SBI証券で「三井住友カード」を使って投資信託の積立額を決済すると、Vポイントが0.5%~最大5.0%付与されます(つみたてNISAも対応)。FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が、おすすめのカードの種類や、登録・設定方法などを解説します。
SBI証券でクレカ積立…「三井住友カード」の登録・設定方法を解説

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「貯蓄から投資へ」の流れのなか、NISAやiDeCo(イデコ)を始める人が増えています。

 

しかし、同じ金額を投資するなら、少しでもお得で楽な方法で始めたいと思うはずです。

 

そこで最近主流となっているのが、クレジットカードで投資信託の積立額を決済し、カードのポイントを貯めながら資産形成をする方法。

 

本記事では、人気ネット証券であるSBI証券に三井住友カードを登録し、クレジットカードのポイントを貯めながら投信積立をする方法を、初心者にもわかりやすく解説します。

 

「SBI証券で三井住友カードでクレカ積立をするメリットは?」

「どうやってカードを登録して積立設定するの?」

「おすすめの三井住友カードは?」

 

という方は、ぜひ参考にしてください。最後まで読むと、SBI証券でお得に資産形成を始めることができます。

 

1. 三井住友カードによるSBI証券「クレカ積立」の概要

(SBI証券公式YouTubeチャンネル『#18 SBI証券で便利で簡単なクレカ積立を始めよう!』)

 

SBI証券の「クレカ積立」とは、SBI証券で取り扱っている投資信託をクレジットカードで購入し、積立買付ができるサービスのことです。

 

カードの種類にもよりますが、三井住友カードが発行するクレジットカードで決済すると、SMBCグループの「Vポイント」が積立額に対して0.5~最大5.0%付与されます。

 

ただし、三井住友カードが発行するクレジットカードであってもVポイントが貯まらないカードの場合、SBI証券でクレカ積立はできてもポイント付与の対象外となります。

 

たとえば、三井住友カードが発行するVisa LINE Payクレジットカードは、VISA加盟店で利用すると1%のLINEポイントが還元されます。SBI証券でクレカ積立に使うこともできますが、その場合はVポイントだけでなく、LINEポイントも貯まりません。注意しましょう。

 

それでは早速、SBI証券のクレカ積立のサービス概要を見てみましょう。

 

■SBI証券の「クレカ積立」の概要

対象口座 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA
※ジュニアNISA、iDeCo、法人口座は対象外
対象商品 積立買付が可能な「投資信託」のみ
積立設定が可能な額 月100円~50,000円
ポイント付与の
対象カード
三井住友カードが発行するカードで「Vポイント」が付与されるもの
※他社が発行するカードでは、SBI証券で積立買付の設定ができません
付与されるポイント Vポイント
ポイント付与率 0.5~最大5.0% ※カードの種類による
積立設定の締切日 毎月10日
買付日 第1営業日のみ ※選択不可
カード代金の支払い日 カード利用日の翌月10日もしくは26日 ※カードの種類によって異なる
Vポイント付与日 カード売上月の月末ごろ

 

次章では、SBI証券のクレカ積立のメリットを解説します。

 

SBIグループ全体の口座数が1,100万を突破

SBI証券の公式サイトへのリンク

 

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2. 三井住友カードによるSBI証券「クレカ積立」のメリット5つ

メリット
(※写真はイメージです/PIXTA)
 

SBI証券のクレカ積立の主なメリットは、次の5つです。

 

 

ぞれぞれ解説します。

メリット①:積立額に応じて「Vポイント」が0.5~最大5.0%貯まる

Vポイント
(引用:SBI証券)

 

SBI証券で三井住友カードを使って投信積立をすると、SMBCグループが発行する「Vポイント」が貯まります。

 

ポイント還元率はカードの種類によって異なり、毎月の積立額に対して0.5~最大5.0%付与されます(カードの種類は6章で解説)。

 

ただし、毎月の積立額の上限は50,000円まで。

 

