「つみたてNISAは、どの銘柄を買えばいいの? どこで始めたらいい?」という声をよく聞きます。本記事では、つみたてNISA(積立NISA)でおすすめの銘柄(投資信託)15本と口座(証券会社・銀行)を10社厳選し、FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が解説します。
つみたてNISAおすすめ銘柄と証券口座ランキングTOP10【2022年版】

2018年の制度開始以降、「つみたてNISA(ニーサ)」の口座を開設する人は「一般NISA」を上回るペースで増加し、518口座を突破(2021年12月末)。投資未経験者を中心に、資産形成に取り組む人が増えています。

 

そのような背景のなか、将来に備えてつみたてNISAを始めようと思っていながら、

 

「つみたてNISAの仕組みがイマイチわからない」

「どこの証券会社で始めたらいいの?」

「何の銘柄を買えばいいの?」

 

という疑問を解消できず放置してしまい、なかなか始められない人もいます。

 

そこで本記事では、つみたてNISAを取り扱う約170の金融機関のなかから、おすすめの口座を10社紹介します。それに加えて、214本のつみたてNISA対象銘柄のなかから、おすすめの投資信託を厳選して15本紹介します。

 

最後まで読めば、自信を持ってつみたてNISAを始められるようになります。ぜひ、お役立てください。

 

8月の注目つみたてNISA口座
楽天キャッシュをわかりやすく説明した図
(引用:楽天証券

 

楽天証券では、6月19日から電子マネー「楽天キャッシュ」による投信積立ができるようになりました。

 

これまでは、楽天カード決済で投資積立をすると、楽天ポイントが1%還元されるサービスが人気でした。しかし、9月買付分から還元率が実質0.2%にダウンすることに伴って登場したのが「楽天キャッシュ決済」。

 

楽天キャッシュ決済を利用すると、年内は1%還元を維持し、2023年以降は0.5%還元へのダウンに抑えられます(つみたてNISAも同じ)。

 

どこの金融機関でつみたてNISAを始めようか迷っていた方、普段から楽天ポイントを貯めている方は、選択肢の一つとしてご検討ください。

 

 

1. つみたてNISA(積立NISA)の始め方

つみたてNISAの始め方
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISA(積立NISA)は、金融庁主導で2018年から始まった、少額による「長期・積立・分散投資」を支援するための非課税制度です。

 

毎年40万円まで積み立て可能で、最大20年間、合計800万円までの投資で得た利益と、投資信託から出る分配金(株式の配当金にあたるもの)が非課税になるのが特徴です。

 

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まずは、このつみたてNISAを始めるまでの流れをつかんでおきましょう。

 

■つみたてNISAを始めるまでの3ステップ
  1. 口座開設をする金融機関を決める
  2. 購入する銘柄を選び、積立設定をする
  3. 初回買付日に引き落としされるのを確認する

 

最初の設定が完了し、初回の買付ができれば、あとは年に数回ログインし、積立残高をチェックするだけで基本的には大丈夫です。

 

なお、実際の口座開設から積立設定をするまでの具体的な手順は、『SBI証券のつみたてNISA…始め方と買い方を画像で解説』をご覧ください。

 

SBI証券で口座開設をしてつみたてNISAを始める方法を紹介していますが、他社でも大体同じなので、大まかな流れをつかんでください。

 

2. つみたてNISA口座(証券会社・銀行)の選び方

積立nisa口座(証券会社・銀行)選び方のポイント
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAの口座開設は無料ですが、1人1口座しか作れません。あとから変更もできますが、手間がかかるため、最初の金融機関選びは慎重に行う必要があります。

 

つみたてNISAの口座を選びで注意したいことはいくつかありますが、失敗しないためのポイントは次の3つ。

 

■つみたてNISAの口座選びのポイント3つ
  1.  取扱い銘柄数
  2. 「ポイント還元」などの独自サービス
  3.  引落しに対応している銀行など

 

それぞれ解説します。

 

2.1. 取扱い銘柄数

商品ラインナップ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAで購入できる銘柄は、金融庁が指定した214本の投資信託とETF(上場投資信託)に限られます。

 

しかし、つみたてNISAを取り扱っている金融機関は、そのなかから銘柄を絞り込んで提供しています。そのため、取扱い銘柄数(商品ラインアップ)が多いほうが、より多くの選択肢のなかから選ぶことができます。

 

 

2.2.「ポイント還元」などの独自サービス

ポイント還元サービス
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAの商品は、どこの金融機関で買っても購入時にかかる手数料は無料です。また、同じ投資信託(ファンド)であれば、信託報酬(運用や管理にかかるコスト)はどこで買っても同じです。

 

そのため、差別化できるのは、「ポイント還元」などの独自のサービスに限られます。

 

つみたてNISAの口座選びをわかりやすく言うと、型式が同じ冷蔵庫を買うときに、品揃えが多い複数の量販店のなかから、ポイント還元率や接客サービスがいい店舗を選んで買うことに似ています。

 

 

2.3. 引落しに対応している銀行など

銀行のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAの毎月の積立金額は、証券口座残高からの振替えや銀行口座からの引落しが一般的です。

 

銀行口座からの引き落としの場合、メガバンクや主要なネット銀行であれば、大体のつみたてNISAを扱う金融機関で引落しが可能です。

 

しかし、地方銀行や信用金庫には対応していない金融機関もあるので、自分が普段利用する銀行が対象になっているかを事前に確認することをおすすめします。

 

つみたてNISA口座を選ぶその他に項目に、「積立頻度」や「最低積立投資額」が挙げられることがあります。

積立頻度の選択肢は「毎月」「毎日」(SBI証券は「毎週」もあり)から選べるネット証券が多いですが、運用成績は売却時の価格に左右されるうえ、積立頻度によって大きな差はないとされているので、あまり重視する必要はありません。

