※画像はイメージです/PIXTA

富裕層の資産の入れ替えは所有する物件を売って、新しい物件に入れ替えることをいいます。なぜ富裕層は定期的に資産の入れ替えをするのでしょうか。不動産売却実績4000件の新川義忠氏が著書『速く、高く、不安なく!トータルで収益を増やす“不動産売却”の極意』(ごま書房新社)で不動産売却のコツを解説します。

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安いのに区分マンションを売却する理由

次は、減価償却が終わったタイミングに物件を売却、新たに購入するということを行っている投資事例です。

 

◎売却事例 区分マンションを定期的に売却、入れ替え

Tさん サラリーマン(40代/男性)
物件概要
2009年購入/ 2019年売却 RC造 S60年 区分マンション
物件所在地:埼玉県さいたま市/購入金額550万円/売却金額:420万円/利回り12.8%/キャッシュフロー:月額4万5000円/現金

 

Tさんは15年以上前からのお客さんで、物件を買う時も売却する時もすべて任せていただいています。

 

Tさんの投資は小ぶりの物件を現金購入、一棟物件は融資で受けるというスタイルで、法人名義で多数の物件を保有しており、減価償却ができなくなるタイミングで物件の入れ替えをしています。

 

そして、売却をして物件が減ったら、また購入するということを長期的に繰り返しています。売却金額はその時の市場に合わせて決めています。時期が悪ければいったん売るのを保留してもらい、時期を見てまた売却をするというようなこともします。

 

Tさんとは長いお付き合いがあり、色々とアドバイスを差し上げられる良い関係を続けています。

 

さて、今回の区分マンションの売却も減価償却がそろそろ切れるタイミングでのご依頼でした。

 

物件は埼玉県さいたま市の某駅から徒歩10分にあるワンルームです。

 

銀行の決算期に合わせて売却の打合せをして、1週間以内に買主さんを見つけることができました。

 

早くお客さんを見つけると、「安くし過ぎたのでは?」なんて欲が出てくるものですが、私たちは売れる数字のギリギリのところで提案しております。ですから数日で買主さんを見つけることなんてよくある話なのです。

 

今回、売却金額は買った金額より安くなっています。

 

しかし、10年ほど保有されている間に、出入りは何度かありましたが、少しの手直しで入居が付く物件でした。その間は家賃収入がずっとあったので、結果的に利益は出ています。
 

新川 忠義
株式会社クリスティ代表取締役
富士企画株式会社代表取締役

 

 

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※本連載は新川義忠氏の著書『速く、高く、不安なく!トータルで収益を増やす“不動産売却”の極意』(ごま書房新社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

速く、高く、不安なく!トータルで収益を増やす“不動産売却”の極意

速く、高く、不安なく!トータルで収益を増やす“不動産売却”の極意

新川 義忠

ごま書房新社

不動産投資において、「売却」は不可欠なものです。そもそも不動産投資には「家賃収入によるインカムゲイン」「売却時の利益、キャピタルゲイン」と2つの利益があります。 安く買って、高く売れば利益になりますが、10年前に…

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