『小さな豆屋の反逆 田舎の菓子製造業が貫いたレジリエンス経営』

池田 光司
出版社名:詩想社
発行年月:2022年1月
価格競争や人材不足、災害やコロナ禍のような外部環境の変化によって多くの中小企業が苦境に立たされています。
創業74年を迎える老舗豆菓子メーカーの池田食品も例外ではなく、何度も経営の危機に直面しました。中国からの安価な商品の台頭や類似商品の流入により、会社の売り上げが打撃を受けました。
さらに、売り上げの半分を占めるOEM受注により薄利に陥ったのです。
しかし著者は、それらの環境の変化に素早く対応し、主力商品の路線変更、差別化を図るため北海道産の豆にこだわった商品の開発、自社ブランドの強化を通して困難を乗り越えてきました。
本書では、時代の変化に柔軟に対応した、著者の決断と行動を紹介します。
企業を経営するなかで起こる、ピンチをチャンスに変えるためのヒントを得られる一冊です
掲載記事
[連載]成長を続ける「豆菓子店」のスゴいレジリエンス経営
- 【第1回】 企業の平均寿命、約20年だが…地方の小さな豆菓子店を拡大させた「レジリエンス経営」とは 2022/03/06
- 【第2回】 「主力商品は1つだけ」…中小企業の〈一本足打法〉がはらむ、恐ろしい経営リスク 2022/03/13
- 【第3回】 豆菓子店・二代目社長の度肝を抜いた「中国のピーナッツ工場」想像を絶するスケール 2022/03/20
- 【第4回】 「主力商品を変更する!」中小企業二代目が飛び込んだ〈新たなステージ〉と〈苛烈なシェア争い〉 2022/03/27
- 【第5回】 廃業する菓子店の「タマゴボーロ製造」引き継ぐか否か…二代目社長、初めての経営判断 2022/04/03
- 【第6回】 「商品の取り扱いが減っている!」豆菓子店2代目社長、経営者交代の影響を思い知った日 2022/04/10
- 【第7回】 北海道の豆菓子店2代目社長、チョコ菓子・甘納豆の製造販売がとん挫した「振り返れば当然の事情」 2022/04/17
- 【第8回】 豆菓子店2代目社長が「中国製バターピーナッツ」に惨敗した日 2022/04/24
- 【第9回】 「中国に敗れた」3億円の設備は鉄屑、工場は廃墟に…豆菓子店2代目社長の絶体絶命 2022/05/01
- 【第10回】 ボロボロの工場のペンキ塗りから、再びの新商品開発へ…豆菓子店の社長と従業員が再起したワケ 2022/05/08
- 【第11回】 「ライバルは中国だけじゃない!」豆菓子店二代目、再びの危機…本州の菓子メーカー、北海道へ続々進出 2022/05/15
- 【第13回】 本州の競合メーカー、北海道出店ラッシュの裏で…地元企業の従業員が「やる気を失った」意外な理由 2022/05/21
- 【第14回】 経営者に「自社ブランド確立」を決意させた、従業員たちの切実なひと言 2022/05/27
- 【第15回】 「自慢の地域の自慢の食材で、自慢できる商品を」北海道豆菓子店2代目社長、満身創痍でたどり着いた境地 2022/05/29
- 【第16回】 北海道の豆菓子店社長「地域連合」で菓子製造を盛り上げる 2022/06/04
- 【第17回】 地方の中小企業「薄利多売のOEM」脱却&自社ブランド確立で見えてきた「スゴイ可能性」 2022/06/11
- 【第18回】 「工場にいくらでもあるじゃないか?」従業員がわざわざ〈店舗で買った自社商品〉を食べていたワケ 2022/06/16

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- 07/06 金融資産1億円以上の方のための「本来あるべき資産運用」
- 07/07 どうなる?生前贈与の税制改正と生命保険活用<最新知識編>
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