また、最低積立投資額は「100円」から始められるネット証券もありますが(「1,000円」が一般的)、毎月100円を20年間積み立てても24,000円にしかなりません。100円なら気軽に始められますが、将来を豊かに暮らす金額を貯めるのは難しいので、こちらもあまり重視する必要はないでしょう。

 

3. つみたてNISAのおすすめ口座(金融機関)TOP10

積立nisaおすすめランキング
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

それではここで、つみたてNISA口座を選ぶときに重要な「取扱い銘柄数」や「ポイント還元」をはじめ、「サイトの使い勝手」「口座開設数」などの項目から総合的に判断し、つみたてNISAでおすすめの証券会社と銀行をランキング形式で紹介します。

 

なお、つみたてNISAの対象である投資信託の販売手数料はすべてゼロ(=ノーロード)と金融庁が定めているので、ランキングの選定基準に「手数料」は入れていません。

 

比較表をご覧ください。

 

■つみたてNISA…おすすめ口座ランキング

順位 口座 取扱い
銘柄数
選べる
積立頻度
最低積立
投資額
積立投資ができる
クレジットカード
ポイント
還元率
つみたてNISAで
貯まるポイント
解説を
読む
1位 SBI証券 183本 毎日・毎週・毎月※1 100円 三井住友カード 0.5%※2 Vポイント 解説へ
2位 楽天証券 181本 毎日・毎月※3 100円 楽天カード 1%※4 楽天ポイント 解説へ
3位 マネックス証券 152本 毎日・毎月 100円※5 マネックスカード 1.1% マネックスポイント 解説へ
4位 auカブコム証券 171本 毎月 100円 au PAYカード 1% Pontaポイント 解説へ
5位 松井証券 173本 毎月 100円

解説へ
6位 LINE証券 9本 毎日・毎月 1,000円 解説へ
7位 SMBC日興証券 158本 毎月 1,000円 dカード※6 0.03% dポイント 解説へ
8位 イオン銀行 20本 毎月 1,000円 解説へ
9位 セゾン投信 2本 毎月 5,000円 解説へ
10位 SBIネオトレード証券 1本 毎月 100円 解説へ

※1 三井住友カードによるクレカ決済は「毎月」のみ
※2 一般カードの「三井住友カード(NL)」の場合

※3 楽天カードによるクレカ決済は「毎月」のみ
※4 楽天キャッシュ決済の場合(2022年12月買付分まで)
※5 クレカ積立の場合は「1,000円」
※6 ダイレクトコースの「投信つみたてプラン」のみ

 

各金融機関のつみたてNISAの特色を見ていきましょう。

①「SBI証券」は三井住友カードで積立額を決済するとポイント0.5%還元

三井住友カードによるSBI証券のクレカ積立

 

■「SBI証券のつみたてNISA」おすすめポイント

  •  取扱い銘柄数が最多 
  •  三井住友カードで積立額を決済するとポイント還元
  •  投資信託の平均保有残高に応じてポイントが貯まる
  • 「毎週」の積立頻度にも対応

 

SBI証券のつみたてNISAの特徴は、積立額を三井住友カードで決済すると、三井住友グループのVポイントがカードの種類によって0.5~2%貯まること(ポイント付与の対象の上限は5万円)。

 

このVポイントは、Amazonギフトカードなどのオンラインギフトカードやマイレージに交換することができます(Vポイントによる投資も2022年5月30日よりスタート)。

 

また、投資信託の月中の平均保有残高(つみたてNISAも対象)に応じて、TポイントもしくはPontaポイント、dポイントが貯まります。

 

SBI証券はつみたてNISAの商品ラインアップが最も多く、信託報酬を0.15%以下に抑えた低コストの「SBI・Vシリーズ」が人気です。

 

また、「毎週」の積立頻度に対応している数少ない証券会社で、「毎月」だと少なすぎだが、「毎日」だと多すぎで程々の頻度でよい、という人にはおすすめです。ただし、クレカ積立の場合は「毎月」しか選べません。

 

■「SBI証券のつみたてNISA」基本情報

 

\三井住友カードのクレカ積立でポイント還元/

SBI証券で積立NISA口座を開設する

 

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②「楽天証券」は楽天キャッシュ決済で年内は1%還元を維持!

楽天キャッシュ決済の説明

 

■「楽天証券のつみたてNISA」おすすめポイント

  • 取扱い銘柄数が2番目に多い
  • 楽天キャッシュ決済で合計1%ポイント還元
  • 楽天ポイントを再投資できる

 

楽天証券では、つみたてNISAを含む投資信託の積立金額を楽天カードで決済をすると楽天ポイントが1%貯まるサービスが人気でした。しかし、2022年9月買付分からは実質0.2%還元にダウン。

 

その代わりに誕生したのが、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」による決済方法。

 

楽天キャッシュで投信積立をすると2022年8月買付分~12月買付分までは0.5%が還元され、楽天カードから楽天キャッシュへの0.5%還元(常時実施)と合わせると、2022年中は合計1%還元を維持できます(詳細は、『楽天証券の「楽天キャッシュ決済」…投信積立の設定方法を画像で解説』をご覧ください)。

 

貯まった楽天ポイントは楽天証券で再投資(=「ポイント投資」)することもできますし、楽天市場やコンビニ、スーパーなどで1ポイント=1円として使用することもできます。

 

また、楽天証券はつみたてNISA全銘柄の約9割の181本をカバーしており、商品選びの選択肢が多いのも強みです。

 

■「楽天証券のつみたてNISA」基本情報

 

\「楽天キャッシ決済」で年内は1%還元/

楽天証券で積立NISA口座を開設する

 

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③「マネックス証券」はマネックスカードで決済すると驚異の1.1%還元!

