楽天証券では、電子マネー「楽天キャッシュ」による投資信託の積立買付が可能です(つみたてNISAもOK)。従来の「楽天カードクレジット決済」との比較や新規設定のやり方、変更方法、2024年からの新NISAで楽天キャッシュを活用する方法などを、FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が解説します。
楽天証券の「楽天キャッシュ決済」…投信積立の設定方法を画像で解説

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楽天証券には、「楽天キャッシュ」という電子マネーを使って投資信託の積立額を決済する独自の手段があります。

 

楽天カードでクレカ積立をすると楽天ポイントが還元される「楽天カードクレジット決済」も人気ですが、「楽天キャッシュ決済」もあることで、次のような疑問や要望を持っている人もいるはずです。

 

「楽天カードと楽天キャッシュはどっちを使ったらいいの?」

「楽天キャッシュのメリットとデメリットは?」

「楽天キャッシュ決済の設定方法を知りたい」

 

そこで本記事では、楽天キャッシュの基本から楽天証券で楽天キャッシュを利用して投資信託の積立設定をする方法まで初心者にもわかりやすく解説します。

 

最後まで読めば、楽天キャッシュをフル活用して、楽天証券でお得に資産運用をする方法がわかります。

 

1.「楽天キャッシュ」とは

楽天キャッシュの説明図
(引用:楽天証券

 

「楽天キャッシュ」とは、楽天市場や楽天トラベル、楽天ブックス、楽天グループの各種サービスや提携サービスで利用できる楽天グループのオンライン電子マネーです。

 

イメージとしては、交通系ICカード「Suica」の楽天版。コンビニやドラッグストアなど街中のお店での支払いがキャッシュレスになるので、会計時に財布を出す手間が省けます。

 

また、楽天キャッシュはポイント還元の面でもお得で、①楽天カードから楽天キャッシュにチャージするときに0.5%(200円ごとに1ポイント)、②QRコード決済「楽天ペイ」を通じて楽天キャッシュで支払うときに1%、合計1.5%の楽天ポイントが還元されます。

 

楽天カードからのチャージ払いで最大1.5%が還元される仕組み
(引用:楽天キャッシュ

 

この楽天キャッシュへのチャージ方法には次の6種類があり、好きな方法から選べます。

 

■楽天キャッシュへのチャージ方法

 

  1. 楽天カード
  2. 楽天銀行
  3. セブン銀行ATM
  4. フリマアプリ「ラクマ」の売上金
  5. 楽天ギフトカードからチャージ
  6. 暗号資産取引の「楽天ウォレット」

 

実は楽天キャッシュは2008年からありましたが、2022年6月から楽天証券で楽天キャッシュを利用して「投信積立」ができるようになり、再び注目を集めるようになりました。

 

楽天キャッシュの4つの使い方
(引用:楽天証券

 

2章では、楽天キャッシュを使って楽天証券で投資信託を積み立てるサービスを紹介しながらメリットを解説します。

 

\新規入会&利用でもれなく5,000P/

楽天カードの公式サイトへのリンク

2.「楽天キャッシュ決済による投信積立」のメリット

楽天キャッシュ決済による投信積立のメリット
(引用:楽天証券

 

まずは、楽天証券における楽天キャッシュによる投信積立サービスの全体像を把握しましょう。

 

■「楽天キャッシュによる投信積立」の概要

積立設定
可能額

毎月100円~50,000円

※複数ファンドを積み立てる場合はその合計額

※つみたてNISAの場合は、上限は毎月33,333円

対象口座

特定口座、一般口座、つみたてNISA、一般NISA

※iDeCo、未成年口座、ジュニアNISA、法人口座は対象外

対象商品

楽天証券が取り扱う積立可能な投資信託
2,459本(2023年9月4日時点)

申込締切日

毎月12日までの積立設定で翌月の積立注文を実行

買付日

1日~28日から選択

※指定日が休業日・ファンド休日の場合は翌営業日に買付

 

ご覧のように、楽天証券で楽天キャッシュで投信積立をする場合は、毎月5万円まで積立設定が可能です。クレカ積立も毎月5万円まで積み立てができるので、条件は同じです。

 

