連載

認知症よりこわい「老人性うつ」の乗り越え方

※本連載は、和田秀樹氏による著書『65歳からおとずれる 老人性うつの壁』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

著者

  • 和田 秀樹

    和田秀樹こころと体のクリニック院長
    1960年、大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。
    高齢者専門の精神科医として30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
    主な著書に『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)、『逃げ上手は生き方上手』(実業之日本社)などがある。

関連書籍

  • 65歳からおとずれる 老人性うつの壁
    著者
    和田 秀樹
    出版社名
    KADOKAWA
    発行年月
    2024年3月
    認知症よりこわい「壁」の乗り越え方を教えます。 認知症や加齢に間違われやすく、放っておかれやすい老人性うつ病。 「最近、物忘れが多い」「体があちこち痛い」「ため息をよくつく」「夜何度も起きる」といった症状は高齢者の場合、実はうつ病が原因であることも珍しくありません。 「うつ病」は認知症や加齢と違い、薬やカウンセリングで治すことができるのも大きな特徴です。早期に発見し、治療につなげられれば、重症化やもっとも避けるべき自殺のリスクを減らすことができます。「高齢者のうつ病は、薬が効きやすいという特徴もあります。そういった意味でも、できるだけ早く治療に結びつけて、本人の苦しみを取ってあげることがとても大切です」(著者)。 本書では、うつ病を予防・改善するために、摂りたい食べ物から、生活習慣、薬まで幅広くアドバイス。

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