楽天証券で2023年10月に販売された投資信託のうち、積立投資金額が多い人気のファンドを1位から10位まで紹介。FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が、売れ筋ランキングをもとにして、つみたてNISAの銘柄選びなど、初心者が資産形成を始めるヒントをお伝えします。
【2023年11月】楽天証券で人気の投資信託ランキング…おすすめは?

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国内株式の約3,700銘柄に対して、6,000本以上販売されている投資信託。

 

「運用のプロが運用していて安心だから」

「マネー雑誌に載っていたから」

「銀行の窓口で『今月のおすすめ』と紹介されたから」

 

という理由で購入したにもかかわらず、コストを超えるリターンが出せず、「こんなはずじゃなかった…」と後悔している個人投資家もいるのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、個人投資家に人気の楽天証券で2023年10月に販売されたNISAで積立設定された投資信託のなかから、「積立投資金額」が多かったファンドを1位から10位までランキングで紹介します。

 

店舗型の証券会社ではなく、ネット証券で自分の判断で投資信託を購入している個人投資家はどのような銘柄を買っているのでしょうか?

 

上位銘柄の傾向から、個人投資家の資産運用のヒントを探ります。

 

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1. 楽天証券で人気の投資信託ランキング【2023年10月積立分】
1位「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」
2位「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
3位「楽天・全米株式インデックス・ファンド」
4位「楽天・S&P500インデックス・ファンド」
5位「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」
6位「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」
7位「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」
8位「iFreeNEXT インド株インデックス」
9位「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」
10位「LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド」
2.「楽天証券で積立設定金額が多い投資信託ランキング」の総括
2.1.「米国株式」「世界株式」「先進国株式」を選ぶ人が多い
2.2. 資産形成の鉄則は「長期・積立・分散」
まとめ:楽天証券でおすすめのインデックスファンド

1. 楽天証券で人気の投資信託ランキング【2023年10月積立分】

積立投資
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

NISA積立金額ランキング(2023/10/1~2023/10/31)より、楽天証券で2023年10月に積立設定された投資信託(「一般NISA」と「つみたてNISA」の合算)を、金額が多い順に見ていきます。

 

順位 前月比 ファンド名 資産クラス 信託報酬
(税込)
つみたて
NISA
(楽天)
iDeCo
(楽天)
1位

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

全世界株式

0.05775%

×
2位

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

米国株式 0.09372% ×
3位

楽天・全米株式インデックス・ファンド

米国株式 0.162%
4位 NEW

楽天・S&P500インデックス・ファンド

米国株式 0.09372% ×
5位 NEW

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド

全世界株式 0.05775% ×
6位

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

全世界株式

0.195%
7位

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

全世界株式 0.05775% ×
8位

iFreeNEXT インド株インデックス

インド株式

0.781%

× ×
9位

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

先進国株式 0.09889% ×
10位

LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド

バランス型

1.98% ×
楽天証券で同じランキングを見る方法

 

楽天証券のNISAランキング画面

 

上記のランキングは、楽天証券にログインしなくても見ることができます。

 

ホーム > 投資信託 > 投資信託を探す > ランキング > ランキング一覧を見る > NISA(積立設定金額)

 

の順に進んでください。わからない場合は、こちら「NISA(積立設定金額)」を直接クリックしてください。

 

期間を「月間」に切り替え、「この条件で再表示する」をクリックすると、ランキングが表示されます。

 

それでは、各ファンドの特色を見ていきましょう。

 

なお、基準価額や純資産などの数字は、ウェルスアドバイザー株式会社の2023年11月24日時点のデータです。

 

1位「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」

ファンド名 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
基準価額 20,919円
純資産額 1兆7,015.13億円
信託報酬(税込) 0.05775%
トータルリターン +10.66%(1年)、+19.70%(3年)、+13.90%      
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
愛称は『オルカン』。日本を含む47ヵ国の先進国と新興国の株式に投資できます(ロシアは除外)。
投資先の割合は、1位がアメリカ(60.6%)、2位が日本(5.5%)、3位がイギリス(3.7%)。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022のイベントでは、4年連続で1位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