ちなみに、つみたてNISAの積立額を楽天キャッシュで決済する場合は、年間の非課税投資枠40万円を12ヵ月で割った月33,333円まで積み立てができます。月5万円まで積立買付をする場合は、残りの16,667円は特定口座(もしくは一般口座)で積み立てることで、毎月の積立設定可能額をフル活用できます。

 

ここ数年、楽天カードなどのクレジットカードを使ってポイントを貯めながら投資信託を積立買付する「クレカ積立」で資産運用を始める人が増えていますが、電子マネー(楽天キャッシュ)で投信積立ができるのは楽天証券だけとなっています。

 

■補足

クレジットカードによる投資信託の購入金額の上限は、金融庁によって毎月5万円までと決められています。そこで、「もっと積み立てをしたい」という個人投資家の要望に応える形で、楽天証券が楽天グループ独自の電子マネー「楽天キャッシュ」による投信積立のサービスを始めました。

 

「楽天カードクレジット決済」でも月5万円まで投資信託の積立買付ができるので、「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ決済」を併用すると、楽天証券なら毎月最大10万円までキャッシュレスで投信積立ができます。

 

2024年からの新しいNISAでは、投資信託での運用が中心の現在のつみたてNISAは「つみたて投資枠」として引き継がれ、毎月10万円(年間120万円)まで投信積立ができるようになります。そのため、楽天証券で新NISAを始めると、楽天カードと楽天キャッシュとの併用でつみたて投資枠の全額をポイント進呈の対象にすることができます。

 

楽天カードクレジット決済と楽天キャッシュ決済の併用イメージ
(引用:楽天証券

 

クレジットカード決済以外で楽天キャッシュのようなポイントを貯めながら投信積立ができる手段があるのは今のところ楽天証券だけなので、非課税の恩恵を受けながらポイント還元を最大化したい人は、楽天証券は新NISAを始める最有力の口座になります。

 

ちなみに、楽天証券の2022年12月期の決算説明資料によると、楽天証券で投資信託の積立設定をしている人数のうち楽天キャッシュ決済の割合は3割で、ユーザーは100万人を突破しました。

 

楽天証券における投信積立の利用者の割合
■楽天証券における投信積立の利用者の割合 (出所:「楽天証券株式会社 2022年12月期 決算説明資料」)

 

次章では、楽天証券で楽天キャッシュを利用して投信積立をする仕組みを深掘りして解説します。

 

\証券総合口座の数が900万を突破(2023年4月時点)

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3. 楽天証券で「楽天キャッシュ」を利用して投資信託を積立買付する仕組み

楽天キャッシュ決済の仕組み

 

従来の楽天カードクレジット決済は、楽天証券での積立額を楽天カードで直接決済するというものでした。しかし、楽天キャッシュ決済の場合は、上図のように、真ん中に「楽天キャッシュ」が加わります。

 

一度に理解しようとすると混乱するので、左右に分けて見ていきましょう。

 

まず、左の楽天カードから楽天キャッシュにチャージします。チャージといっても、どこかの店舗に行く必要はなく、スマホで可能です。楽天キャッシュの残高が一定額以下になったら事前に設定した金額を自動でチャージする「オートチャージ機能」もあるので、手間はかかりません。

 

このタイミングで、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージ金額の0.5%の楽天ポイントが還元されます。そして、チャージした楽天キャッシュを使って楽天証券で投資信託の積立額を決済します。

 

次の図で“流れ”をご確認ください。

 

楽天証券で楽天キャッシュを使って投信積立をするまでの流れ
(引用:楽天証券

 

そして、楽天カードで月5万円、楽天キャッシュで月5万円まで決済できるので、毎月最大10万円までキャッシュレスで投信積立が可能になるということです。

 

\楽天キャッシュへのチャージで0.5%還元

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4.「楽天カード決済」と「楽天キャッシュ決済」はどっちを選ぶべきか?