たとえば、三井住友カード(NL)の一般カードで毎月50,000円を決済して投信積立をすると、毎月250ポイント(=50,000円×0.5%)が還元されます。そして、貯まったVポイントは、1ポイント=約1円の価値として、次のようなサービスに利用できます。

 

  • 専用サイトでポイントを使って買い物
  • カードの支払いに充てられる「キャッシュバック」
  • 三井住友銀行の振込手数料に充当
  • dポイントなどの他社ポイントやマイレージに移行
  • Amazonギフト券などのオンラインギフト券に交換

 

証券口座(特定口座や一般口座)内にある資金(預り金)を使って積立買付をすることもできますが、その場合はポイントが付与されません。同じ金額を投資に回すなら、少しでもお得な方法を選びたいはずです。

 

「ポイント還元といっても、たったの数%でしょ?」

 

と思うかもしれませんが、投信積立は数十年間にわたって長期で行うのが基本です。もし、月50,000円を三井住友カード(NL)で20年間積み立てれば、還元率が0.5%でも合計60,000ポイント(=50,000円×0.5%×12ヵ月×20年間)が貯まります。

 

60,000円もあれば、ちょっとした旅行にも行ける金額になりますよね。

 

SBI証券の必須アイテム

三井住友カードナンバーレスを作る

 

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メリット②:投信保有時にもポイントが貯まる

ポイント
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券には、三井住友カードによるクレカ積立に限らず、投資信託の月間平均保有金額に応じてポイントが付与される「投信マイレージ」というサービスがあります。

 

付与されるポイントは、「Tポイント」「Pontaポイント」「Vポイント」「dポイント」「JALのマイル」のなかから1つを選ぶことができ、Vポイントを選べばクレカ積立時とダブルで貯めることもできます

 

そのため、SBI証券のクレカ積立は、ポイントを貯める「ポイ活」をしている人にもおすすめです。

 

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メリット③:「最低積立金額が100円」なので初心者にも始めやすい

100円投資
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「投資に興味はあるけれど、まとまった資金がない」

「自分のお金は使いたくない」

「損するのが怖い」

 

のような理由で、なかなか投資を始められない人も多いと思います。

 

しかし、SBI証券のクレカ積立なら最低月100円から積み立て可能なので、初心者でも気軽に始められます。

 

投資で大切なことは、100円でもいいので自分のお金で実際に始めてみることです。わからないことが出てきたら、その都度調べて少しずつ知識を増やしていけば大丈夫です。あとから増額もできるので、無理のない金額で始めて慣れていきましょう。

 

メリット④:「入金不要」なので毎月確実に積み立てが可能

コインの積み上げ
(※写真はイメージです/PIXTA)
 

証券口座(特定口座や一般口座)の預り金から積立買付をする場合、残高が不足してると買付が実行されず、その月はもう自動で積み立てはできません(手動はOK)。

 

しかし、クレカ積立であれば、最初に設定しておけば証券口座の残高を気にすることなく第1営業日にカード決済され、毎月確実に積立買付が実行されます。

 

手数料は無料なうえ、資金の移し替えをする手間もないため、面倒になって途中でやめてしまう心配もありません。

 

メリット⑤:「つみたてNISA」「新NISA」にも対応

つみたてNISA
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券のクレカ積立は、「つみたてNISA」の毎月の積立額を三井住友カードで決済してもポイントが貯まります。

 

つみたてNISAとは、少額による「長期・積立・分散投資」を支援するための非課税制度のこと。毎年40万円までの積み立てが可能で、最大20年間、合計800万円までの投資で得た利益と投資信託から出る分配金が非課税になります。

 

■つみたてNISAの変更点

2023年1月1日より、つみたてNISAは2023年1月1日時点で18歳以上であれば口座開設が可能になりました。以前は20歳以上が対象でしたが、2022年4月に成人年齢が引き上げられ、従来よりも早く資産形成に取り組むことができます。

また、2024年からの新しいNISAでは現行のつみたてNISAは「つみたて投資枠」として引き継がれ、現在の3倍の年間120万円(生涯投資枠は1,800万円)まで積立投資ができるようになります。さらに、非課税期間が無期限化されることから、開始タイミングに関係なく非課税の恩恵を受けながら腰を据えて資産形成を始められます。

