もう死にそうだ…大金捨てる「日本の中小企業」断末魔の中身

「時間がない」「タスクしかない」「今日も残業」…終わりの見えない毎日に、疲弊する中小企業。本記事では、社長の時間をつくる株式会社の李日生氏・普川真如氏の共著『忙しい社長を救う 経理改革の教科書』より一部を抜粋し、改善策について考察していきます。

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「本来の仕事」に手が回らない中小企業が多すぎる

「時間がなくて死にそうだ」

「土日ももちろん仕事だ…」

 

特に中小企業の場合、経営者が自身の忙しさを訴える「嘆きの声」を一度ならず口にしたことがあるはずです。

 

「忙しい=時間が足りない」。今の状態のままでは、経営者が本来しなければならない仕事を行うことはできません。その結果、最悪の場合には、会社が危機的な事態に陥ることになるかもしれないのです。

 

中小企業の経営者が本来しなければならない「仕事」とは何なのか、また、なぜそれを行わなければ会社が危うくなるのか──その答えに触れる前に、まずは中小企業の経営者たちが時間の足りない状況に追い込まれている背景について、詳しく確認していきましょう。

 

初めに「社長が忙しくなっているそもそもの理由」は何でしょうか。中小企業の経営者は、さまざまな日常業務に取り囲まれています。

 

まず、起業したばかりで社員が一人もいないような段階では、営業はもちろん、仕事で使う什器・備品の購入や、郵便物の発送など、大企業であれば、営業部、総務部など各部門のスタッフが行っているような仕事をすべて、社長が一人でこなさなければなりません。

 

社員を雇い入れるような場合でも、「ハローワークで募集するか、それとも採用エージェントに依頼するか」という細かいところまで経営者がいちいち判断しなければならないので、大変な手間と時間を取られることになります。

 

また、ある程度会社が大きくなった段階でも、社員の数が四、五人程度であれば、日常業務の大半をまだまだ社長が行わざるを得ません。例えば営業職として採用した社員に総務の仕事を行わせようとしても「自分はその職種で雇われたわけではない」と拒まれてしまうでしょうし、そもそも複数の職種の仕事を任せられるだけの十分な能力を持ち合わせているような社員などめったにいないはずです。

社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 公認会計士
経営コンサルタント

1974年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学経済学部を卒業後、監査法人トーマツを経て、2001年に神宮前会計、2013年に神宮前アカウンティングファーム、2014年に社長の時間をつくる株式会社を設立して代表取締役に就任。公認会計士・経営コンサルタントとして培ったマクロの視点と、自らが経営する不動産会社・飲食店の社長業で得たミクロの視点で、数多くの企業をサポートしている。

著者紹介

社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 公認会計士
税理士

1976年生まれ。千葉県出身。慶應義塾大学経済学部卒。在学中に会計士試験に合格後、監査法人トーマツへ入所。2003年から2005年にはDeloitte NY事務所に出向。2007年、シティグループ証券投資銀行本部に転職し、国内外のM&AやIPO・株式増資案件を手掛ける。2014年、社長の時間をつくる株式会社を設立して代表取締役に就任。孤独で忙しい社長を幸せにすべく、新しい仕組みの構築・運営に奮闘中。

著者紹介

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幻冬舎メディアコンサルティング

公認会計士として大手監査法人に勤め、国内外の多数の大企業の監査業務を担当してきた著者たち。経理・会計の専門家としての立場から中小企業の経営をサポートし続けてきました。こうした経験の中で、中小企業は経理部を社内に…

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