「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ決済」はどっちを選ぶべきか?
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

2022年9月から楽天カードによるクレカ積立のポイント還元率が従来の一律1%から実質0.2%還元に改悪されたことにより、楽天カードからチャージした楽天キャッシュで0.5%還元を確保しながら投信積立をする方法が主流になりつつありました。

 

しかし、2023年6月買付分より、楽天カードによるポイント還元率がカードのランクに応じて最大1%に応じて引き上げられました。

 

■楽天証券でクレカ積立ができるカードの比較表

  ①楽天カード ②楽天ゴールドカード ③楽天プレミアムカード
カードデザイン 楽天カードのデザイン 楽天ゴールドカードのデザイン 楽天プレミアムカードのデザイン
カードのランク 一般カード 一般とゴールド
の中間
ゴールドカード
年会費 無料 2,200円
(税込)
11,000円
(税込)
クレカの
基本還元率
1%
クレカ積立時の
ポイント還元率

(2023年6月買付分~)
0.5% 0.75% 1%
公式サイト  詳細を見る  詳細を見る 詳細を見る

 

ご覧のように、日常の買い物でカード決済するときの基本ポイント還元率はどれも1%ですが、楽天証券でクレカ積立をするときの還元率はカードの種類によって0.5~1%と異なります。

 

そこで、年会費がかからない方法でクレカ積立をする場合、楽天カード(一般カード)も楽天キャッシュも同じ0.5%還元なので、次のように疑問に思う人もいるはずです。

 

「楽天キャッシュで決済する意味がなくなるのでは?」

「以前に楽天チャージ決済に変更したけど、楽天カード決済のポイント還元率が引き上げられたので戻すべき?」

 

結論からいうと、普段から楽天ゴールドカードもしくは楽天プレミアムカードを使っている人は、楽天カード決済を優先しましょう。

 

ゴールドカードでは0.75%、プレミアムカードでは1%のポイントが還元されるます。ただし、それぞれ年会費が2,200円と11,000円かかるので、カードの特典などを考慮して総合的に判断する必要があります。

 

月5万円までしか投信積立をしない人は、楽天カード決済も楽天キャッシュ決済も同じ0.5%還元なので、どちらを選んでも構いません。しかし、普段から楽天カード(一般カード)を使っていて、積立買付の方法をシンプルにしたい人は楽天カード決済のほうがおすすめです。

 

また、2024年からの新NISAに備えて月5~10万円を投信積立する人は、楽天カード決済と楽天キャッシュ決済の併用がおすすめです。なぜなら、新NISAの「つみたて投資枠」では、月10万円までの全額をポイント付与の対象にできるからです。

 

ちなみに、2023年に楽天証券のつみたてNISA口座を開設して投信積立を始めても、新NISAの非課税投資枠が減ることはないのでご安心ください。

 

■ワンポイントアドバイス

複数のクレジットカードと証券会社を使い分ける方法でも、毎月5万円以上をクレカ積立できます。ポイント還元率が楽天カードより高い組み合わせもあり、楽天ポイントにこだわらなければ、検討してみる価値はあります。詳しくは、『投資信託の「クレカ積立」のおすすめは?…ネット証券4社を比較』をご覧ください。

 

\2024年からの新NISA口座にもおすすめ/

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5. 楽天証券で「楽天キャッシュ決済」を新規に設定するやり方

楽天証券で「楽天キャッシュ決済」を新規に設定するやり方
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

本章では、楽天キャッシュを利用して楽天証券で新規で投資信託の積立設定をする手順を紹介します。

 

大まかな流れは、次の7ステップ。

 

 

筆者はすでに楽天証券で毎月5万円(つみたてNISA口座33,333円+特定口座16,667円)をクレカ積立しているので、追加で毎月5万円を特定口座で楽天キャッシュで積立買付したときの設定手順を実際のPC画面を使って説明します。

 

スマホでも流れは同じなので、参考にしてください。

STEP1:楽天証券にログイン後、「投資信託」をクリック

楽天証券にログインしたら、上部メニューの「投資信託」をクリックします。

 

楽天証券にログイン後、「投資信託」をクリック

STEP2:積立設定するファンドを探す

積立設定するファンドを探す方法はいくつかありますが、ここでは「投信スーパーサーチ」という機能を使い、銘柄名の一部を入力して検索する方法を紹介します。

 

積立設定するファンドは、個人投資家に人気が高い「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」。楽天キャッシュで毎月5万円を特定口座で積立買付します。

 