 

つみたてNISAの毎月の積立額は最大33,333円(=400,000円÷12ヵ月)なので、ポイント付与の上限(月50,000円まで)まであと16,667円は積立可能です。

 

そのため、余力があれば、残りの16,667円は通常の課税口座(特定口座もしくは一般口座)でクレカ積立をすることでポイント還元のメリットを最大限に享受できます。

 

2024年からの新NISA口座にもおすすめ

SBI証券の公式サイトへのリンク

 

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3. 三井住友カードによるSBI証券「クレカ積立」のデメリット4つ

デメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

メリットの次は、SBI証券のクレカ積立の主なデメリット(注意点)も見ておきましょう。

 

 

それぞれ解説します。

デメリット①:買付タイミングが「毎月」のみ

カレンダー
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券で証券口座から積立投資をする場合は、積立てのタイミングは「毎日・毎週・毎月」から選べます。

 

「毎日」は、1ヵ月の積立額を営業日で割った金額を平日毎日コツコツ積み立てる形式。「毎週」は1週間に1回。「毎月」は月に1回です。

 

SBI証券は「毎週」の買付タイミングがある数少ない証券会社で、クレカ積立の場合は「毎月」と決められています。原則、第1営業日に買付を行い、土日や祝祭日の場合は翌営業日にカード決済が実行されます。

 

ただし、最終的な利益は売却するタイミングによって左右される異なるので、「毎日」「毎週」「毎月」のどれがおすすめで、どれが不利というのはありません。そのため、SBI証券のクレカ積立で「毎月」しか選べなくても気にする必要はありません。

 

デメリット②:ポイントを交換するにはひと手間掛かる

貯まったVポイントを交換するには、三井住友カードの会員専用サイト「Vpass(ブイパス)」に登録をして申請する必要があります。

 

三井住友カードMyページ
(三井住友カードのVpassログイン画面より引用)

 

楽天証券楽天カードを利用してクレカ積立をするときに貯まる楽天ポイントならコンビニなどですぐに使えますが、Vポイントの場合はひと手間が必要です。

 

ただし、一度慣れてしまえば交換方法は簡単なので、せっかく貯めたVポイントは確実に交換して使い切りましょう。

 

デメリット③:ゴールドカードの年会費を永年無料にする条件に「積立額」は入らない

バツマークの札を上げる女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券でクレカ積立をするには、Vポイントが貯まる三井住友カードを選ぶ必要があります。

 

カードの種類によって付与率は0.5~最大5.0%と異なり、三井住友カード ゴールド(NL)の場合は1.0%還元。年会費が5,500円(税込)かかりますが、年間100万円のカード利用で翌年度以降の年会費がずっと無料になります(通称:「100万円修行」)

 

ただし、クレカ積立によるカード利用分は、翌年度以降の年会費が永年無料になるカード利用額(100万円)にはカウントされません。

 

そのため、三井住友カード ゴールド(NL)を年会費無料でずっと使ってクレカ積立で1.0%還元を実現したい場合は、年間100万円以上をカード決済するかどうかを考えてから判断しましょう。カードの年会費を無料にするために無駄な買い物をしたら本末転倒です。

 

デメリット④:カードの種類によっては他社の還元率のほうが高い

クレジットカード
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

クレカ積立のサービスを実施しているネット証券は他にもあります。

 

なかでも注目なのがマネックス証券で、マネックスカードでクレカ積立をするとマネックスポイントが1.1%還元されます。一方、SBI証券で同じ年会費無料の三井住友カード(NL)を使ってクレカ積立をする場合は、0.5%の還元率。

 

ただし、クレカ決済のポイント還元率だけを見てどちらのネット証券のほうが優れていると決めるのは早計です。

 

SBI証券をメインでずっと使っている人はSBI証券のままでいいですし、マネックス証券でのクレカ積立を優先して、余力があれば毎月5万円を超える部分をSBI証券でクレカ積立をするのも選択肢の一つです。

