タカネットサービスが展開する「投資deスグのり」トラックリースに経営者、投資家の注目が集まっています。このトラックリース投資は短期間、かつ少額投資が可能で、投資家はトラックを資産として計上できるので減価償却が可能で、さらに安定したリース収益を手に入れることができます。トラックを活用したリース投資「投資deスグのり」の魅力について株式会社タカネットサービス取締役アセットファイナンス事業本部長の曽我晋午氏が解説します。

資産価値が下がらないトラックリース投資

2020年からのコロナ禍によって巣ごもり消費が高まり、ネット通販を利用する人が増え、個人向け宅配を中心にトラックの需要が急増しています。とりわけ飲食業や関連産業が大打撃をうけましたが、国内で活動するトラック運送はむしろ増加し、今後もそれが大きく減少することはないと考えられます。

 

また、トラックの中古車市場というものは堅調に推移しています。その理由としては、トラックの平均寿命が乗用車よりも長いこと、さらに、日本製トラックの耐久性や性能が高く評価され、日本で役目を終えたトラックが、発展途上国などでは高値で取引されることが少なくないことがあげられます。加えて、昨今の半導体不足などの影響に伴い新車の製造が間に合わず、過去例を見ないほどの中古車需要は急騰をしております。

 

そのためトラックは古くなっても資産価値が毀損しづらいのです。そこで私たちは、トラックを使ったオペレーティングリースが格好の投資対象なのではないかと考え、「投資deスグのり」という投資商品を開発しました。2022年1月から販売を開始し、すでに15億円の売り上げを上げています。

 

西口高生・株式会社タカネットサービス社長
株式会社タカネットサービス代表取締役社長 西口高生

 

ここでまず当社がどのような会社であるか、なぜこのような投資商品を開発したのか、簡単に説明させていただきます。

 

当社は2009年に代表取締役の西口高生が創業した会社です。当初は主に中古のトラックの売買をやっていたのですが、東日本大震災後の復興需要を契機に、がれきを運搬するトラックなどの需要が急速に拡大していきました。こうした復興需要に着目して異業種からもトラックを購入して次々に参入する会社が急増してきました。

 

しかし復興需要というものは10年も20年も続くわけではありません。トラックを購入するよりも、必要な時期だけ使えるトラックがあればいいわけです。

 

そこで私たちは一定期間車両を貸し出すオペレーティングリースという分野に注目するようになりました。

 

トラックを活用した減価償却とリース料収入

そこで私たちが開発したのはディーラーから仕入れた新車を1年間という短期でお客様にお貸しし、1年後にその車を引き取り、新古車として市場で販売するという短期のオペレーティングリースです。お客様には新しい車を納入し、常時新しいクルマを活用してもらうことで、故障リスクを減らすことができます。この分野は業界にとってはブルーオーシャンであり、当社急成長の一因となりました。

 

オペレーティングリースの市場が急速に拡大していく中で、私たちはより大きな資金を集めるために投資家を募ったわけです。それがトラックを投資対象としたオペレーティングリース投資事業、「投資deスグのり」のトラックリースです。

 

では「投資deスグのり」とはどのような投資商品なのでしょうか。

 

投資家は当社が厳選したトラックを購入(所有権は投資家)し、それを当社にリースバック(賃貸する)します。それを当社が運送会社などユーザーにお貸しし、その使用料の一部を投資家にお支払いするという仕組みです。

 

 

投資家は安定したリース収益(トラックの使用料、通常、車両価格に対して20%~30%/年程度)を手に入れることができる一方で、ご自身の所有物となったトラックを資産として計上し、減価償却をとることができます。減価償却とは数年に分割して必要経費にしていくことです。つまり、この「投資deスグのり」は有効な決算対策になります。

 

初年度登録から31カ月以上経過したトラックは1年で、100%減価償却することが可能(ただし減価償却は月割となります)です。「投資deスグのり」は短いものでは2年サイクルで、平均的なものでは3年サイクルで回させていただいていまして、仮に期の途中で大幅な利益が出た場合は、ご希望があればもう一台投資していただくような柔軟な対応が可能です。

 

さらに投資家はリース期間の満期には車両を売却し、投下資金を回収することができます。

 

短期&少額投資「投資deスグのり」が有利な理由

ここでオペレーティングリース投資といっても「投資deスグのり」だけではなく、「航空機や船舶・コンテナ投資などほかにもいろいろあるじゃないか」とおっしゃる方がいるかもしれません。そこでなぜ「投資deスグのり」が魅力的なのか。航空機や船舶、コンテナ投資といった他のオペレーティングリース投資と比較していったい何が違うのか、見てみましょう。

 

航空機や船舶投資の投資期間は7年から10年、コンテナ投資は5年がひとつの目安です。それに対して「投資deスグのり」は2年から4年と短期投資なのです。しかも航空機や船舶投資は最低投資額が3,000万円以上、コンテナ投資も1,000万円以上とかなり高額です。「投資deスグのり」は500万円ぐらいから投資をはじめることができます。つまり「投資deスグのり」は短期の少額投資が可能なので、気軽にお試しいただけるのです。さらに国内での運用ですから、為替変動の影響を受けにくい商品となっています。

 

 

このほか類似のトラック投資にはファンド形式のものもあります。これは多数の投資家から資金を募り、その資金をまとめて運用するというやり方です。これはさまざまな投資家保護の制約下にあるため、信頼性が高く、投資期間中は面倒な手続きなどは一切必要ありません。しかし商品構成は変更できず、融通が利かないというデメリットもあります。

 

一方で当社の「投資deスグのり」は車両と投資家の関係は1対1で明確。しかも価格やリース期間などはお客様のニーズに合わせて柔軟に変更することができます。

 

そしてなによりも私たちの商品はトラックを一台購入していただければ、あとは利用先の選定から整備、売却の際の下取りまで私たちの会社ですべてを担当することができますから、投資家のみなさまは余計な心配をしなくても済みます。

 

トラック事業は “ゆりかごから墓場まで”

では、なぜ利用先の選定から整備、下取りまでをすべて当社だけで担当することができるのでしょうか。当社は長年、運送会社に対してトラックのリースやレンタル事業を行ってきたのでノウハウの蓄積があります。さらに私たちのグループ会社には車両整備工場や運送会社があり、敷地面積約2万坪のヤードも用意しています。

 

さらに、自動車解体業の認可を取得し、既存の設備を活用して主力のトラックを中心とした商用車用のリサイクル、リビルトができる体制を整えました。商用車の“ゆりかごから墓場まで”ライフサイクルを網羅する事業形態を展開しています。

 

栃木県大田原市の東日本車両センター。

 

私たちは自分たちの運送会社でもオペレーティングリースのトラックを活用することもできるわけです。つまり、私たちは単にオペレーティングリースというスキームの運用管理をしているだけではなく、トラックという運用商品を自らオペレーションできる体制をもっているということなのです。

 

投資家は現在、中小企業の経営者が多数を占めています。ただ将来認知度が高まっていけば購入される投資家は増えていくと考えています。

 

当社は今後、このトラック投資商品を2年目は50億円、3年目は200社前後の会社に購入していただいて100億円規模に成長していく目標で事業展開していきます。

 

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