「投信スーパーサーチ」の「検索条件」の窓に「Slim」と入力して、右側の虫眼鏡マークをクリックします。

 

積立設定するファンドを探す

 

すると、ファンド名に「Slim」が入っている投資信託が次のように表示されるので、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を探してクリックします。

 

イーマクシススリム全世界株式(オール・カントリー)をクリック

 

STEP3:「積立注文」をクリック

積立設定するファンドの画面が表示されたら、「積立注文」をクリックします(つみたてNISA口座で購入する場合は、「つみたてNISAでの注文はこちら▶」から「積立注文」を選択します)。

 

「積立注文」をクリック

 

STEP4:引落方法で「楽天キャッシュ(電子マネー)」を選択する

積立設定するファンドの注文画面の「①引落口座と積立指定日を選択」の項目で、引落方法として「楽天キャッシュ(電子マネー)」を選択します。

 

そして、積立指定日を毎月「1日~28日」のなかから選びます(ここでは「1日」)。ちなみに、最終的な運用成績は売却タイミングによって異なり、買付日の違いによって大きな差はないとされているので、給料日のあとなど任意の日にちを選びましょう。

 

引落方法で「楽天キャッシュ(電子マネー)」を選択する

 

STEP5:ポイント利用などの注文内容を入力する(5項目)

積立設定するファンドの注文内容を入力していきます。

 

「②積立金額を入力」では、ここでは50,000円と入力します。

 

積立金額を入力する

 

ポイント利用コースには「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」がありますが、楽天市場での買い物の還元率がアップする仕組み(=「SPU」)の対象にもなる「楽天ポイントコース」を基本的には選びましょう。

 

ポイント利用コースを選択する

 

「③分配金コースを選択」では、投資信託の分配金(株式の配当金のようなもの)を自動で再投資する「再投資型」を基本的には選びましょう。ただし、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は分配金が出ないので、ここでは無関係です。

 

分配金コースを選択する

 

「④口座の選択」では、基本的には特定口座を選ぶことをおすすめします。つみたてNISA口座で買付する場合は、ここで「つみたてNISAで注文」を選びます。

 

ここまでの入力が済んだら、「目論見書の確認へ」をクリックしてください。

 

口座を選択する

 

STEP6:目論見書と約款を確認し、「同意して次へ」をクリック

「①目論見書(投資信託の説明書のようなもの)」と「②約款」に目を通し、「同意して次へ」をクリックします。

 

目論見書と約款を確認し、「同意して次へ」をクリック

 

STEP7:積立注文を確認し、暗証番号を入力して「注文する」をクリック

ここで楽天キャッシュの設定画面が出てきたら、「オートチャージ」の設定をする必要があります。この機能は、楽天キャッシュの残高が設定金額を下回ると自動で不足金額を楽天カードからチャージしてくれるものです。

 

オートチャージの設定をしておくと、残高不足の心配がなく、確実に積み立てができます。公式サイト「チャージ設定(残高キープチャージ)とは」を参考にして設定しましょう。金額はあとから変更することもできます。

 

積立注文の内容や初回買付日を確認し、間違いがなければ取引暗証番号を入力して「注文する」をクリックします。

 

取引暗証番号を入力して「注文する」をクリック

 

次のように「積立設定を受け付けました」と表示されたら完了です。

 

積立設定を受け付けました

 

毎月12日までに積立設定をすると翌月から積立注文が行われるので、締切間近の場合は早めに設定しましょう。

 

\つみたてNISAの開設数No.1(2022年9月時点)

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6.「楽天カードクレジット決済」から「楽天キャッシュ決済」への変更方法

「楽天カードクレジットカード決済」から「楽天キャッシュ決済」への変更方法
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

楽天証券で投信積立をする場合、基本的には楽天カードクレジット決済がおすすめです。

 

しかし、フリマアプリ「ラクマ」の毎月の売上が多かったり、「楽天ウォレット」で暗号資産取引を積極的にやっている方は、楽天キャッシュにチャージして投信積立をする方法も有効です。

 

ここでは、楽天カードクレジット決済から楽天キャッシュ決済に変更して積立買付する方法を紹介します。大まかな流れは、次の7ステップ。

 

 