 

ポイント還元はあくまでも“おまけ”だと考えて、総合的に判断しましょう。

 

4. SBI証券に三井住友カードを「登録」する方法【画像解説】

カードを持っている女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この章では、SBI証券に三井住友カードを登録する方法を、実際の画面を使って解説します。流れは、以下のとおり。

 

■SBI証券で三井住友カードを登録する流れ

 

  1. SBI証券にログイン後、三井住友カードの登録画面に進む
  2. 規約を確認し、クレジットカードの登録手続きに進む
  3. 三井住友カードの会員専用サイト「Vpass」にログイン
  4. 積立設定するカードを確認
  5. クレジットカード番号を入力して支払い情報の登録

 

順番に解説します。

 

STEP1:SBI証券にログイン後、三井住友カードの登録画面に進む

SBI証券にログインしたら、一番上にあるメニューから「①取引」>「②投資信託」>「③投信(積立買付)」>「④クレジットカード」>「⑤登録する」の順にクリックし、三井住友カードを登録します。

 

SBI証券の画面

 

 

STEP2:規約を確認し、クレジットカードの登録手続きに進む

各種規約をPDFで確認したら、チェックボックスにチェックをつけます。

 

そして、取引パスワードを入力して、クレジットカードの登録手続きに進みましょう。

 

ご利用可能カード一覧

 

 

STEP3:三井住友カードの会員専用サイト「Vpass」にログインする

「Vpass」への画面が出てくるので、ログインします。登録がまだの方は、「Vpass登録」から登録しましょう。

 

Vpassログイン

 

 

STEP4:積立設定に使う三井住友カードを確認する

クレカ積立に使う三井住友カードを確認し、「次へ進む」をクリックします。

 

ログインカードの確認

 

すると、「サービスへの同意」の画面が出てくるので、内容をよく読んで「同意する」をクリックします。

 

 

STEP5:クレジットカード番号を入力して支払い情報の登録をする

カード番号を入力し、クレジットの支払い情報を登録します。

 

カード番号入力

 

 

STEP6:「クレジットカードのご登録が完了しました」と表示されるのを確認

登録が完了すると、次のように「クレジットカードのご登録が完了しました」と表示されます。

 

クレジットカード登録(登録結果)

 

これで、SBI証券と三井住友カードの紐づけが完了しました。

 

5. SBI証券で三井住友カードを使って「積立設定」をする方法【画像解説】

パソコンの前で笑顔の女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券に三井住友カードの登録ができたら、積立設定をしましょう。10日までに設定すれば、翌月の第1営業日から積立買付を始めることができます。

 

あとは基本的に“ほったらかし”で大丈夫なので、最初に確実に設定しておきましょう。流れは、次の5ステップ。

 

■SBI証券でクレカの積立設定をする流れ

 

  1. 積立設定する投資信託を選択
  2. ファンドの詳細画面から「積立買付」をクリック
  3. 注文内容を入力
  4. 「目論見書」に目を通す
  5. 取引パスワードを入力し、「設定する」をクリック

 

順番に解説します。

 

STEP1:積立設定する投資信託を選択する

積立設定する投資信託の注文画面を表示させる方法はいくつかありますが、今回は、SBI証券内での週間販売金額ランキングからファンドを選択する方法を紹介します。

 

SBI証券にログインしたら、一番上にあるメニューから「①取引」>「②投信」>「③投資信託ランキングの販売金額」>「④1位のファンド(今回は「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」)」の順にクリックします。

 

SBI証券の画面

 

 

STEP2:ファンドの詳細画面から「積立買付」をクリックする

ファンドの運用方針やチャート、信託報酬(投資信託の運用や管理にかかる手数料)などの詳細情報が載ったページが表示されたら、「積立買付」をクリックします。

 

なお、つみたてNISAで買付をする場合は、その右の「つみたてNISA買付」をクリックします。

 

積立買付

 

 

STEP3:注文を入力する

決済方法は「クレジットカード」を選択します。

 

