評価や掲載順位に関して影響を及ぼすことはありません(提携会社一覧)。

楽天証券のNISA口座は業界トップの600万口座(2024年12月末時点)で、初心者から経験者まで多くの個人投資家が利用しています。

 

しかし、(旧制度の)つみたてNISAの新規口座開設者のうち「投資未経験者」が90.4%という日本証券業協会のデータもあるように、設定に苦戦して放置している人も少なくありません。

 

実際、楽天証券のNISA口座の稼働率は76.5%と高水準ですが、100%稼働しているわけではありません(出典:楽天証券株式会社「2024年12月期 決算説明会資料」)。

 

そこで本記事では、2024年からスタートした新NISAを楽天証券で始める方法を、楽天証券ユーザーの筆者が実際の画面を使ってわかりやすく解説します。

 

「2026年から新NISAで資産形成を始めたい」

「楽天証券の新NISAは何がいいの?」

「設定方法がわからない」

 

のような要望や疑問を持っている人は、ぜひ参考にしてください。最後まで読めば、楽天証券で自信を持って新NISAを始められます。

 

\NISA口座の開設数No.1(2025年6月末時点)

楽天証券のNISA口座を開設する

 

楽天証券の新NISAの始め方~買い方

 

1. 楽天証券の「新NISA」の始め方【口座開設の流れ】

楽天証券の「新NISA」の始め方の手順

 

それでは早速、楽天証券で「NISA口座」を開設する流れを紹介します。

 

新NISAを始めるには、株式取引も可能な「証券総合口座」の開設が必要です。NISA口座だけを単独で申し込むことはできません。

 

ただし、総合口座を開設しても、必ず取引を行う必要はないのでご安心ください。口座開設の費用も無料です。

 

事前に準備しておいたほうがいい本人確認書類や詳しい手順などは『楽天証券の始め方…口座開設のやり方を画像で解説【初心者おすすめ】』で紹介しているので、証券口座を初めて開設する人は参考にしてください。

 

 

「1.メールアドレスの登録」から「3. お客様情報の入力」までは5~10分程度なので、落ち着いて入力しましょう。

STEP1:メールアドレスを登録する

楽天証券の口座開設ページから「口座開設はこちらから(無料)」をクリックすると、次の画面のように「楽天会員の方」「楽天会員ではない方」が表示されます。

 

3ステップで口座申込完了

 

楽天市場の会員は、上の「楽天会員の方」を選ぶと、登録済みの住所などを再度入力する手間を省けます。ここでは、楽天会員ではないことを想定し、下の「楽天会員ではない方」をクリックします。

 

すると、メールアドレスを入力する欄が出てくるので、入力して「同意のうえ、送信する」をクリックしましょう。

 

STEP2:本人確認書類を選択して撮影する

スマホで撮影している女性

 

「【楽天証券】メール登録完了と申込手続きのお願い」という件名のメールが届いたら、記載されているURLをクリックして7日以内に手続きをしてください。7日を経過するとURLが無効になりますが、その場合は改めてメールアドレスを送信すれば問題ありません。

 

URLをクリックすると、次のような「国籍の選択」と「本人確認書類の選択」の画面が出てきます。

 

国籍の選択

 

本人確認書類は、最短で翌営業日に口座開設が完了する運転免許証」か「個人番号カード(マイナンバーカード)」のどちらかをスマホでアップロードする方法がおすすめです。

 

なお、健康保険証の新規発行はすでに停止され、「マイナ保険証」に一本化されているため、2025年12月2日以降は健康保険証を本人確認書類として利用できなくなりました。

 

「運転免許証」と「個人番号カード(マイナンバーカード)」以外の本人確認書類で提出する方や、スマホではなくパソコンからアップロードしたい方は、下のほうに小さく青文字で書かれている「こちら」をクリックして手続きをします。

「運転免許証」「個人番号カード」以外や、PCからアップロードする画面

 

「運転免許証」「個人番号カード」以外や、PCからアップロードする画面
 
 

ここでは、運転免許証を選びます。選択するとQRコードが表示されるので、スマホで読み取ってください。

 

そして、指示に従って「本人確認書類と顔写真」の撮影に進んでください。

 

※ここからスマホでの入力に切り替わります

 

スマホを持っている女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「本人確認」の画面が表示されたら、「本人確認書類の撮影手順へ」に進み、次の3パターンをスマホで撮影します。

 

  1. 本人確認書類の表面
  2. 本人確認書類の厚み
  3. 本人確認書類の裏面

 

撮影が完了したら、次は自分の顔を2パターン自撮り(セルフィー撮影)します。

 

  1. 自分の顔(正面)
  2. 自分の顔(カメラを近づけながら)

 

この方法は「eKYC(電子本人確認)」という技術を使っており、最近の金融機関の口座開設では主流になっています。最初は焦るかもしれませんが、撮り直しも可能なので、安心して撮影しましょう。

 

STEP3:お客様情報を入力する(「NISA口座を開設する」を選択)

無事に撮影ができたら、名前、性別など次の12項目の基本情報を入力していきます。

入力する基本情報(12項目)

1. 名前
2. 性別
3. 生年月日
4. 住所
5. 電話番号
6. 案内メール受信の可否
7. 納税方法の選択
8. NISA口座の選択
9. 楽天銀行口座の申込の有無
10. iDeCo(イデコ)の申込の有無
11. 楽天FX口座の申込の有無
12. 信用取引口座の申込の有無

8番目の「NISA口座の選択」で「開設する」を選んでください。

 

NISA口座を開設しますか?

 

そして、楽天証券で新規でNISA口座を開設する場合はその下の「初めて開設する」、他社から乗り換えて始める場合は「他社から乗り換える」を選択します。

 

最初に証券総合口座を申し込み、あとからNISA口座を開設することもできますが、楽天証券で新NISAを始めると決めている場合は、同時に申し込んでおくと手間が省けておすすめです。

 

12項目を入力して「ログインパスワード」を設定したら、「次へ(内容確認へ)」をタップしてください。

 

そして、重要書類に目を通し、「上記の規定等に同意のうえ、口座開設を申し込みます」にチェックを入れて、「同意して申込みを完了する」をタップしましょう。

 

これで口座開設申し込みは完了で、入力した情報が楽天証券に送られて、口座開設の可否の審査が始まります。

 

STEP4:審査通過後、口座開設通知を受け取る

インターホンに出る女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

無事に審査に通過すると、口座開設は完了です。

 

「スマホで本人確認」を選んだ場合は、申込時間帯にもよりますが、最短で翌営業日に口座開設通知とログインID(初期パスワード)がメールで届きます。

 