筆者が以前に楽天カードクレジット決済から楽天キャッシュ決済に変更したときに保存しておいたPC画面を使って手順を解説するので、現在の楽天証券の赤のデザインではなく、青のデザインとなっている点をご了承ください。

 

スマホでも流れは同じです。

STEP1:楽天証券にログイン後、「投資信託」をクリック

楽天証券にログインしたら、上部メニューの「投資信託」をクリックします。

 

楽天証券にログイン後、「投資信託」をクリック

 

STEP2:「積立設定照会・変更・解除」を選択し、「変更に進む」をクリック

「積立設定照会・変更・解除」をクリックすると、現在の積立設定状況が表示されます。

 

「積立設定照会・変更・解除」を選択

 

積立設定一覧から「変更に進む」をクリックします。

 

「変更に進む」をクリック

 

STEP3:楽天キャッシュに変更するファンド名を選択し、「次へ」をクリック

「引落方法の一括変更(クレジットカード決済→楽天キャッシュ)」の画面が表示されます。

 

引落方法を楽天キャッシュに変更したいファンド名にチェックを入れて、「次へ」をクリックします(標準では、すべての銘柄にチェックが入っています)。

 

楽天キャッシュに変更するファンド名を選択して「次へ」をクリック

 

STEP4:「楽天キャッシュの設定へ」をクリック

楽天キャッシュの設定画面が表示されるので、「楽天キャッシュの設定へ」をクリックします。楽天カードを手元に用意しておきましょう。

 

「楽天キャッシュの設定へ」をクリック

 

STEP5:「楽天キャッシュ残高キープチャージ(オートチャージ)」の設定をする

次に「楽天キャッシュ残高キープチャージ」の設定をします。画面の指示に従って設定しましょう。

 

「楽天キャッシュ残高キープチャージ(オートチャージ)」の設定をする

 

STEP6:内容を確認して「変更する」をクリック

楽天証券の「引落方法の一括変更(クレジットカード決済→楽天キャッシュ)」の画面に戻ったら、変更内容を確認して暗証番号を入力し、「変更する」をクリックします。

 

内容を確認して「変更する」をクリック

 

STEP7:「引落方法の変更を完了しました」と表示されるのを確認する

「引落方法の変更を完了しました」と表示されたら、楽天キャッシュ決済への変更は完了です。

 

引落方法の変更を完了しました

 

初回積立予定日が表示されるので、確認しておきましょう。

 

\つみたてNISAの銘柄数はトップクラス/

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7.「楽天キャッシュ」に関するキャンペーン

楽天キャッシュに関するキャンペーン
(引用:楽天キャッシュ

 

楽天証券ではありませんが、楽天グループでは毎月、楽天キャッシュに関するキャンペーンを実施しています。

 

■キャンペーンの概要

実施期間

2023年9月1日(金)~10月2日(月)9時59分

概要

楽天ペイから楽天キャッシュに指定された方法で1,000円以上チャージすると、200ポイントがもらえる

達成までの流れ

※1.と2.の順番

は問わず

1. エントリーする

2. 楽天ペイから楽天キャッシュに対象のチャージ方法で1,000円以上チャージ 

3. 200ポイント獲得

補足
(注意点)

・エントリー要す

・楽天キャッシュを利用したことがある人は対象外

・付与されるポイントは「期間限定ポイント」

 

このキャンペーンは、初めて楽天キャッシュを利用する方向けの内容です。

 

楽天ペイアプリで楽天キャッシュに次の4つのチャージ方法のなかから選んで1,000円以上チャージすると、楽天ポイントが200P付与されます。

 

  1. 楽天ペイアプリ内からの楽天カードによるチャージ
  2. 楽天ペイアプリ内からの楽天銀行によるチャージ
  3. 楽天ペイアプリ内からのセブン銀行ATMによるチャージ
  4. ポイント払い 瞬間チャージ

 

キャッシュレス決済対応の店舗が増えているなか、まだ利用したことがない方は、この機会にぜひお試しください。

 

 

\取引画面が見やすいと評判

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8.「楽天キャッシュ」にチャージするときの還元率をアップする方法

楽天ギフトカードの説明
(引用:楽天キャッシュ

 