そして、毎月の「積立金額」を入力します(今回は「10,000円」に設定)。ちなみに、SBI証券のクレカ積立の最低申込金額は100円で、上限は50,000円です。

 

申込内容を確認したら、「次へ」をクリックします。

 

積立設定

 

 

STEP4:「目論見書」に目を通す

目論見書(投資信託の説明書のようなもの)に目を通したら、「確認画面へ」をクリックします。

 

 

STEP5:取引パスワードを入力し、「設定する」をクリック

設定内容を確認したら取引パスワードを入力し、最後に「設定する」をクリックします。

 

次のように、「積立設定を受付致しました」と表示されたら完了です。

 

積立設定を受付致しました

 

あとは、初回の買付日まで待ちましょう。

 

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6. Vポイント付与対象のおすすめの三井住友カードを比較

本を持っている女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この章では、SBI証券でクレカ積立ができる「Vポイント付与対象の三井住友カード」を還元率ごとに紹介します。

 

ただし、Vポイントが貯まらない三井住友カードではクレカ積立分のポイントは付与されないので、ご注意ください。

 

クレカ積立
の還元率

三井住友カードの種類

0.5% 三井住友カード(NL)
1.0%

三井住友カード ゴールド(NL)

三井住友カード ゴールド PA-TYPE

三井住友カード ゴールド Visa/Mastercard

三井住友カード プライムゴールドVisa/Mastercard

三井住友カードゴールドVISA(SMBC)

三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC)

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド Visa/Mastercard

三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(Visa/Mastercard)

三井住友銀行キャッシュカード一体型カード(ゴールド/プライムゴールド)

5.0%

三井住友カード プラチナプリファード

三井住友カード プラチナ Visa/Mastercard

三井住友カード プラチナ PA-TYPE Visa/Mastercard

三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(Visa/Mastercard)

 

ポイント付与率は、カードのステータス(ランク)が高くなるにつれて次のように高くなります。

 

  • 一般カード:0.5%
  • ゴールドカード:1.0%
  • プラチナカード:5.0%

 

しかし、同じ三井住友カードでも種類があり過ぎてどれを選んだらいいかわからないはずです。

 

そこで、各ステータスのなかからおすすめのカードを1枚ずつ選んで比較したのが次の表です。

 

  ①三井住友
カード(NL)
②三井住友カード
ゴールド(NL)
③三井住友カード
プラチナプリファード
カード
デザイン
三井住友カード 三井住友ゴールドカード 三井住友カードプラチナリファード
カードのランク 一般カード ゴールドカード プラチナカード
クレカ積立の付与率 0.5% 1.0% 5.0%
カード本来の還元率 0.5% 0.5% 1.0%
年会費 永年無料 5,500円(税込) 33,000円(税込)
おすすめの人 主に初心者 年間100万円以上使う人 年間200万円以上使う人
申込対象 満18歳以上の方
(高校生は除く)
満20歳以上で、本人に安定継続収入がある方
公式サイト  詳細を見る   詳細を見る   詳細を見る 

 

三井住友カードで人気のデザインが、券面に番号や名前が印字されていないナンバーレス(NL)カード。

 

レジの会計時などに盗み見されて不正利用される心配がなく、セキュリティが高いのが特長です(カード番号はアプリで確認可能)。

 

また、対象のコンビニ・飲食店で「Visaのタッチ決済/Mastercard®タッチ決済」で支払うと最大7.0%還元になり、高還元率のカードとして人気を集めています。

 

※商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率に ならない場合があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。 上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。

 

それでは、SBI証券でクレカ積立を始めるなら、どの三井住友カードがおすすめでしょうか?