一方、「書類アップロードで本人確認」の場合は、約5営業日でログインID(初期パスワード)が郵送で届きます。

 

STEP5:初期設定をする

パソコンを操作している女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

口座開設が完了したらログインして、次の5項目を初期設定します。

 

  1. ログインパスワードの変更
  2. 取引暗証番号の登録
  3. アンケートの回答
  4. 勤務先登録(インサイダー登録)
  5. 国籍登録

 

初期設定を完了しないと、ログインはできても取引を始められません。5分程度で完了するので、早めに手続きをしておきましょう。

 

なお、初期設定はスマホアプリ「iSPEED」からはできず、PCサイトやスマホWEBサイトから行う必要があります。

 

■補足

口座開設の申込時に個人番号カード(マイナンバーカード)をスマホで提出しなかった場合は、初期設定が完了すると「マイナンバー登録画面」に遷移するので、このタイミングで必ず申請してください。

また、必要に応じて入金手続きや株式取引手数料コースの設定をしておくとよいでしょう。

 

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楽天証券のNISA口座を開設する

 

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2. 楽天証券での「新NISA(つみたて投資枠)」の買い方【投資信託の積立設定手順】

楽天証券での「新NISA(つみたて投資枠)」の買い方の手順

 

楽天証券のNISA口座を開設できたら、積立設定をしていきましょう。

 

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、つみたて投資枠では投資信託やETF(上場投資信託)の積立買付、成長投資枠では株式や投資信託の買付ができます。

 

つみたて投資枠の上限は月10万円、年間120万円まで投資できますが、あとから増額もできるため、無理のない金額から始めましょう。

 

ここでは、スマホから月10万円を楽天カードで積立設定する方法を、実際の画面を使って紹介します。

 

設定する銘柄は、月間の平均保有残高に応じてポイントが付与される「投信残高ポイントプログラム」の対象にもなっている「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・プラス・オルカン)」です。

 

大まかな流れは次の7ステップ。PCでも流れはほとんど同じなので、参考にしてください。

 

■補足(現金決済の場合)

NISAの積立額をクレジットカードではなく、証券口座から引き落とし(現金決済)で行う場合は、事前に楽天証券の口座に入金しておく必要があります。入金方法は『楽天証券の入金方法4つを比較…手数料無料で最もおすすめの手段は?』で解説しています。

なお、楽天銀行との口座と連携する「マネーブリッジ」を利用する場合は、買付代金が銀行口座から自動的に振替されるため、楽天銀行に入金しておきましょう。

 

 

順番に解説します。なお、注文画面に進む方法は他にもあるので、色々とお試しください。楽天証券の取引画面は、直感的に操作できると評判で、初めての方でも使いやすい仕様になっています。

STEP1:「銘柄・ファンドを探す」から「投資信託を探す」をタップ

楽天証券のスマホサイトにログインしたら、少し下にスクロールします。そして、「銘柄・ファンド」メニューの「投資信託を探す」をタップします。

 

投資信託を探す

 

■ワンポイントアドバイス

左下の「NISAで探す」を選ぶとNISAで購入できる銘柄だけが表示され、このあとの画面で口座区分を「NISA」にする必要がなくなります。

しかし、ここではNISA以外の口座(特定口座もしくは一般口座)で購入するときでもわかるように、あえて「投資信託を探す」を選びます。

 

STEP2:積立設定する銘柄を探す

つみたて投資枠で積立する銘柄を探す方法はいくつかありますが、ここではファンド名の一部を入力する「投信スーパーサーチ」という方法を紹介します。

 

設定する銘柄は「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」なので、検索窓に「楽天」と入力します。

 

ファンドを探す

 

しばらくすると、ファンド名に「楽天」が入っているファンド一覧が表示されるので、「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」を探してタップしてください。

 

楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド

 

なお、楽天証券の新NISA(つみたて投資枠)の対象銘柄を一覧で確認するには、「投信スーパーサーチ」の「取引種別」メニューにある「NISAつみたて投資枠」にチェックを入れます(ログインしなくても利用可能)。

 

STEP3:「積立設定」から設定内容を入力する

ファンドの詳細が表示されたら、右下の「積立設定」をタップしてください。

 

積立設定

 

ここから、積立設定の内容を入力していきます。

 

① 口座区分は「つみたて投資枠」

「どの口座区分で積立設定しますか?」と表示されたら、「NISAつみたて投資枠」をタップしてください。

 

NISAつみたて投資枠

 

なお、課税口座(特定口座もしくは一般口座)は、NISA枠を使い切ってから利用することをおすすめします。

 

②「毎月の積立金額」を入力

積立金額は、楽天カード決済の場合は100円~100,000円(ここでは100,000円)、楽天キャッシュ決済の場合は100円~50,000円の範囲内で入力します。

 

毎月の積立金額

 

この画面で積立頻度も設定できますが、引落方法が「楽天カード決済」「楽天キャッシュ」「スマート買付(みずほ銀行との口座連携サービス)」「その他金融機関」の場合は「毎月」しか選べないので、ここではスルーします。

 

積立頻度や買付日の違いによる運用成績には大差がないとされているので、あまり気にしなくて大丈夫です。

 

入力したら、「次へ」をタップします。なお、積立頻度の下にある「ボーナス設定」については、「メリット⑥: ボーナス設定」で解説します。

 

③「分配金コース」の設定

分配金コースは「再投資型」と「受取型」のいずれかを選べます。「分配金」とは、投資信託の運用で得た収益を投資家に分配するお金のことで、株式でいう「配当金」にあたるものです。

 

分配金コースは、自動で再投資してくれる「再投資型」を基本的には選びましょう。複利効果により、効率よく資産を増やすことができます。

 

「再投資型」になっていることを確認したら、「次へ」をタップします。

 

分配金コースは再投資型

 

ただし、「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」は、もともと分配金を自動的に再投資する仕組みの投資信託のため、「受取型」を選んでも問題ありません。

 

基本的には「再投資型」を選ぶ、と覚えておけば安心です。

 

STEP4:目論見書を確認する

目論見書(投資信託の説明書のようなもの)と補完書面が表示されるので、タップして目を通してください。

 

目論見書

 

確認したら「同意して次へ」をタップします。

 

STEP5:引落方法を選択する

楽天証券の引落方法(決済方法)には、次の5種類があります。

 

  1. 証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)
  2. スマート買付 ※ 2025年3月23日スタート
  3. 楽天キャッシュ(電子マネー)
  4. 楽天カードクレジット決済
  5. その他金融機関

 

ここでは、「楽天カードクレジット決済」を選びます。

 