マネックス証券のクレジットカードによるポイント還元率は最大の1.1%

 

■「マネックス証券のつみたてNISA」おすすめポイント

  • マネックスカードで積立額を決済するとポイント1.1%還元
  • 投資信託の平均保有残高に応じてポイントが貯まる
  • 商品ラインアップのバランスがよい
  • ポイントの交換先が多い


マネックス証券でも、2022年2月25日よりマネックスカードによる投信積立がスタート。毎月の積立額に応じて、1.1%のマネックスポイントが貯まり、口座数が増加しています(ポイント付与の対象の上限は5万円)。

 

また、SBI証券と同様、投資信託の月中の平均保有残高(つみたてNISAも対象)に応じてマネックスポイントが貯まります。

 

貯まったポイントは、Amazonギフト券やdポイント、Tポイント、Pontaポイント、nanacoポイント、WAONポイント、JALやANAのマイルなど、自分が普段貯めているポイントに交換できます。

 

さらに、つみたてNISAの商品ラインアップは152本と、他社の引けを取りません。

 

■「マネックス証券のつみたてNISA」基本情報

 

\ポイント還元率は驚異の1.1%を実現/

マネックス証券で積立NISA口座を開設する

 

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④「auカブコム証券」でau PAYカードで決済すると1%還元

auカブコム証券でのauPAYカード決済による投資信託の積立

 

三菱UFJフィナンシャル・グループのauカブコム証券は、KDDIのグループのauフィナンシャルホールディングスも出資しており、カブドットコム証券から名称変更したネット証券です。

 

2022年3月28日からau PAYカードによる投信積立のサービスが始まり、1%のPontaポイントが貯まります。

 

さらに、au回線とUQmobileの契約者は、12ヵ月間はそれぞれ5%と3%還元にアップするキャンペーンを実施中です(エントリーは7月31日で終了)

 

■「auカブコム証券のつみたてNISA」基本情報

 

au/UQmobileユーザーのポイントアップ特典の新規エントリー受付は2022年7月31日で終了になりました。詳しくは、公式サイト「投信積立au/UQ mobile特典の新規エントリー受付終了日のお知らせ」をご覧ください。

 

\通常のクレカ積立でも1%還元/

auカブコム証券で積立NISA口座を開設する

 

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⑤「松井証券」は株主優待名人の桐谷さんも愛用している老舗のネット証券

松井証券の「投信アプリ」紹介

 

松井証券は、マネー雑誌に度々登場し、人気TV番組『月曜から夜ふかし』にも出演して全国的に有名になった株主優待名人の桐谷広人さんも利用している老舗のネット証券です。

 

つみたてNISAの取扱い銘柄数は173本とSBI証券と楽天証券に次ぐ多さで、「SBI証券と楽天証券で買える銘柄のいいところ取り」をした印象の商品ラインアップが特徴です。

 

また、スマートフォン向けの『投信アプリ』の使い勝手がいいと評判で、投資信託の購入から購入後のメンテナンスまで可能です。

 

さらに、松井証券は顧客サポートのヘルプデスクが充実しており、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催の2020年度問合せ窓口格付け(証券業界)で、10年連続で最高評価の三つ星を獲得。

 

口座を持っていればオペレーターが遠隔操作しながら説明してくれるので、パソコンが苦手な人や初心者にもおすすめです。

 

■「松井証券のつみたてNISA」基本情報

 

\SBI証券と楽天証券の商品も買える/

松井証券で積立NISA口座を開設する

 

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松井証券が株式会社ジャックスと提携して発行している「MATSUI SECURITIES CARD(マツイセキュリティーズカード)」。普段の買い物で利用すると、松井証券ポイントが0.5%還元されます。

貯まったポイントは、松井証券で3つの投資信託(「ひふみプラス」「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」)を自動積立で購入できます。

そのため、元手資金0円から気軽に投資を始めたい方には特におすすめです。ただし、このカードで松井証券が販売している投資信託を直接購入することはできません。

 

⑥「LINE証券」では手数料無料で話題の投資信託がネット証券で初めて買える

LINE証券のつみたてNISAサービス開始のお知らせ

 

■「LINE証券のつみたてNISA」おすすめポイント

  • 厳選された商品ラインアップ
  • 手数料無料の投資信託がネット証券で唯一買える
  • すべてスマホで完結する

 

スマホの画面設計がわかりやすくて、20代30代の資産形成層に人気のLINE証券。

 

2022年2月9日につみたてNISAのサービスが始まり、電車のなかでLINEトークのついでに積立設定をしたり、残高のチェックなどができたりします。

 

取扱い銘柄数は9銘柄ですが、個人投資家に人気の銘柄を厳選しています。

 

特に、販売手数料・運用手数料・信託財産留保額の3つの手数料がゼロ(0円)で話題の『野村スリーゼロ先進国株式投信』をネット証券で初めて取り扱っており、コストを極限まで下げたい人におすすめです。

 

■「LINE証券のつみたてNISA」基本情報

 

\スマホでつみたてNISAをしたい人におすすめ/

LINE証券の公式サイトへのリンク

 

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⑦「SMBC日興証券」では毎月の積立金額に応じてdポイントが貯まる

SMBC日興証券の積立NISA

 

三大証券の1つであるSMBC日興証券でも、つみたてNISAを始められます。基本はネットでの取引になりますが、全国に約120の支店があるので、わからないことがあれば店舗で直接聞くことができます。

 

また、「ダイレクトコース」の「投信つみたてプラン」では、毎月の積立金額に応じて「dポイント」が貯まるのも特徴です。

 

■「SMBC日興証券のつみたてNISA」基本情報

 

\全国約120の支店で相談して始められる/

SMBC日興証券で積立NISA口座を開設する

 

