書籍詳細

『医師を疲弊させない!精神医療革命』

医師を疲弊させない!精神医療革命

小椋 哲

出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング

発行年月:2021年8月

現在の精神医療は効率重視で、回転率を上げるために、5分程度の診療を行っている医師が多くいます。
一方で、高い志をもって最適な診療を実現しようとする医師は、診療報酬が追加できない“サービス診療"を行っています。
これにより、医師の時間が削られるだけでなく、スタッフの残業時間も増え、クリニックの経営が圧迫されてしまう……という状況に陥っています。
この疲弊した精神医療現場を救うべく、著者は、投薬とカウンセリング双方からのアプローチで患者に適した診療を選択でき、治療効果が高く患者のストレスも少ない「瑞枝会モデル」を開発しました。
これは、予約制を導入することで診療時間を確定し残業を減らすなど、職員負担を抑えながら病院経営も安定するという、患者・医師・病院経営の“三方よし"が実現する診療モデルです。
本書では、このモデルを実際の診療に取り入れられるよう、余すことなく解説いたします。

医療法人瑞枝会クリニック 院長
精神科医

1968年生まれ、鳥取県出身。
2005年熊本大学医学部医学科を卒業後、2007年東京大学医学部附属病院精神神経科に入局。
東京都立松沢病院、東京大学医学部附属病院(助教)、宇治おうばく病院などの勤務を経て、2015年瑞枝カウンセリングオフィスを開所。
瑞枝カウンセリングオフィスでの心理サービスを、精神科保険医療のなかでも展開するため、予約診療を自在に組み合わせた「瑞枝会モデル」を構築。
その実践の場として、2016年瑞枝クリニックを開業し、2018年医療法人瑞枝会クリニックに改組。
小学生時代に米国現地学校へ通い人種差別を経験。
中学では不登校となり児童精神科を受診、高校では精神的危機に陥り中退するなど、精神科ユーザーとしての苦しみに共感できる素地がある。

著者紹介

掲載記事

[連載]「精神科医が語る」医療現場の現実

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