書籍詳細

『戦争の値段――教養として身につけておきたい戦争と経済の本質』

戦争の値段――教養として身につけておきたい戦争と経済の本質

加谷 珪一

出版社名:祥伝社

発行年月:2022年5月

2022年2月、ロシアは国際社会の意向を無視し、ウクライナ全土に侵攻しました。
ロシア経済が抱える基本的な問題や軍備との関係性、地政学的な野心について分析していますが、多くの項目が今回のウクライナ侵攻につながっていることをあらためて認識できます。地政学というのは、各国が置かれている地理的な条件が紛争の原因になるという観点で構築された学問ですが、各国の対立関係には、必ずといってよいほど時代を超えた共通点がみられます。
日本はロシアと中国という、非民主的な軍事大国を隣国に抱えており、世界でもっとも危険なエリアのひとつと見なされています。戦後の日本は平和な国家運営を続けることができましたが、いつ紛争に巻き込まれるか分からないというのが現実です。不穏な時代が到来している今、戦争と経済の関係をあらためて理解しておくことは日本人にとって重要です。


経済評論家

仙台市生まれ。1993 年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP 社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は、ニューズウィークや現代ビジネスなど多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオなどで解説者やコメンテーターなどを務める。
主な著書に『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『脱日本入門』(文藝春秋)、『日本は小国になるが、それは絶望ではない』(KADOKAWA)、『日本はもはや「後進国」』(秀和システム)、『ポスト新産業革命』(CCC メディアハウス)、『戦争の値段』(祥伝社黄金文庫)などがある。
オフィシャルサイト:http://k-kaya.com/

著者紹介

掲載記事

[連載]お金の流れから読み解く「戦争と経済の本質」

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