 

結論から言うと、投資初心者は一般カードの三井住友カード(NL)で十分だと筆者は考えます。

 

クレカ積立の還元率はゴールドカードやプラチナカードのほうが高いですが、投資の本来の目的は、ポイントを多く貯めることではありません。

 

ポイント還元率の高さだけでゴールドカードやプラチナカードを選んで年会費をペイできなかったら意味がありませんし、そもそもカードの審査基準が高くなるので、誰でも作れるわけではありません。

 

まずは一般カードで、クレカ積立はどういうものかに慣れるところから始めることをおすすめします。

 

Vポイントを貯めるなら

三井住友カードナンバーレスを作る

 

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7. よくある質問

マルとバツ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、SBI証券の「クレカ積立」に関するよくある質問に10個回答します。疑問は解決しておきましょう。

Q1. SBI証券で三井住友カードによるクレカ積立のキャンペーンは実施していますか?

現在実施中の三井住友カード×SBI証券のキャンペーンは、三井住友カードのキャンペーン情報から確認できます。SBI証券のキャンペーンページには載っていないので、逃さないようにしましょう。

 

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Q2. SBI証券で「個別株・米国株・ETF」もクレカ積立できますか?

SBI証券でクレカ積立ができるのは、積立買付が可能な「投資信託」だけです。

 

ちなみに、SBI証券には米国の個別株式(ETFも対象)を希望日に自動買付できる「米国株式・ETF定期買付サービス」もあります。

 

Q3. SBI証券で「クレカ積立」ができるのは1銘柄だけですか?

いいえ。クレカ積立の上限額の月5万円までなら、複数のファンドを組み合わせて積立設定が可能です。

 

Q4.「つみたてNISA」でクレカ積立ができるなら、「iDeCo」もできますか?

いいえ、できません。iDeCo(個人型確定拠出年金)の毎月の掛金は、どこの証券会社でもクレカ決済はできません。

 

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Q5.「Amazonカード」や「イオンカード」でもSBI証券でクレカ決済はできますか?

三井住友カードではないカード会社が発行するクレジットカードでは、SBI証券で投信積立ができません。

 

また、三井住友カードが発行するクレジットカードでも、たとえばVisa LINE Payクレジットカードのように、Vポイント以外(この場合はLINEポイント)が貯まるカードの場合は、クレカ積立はできてもポイントは付与されません。

 

Q6. Vポイントが貯まる三井住友カードの「家族カード」でも、SBI証券でクレカ決済はできますか?

Vポイント付与の対象となっている三井住友カードであっても、家族カード(クレジットカードの契約者である本会員の家族に対して発行できる2枚目のカード)では、SBI証券で積立買付ができません。

 

Q7. カードの国際ブランドは、「VISA」でも「Mastercard」でもSBI証券でクレカ決済できますか?

はい。VISAでもMastercardでも、SBI証券でクレカ決済は可能です。

 

Q8. SBI証券の「Vポイントコース」や「Tポイントコース」とは何ですか?

SBI証券の口座開設、投資信託や国内株式など、様々な取引に応じてポイントが貯まるサービスのことです。Vポイントを貯めるなら「Vポイントコース」、Tポイントを貯めるなら「Tポイントコース」を選択します。

 

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Q9.「SBIハイブリッド預金」とは何ですか?

「SBIハイブリッド預金」を簡単にいうと、SBI証券専用の住信SBIネット銀行の預金口座です。2つの口座は連動しており、住信SBIネット銀行の預金口座に入れておけば、積立投資の引き落とし日に合わせてSBI証券に手動で資金移動することなく積立買付をしてくれます。

 

また、SBIハイブリッド預金の金利は普通預金金利の10倍の0.01%で、通常より多くの利息がもらえます。

 

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Q10. SBI証券と相性がいい銀行はどこですか?

SBI証券と相性がいい銀行は、同じSBIグループの住信SBIネット銀行SBI新生銀行です。

 

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8. まとめ

パソコンの前で喜んでいる女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、SBI証券で三井住友カードを使って「クレカ積立」をするメリットとデメリット、始め方、おすすめの三井住友カードなどを紹介しました。

 

積立投資は難しい知識は不要で、初心者でも最小限の手間と労力で資産運用を続けることができます。

 

本記事を参考にしてSBI証券でクレカ積立を始め、ポイントを貯めながら賢く資産形成に取り組みましょう。

 

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