80代を前に「自宅での生活がシンドイ」…家族の推しは「老人ホームへの転居」
株式会社フォーイットが昨年11月、20歳~69歳の男女に行った調査によると、「大晦日(から元旦にかけて)をどのように過ごしますか?」の設問に対して、最も多かったのが「年越しそばを食べる」で56.6%。「テレビ番組を観る」42.0%、「紅白歌合戦を観る」29.4%と続きました。
年代別では、20代は「特別なことはせずにいつも通り過ごす」が最も多く39.0%。ほかの世代は「年越しそばを食べる」が最も多く、40代では7割に達しました。また年齢があがるほど、「テレビ番組を観る」「紅白歌合戦を観る」の割合は増えていき、60代ではそれぞれ64.0%、45.0%に。年配の人ほど、「昔ながらの年越し」を過ごしているようです。
【年越しの過ごし方】
年越しそばを食べる…56.6%
テレビ番組を観る…42.0%
紅白歌合戦を観る…29.4%
特別なことをせず、いつも通り過ごす…21.8%
おせちやお雑煮などを作る…21.0%
初詣に行く…19.6%
除夜の鐘を聞く…7.8%
カウントダウンイベントに参加する…4.8%
初日の出を見に行く…4.2%
旅行に出かける…3.4%
仕事をする…2.8%
そのようななか、「自分の部屋で紅白を観て……そのまま寝てしまうんだろうね」といっていたのは、金子博さん(仮名・79歳)。8ヵ月前に家族の勧めもあり、老人ホームに入居。それから初めての年越しになりますが、自宅に戻ることはなく、老人ホームで新年を迎える予定だといいます。
――本当は一時帰宅をして、家族と一緒に過ごす予定だったんだよ
老人ホームに入居したのは、80代を前に、自宅での生活がしんどくなったから。5年前に奥さんが亡くなってからは自宅でひとり暮らしを続けてきましたが、段々と階段の上り下りがツラくなってきました。家のなかには段差も多く、つまづいて怖い思いをすることも。トイレやお風呂も狭く、使いづらいものでした。このまま住み続けるにはバリアフリー住宅にリフォームしなければ……そう考えていたところ、子どもたちから「老人ホームはどう?」と勧められたといいます。
――バリアフリーだし、過ごしやすいと思うんだよね
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