2位「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」

ファンド名 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
基準価額 24,370円
純資産額 2兆9,241.45億円
信託報酬(税込) 0.09372%
トータルリターン +9.20%(1年)、+23.20%(3年)、+17.05%(5年)    
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
S&P500インデックスマザーファンドへの投資を通じて、米国企業500社に投資します。
投資先の割合は、1位がアップル(7.0%)、2位がマイクロソフト(5.2%)、3位がアマゾン(2.7%)。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022のイベントでは、3位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

3位「楽天・全米株式インデックス・ファンド」

 

ファンド名 楽天・全米株式インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
基準価額 24,748円
純資産額 1兆1,932.85億円
信託報酬(税込) 0.162%
トータルリターン +7.52%(1年)、+21.61%(3年)、+16.08%(5年)
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色 愛称は『楽天・VTI』。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」
を通じて、米国株式市場で投資可能な約4,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資できます。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022のイベントでは、8位にランクイン。
お笑い芸人の厚切りジェイソン氏が、著書で同ファンドをすすめたことでも話題に。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

4位「楽天・S&P500インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・S&P500インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
基準価額 10,842円
純資産額 47.67億円
信託報酬(税込) 0.09372% ※12月1日以降は0.077%に引き下げ
トータルリターン データなし   
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色

2023年10月27日より運用が開始された米国株式ファンド。愛称は『楽天S&P500』。
人気の『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』と同じ「S&P500指数」をベンチマークにしているので、
同ファンドとほぼ同じ値動きをする。購入できるのは、現在は楽天証券のみ。
楽天証券の「投信残高ポイントプログラム」の対象で、還元率は年率0.0341%(12月1日以降は年率0.028%)。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

5位「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
基準価額 10,818円
純資産額 29.05億円
信託報酬(税込) 0.05775% ※12月1日以降は0.0561%に引き下げ
トータルリターン データなし      
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色 2023年10月27日より運用が開始された全世界株式ファンド。愛称は『楽天オルカン』。
人気の『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』と同じ「MSCI」をベンチマークにしているので、
同ファンドとほぼ同じ値動きをする。購入できるのは、現在は楽天証券のみ。
楽天証券の「投信残高ポイントプログラム」の対象で、還元率は年率0.0175%(12月1日以降は0.017%)。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

6位「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
基準価額 20,147円
純資産額 3,809.25億円
信託報酬(税込) 0.192%
トータルリターン +9.35%(1年)、+19.10%(3年)、+13.27%(5年)
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色

愛称は『楽天・VT』。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」
「バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)」を通じて、日本を含む先進国・新興国などの全世界の株式約8,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資します。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」のイベントでは、11位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

7位「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」

ファンド名 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)
基準価額 21,090円
純資産額 3,472.70億円
信託報酬(税込) 0.05775%
トータルリターン +10.20%(1年)、+20.02%(3年)、+14.24%       
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』から日本を除く先進国と新興国の株式に投資できます(ロシアは除外)。
投資先の割合は、1位がアメリカ(65.5%)、2位がイギリス(3.9%)、3位がカナダ(3.3%)。
すでに日本の個別株式を保有しており、日本株の資産構成比を高めたくない人におすすめです。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」のイベントでは、19位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

8位「iFreeNEXT インド株インデックス」

ファンド名 iFreeNEXT インド株インデックス
資産クラス インド株式
連動する指数 Nifty50指数
基準価額 12,543円
純資産額 471.36億円
信託報酬(税込) 0.473%
トータルリターン データなし
運用会社 大和アセットマネジメント
ファンドの特色 インドを代表する株価指数「Nifty50」に連動するように設計されたインド株式のインデックスファンド。
2023年3月13日に設定されたばかりで、インドだけに投資するファンドのなかでは信託報酬は最安。
組入上位銘柄は、Reliance Industries(10.32%)、HDFC Bank(9.38%)、ICICI Bank(8.08%)。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

9位「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」

ファンド名 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
基準価額 25,149円
純資産額 5,763.10億円
信託報酬(税込) 0.09889%
トータルリターン +9.96%(1年)、+21.91%(3年)、+15.25%(5年)
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
日本を除く世界の主要先進国(22ヵ国・地域)の株式に投資できます。
投資先の割合は、1位がアメリカ(74.2%)、2位がイギリス(4.4%)、3位がカナダ(3.8%)。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」のイベントでは、5位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

