「やっと帰ったか」可愛い孫なのに…思わず零れた本音
自宅前、「じぃじ、ばぁば! またねー!」と泣きながら別れを惜しんでくれる小学校3年生と1年生の孫。岡田和夫さん(仮名・72歳)は孫たちの可愛さに癒される一方で、心の底から深い安堵のため息を漏らしました。
「やっと帰ったか」
そんな言葉が思わず漏れ、笑顔も。それは決して冷酷な気持ちではなく、嵐のような5日間を駆け抜けた和夫さんの本音でした。
和夫さんは、同い年の妻・節子さんと二人暮らし。定年退職後、夫婦の年金は合計で月22万円。約1,500万円の貯蓄はありますが、物価高や住宅の修繕、将来の医療費を考えて、日々の生活は極めて慎ましく、倹約をモットーとしています。
そんな和夫さんの楽しみは、自室で好きな音楽を聴きながら読書にふける時間です。しかし、大型連休になると、そんな時間は一切なくなります。年末年始に続き、今年のゴールデンウィーク(GW)も、都内に住む息子一家が5日間帰省してきました。
「じぃじ、公園行きたい!」
「キャッチボールしよう!」
元気盛りの孫、男の子2人に付き合う時間。和夫さんはこう思ったといいます。
「孫は可愛い。目に入れても痛くない、これは嘘じゃないんです。だけど……2日目からもう、自分だけの読書時間が待ち遠しくて仕方がなかったです」

