『小さな豆屋の反逆 田舎の菓子製造業が貫いたレジリエンス経営』
池田 光司
価格競争や人材不足、災害やコロナ禍のような外部環境の変化によって多くの中小企業が苦境に立たされています。
創業74年を迎える老舗豆菓子メーカーの池田食品も例外ではなく、何度も経営の危機に直面しました。中国からの安価な商品の台頭や類似商品の流入により、会社の売り上げが打撃を受けました。
さらに、売り上げの半分を占めるOEM受注により薄利に陥ったのです。
しかし著者は、それらの環境の変化に素早く対応し、主力商品の路線変更、差別化を図るため北海道産の豆にこだわった商品の開発、自社ブランドの強化を通して困難を乗り越えてきました。
本書では、時代の変化に柔軟に対応した、著者の決断と行動を紹介します。
企業を経営するなかで起こる、ピンチをチャンスに変えるためのヒントを得られる一冊です