1.楽天キャッシュとは」でお伝えしたように、楽天キャッシュにチャージする方法の1つに「楽天ギフトカード」を使った方法があります。

 

楽天ギフトカードとは、コンビニなどで購入できるプリペイドカードのことで、「Amazonギフトカードの楽天版」と考えるとわかりやすいです。

 

コンビニで売られている楽天ギフトカードの実際の写真

 

通常、楽天カードから楽天キャッシュにチャージすると0.5%の楽天ポイントが還元されますが、コンビニなどで楽天ギフトカードを買うときに工夫をすれば、このポイント還元率を上げることができます。

 

たとえば、あるクレジットカードからnanacoカードにチャージするときにポイントを獲得し、さらにセブンイレブンでnanacoカードで楽天ギフトカードを買うときにもポイントを獲得すれば、“二重取り”によって実質的な還元率を0.5%より高くすることもできます。

 

ただし、獲得できるポイントは楽天ポイントではない点にご注意ください。

 

この還元率アップの方法は他にもあり、YouTubeやSNSで公開されているので、少しでもポイント還元率を上げたい人は情報収集をしてみてください。

 

\初心者にも使いやすいと評判/

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9. よくある質問

楽天証券の楽天キャッシュ決済に関するQ&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、楽天証券における楽天キャッシュ決済に関するよくある質問に5つ回答します。

Q1. 楽天キャッシュ決済のデメリットを教えてください。

楽天キャッシュ決済のデメリットを強いてあげるとすれば、楽天キャッシュにチャージするときにポイントを貯める手段が楽天カードのみである点です。

 

楽天銀行やセブン銀行ATM、 ラクマの売上金、 楽天ギフトカード、楽天ウォレットからのチャージでは楽天ポイントは付与されません。

 

Q2. 楽天証券で楽天キャッシュを利用して投信積立をする場合、いつまでに設定する必要がありますか?

毎月12日までに積立設定をすると、翌月から積立買付が実行されます。

 

Q3. 楽天証券で楽天キャッシュによる投信積立をする場合、引き落とし日はいつですか?

毎月12日までに積立設定をすると、13日~15日に翌月の積立資金が楽天キャッシュ残高から引き落とされます。

 

Q4. 楽天証券で楽天キャッシュによる投信積立をやめる方法を教えてください。

楽天証券にログイン後、「投資信託」>積立設定照会・変更・解除の「積立設定一覧」>解除したいファンド名の「解除」の順に進んで手続きをしてください。

 

楽天証券で楽天キャッシュによる投信積立を解除する画面

 

Q5. 楽天証券での楽天キャッシュによる投信積立は「SPU」の対象ですか?

「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」は、対象となる楽天グループのサービスを利用すると、楽天市場での買い物の還元率がアップする仕組みのことです。楽天カード決済と同様、楽天キャッシュによる投信積立もSPUの達成条件の対象となっています。

 

10. まとめ

楽天証券の楽天キャッシュ決済まとめ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、楽天証券で楽天キャッシュを使って投信積立の方法を中心に解説しました。

 

楽天証券では2023年6月買付分からクレカ積立のポイント還元率が引き上げられ、楽天キャッシュの存在感が薄くなると思われがちです。

 

しかし、2024年からの新NISAでは、「楽天カード決済+楽天キャッシュ決済」の併用で毎月最大10万円をキャッシュレスで投信積立ができ、全額がポイント進呈の対象になります。そのため、ポイント還元を重視するなら、楽天キャッシュは今後も欠かせない決済手段です。

 

本記事を参考にして、楽天証券でお得に資産形成を始めるヒントにしていただけたら幸いです。

 

\資産形成を始めるなら/

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口座数が国内証券会社(単体)ではトップとなる900万を突破し、20代や30代の若年層を中心に開設者が続出している楽天証券。SGO編集部は同社の社員に取材をして、人気の秘訣を伺いました。
 

2023年6月買付分より投資信託のクレカ積立のポイント還元率を引き上げた背景、「投信保有ポイント」復活の可能性についても触れているので、『【楽天証券社員インタビュー】投資のハードルを下げる数々の「業界のスタンダード」を作ってきた楽天証券が目指す姿とは?』からご確認ください。