⑧「イオン銀行」は近所のイオンで買い物のついでに資産運用の相談ができる

証券会社での取扱いが多いつみたてNISA。イオングループのイオン銀行は、つみたてNISAの取扱い銘柄数が2番目に多い銀行です(1番目は静岡銀行)。

 

口座開設はネットでもできますが、イオン銀行が入っている「イオン」や「イオンモール」でも申し込みや資産運用の相談ができます。

 

そのため、買い物のついでに気軽に利用したい人に特におすすめです。なお、希望日時をフォームに入力して来店予約をすれば、待たずに相談ができます。

 

■「イオン銀行のつみたてNISA」基本情報

取扱い銘柄数 20本
積立頻度 毎月
最低積立金額 1,000円より
貯まるポイント 特になし
おすすめ銘柄

 

\イオンの店頭で資産運用の相談ができる/

イオン銀行で積立NISA口座を開設する

 

⑨「セゾン投信」は2007年から独自の運用哲学を貫く2本のファンドが対象

独立系運用会社のセゾン投信。代表取締役会長CEOの中野晴啓氏は、「長期投資」を根付かせるために全国をセミナーで回り、著書も多数。

 

直販がメインで販売経路が少ないにもかかわらず、運用資産総額は約3,000億円、口座保有者は15万人を突破。『投資家の豊かな人生という幸せを実現する』の哲学を貫き、根強いファンが多い。

 

つみたてNISAの取扱い銘柄は、自社で運用する2銘柄が対象。そのうち、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」のイベントで7位にランクインし、個人投資家の支持を得ています。

 

■「セゾン投信のつみたてNISA」基本情報

取扱い銘柄数 2本
積立頻度 毎月
最低積立金額 5,000円より
貯まるポイント 特になし
おすすめ銘柄

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」

 

\根強いファンが多い独立系運用会社/

セゾン投信の公式サイトへのリンク

 

⑩「SBIネオトレード証券」は旧ライブスター証券の口座があればすぐ取引可能

株式取引手数料が安くて根強いファンも多かったライブスター証券を、SBIグループが買収して誕生したのがSBIネオトレード証券

 

つみたてNISAでは「ひふみプラス」しか買えませんが、旧ライブスター証券の口座を持っていれば、そのまま取引可能です。

 

■「SBIネオトレード証券のつみたてNISA」基本情報

取扱い銘柄数 1本
積立頻度 毎月
最低積立金額 100円より
貯まるポイント 特になし
おすすめ銘柄

「ひふみプラス」

 

\旧ライブスターの口座で「ひふみ」が買える/

SBIネオトレード証券で積立NISA口座を開設する

 

4. つみたてNISA銘柄(ファンド)の選び方のポイント3つ

つみたてNISA銘柄(ファンド・投資信託)の選び方のポイント3つ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

繰り返しになりますが、つみたてNISAで購入できる銘柄は、金融庁お墨付きの214本の投資信託とETFです。

 

国内で販売されている投資信託は6,000本以上あるのでだいぶ絞られていますが、そのなかから選ぶときに特に重要なポイントを3つ紹介します。

 

■つみたてNISAの銘柄選びのポイント3つ
  1.  信託報酬が低いインデックスファンド
  2. 「全世界株式型」か「米国株式型」か「先進国株式型」
  3.  純資産が「100億円以上」のファンド

 

それぞれ理由を解説します。

 

4.1. 信託報酬が低い「インデックスファンド」を選ぶ

インデックスファンドのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投資信託には大きく分けて、次の2種類があります。

 

・インデックスファンド…TOPIXなどの指数に連動した値動きを目指す投資信託
・アクティブファンド…指数を上回るパフォーマンスを目指す投資信託

 

そして、運用期間中は、「信託報酬」という投資信託の運用や管理にかかるコストがずっと発生します。

 

この信託報酬は、インデックスファンドの場合は0.1~0.2%程度のものが多いのですが、アクティブファンドの場合はファンドマネージャーの人件費や企業調査費などが含まれるため、1~3%程度とやや高めです。

 

わずかな差であっても、長期間にわたって積み重なると、大きなコストの差となって運用パフォーマンスに影響を与えます。

 

そのため、最大20年間にわたって運用するつみたてNISAでは、できるだけ信託報酬が低い投資信託、つまりインデックスファンドを選ぶことが鉄則になります。

 

ちなみに信託報酬は、同じ指数(米国S&P500など)に連動するインデックスファンドでも、運用会社によって異なるので、しっかりチェックしましょう。

 

 

4.2.「全世界株式型」か「米国株式型」か「先進国株式型」を選ぶ

「全世界株式型」「米国株式型」「先進国株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

インデックスファンドのなかでも、「全世界株式型」と「米国株式型」と「先進国株式型」がおすすめです。

 

なぜなら、数十年にわたって運用する積立投資では、株価チャートが長期で右肩上がりになる確率が高い商品を選ぶことが重要だからです。

 

1990年1月から2021年11月までの株価の値動きの推移を、米国の代表的な指数であるS&P500(赤色)と日経平均(オレンジ色)のチャートで比べてみましょう。

 

S&P500と日経平均のチャート比較
S&P500と日経平均のチャート比較 (引用:マネックス証券

 

米国の株価は途中で下落しながらも、長期で見ると右肩上りに推移していることがわかります。日経平均と比べると、その差は一目瞭然です。

 

そして、次のグラフが、米国のS&P500(赤色)と、全世界株式(緑色)です。

 

S&P500と全世界株式のチャート比較
S&P500と全世界株式のチャート比較 (引用:マネックス証券

 

どちらも同じような値動きをしながら上昇していることがわかります。

 

なぜ米国株式のチャートが右肩上がりなのかをざっくり説明すると、米国は移民を受け入れて人口が増加しており、労働者が生み出すサービスの価値の合計(=GDP)が大きくなり、それが株価に反映されるからです。

 

そして、「全世界株式型」と「先進国株式型」は約70~80%を米国に投資しているので、「米国株式型」と同じような値動きになるのです。ここがポイントです。

 

一方、日本は少子高齢化が進んで人口が減少しているので、米国のような経済成長が期待しにくく、株価は右肩上がりにはなりにくいとされています。

 

そのため、「全世界株式型」「米国株式型」「先進国株式型」に投資をして、長期的な株価上昇の恩恵の一部を受けようとするのが、資産運用の鉄則です。

 

それでは、どの資産クラス(タイプ)を選べばよいでしょうか?