引落方法

 

すると、黒い帯に「引落方法の設定が完了しました」と表示されます。ただし、まだ確定されたわけではないので、ご安心ください。

 

引落方法の設定完了

 

「次へ」をタップします。

 

STEP6:ポイント利用の設定をする(楽天ポイントコース)

設定内容の確認画面が表示されますが、少し下にスクロールして、ここでポイント利用の設定をしておきましょう。

 

ポイント利用

 

ポイント利用コースには、「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」があり、2020年5月17日以降に口座開設時の選択画面で「楽天会員の方」を選んだ場合は、最初から「楽天証券ポイントコース」になっています。

 

もし「楽天証券ポイントコース」になっている場合は、通常の楽天ポイントが貯まって使える「楽天ポイントコース」へ変更しておきましょう。

 

また、楽天ポイントを使って投資する場合は、「利用設定」の「変更」から利用ポイント数の上限を設定できます(その時点で貯まっているポイントを全部利用することも可能)。

 

なお、楽天市場には楽天グループのサービスの利用状況に応じて買い物の還元率がアップする「SPU(スーパーポイントアップ)」という仕組みがあります。

 

楽天証券で1ポイント以上を使って当月合計30,000円以上をポイント投資すると、その月の楽天市場での買い物が+1倍(%)になるので、筆者は毎月1ポイントを使うようにしています。

 

ポイント利用設定

 

STEP7:積立設定内容を確認後、取引暗証番号を入力して「設定する」をタップ

ポイント利用の設定が済んだら、最後に必ず入力した積立設定の内容を上から下まで確認しましょう。初回購入日も表示されます。

 

積立設定を確認

 

間違いがなければ取引暗証番号を入力し、「設定する」をタップします。

 

取引暗証番号

 

次のように「積立設定が完了しました」と表示されたら終了です。

 

積立設定が完了しました

 

その下の「積立設定一覧」をタップすると、設定状況を見ることができます。修正する場合もここから行います。

 

なお、楽天カードクレジット決済の場合は、毎月12日までに設定すると翌月から積立買付を開始できます。

 

ただし、クレカ積立は買付日の指定ができず、次のように「毎月1日」か「毎月8日」か「毎月12日」と決められています。

 

  • 毎月1日(2021年6月19日以前に楽天クレカ決済を利用したことがある人)
  • 毎月8日(2021年6月20日以後に楽天クレカ決済を利用したことがある人)
  • 毎月12日(2024年8月25日以降に楽天クレカ決済を初めて利用する人)

 

これからクレカ積立を始める人は「毎月12日」が買付日になりますが、最終的な利益は売却タイミングによって異なり、買付日によって有利・不利になることはないとされています。そのため、買付日の指定ができなくてもあまり気にする必要はありません。

 

\NISAの銘柄数はトップクラス/

楽天証券のNISA口座を開設する

 

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3. 楽天証券で「新NISA」を始める際のおすすめ設定・サービス3選

ポイント
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここでは、楽天証券で新NISAを始めるときに最初に設定・確認しておくべき設定・サービスを3つ紹介します。

 

 

それぞれ解説します。

3.1.「マネーブリッジ」と「ハッピープログラム」

(楽天証券公式YouTubeチャンネル『入出金手続きなし!すぐに株や投信を注文できる「自動入出金」とは?:楽天銀行×楽天証券の「マネーブリッジ」』)

 

楽天証券の口座と楽天銀行の口座を連携する「マネーブリッジ」を設定し、「自動入出金(スイープ)」を利用すると、楽天証券で株式等を発注する際、証券口座に残高(預り金)がなくても、楽天銀行の残高から自動で不足分を補って入金してくれるなどのメリットがあります。

 

また、新NISAで証券口座の預り金からの引き落とし(現金決済)で投資信託を積立設定する際にも役立つため、あらかじめ設定しておくと便利です。

 

マネーブリッジの仕組み
(出典:楽天証券)

 

さらに、普通預金のうち残高300万円以下の分には年0.28%(税引前)、300万円を超える分には年0.22%(税引前)の優遇金利が適用されるため、楽天銀行はメインバンクとしてもおすすめです。

 

そして、楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジで連携したら、楽天銀行のサイトから「ハッピープログラム」にもエントリーしておきましょう。

 

ハッピープログラム
(出典:楽天証券)

 

ハッピープログラムでは、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントが付与されるほか、会員ステージに応じて提携企業(セブン銀行やイオン銀行など)のATMの手数料が最大月7回無料になるなど、様々な優遇を受けられます。

「ハッピープログラム」の対象取引

 

楽天証券のハッピーポイントプログラムの詳細
(出典:楽天証券)

 

ハッピープログラムを利用するには、マネーブリッジの申し込み後、初回のみ楽天銀行からエントリーする必要があります。手数料はかからないため、積極的に利用しましょう。

 

なお、筆者も普段から楽天銀行のキャッシュカードを使い、セブン-イレブンに設置してある「セブン銀行のATM」で入出金しています。ハッピープログラムを活用すれば、所定の回数までは手数料が無料になるため、重宝しています。

 

3.2. 手数料コースが「ゼロコース」に設定されていることを確認

国内株式取引をするなら楽天証券
(出典:楽天証券)

 

楽天証券で手数料コースを「ゼロコース」にすると、国内株式手数料を無料にすることができます。

 

楽天証券のNISA口座(成長投資枠・つみたて投資枠)では、投資信託、国内株式、外国株式(米国株・中国株)を特別な設定なしで手数料無料で取引できますが、課税口座(特定口座もしくは一般口座)で日本株を取引するときに備えて、「ゼロコース」が選択されているか確認しておくと安心です。

 

これから楽天証券の口座を開設する方は、最初から「ゼロコース」が設定されているはずです。しかし、すでに口座を開設していて、まだ変更をしていない場合は、手数料コースを変更しておきましょう。

 

変更方法は簡単で、楽天証券のWEBサイトにログイン後、右上の「マイメニュー」を開き、「お客様情報一覧」にある「国内株式」をクリックします。

 

すると、「手数料コース」の項目があるので、右側の「確認・変更」をクリックしてください。現在の手数料コースが表示されたら、右側の「変更」から手数料コースを「ゼロコース」にします。

 

手数料コースの変更

 

3.3.「配当金の受領方法」の変更

株式数比例配分方式
(出典:楽天証券)

 

株式の配当金の受領方法には、次の3種類があります。

 

  1. 配当金受領証方式
  2. 株式数比例配分方式
  3. 登録配当金受領口座方式

 