10位「LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド」

ファンド名

LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド

資産クラス バランス型
連動する指数 バランス型なのでなし(合成指数)
基準価額 18,011円
純資産額 143.09億円
信託報酬(税込) 0.6135%
トータルリターン +7.11%(1年)、+13.82%(3年)、+9.43%(5年)
運用会社 PayPayアセットマネジメント
ファンドの特色

世界各国の様々な資産(株式55%・債券35%・REIT10%)に分散投資をするファンド。
米国のバンガード社が設定するインデックス型の投資信託証券に投資を行う。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAの開設数No.1(2022年9月末時点)

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2.「楽天証券で積立設定金額が多い投資信託ランキング」の総括

 

楽天証券のユーザーが積立設定をしている銘柄の傾向から、個人投資家はどのような投資信託を選んで資産形成をすべきかのヒントを解説します。

 

2.1.「米国株式」「世界株式」「先進国株式」を選ぶ人が多い

全世界株式
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

今回のランキングを投資対象別にざっくり分けると、次のようになります。

 

  • 米国株式:3本
  • 全世界株式:4本
  • 先進国株式:1本
  • インド株式:1本
  • バランス型:1本

 

「全世界株式」と「先進国株式」の投資先の約60~70%は米国株であることを考えると、インド株式とバランス型を除く8銘柄の投資信託の動向は、世界経済の中心である米国がカギを握っているといっても過言ではありません。

 

 

2.2. 資産形成の鉄則は「長期・積立・分散」

ポートフォリオ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

資産形成の鉄則は、信託報酬が低いインデックスファンドによる「長期・積立・分散」です。

 

・信託報酬…投資信託の運用や管理にかかる手数料のこと。保有中はずっとかかる。
・インデックスファンド…日経平均株価などの指数に連動するように設計された投資信託のこと。

 

ただし、今後も経済の成長が期待でき、長期的に見ると株価が右肩上がりになる確率が高い国や地域に投資することが前提であることを忘れてはいけません。

 

株価が横ばいもしくは右肩下がりになることが予想される国や地域、商品を選んでしまうと、ドルコスト平均法で「株価が高いときは少なく、株価が安いときは多く」毎月定額でコツコツ買っても、最終的には損する確率が高くなります。

 

しかし、米国は移民を受け入れて人口が増えており、その分労働者の数も多いので、彼らが生み出すサービスの価値の合計(=GDP)の増加とともに長期的な株価の上昇が期待できます。

 

そのため、今回のランキングで「米国株式」が3本入っていることは、個人投資家が米国の力強い経済成長を期待した結果だと考えることもできます。

 

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まとめ:楽天証券でおすすめのインデックスファンド

スマホとカードを持っている女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

繰り返しになりますが、投資信託で資産形成をするなら、低コストのインデックスファンドが基本です。

 

運用コストのわずかな差が、10年後や20年後のパフォーマンスに大きな差となって表れます。これを証明するために、信託報酬の違いによるパフォーマンスを比べた次のグラフをご覧ください。

 

信託報酬の違いによるパフォーマンス比較グラフ
■信託報酬の違いによるパフォーマンス比較 (引用:三菱UFJ国際投信

 

信託報酬が0.189%(ピンク色)と1.00%(青色)とでは、20年後にはパフォーマンスの差は25.5%(ポイント)になります。そのため、同じ資産クラスの投資信託で迷ったら、信託報酬が低いほうを選ぶことをおすすめします。

 

最後に、今回のランキングに入ったインデックスファンドを資産クラスごとに整理しておきます。

 

■楽天証券でおすすめのインデックスファンド

 

【米国株式】

  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
  • 楽天・全米株式インデックスファンド
  • 楽天・S&P500インデックス・ファンド

 

【全世界株式】

  • eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
  • 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

 

【先進国株式】

  • eMAXIS Slim先進国株式インデックス

 

楽天証券は、つみたてNISAの全257銘柄のうち203本(2023年11月1日時点)を扱っており、自分に合った商品を選ぶことができます。

 

本記事をヒントにして長期運用に適した投資信託を見つけて、あなたの資産形成にお役立てください。

 

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