 

正解はありませんが、米国がこれからも成長し続けると信じる人は「米国株式型」。米国を含む世界中の株式を丸ごと買って成長を期待したい人は、「全世界株式型」もしくは「先進国株式型」を買っておくことをおすすめします。

 

 

4.3. 純資産が「100億円以上」で残高が増加しているファンドを選ぶ

時価総額のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投資信託の時価総額のことを「純資産」といい、“ファンドの規模”を表します。

 

大きければ大きいほどそのファンドに投資している人がいることになるので、純資産は「人気のバロメーター」と捉えることもできます。

 

この純資産が少なければ運用を続けることが困難になり、繰上償還、つまり、運用が強制終了されることもあります。この繰上償還のリスクが低いとされているのが、「純資産(純資産残高)100億円以上のファンド」と言われています。

 

そのため、運用を開始したばかりの投資信託ではない限り、純資産100億円以上で、資金流入が続いて残高が増加しているファンドのなかから選びましょう。

 

なお、金融庁がつみたてNISAで指定するインデックスファンドには、純資産による基準がありません(アクティブファンドは「50億円以上」の基準あり)。100億円より小さいインデックスファンドも含まれているので、自分でフィルタリングして除外する必要があります。

 

5. つみたてNISAのおすすめ銘柄(投資信託)15選

つみたてNISAのおすすめ銘柄(投資信託)15選
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

それでは、つみたてNISAの銘柄選びの3つのポイントを踏まえて、資産クラス別に合計15本紹介します。購入できる主な金融機関も載せているので、参考にしてください。

 

なお、純資産などは2022年8月5日時点の数字で、データは投資信託の格付け評価を手がけるモーニングスター社のものを使用しています。

 

5.1.「全世界株式型」でおすすめの5銘柄

投資信託「全世界株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

一言で「全世界株式型」といっても、連動する指数(インデックス)は、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」など様々です。

 

それぞれ投資する銘柄数が異なり、多いほうがより多く分散できますが、パフォーマンスの優劣は10年後や20年後の売却時にしかわかりません。そのため、購入時の段階から意識する必要はありません。

 

①「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」

ファンド名 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
信託報酬(税込) 0.11%
純資産 6,254.74億円
トータルリターン +8.23%(1年)、+15.92%(3年)      
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 三菱UFJ国際投信が運用する、常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。日本を含む全世界の株式に投資できます。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」のイベントでは、3年連続で1位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

【つみたてNISAで買える主な証券会社】

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、LINE証券、SMBC日興証券ほか

 

 

②「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:『雪だるま』)」

ファンド名 SBI・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
信託報酬(税込) 0.11%
純資産 677.70億円
トータルリターン +7.52%(1年)、+15.51%(3年)
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は「雪だるま(全世界株式)」。日本・先進国・新興国など全世界の株式約8,800銘柄に投資できます。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

【つみたてNISAで買える主な証券会社】

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、SMBC日興証券ほか

 

 

③「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
信託報酬(税込) 0.13%
純資産 116.04億円
トータルリターン +5.40%(1ヵ月)、+1.48%(3ヵ月)、+4.91%(6ヵ月)                   
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は『SBI・V・全世界株式』。2022年1月31日に設定。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を通じて、全世界の株式に投資できます。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

【つみたてNISAで買える主な証券会社】

SBI証券

 

 

④「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
信託報酬(税込) 0.20%
純資産 1,980.51億円
トータルリターン +7.42%(1年)、+15.62%(3年)
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色 愛称は『楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を通じて、日本・先進国・新興国など全世界の株式約8,800銘柄に投資できます。

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【つみたてNISAで買える主な証券会社】

楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、SMBC日興証券ほか

 

 

⑤「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」

ファンド名 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
信託報酬(税込) 0.11%
純資産 1,609,86億円
トータルリターン +8.46%(1年)、+16.30%(3年)       
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 三菱UFJ国際投信が運用する、常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。『eMAXIS Slim(オール・カントリー)』から日本を除き、全世界の株式に投資できます。すでに日本の個別株式を保有しており、「日本を含む全世界株式型」を購入することで日本株の資産構成比を高めたくない人におすすめです。

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【つみたてNISAで買える主な証券会社】

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、SMBC日興証券ほか

 

 

5.2.「米国株式型」でおすすめの4銘柄

投資信託「米国株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

米国株式に連動する指数には、「S&P500」「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」などがあります。

 

⑥「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」

ファンド名 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
信託報酬(税込) 0.10%
純資産 1兆3,983.97億円
トータルリターン +14.66%(1年)、+20.35%(3年)       
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 三菱UFJ国際投信が運用する、常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。アップルやマイクロソフト、アマゾンなど、米国企業500社に投資できます。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」のイベントでは、4位にランクイン。

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【つみたてNISAで買える主な証券会社】

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、LINE証券、SMBC日興証券ほか

 

 