しかし、NISA口座で国内上場株式等の配当金を非課税にするには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」にする必要があります。

 

口座開設後は「株式数比例配分方式」が設定されていますが、念のため、WEBサイトにログインし、右上の「マイメニュー」から「国内株式」を選択して、配当金受取方法が「証券口座でのお受取り(株式数比例配分方式)」になっていることを確認しましょう。

 

配当金受取方法

 

「株式数比例配分方式」以外だった場合は、「変更」から手続きをしてください。

 

\取引画面が見やすいと初心者にも評判/

楽天証券のNISA口座を開設する

 

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4. 楽天証券で「新NISA」を始めるメリット7選

メリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券の口座を開設し、新NISA(つみたて投資枠)の積立設定をする方法を紹介しましたが、

 

「実はSBI証券と迷っている」

「もっといい証券会社があるのではないか」

「楽天グループの経営状況が心配」

 

と思っている人もいるはずです。そこで本章では、楽天証券で新NISAを始めるメリットを厳選して7個紹介します。

 

 

それぞれ解説します。

メリット①:投資信託の銘柄数が業界最多水準

ファンド
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

新NISA(つみたて投資枠)で積立設定できる銘柄は、金融庁が定めた一定の条件を満たす345本の投資信託とETFに限られます(具体的な銘柄は金融庁のサイトを参照)。

 

楽天証券では、このうちの約80%にあたる279本の銘柄をカバーしており、SBI証券の281本に次ぐ2番目の多さとなっています(2025年12月1日時点)。

 

そのため、楽天証券なら商品選びの自由度が高く、自分に合った銘柄を見つけられます。

 

なお、楽天証券の新NISA(つみたて投資枠)の対象銘柄は、ログインしなくても利用できる「投信スーパーサーチ」から「取引種別」のメニュー内の「NISAつみたて投資枠」にチェックを入れると確認できます。

 

メリット②:楽天ポイントがお得に貯まる

ポイント積み上げのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券には、新NISAに限らず、投資信託の積立額をクレジットカードで決済する「クレカ積立」や、投資信託の保有時など、さまざまな場面で楽天ポイントが貯まる仕組みがあります。

 

貯まった楽天ポイントは、楽天市場でのネットショッピングをはじめ、街中のコンビニやドラッグストア、飲食店などで1ポイント=1円分として利用でき、使い勝手は抜群です(楽天ポイントを利用できる場所は公式サイト「楽天ポイントが使えるお店」から探せます)。

 

メリット③:「楽天カード」と「楽天キャッシュ」の併用で月15万円までの積立額がポイント還元の対象

楽天カードクレジット決済
(出典:楽天証券)

 

楽天証券には、投資信託の積立額を楽天カードで決済すると、カードの種類に応じて0.5~最大2%の楽天ポイントが還元される「楽天カードクレジット決済」があります。

 

さらに、楽天証券には「楽天キャッシュ」という電子マネーによる独自の決済手段があり、楽天キャッシュで投資信託を積立買付する際にも0.5%(200円につき1ポイント)の楽天ポイントが還元されます。

 

楽天キャッシュ決済の仕組み

 

そして、楽天証券で「楽天カード」と「楽天キャッシュ」の2つの決済手段を併用すると、月15万円までの積立額を全額ポイント付与の対象にしながらキャッシュレスで投信積立ができます。

 

内訳を整理すると、次のようになります。

 

  • 楽天カードクレジット決済:月10万円
  • 楽天キャッシュ決済:月5万円

 

そのため、月10万円以上の投信積立を検討している方にとっては、楽天証券の新NISAを利用することで、獲得できるポイントを最大化できます。

 

月15万円を積立設定する場合は、つみたて投資枠の上限は月10万円なので、残りの5万円はNISA成長投資枠を利用して、非課税投資枠を最大限活用しましょう。

 

筆者も、楽天証券のNISA口座でつみたて投資枠で月10万円、成長投資枠で月5万円を積立設定しています。

筆者の新NISAの積立設定状況
 
筆者の新NISAの積立設定状況

なお、他社でもクレカ積立は月10万円まで設定できますが、「楽天キャッシュ」のような電子マネーでの決済に対応しているのは、楽天証券だけです。
 

メリット④:楽天ポイントで投資できる(クレカ積立時も利用可能)

(楽天証券公式YouTubeチャンネル『動画でわかる!ポイント投資(投資信託)ってなに?』)

 

楽天証券や日常生活で楽天カードを使って貯めた楽天ポイントは、投資信託や株式の購入費用の一部もしくは全額に充てる「ポイント投資」に利用できます。

 

ポイント投資に対応している証券会社は他にもありますが、現金決済時のみ利用できるケースがほとんどです。

 

一方、楽天証券であれば、たとえば月10万円の投資信託の積立設定で「クレカ決済99,900円+楽天ポイント100円分」といった形で、クレカ積立とポイントを併用することが可能です。

 

メリット⑤:取引画面が使いやすい

スマホとPCを操作している女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券の取引画面やアプリは、直感的に操作できるように設計されており、初心者でも使いやすいと評判です。

 

実際、2025年1月6日に発表された「ネット証券会社 オリコン顧客満足度ランキング」では、ユーザビリティに関わる「取引のしやすさ」「分析ツール」「資産管理」の部門でトップの評価を獲得しています。

 

メリット⑥:「ボーナス設定」の活用で年初一括投資もできる

ボーナス設定
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「ボーナス設定」は、あらかじめ決めた月の積立額を増額できるサービスです。

 

たとえば、1月に証券口座引落で積立額を月100円(1年間で1,200円)、ボーナス設定を1,198,800円に設定すると、NISAつみたて投資枠の年間上限120万円を年初に一括で使い切ることも可能です。

 

ボーナス設定を追加する

 

ただし、ボーナス設定では「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ」を引落方法に選ぶことはできず、積立時に楽天ポイントを獲得することはできないため、注意しましょう。

 

■お知らせ

楽天証券では、既存の積立設定に上乗せして積立金額を増額できる新機能「NISAつみたて投資枠使い切り設定」の設定受付を2025年11月23日より開始しました。

対象はNISAつみたて投資枠で設定が完了している積立設定で、2025年は12月18日(木)に買付が実行されます(参照:公式サイト『NISAつみたて投資枠使い切り設定』)。

今年のつみたて投資枠を120万円ピッタリ使い切りたい方は、12月17日(水)までに設定を完了させましょう。

 

メリット⑦:100円の少額から始められる

100円から投資可能
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

新NISAに対応している金融機関のなかには、最低積立額が1,000円や5,000円に設定されているところもありますが、楽天証券の新NISAなら、最低100円から投資信託の積立を始められます。

