いやだ、やりたくない…となる「4文字のタスク」
まず、中小企業では、請求書の作成や社外への支払い業務に関しては、「売上を社員に知られたくない」「不正が行われたら困る」などの理由から社員には任せづらい現実があるはずです。
また、給与計算とその支払いに関しても、個々の従業員の給与に差を設けているために「社員に知られたら面倒なことになる」と思っている経営者が多く、やはり社員に委ねることが難しい状況があります。
そのため、経理を担当する社員がいても、これらの業務については経営者自身が行っているケースも多々見られます。
特に、給与計算に関しては、複雑で面倒な計算が求められるために、下手をすればそれだけで半日から1日の時間が取られることも珍しくありません。しかも、社員の生活そのものに関わってくることから、絶対にミスの許されない、神経を使う業務です。そのため、「給与計算」の4文字を聞いただけで「ああいやだ、やりたくない…」と暗い気持ちになる経営者も少なくないのです。