⑦「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
信託報酬(税込) 0.09%
純資産 6,416.88億円
トータルリターン +14.52%(1年)       
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は『SBI・V・S&P500』。2021年6月15日に「SBI・バンガード・S&P500」から名称変更。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・S&P500ETF」を通じて、米国企業500社に投資できます。

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【つみたてNISAで買える主な販売会社】

楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、SMBC日興証券ほか

 

 

⑧「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
信託報酬(税込) 0.09%
純資産 950.06億円
トータルリターン +10.82%(1年)      
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は「SBI・V・全米株式」。2021年6月29日に設定。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じて、米国企業約4,000社に投資できます。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」のイベントでは、10位にランクイン。

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【つみたてNISAで買える主な販売会社】

SBI証券

 

 

⑨「楽天・全米株式インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・全米株式インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
信託報酬(税込) 0.16%
純資産 6,496.33億円
トータルリターン +10.76%(1年)、+19.30%(3年)       
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色 愛称は『楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を通じて、中小型株を含む、米国株式市場で投資可能な約4,000銘柄に広く分散投資ができます。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」のイベントでは、8位にランクイン。

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楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、SMBC日興証券ほか

 

 

5.3.「先進国株式型」でおすすめの2銘柄

投資信託「先進国株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

先進国株式に連動する代表的な指数に、「MSCIコクサイ・インデックス」があります。

 

⑩「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」

ファンド名 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
信託報酬(税込) 0.10%
純資産 3,552.26億円
トータルリターン +10.20%(1年)、+17.60%(3年)、+13.63%(5年)
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。日本を除く先進国(ただし、米国が約72%)に投資し、全世界株式型に近い値動きをします。

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【つみたてNISAで買える主な証券会社】

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、LINE証券、SMBC日興証券ほか

 

⑪「ニッセイ外国株式インデックスファンド」

ファンド名 ニッセイ外国株式インデックスファンド
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
信託報酬(税込) 0.10%
純資産 4,141.78億円
トータルリターン +10.05%(1年)、+17.54%(3年)、+13.57%(5年)
運用会社 ニッセイアセットマネジメント
ファンドの特色 2013年12月10日に設定され、同タイプのファンドとしては長い運用実績。日本を除く世界主要先進国の株式に投資できます。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」のイベントでは、2位を獲得。

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SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、SMBC日興証券ほか

 

 

5.4.「新興国株式」でおすすめの1銘柄

投資信託「新興国株式型(BRICs)」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「全世界株式型」「米国株式型」「先進国株式型」に加えることで、リターンを高められる可能性があるのが「新興国株式型」。主に、ブラジルやロシア、インド、中国などの「BRICs(ブリックス)」と呼ばれる、高い経済成長が期待される新興国に投資します。

 

ただし、先進国のように経済や政治が安定しておらず、株価の上下の幅も大きいため、「ハイリスク・ハイリターン」の投資になります。

 

そのため、新興国株式型1本で運用するのではなく、将来のリターンを高めたい場合に、掛金の配分比率を10%程度に抑えて組み入れる使い方がおすすめです。

 

⑫「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」

ファンド名 eMAXIS Slim新興国株式インデックス
資産クラス 新興国株式
連動する指数 MSCIエマージング・マーケット・インデックス
信託報酬(税込) 0.19%
純資産 873.69億円
トータルリターン -3.00%(1年)、+7.86%(3年)、+4.79%(5年)
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 三菱UFJ国際投信が運用する、常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。中国やインド、ブラジル、ロシアなどの新興国に投資することで、高いリターンを目指します。

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【つみたてNISAで買える主な証券会社】

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、LINE証券、SMBC日興証券ほか

 

 

5.5.「バランス型」でおすすめの2銘柄

投資信託「バランス型ファンド」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここまで紹介した銘柄は、資産の配分比率が「株式100%」でした。

 

株式投資のリスクを軽減するためには、株式とは異なる値動きをする債券やREIT(不動産投資信託)などの資産を組み入れて「資産分散」するのがセオリーと言われています。

 

しかし、つみたてNISAには「債券100%」「REIT100%」のタイプの商品がありません。そこでおすすめなのが、1本のファンドで株式や債券などの複数の資産に投資する「バランス型ファンド」。

 

株式100%ほど高いリターンは期待できませんが、値動きがマイルドになるので、「ミドルリスク・ミドルリターンの運用でいい」という人には、バランス型1本に絞って投資することをおすすめします。

 

⑬「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」

ファンド名 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
資産クラス バランス型
連動する指数 バランス型なのでなし(合成指数)
信託報酬(税込) 0.15%
純資産 1,566.99億円
トータルリターン +3.31%(1年)、+7.47%(3年)、+6.11%(5年)         
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 三菱UFJ国際投信が運用する、常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。8つの資産「国内株式」「先進国株式」「新興国株式」「国内債券」「先進国債券」「新興国債券」「国内REIT」「先進国REIT」に12.5%ずつ均等に投資するのが特徴です。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

【つみたてNISAで買える主な証券会社】

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、LINE証券、SMBC日興証券ほか

 

 

⑭「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」

ファンド名 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
資産クラス バランス型
連動する指数 バランス型なのでなし
信託報酬(税込) 0.56%
純資産 3,257.72億円
トータルリターン +6.01%(1年)、+9.69%(3年)、+7.26%(5年)、+10.06%(10年)
運用会社 セゾン投信
ファンドの特色 国内外の株式と債券に50%ずつ投資をし、価格が上下するのに合わせて比率の見直し(リバランス)を行い、リスクを抑えながら安定したリターンを目指すのが特徴です。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」のイベントでは、7位にラインクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

【つみたてNISAで買える主な証券会社】

セゾン投信、楽天証券(IFAコースのみ)

 

 

5.6.「アクティブファンド」でおすすめの1銘柄

アクティブファンドのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に紹介するのは、唯一のアクティブファンド。