 

積立額は途中で増額もできるため、「投資は怖い」「自分のお金が減るとストレスを感じる」という方は、まずは100円の少額から始めて、徐々に慣れていくことをおすすめします。

 

\NISA口座の開設数No.1(2025年6月末時点)

楽天証券で無料口座開設

 

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5. 楽天証券の「新NISA(つみたて投資枠)」のおすすめ銘柄10選

投資信託の販売用資料
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券で新NISAを始める方法がわかっても、どの銘柄を選んだらいいかわからない人は多いはずです。

 

そこで本章では、楽天証券が取り扱うNISAつみたて投資枠の対象銘柄から、おすすめのファンドを10本紹介します。

 

その前に、長期資産形成に適した銘柄選びのポイントを確認しておきましょう。

 

■「新NISA(つみたて投資枠)」の銘柄選びのポイント

 

  1.  信託報酬が低いインデックスファンド
  2. 「全世界株式」か「先進国株式」か「米国株式」
  3.  純資産が100億円以上
銘柄選びのポイント解説

 

新NISA(つみたて投資枠)やiDeCoのように数十年にわたって毎月コツコツ積立買付する方法の場合は、コストを最小にして、長期でみると右肩上がりになる確率が高い商品に投資することが重要です。

そして、信託報酬(投資信託の運用や管理にかかる手数料)が低い「インデックスファンド」を選ぶことが鉄則。

ただし、インデックスファンドなら何でもOKということではありません。世界経済は今後も成長し続けるという予想のもと、「全世界株式」や「先進国株式」、そして「全世界株式」や「先進国株式」の構成銘柄の約60~70%を占める「米国株式」を選ぶことがセオリーとされています。

 

それに加えて、投資家から資金が集まらず運用が途中でストップしないように、投資信託の人気のバロメーターともいえる純資産(株式でいう時価総額)が100億円以上のファンドを選んでおけば、銘柄選びで大きな失敗をするリスクは少なくなります。

 

上記3つのポイントを満たした、楽天証券の新NISA(つみたて投資枠)でおすすめの銘柄が、これから紹介する10本です(10番目の「バランス型」は、1本で株式や債券などの複数の資産に投資してリスクを軽減した商品)。

 

資産形成について勉強中の方は、このなかから1本を選んで、月1,000円といった少額でもいいので始めることをおすすめします。1本の投資信託で何百や何千という企業に分散投資されているので、無理して複数のファンドを購入してポートフォリオ(資産配分)を組む必要はないと筆者は考えます。

 

なお、投資信託の純資産やトータルリターンの数字は、ウェルスアドバイザー社の2025年12月1日時点のものです。

 

①「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」

ファンド名 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
基準価額 32,673円
純資産額

8兆5,685.31億円

信託報酬(税込) 0.05775%
トータルリターン +21.35%(1年)、+23.1%(3年)、+23.66%(5年)    
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
愛称は『オルカン』。日本を含む47ヵ国の先進国と新興国の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位が日本、3位がイギリス。
2024年9月に中国株を60銘柄除外(追加2)&インド株を7銘柄追加(除外1)し、構成銘柄の入れ替えを実施。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024」のインデックス部門では、第1位を獲得。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

②「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
基準価額 16,844円
純資産額 5,722.53億円
信託報酬(税込) 0.0561%
トータルリターン +21.21%(1年)     
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色

2023年10月27日より運用が開始された全世界株式ファンド。愛称は『楽天・プラス・オールカントリー』。
『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』と同じ「MSCI」をベンチマークにしているので、
同ファンドとほぼ同じ値動きをする。購入できるのは楽天証券のみ。

楽天証券の「投信残高ポイントプログラム」の対象で、ポイント還元率は年率0.017%。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024」のインデックス部門では、第5位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

③「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」

ファンド名 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)
基準価額 33,068円
純資産額 9,169.69億円
信託報酬(税込) 0.05775%
トータルリターン +21.07%(1年)、+23.1%(3年)、+23.96%(5年)   
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色 業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』から日本を除く先進国と新興国の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位がイギリス、3位がカナダ。
すでに日本の個別株式を保有しており、日本株の資産構成比を高めたくない人におすすめ。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024」のインデックス部門では、第6位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

④「ニッセイ外国株式インデックスファンド」

ファンド名 ニッセイ外国株式インデックスファンド
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
基準価額 52,286円
純資産額 9,672.83億円
信託報酬(税込) 0.09889%
トータルリターン +20.08%(1年)、+23.1%(3年)、+25.14%(5年)、+14.91%(10年)
運用会社 ニッセイアセットマネジメント
ファンドの特色 2013年12月10日に設定され、同タイプのファンドとしては長い運用実績をもつ。
日本を除く世界の主要先進国の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位がイギリス、3位がカナダ。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024のインデックス部門では、第3位にランクイン。

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⑤「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」

ファンド名 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
基準価額

39,593円

純資産額

1兆1,267.09億円

信託報酬(税込) 0.09889%
トータルリターン +20.12%(1年)、+23.11%(3年)、+25.19%(5年)
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色 業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
日本を除く世界の主要先進国(22ヵ国・地域)の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位がイギリス、3位がカナダ。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024」では、インデックス部門で第4位にランクイン。

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⑥「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」

ファンド名 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
基準価額 39,003円
純資産額 9兆5,420.53億円
信託報酬(税込)

0.0814%

トータルリターン +18.94%(1年)、+23.51%(3年)、+26.4%(5年)    
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
S&P500インデックスマザーファンドへの投資を通じて、米国企業500社に投資する。
投資先の割合は、1位がアップル、2位がエヌビディア、3位がマイクロソフト。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024では、インデックス部門で第2位にランクイン。

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⑦「楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
基準価額 17,357円
純資産額

8,011.71億円

信託報酬(税込) 0.077%
トータルリターン +18.9%(1年)
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色

2023年10月27日より運用が開始された米国株式ファンド。愛称は『楽天・プラス・S&P500』。
『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』と同じ「S&P500指数」をベンチマークにしているので、
同ファンドとほぼ同じ値動きをする。購入できるのは楽天証券のみ。
楽天証券の「投信残高ポイントプログラム」の対象で、ポイント還元率は年率0.028%。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024」のインデックス部門では、第12位にランクイン。

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⑧「楽天・全米株式インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・全米株式インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
基準価額 39,324円
純資産額 2兆2,347.42億円
信託報酬(税込) 0.162%
トータルリターン +18.15%(1年)、+22.54%(3年)、+25.21%(5年)
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色 世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を通じて、
米国株式市場で投資可能な約4,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資できる。愛称は「楽天・VTI」。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024では、インデックス部門で第10位にランクイン。
お笑い芸人の厚切りジェイソン氏が、著書で同ファンドを紹介したことでも話題に。

