(※写真はイメージです/PIXTA)

遺産放棄と相続放棄は似た言葉ですが、法的な意味は大きく異なります。相続においてそれぞれどのような役割を果たし、具体的に何が異なるのでしょうか。この違いを理解することで、予期せぬトラブルを回避することができます。本記事では、遺産放棄と相続放棄の違いと注意点について解説します。

遺産放棄を選ぶべき状況

以下のような状況である場合は、遺産放棄を選択することをおすすめします。

 

一部の財産のみを受け取りたい場合

 

一部の財産のみを受け取りたい場合には、遺産放棄をおすすめします。

 

遺産放棄では、どの遺産を放棄するか選ぶことができます。たとえば、「不動産は放棄するが、現金だけは相続する」といったように、一部の財産だけを受け取ることが可能です。

 

一方で、相続放棄の場合はすべての遺産を放棄しなければなりません。もし、相続したい財産がある場合は、遺産放棄を選ぶことをおすすめします。

 

相続放棄の手続きを行いたくない場合

 

遺産を放棄する場合は、特に面倒な手続きは必要なく、他の相続人に「遺産を相続しない」と伝えるだけで済みます。被相続人に借金がなく、債権者からの請求の心配がない場合は、この方法が手軽でスムーズに進むでしょう。

 

一方、相続放棄を選ぶ場合は、家庭裁判所に申し立てを行う必要があります。状況によっては必要な書類や費用が異なるため、場合によっては弁護士に相談することが求められることもあります。

専門家への相談の必要性

困ったときは、弁護士に相談することも一つの手段です。


財産放棄か相続放棄のどちらを選ぶかは、それぞれの法的な意味やメリット・デメリットをよく理解した上で判断することが大切です。どちらの手続きを選ぶべきか迷った場合には、相続のプロである弁護士に一度相談してみましょう。

 

遺産放棄には特に期限はありませんが、相続放棄は相続が始まったことを知った日から3ヵ月以内に手続きを行う必要があります。どちらの方法を選ぶべきか迷ったり、わからない点があったりする場合は、できるだけ早く弁護士に相談することをおすすめします。

 

弁護士に相談すれば、あなたにとって最適な手続きをアドバイスしてくれるだけでなく、裁判所での手続きや必要な書類の準備もサポートしてもらえます。

 

 

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