 

こちらも新興国株式と同じように、1本で運用するのではなく、全世界株式型や米国株式型、先進国株式型と組み合わせて投資することをおすすめします。

 

⑮「ひふみプラス」

ファンド名 ひふみプラス
資産クラス 国内外株式
連動する指数 アクティブファンドなのでなし
信託報酬(税込) 1.08%
純資産 4,578.36億円
トータルリターン -11.29%(1年)、+5.78%(3年)、+4.97%(5年)、+15.38%(10年)
運用会社 レオス・キャピタルワークス
ファンドの特色 テレビ東京の経済番組『ガイアの夜明け』にも登場した、レオス・キャピタルワークスの藤野英人ファンドマネージャーが中心となって運用する「ひふみ投信」シリーズの投資信託。信託報酬1.08%はアクティブファンドのなかでは低いほうで、投信買付ランキングでも常に上位に入って根強い人気があります。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます

 

【つみたてNISAで買える主な金融機関】

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、LINE証券、SMBC日興証券、イオン銀行、SBIネオトレード証券ほか

 

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6. つみたてNISAを始めるメリット5つ

つみたてNISAを始めるメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここでは、つみたてNISAを始める前に、主なメリットを整理しておきましょう。

 

■つみたてNISAの主なメリット5つ
  1. 自分で投資対象を選ぶ手間が少ない
  2. 月100円の少額から始められる
  3. 簡単に分散投資ができる
  4. 買うタイミングを考えなくてよい
  5. 売却していつでも資金が引き出せる

 

それぞれポイントを解説します。

 

6.1. 自分で投資対象を選ぶ手間が少ない

日本の株式市場には3,700銘柄以上が上場しており、投資信託は6,000本以上が販売されています。数ある投資商品のなかから、投資初心者が資産形成のための銘柄をピンポイントで探すのは至難の業です。

 

しかし、つみたてNISAで購入できる銘柄は214本の投資信託とETFに限定されているので、投資対象を選ぶ手間が最小限で済みます。

 

 

6.2. 月100円の少額から始められる

月100円の少額から始められる
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAの最低積立額は金融機関によって異なりますが、主要なネット証券では月100円から始められます。

 

そのため、少額から始めたい人や、投資に回すお金が少ない人にもおすすめです。

 

 

6.3. 簡単に分散投資ができる

分散投資のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

卵は1つのカゴに盛るな』という投資格言があるように、投資は1つの銘柄に集中させるのではなく、複数の金融商品を買って値下がりリスクを分散することが大切だとされています。

 

つみたてNISAは投資信託での運用が中心になるので、最初から分散投資ができる仕組みになっています。そのため、たとえば1万円を投資するだけで、米国のアップルやマイクロソフト、アマゾンなどの世界的に有名な企業に幅広く投資できます。

 

 

6.4. 買うタイミングを考えなくてよい

つみたてNISAは、積立設定をすれば、株式市場の値動きに関係なくドルコスト平均法で決まった日に一定金額を自動でコツコツ買い付けてくれます。そのため、投資の手間がほとんどかからず、ストレスもありません。

 

しかも、難しい投資の知識は必要なく、難しい株価チャートを見て売買タイミングを図ったり、会社四季報を読んで企業分析をしたりする必要がないので、その時間を余暇の時間に充てることができます。

 

 

6.5. 売却していつでも資金が引き出せる

つみたてNISAは、非課税投資期間の20年が経っていなくても引き出せます。

 

そのため、転職で当面の生活費が必要になったり、結婚資金が必要になったり、マイホーム購入のための頭金を用意する必要があったりしても、つみたてNISAなら売却していつでも現金化できます。

 

7. つみたてNISAのデメリット(注意点)5つ

つみたてNISAのデメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

メリットが多いつみたてNISAですが、デメリットもあります。注意点を把握した上で始めることが大切です。

 

■つみたてNISAの主なデメリット5つ
  1. 投資できる銘柄が限定されている
  2. 非課税投資枠が年間40万円で、一般NISAより少ない
  3. 商品の入れ替えができない
  4. 損益通算と繰越控除ができない
  5. 非課税期間終了時に含み損の場合は取得価格が下がる

 

それぞれポイントを解説します。

 

7.1. 投資できる銘柄が限定されている

つみたてNISAの対象銘柄は214本ですが、投資初心者にとっては銘柄選びの負担が減ることになるので、これはメリットと考えることもできます。

 

非課税の恩恵を受けながら、自分で商品を選んで自分の相場観で株式投資がしたい方は、商品選択の自由度が高い「一般NISA口座」や通常の「課税口座(総合口座もしくは一般口座)」で取引することをおすすめします。

 

 

7.2. 非課税投資枠が年間40万円で、一般NISAより少ない

つみたてNISAの非課税額は年間40万円で、一般NISAの年間120万円と比べて少ないです。しかし、つみたてNISAの非課税期間は20年間なので最大800万円投資でき、一般NISAの最大600万円(120万円×5年間)と比べて200万円多いです。

 

つみたてNISAと一般NISAは併用できないので、次の目安を参考にして、「目的」に応じてどちらのNISA制度(少額投資非課税制度)を利用するかを決めましょう。

 

■「つみたてNISA」と「一般NISA」の選び方の目安

・つみたてNISA⇒長期でコツコツ「資産形成」をしたい人
・一般NISA⇒利益が非課税になるメリットを活かして、短期的な株式取引でお金を増やしたい人

 

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7.3. 商品の入れ替えができない

つみたてNISAは、その年の非課税投資枠が残っていない限り、売却した資金で他の商品を買うことはできません。つまり、非課税枠の再利用はできません。

 

また、年間で40万円の非課税枠を使い切らなかったとしても、非課税枠は翌年に繰り越せません。

 