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⑨「iFreeNEXT FANG+インデックス」

ファンド名 iFreeNEXT FANG+インデックス
資産クラス 米国株式
連動する指数 NYSE FANG+
基準価額

87,626円

純資産額 9,996.67億円
信託報酬(税込) 0.7755%
トータルリターン +40.01%(1年)、+56.95%(3年)、+33.96%(5年)
運用会社 大和アセットマネジメント
ファンドの特色

フェイスブック(Facebook、現在はメタ)、アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)、ネットフリックス(Netflix)、
グーグル(Google、社名はアルファベット)の頭文字をつないだ株価指数「NYSE FANG+」に連動するように設計された投資信託。
次世代テクノロジーをベースに、グローバルな現代社会において人々の生活に大きな影響力を持つ企業に投資する。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024」では、インデックス部門で第11位にランクイン。

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⑩「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」

ファンド名 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
資産クラス バランス型
連動する指数 バランス型なのでなし(合成指数)
基準価額 19,606円
純資産額

4,327.99億円

信託報酬(税込) 0.143%
トータルリターン +13.91%(1年)、+12.53%(3年)、+12.43%(5年)
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。8つの資産
「国内株式」「先進国株式」「新興国株式」「国内債券」「先進国債券」「新興国債券」「国内REIT」「先進国REIT」
に12.5%ずつ均等に投資(ロシアは除外)するのが特徴で、ミドルリスク・ミドルリターンの運用成績を目指す。
個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024」では、アクティブ部門で第11位にランクイン。

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6. 楽天証券で「新NISA」を始めるデメリット3つ

デメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここまで、楽天証券で新NISAを始める方法やメリットを中心に解説してきました。本章では、楽天証券で新NISAを始める際のデメリット(注意点)を3つ紹介します。

 

 

それぞれ解説します。

デメリット①:投信残高ポイントの対象銘柄が少ない

投信残高ポイントプログラム
(出典:楽天証券)

 

他社と比較したときの楽天証券の新NISAのデメリットは、「投信保有ポイント」の対象銘柄が少ない点です。

 

投信保有ポイントとは、NISA口座を含む投資信託の月間の平均保有残高に対して付与されるポイントのことです。

 

SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)では、基本的に取り扱っているほぼすべての投資信託が対象です。

 

一方、楽天証券の場合、投信保有ポイントの対象は「楽天・プラスシリーズ」の6銘柄だけとなっています。

 

ただし、楽天・プラスシリーズは信託報酬が低く設定されているため、ポイント還元分を考慮した「実質コスト」は、同じ指数に連動する他社ファンドと比べて安くなっています。

 

■「投信残高ポイントプログラム」の対象銘柄

対象ファンド 信託報酬率
(税込・年率)
ポイント還元率
(年率)
実質コスト 純資産

楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
(愛称:楽天・プラス・オールカントリー)

0.0561% 0.017% 0.0391% 5,722.53億円

楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
(愛称:楽天・プラス・S&P500)

0.077% 0.028% 0.049% 8,011.71億円

楽天・プラス・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド
(愛称:楽天・プラス・先進国(除く日本))

0.088% 0.033% 0.055% 163.67億円

楽天・プラス・日経225インデックスファンド
(愛称:楽天・プラス・日経225)

0.132% 0.053% 0.079% 427.98億円

楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド
(愛称:楽天・プラス・NASDAQ-100)

0.198% 0.05% 0.148% 1,506.42億円

楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド
(愛称:楽天・プラス・SOX)

0.176% 0.05% 0.126% 208.25億円

※純資産は、2025年12月1日時点のデータ

 

なお、楽天証券には「投信残高ポイントプログラム」とは別に、毎月末時点の投資信託の残高が初めて一定の金額に到達した場合のみ所定の楽天ポイントが付与される「資産形成ポイント(ハッピープログラム)」もあります。

既存の「資産形成ポイント(ハッピープログラム)」
 
基準残高に応じた進呈ポイント
(出典:楽天証券)

しかし、この既存のプログラムでは、保有残高が2,000万円に達しても累計で獲得できるポイント数は2,090ポイントにとどまります。また、「投信残高ポイントプログラム」との併用もできません。

 

そのため、全世界株式や米国株式のインデックスファンドで運用を検討している方は、「投信残高ポイントプログラム」の対象である「楽天・プラス・オルカン」または「楽天・プラス・S&P500」を積立設定したほうが、投信保有ポイントの分だけお得に運用ができます。

 

デメリット②:クレカ積立のポイント還元率は一番高いわけではない

クレジットカード
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「クレカ積立」のサービスを提供しているネット証券は、楽天証券以外にもSBI証券松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)などがあります。

 

そして、一般カードのポイント還元率を比較すると、「楽天証券×楽天カード」の組み合わせのポイント還元率は決して高いわけではありません。

 

積立額が月5万円以下の場合、マネックス証券×dカード(もしくはマネックスカード)のクレカ積立のポイント還元率は1.1%となっており、楽天証券のポイント還元率0.5%を上回ります(月5~7万円以下は0.6%の還元率、月7~10万円以下は0.2%の還元率)。

 

ただし、ポイント還元率は今後変更されることもあるので、現在のポイント還元率の水準だけでクレカ積立を始める証券会社を決めるのは賢明ではありません。

 

普段から貯めているポイントが貯まったり、取引画面が使いやすかったり、総合的に判断するようにしましょう。

 

デメリット③:NISAつみたて投資枠でETFが買えない

PCの前で落ち込んでいる女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

NISAつみたて投資枠の対象となっているETFは9銘柄ありますが(2025年12月1日時点)、楽天証券のNISAつみたて投資枠でETFを購入することはできません。

「NISAつみたて投資枠」の対象ETF一覧

・上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
・上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本
・上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)
・上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)
・iFreeETF JPX 日経400
・iFreeETF TOPIX(年1回決算型)
・iFreeETF 日経225(年1回決算型)
・iシェアーズ・コア MSCI 先進国(除く米国)
・iシェアーズ・コア S&P 500 ETF

NISAつみたて投資枠でETFも購入できるのは、大和証券など一部の証券会社に限られます。

 

ただし、対象ETFと同じ運用方針の商品は投資信託でも用意されているため、大きなデメリットにはなりません。

 

そのほかのデメリットに、「『iSPEED』アプリから投資信託の積立設定ができない」という点を挙げる声もあります。

しかし、2024年12月にリリースされた『iGrow』アプリからは設定できるようになったので、このデメリットは解消されています。

吹き出し
筆者のコメント

 

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7. クレカ積立に利用できる3種類の「楽天カード」を比較…最もお得なのは?

