70代で死ぬ人、80代でも元気な人

和田 秀樹
出版社名
マガジンハウス
発行年月
2022年3月
「徹子の部屋」出演、大反響!


<マガジンハウス新書創刊第2弾>

70歳が人生のターニングポイント!

老化を遠ざける、明日からできる「習慣」と「心がけ」


「〇〇さんが大腸がんの手術をした」「■■くんが脳卒中で倒れた」など、70歳を過ぎると友人知人が大病をしたという話が聞こえてきます。

また、同世代の喪中はがきが届きはじめるのが70代になってからでしょう。「ああ、あいつが旅立ってしまったのか……」と、60代ではあまり意識しなかった「死」をリアルに感じてくるのが70~80という年代です。

これは統計にも表れています。

ガン死亡率は60代と70代では2倍以上増加し、認知症や要介護となると60代と70代では5倍以上増加します。

厚生労働省の「簡易生命表(令和2年)」によると、2020年の日本人の平均寿命は男性が81.64歳、女性が87.74歳です。男女ともに平均寿命が80歳を越えましたがあくまで平均ですので、男性の場合は半数近くが70代でお亡くなりになる方がいるということになります。つまり、とくに男性は70代が“魔"の時期と言えるのです。

一方で、“魔"の70代を軽々と乗り越え、80歳を過ぎても元気に溌剌と暮らしている方々もたくさんいます。

「70代で死ぬ人、80代でも元気な人」――両者の違いとは、いったい何でしょうか。

本書で詳しくお話ししていきますが、私は「レジリエンス(回復力)」と「免疫力」にそのヒントがあると考えています。

わたしたちの身体には、たとえ病気やケガをした場合であっても自ら回復する力が備わっています。この力を高め、維持することこそが重要であり、健康長寿を伸ばす秘訣なのです。(「まえがき」より)


「元気な80代を迎えるための心がけ」から「老化に負けない生活習慣」「70代、80代の健康学」まで――。

精神科医であり、高年学のオーソリティがお届けする、健康長寿への処方せん!

この書籍の著者

和田 秀樹

和田秀樹こころと体のクリニック院長
1960年、大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。
高齢者専門の精神科医として30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)、『逃げ上手は生き方上手』(実業之日本社)などがある。

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