そのため、積み立てをする商品を途中で変更する場合は、以前の商品はそのまま保有することをおすすめします。

 

 

7.4. 損した場合の税制優遇を受けられない(損益通算と繰越控除ができない)

つみたてNISAの口座で発生した損失は、課税口座(特定口座もしくは一般口座)で出た利益と「損益通算」や「繰越控除」をすることができません。

 

つみたてNISAは、売却して利益が出たときは税制優遇があるけれども、損失が出たときの税制優遇はない、と覚えておきましょう。

 

 

7.5. 非課税期間終了時に購入時より下落していた場合、本来払う税金より多く課されることがある

つみたてNISAは、その年に投資したものは必ずしも20年以内に売却する必要はなく、非課税期間終了後も保有し続けることができます。その場合、20年経過したときの価格が新たな取得価格となり、課税口座(総合口座か一般口座)に移行されます。

 

ただし、20年後の価格が購入時より下落していた場合、取得価格も下がります。そして、その後上昇して売却すると、本来払うはずだった税金より多く課税されてしまうケースがあります。

 

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8. つみたてNISAで気になる5つの質問に回答

つみたてNISAで気になる5つの質問に回答
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、つみたてNISAでよくある質問に5つ回答します。疑問は解消しておきましょう。

Q1. つみたてNISAでは、どれくらい利益が出せますか?

つみたてNISAは、商品選びを間違えなえれば、3~5%の利回りをあげることは十分可能な制度です。

 

毎月の積立額を1万円、2万円、3.3万円とし、利回り3%、5%、7%で運用できた場合の20年後の積立総額をシミュレーションした結果が、次の表です。

 

つみたてNISAを20年間運用したときのシミュレーション
つみたてNISAを20年間運用したときのシミュレーション金融庁のシミュレーションツールでSGO編集部が作成
※小数点第1位を四捨五入

 

ご覧のように、つみたてNISAの毎月の積立額のほぼ上限3.3万円を積み立てて5%で運用できれば、元本792万円は20年後には1,356万円に増えます。これで「老後2,000万円問題」の半分以上を解決できる試算になります。

 

Q2. 20年後に売却しようとしたときに暴落したらどうすればいいですか?

つみたてNISAの非課税終了期間はいっぺんに来ることはありません。つみたてNISAを始めた年に積み立てた分から順次来ます。

 

また、勝手に売却されるわけでもないので、非課税期間終了前に株式市場が暴落しても慌てて売る必要はなく、相場が回復するまで様子見をするのが賢明です。

 

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Q3. つみたてNISAはロールオーバーできないのですか?

ロールオーバーとは、非課税投資枠で保有している金融商品を翌年の非課税投資枠に移して非課税期間を延ばすことで、一般NISAは5年間ロールオーバーができます。

 

一方、つみたてNISAはロールオーバーができません。売却せずに非課税期間の20年が経過すると、自動的に課税口座(総合口座か一般口座)に移行されます。

 

Q4. 「つみたてNISA」と「iDeCo(イデコ)」はどちらがおすすめですか?

「つみたてNISA」と「iDeCo(イデコ)」の2つの非課税制度はよく比較されますが、目的が異なるので、一概には比べられません。

 

ただし、iDeCo(個人型確定拠出年金)は毎月の掛金が全額所得控除になって節税メリットが大きいので、iDeCoを優先。家計に余裕があればつみたてNISAも活用し、税制優遇のメリットを最大限活かして効率的に資産形成をすることをおすすめします。

 

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Q5. 初心者に最もおすすめのつみたてNISAの口座はどこですか?

つみたてNISAの口座選びで迷ったら、総合力で優れているSBI証券か、使い勝手が抜群の楽天ポイントが貯まる楽天証券、クレカ決済によるポイント還元率が最も高いマネックス証券のなかから始めることをおすすめします。

 

9.「つみたてNISAのおすすめ口座」まとめ

積立NISAのおすすめ口座まとめ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、つみたてNISAでおすすめの口座と銘柄を中心に解説しました。最後に、おすすめ口座のTOP10を載せておくので、整理にお役立てください。

 

■つみたてNISA…おすすめ口座ランキング

順位 口座 取扱い
銘柄数
選べる
積立頻度
最低積立
投資額
積立投資ができる
クレジットカード
ポイント
還元率
つみたてNISAで
貯まるポイント
1位 SBI証券 183本 毎日・毎週・毎月※1 100円 三井住友カード 0.5%※2 Vポイント
2位 楽天証券 181本 毎日・毎月※3 100円 楽天カード 1%※4 楽天ポイント
3位 マネックス証券 152本 毎日・毎月 100円※5 マネックスカード 1.1% マネックスポイント
4位 auカブコム証券 171本 毎月 100円 au PAYカード 1% Pontaポイント
5位 松井証券 173本 毎月 100円

6位 LINE証券 9本 毎日・毎月 1,000円
7位 SMBC日興証券 158本 毎月 1,000円 dカード※6 0.03% dポイント
8位 イオン銀行 20本 毎月 1,000円
9位 セゾン投信 2本 毎月 5,000円
10位 SBIネオトレード証券 1本 毎月 100円

※1 三井住友カードによるクレカ決済は「毎月」のみ
※2 一般カードの「三井住友カード(NL)」の場合

※3 楽天カードによるクレカ決済は「毎月」のみ
※4 楽天キャッシュ決済の場合(2022年12月買付分まで)
※5 クレカ積立の場合は「1,000円」
※6 ダイレクトコースの「投信つみたてプラン」のみ

 

つみたてNISAは、投資の利益にかかる税金を国が免除してくれるお得な制度です。口座開設は無料なので、この記事を参考にして口座を作り、資産形成の第一歩を踏み出してください。

 

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