一般カードとゴールドカード

 

メリット③でお伝えしたとおり、楽天証券で投資信託の積立額を楽天カードで決済すると、カードのランクによって0.5~最大2%の楽天ポイントが還元されます。

 

そこで迷うのが、「どの楽天カードを使うべきか」という点です。ポイントはあくまでも“おまけ”ですが、同じ金額を投資に回すなら、できるだけ多くのポイントを獲得したいと思うはずです。

 

結論からいうと、月7.4万円以上を積立設定する場合は、ポイント還元だけで比較すると楽天ゴールドカード(年会費2,200円・税込)が最もお得になります。

 

楽天証券でクレカ積立に利用できる3種類の楽天カードについて、毎月の積立額ごとに1年間で獲得できるポイントを比較したのが次の表です。

 

■「楽天カードクレジット決済」で利用できる楽天カードの比較

 
楽天カード 楽天ゴールドカード 楽天プレミアムカード
カードデザイン 楽天カードのデザイン 楽天ゴールドカードのデザイン 楽天プレミアムカードのデザイン
カードの位置づけ 一般カード 一般とゴールド
の中間
ゴールドカード
年会費 無料 2,200円(税込) 11,000円(税込)
買い物等での基本還元率 1%
クレカ積立時の
ポイント還元率
0.5% 0.75% 1%
月5万円をクレカ積立
するときの年間獲得P

(下段は年会費を考慮)
3,000P 4,500P 6,000P
2,300P ▲5,000P

月6万円をクレカ積立
するときの年間獲得P

(下段は年会費を考慮)

3,600P 5,400P 7,200P
3,200P ▲3,800P

月7万円をクレカ積立
するときの年間獲得P

(下段は年会費を考慮)

4,200P 6,300P 8,400P
4,100P ▲2,600P

月8万円をクレカ積立
するときの年間獲得P

(下段は年会費を考慮)

4,800P 7,200P 9,600P
5,000P ▲1,400P

月9万円をクレカ積立
するときの年間獲得P

(下段は年会費を考慮)

5,400P 8,100P 10,800P
5,900P ▲200P

月10万円をクレカ積立
するときの年間獲得P

(下段は年会費を考慮)

6,000P 9,000P 12,000P
6,800P 1,000P
公式サイト  詳細を見る  詳細を見る 詳細を見る

※ 代行手数料が年率0.4%(税込)以上の銘柄はカードのランクに関係なく一律1%還元

 

■補足

楽天証券でクレカ積立ができるカードには、上記の他にも「楽天ブラックカード」があります。

クレカ積立時のポイント還元率は2%と魅力ですが、年会費が33,000円(税込)かかるうえ、利用実績などのハードルも高く誰でも申し込めるわけではないので、上記の表からは除外しています。

 

ご覧のように、カードの年会費を考慮すると、月7万円までの積立額であれば、実質的に年会費無料の楽天カード(一般)が最も多くの楽天ポイントを獲得できます。

 

しかし、月8万円(正確には月7.4万円)以上を積み立てる場合は、年会費2,200円(税込)を払っても楽天ゴールドカードのほうが獲得ポイントが多くなります。

 

一方、楽天プレミアムカードは年会費が11,000円(税込)と高いため、月9~10万円を積み立ててようやく年間の獲得ポイントがプラスになる計算です。

 

年会費が発生する楽天カードには、空港のラウンジを無料で利用できるなどの特典もあるため、「クレカ積立ではどのカードが最も有利か」を一概には決めることはできません。しかし、年会費以上の価値を感じられるのであれば、楽天ゴールドカードもしくは楽天プレミアムカードも十分におすすめです。

 

ただし、楽天証券の2024年12月期の決算説明資料によると、楽天証券ユーザーの新NISA(つみたて投資枠)における平均積立設定額(2024年12月末)は42,870円となっています。

 

 

この数字から考えると、無理して楽天ゴールドカードを作ってクレカ積立を始める必要はなく、まずは年会費無料の楽天カード(一般)で十分だといえるでしょう。ポイントに振り回されてはいけません。

 

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8. 楽天証券で実施中の「新NISA」に関するキャンペーン

赤いプレゼントボックス
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券では、様々なお得なキャンペーンが実施されています。ここでは、新NISAに関連するキャンペーンを3つ紹介します。

 

8.1. 楽天証券に「NISA乗りかえ」で2,000円分の株ギフト

楽天証券にNISAをのりかえると2,000円分の株がもらえる
(出典:楽天証券)

 

このキャンペーンでは、他社で開設しているNISA口座を楽天証券に変更すると、2,000円分の株ギフトがもらえます(エントリーは2025年12月19日まで)。

 

株ギフトとは、楽天証券で国内現物株式の購入のみに使える専用の代金のこと。2,000円以下で購入できる銘柄にはNTT(銘柄コード:9432)などもあるため、株ギフトを活用すれば、現金を使わずに日本株取引を始められます。

 

「楽天証券でNISAを始めればよかった」と思っている方は、エントリーしたうえで、簡単なクイズに回答して参加しましょう。

 

 

 

8.2.「NISA口座開設+楽天カードによる40,000円以上のクレカ積立」で6,000ポイント

NISAデビュー&のりかえキャンペーン
(出典:楽天証券)

 

楽天カードが主催する「NISAデビュー&のりかえキャンペーン」では、NISA口座で楽天カードを利用して合計40,000円以上のクレカ積立を設定すると、もれなく6,000ポイントがもらえます(2026年2月27日まで)。

 

参加手順は以下のとおりです。

 

  1. エントリーする
  2. 楽天証券でNISA口座を開設する
  3. 楽天証券で楽天ポイントコースを設定
  4. NISA口座で合計40,000円以上のクレカ積立を設定する

 

すでに楽天証券の総合口座を持っている方や、他社のNISA口座から楽天証券のNISA口座に乗り換える方も対象です。

 

6,000ポイントが必ずもらえるお得なキャンペーンなので、2026年から楽天証券のNISAで本格的に資産形成を始めたい方は、ぜひ活用しましょう。

 

 

 

8.3. 紹介した人がNISA口座を開設すると、1名につき6,000円分のデジタルギフト【LINEで簡単紹介キャンペーン】

楽天証券NISAに乗り換え!LINEで簡単紹介キャンペーン
(出典:楽天証券)


「楽天証券NISAに乗り換え!LINEで簡単紹介キャンペーン」では、下記のQRコードを読み取って紹介リンクを家族や知人にLINEで共有し、紹介された方が楽天証券のNISA口座を開設すると、紹介1名につき6,000円分のデジタルギフト(giftee)がプレゼントされます。

 

QRコード

 

特典は先着500名の早いもの勝ちで、最大3名の紹介で18,000円分まで受け取れます。

 

紹介された方は、2025年12月19日の12時までにNISA口座の申し込みを完了する必要があります。

 

必要に応じてサポートをし、特典をしっかり獲得しましょう。なお、他社のNISA口座からの変更も対象です。

 

 

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9. よくある質問

Q&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、楽天証券の新NISAに関するよくある質問に10個回答します。本文と重複する内容もありますが、復習のためにお役立てください。

Q1. 楽天証券の新NISAの売買手数料はいくらですか?

楽天証券のNISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)では、投資信託、国内株式、米国株式、海外ETF(中国・シンガポールETF)の売買手数料はすべて無料となっています。

 

ただし、かぶミニ®(単元未満株取引)のリアルタイム取引は、課税口座(特定口座もしくは一般口座)と同じく0.22%のスプレッドコストが発生します(寄付取引は完全無料)。

 

Q2. 楽天証券のNISAつみたて投資枠の積立頻度は「毎日」も選べますか?

楽天証券では、NISAつみたて投資枠で「証券口座引落(現金決済)」を選ぶ場合に限り、投資信託の積立頻度を「毎日」と「毎月」から選択できます。「毎週」は選べません。

 

一方、「楽天カードクレジット決済」「楽天キャッシュ決済」「スマート買付」を選んだ場合は、積立頻度は「毎月」のみとなります。

 

ただし、積立頻度の違いによる運用成績の差はほとんどないとされているため、過度に心配する必要はありません。

 

Q3. 楽天証券の新NISAは『iSPEED』アプリから設定できますか?

楽天証券にはスマホ専用の株式取引アプリ『iSPEED』がありますが、新NISAの注文には対応していません。

 

スマホから新NISAの注文を行う場合は、『iGrow』アプリを利用するか、スマホのブラウザで楽天証券のWEBサイトにアクセスしてください。

 

Q4. 楽天証券の新NISAで買付ができなかった場合に考えられる原因は?

証券口座引落を利用している場合、買付日の前日までに証券口座内(マネーブリッジ設定時は楽天銀行)に購入金額分の残高がないと、引き落としが実行されません。ご確認ください。

 

Q5. 楽天証券の新NISAでは、金額変更や設定解除はどこからできますか?

ログイン後、メニューの「NISA」から「つみたて投資枠(成長投資枠)毎月の積立設定額(概算)」を開き、表示される金額をタップしてください。該当銘柄の「変更」または「解除」から手続きが可能です。

 

金額変更と設定解除

 

Q6. 特定口座で持っている商品を楽天証券のNISA口座に移管できますか?

特定口座(または一般口座)で保有している投資信託や株式は、NISA口座に移管できません。

 

Q7. 楽天証券の「つみたてNISA」で保有している銘柄は「新NISA」に移管できますか?

移管はできません。旧NISA制度のつみたてNISAで保有している銘柄を新NISAの口座でも保有したい場合は、いったん売却して現金化し、新NISAの口座で改めて購入する必要があります。

 

ただし、旧制度の一般NISAで2023年に購入した株式等は2027年まで(最大5年間)、旧制度のつみたてNISAで2023年に購入した銘柄は2042年まで(最大20年間)非課税で保有できます。そのため、急いで売却する必要はありません。

 

Q8. 他社のNISA口座で保有している銘柄は楽天証券に移管できますか?

他社で開設しているNISA口座を楽天証券に変更することはできますが、変更前のNISA口座で購入した銘柄を移管することはできません。

 

売却しない限り、変更前のNISA口座は「運用のみ」、変更後のNISA口座(この場合は楽天証券)では「新規買付」といった形で、NISA口座が実質的に2つに分かれる点にご注意ください。

 

Q9. 楽天証券のNISA口座を他社に変更することはできますか?

可能です。NISA口座は、年単位で変更できます。

 

ただし、変更したい年の非課税投資枠を一度でも利用している場合は、その年の変更はできません。翌年のNISA口座の変更手続きは、その年の10月より可能になります。

 

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Q10. 楽天証券のNISA口座は「マイナンバーカード」がなくても開設できますか?

すでに楽天証券の証券総合口座を開設している方が、あとからNISA口座を開設する場合は、総合口座の開設時に「マイナンバー(個人番号)」を登録しているはずなので、NISA口座の開設時に「マイナンバーカード」を提出する必要はありません。

 

一方、証券総合口座とNISA口座を同時に開設する場合は、申し込みの段階ではマイナンバーカードがなくても手続きは可能ですが、実際に取引をする際はマイナンバーの登録が必須となります。

 

10. まとめ

楽天カードマンと楽天パンダ
■楽天証券のエントランス

 

この記事では、楽天証券の新NISA(つみたて投資枠)で積立設定する方法やおすすめ銘柄などを解説しました。

 

楽天証券は、2025年7月1日に発表された最新の「2025年オリコン顧客満足度®『NISA証券会社』ランキング」で2年連続で総合1位を受賞。

 

また、新設された「NISA証券会社(FP評価)」「ネット証券(FP評価)」「iDeCo証券会社(FP評価)」の3つのランキングでも総合1位を獲得し、NISAだけではなく、総合力に優れたネット証券です。

 

楽天経済圏を活用している人はもちろん、初心者向けのNISA口座を探している人は、本記事を参考にして楽天証券で資産形成の第一歩を踏み出しましょう。

 

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■楽天証券の投信NISAカスタマーサービス

 

  • 固定電話:0120-106-298(無料)
  • 携帯電話:03-6739-3400(有料)
  • (平日)8時30分~17時、(土日)9時~17時 ※祝日・年末年始を除く

 

【注目記事】 
楽天証券のエントランス写真

 

口座数が国内証券会社(単体)ではトップとなる1,100万を突破し、20代や30代の若年層を中心に開設者が続出している楽天証券。SGO編集部は同社の社員に取材をして、人気の秘訣を伺いました。
 

2023年6月買付分より投資信託のクレカ積立のポイント還元率を引き上げた背景、「投信保有ポイント」復活の可能性についても触れているので、『【楽天証券社員インタビュー】投資のハードルを下げる数々の「業界のスタンダード」を作ってきた楽天証券が目指す姿とは?』からご確認ください。