一歩間違えればハラスメント案件?上司が「1on1ミーティング」をする際に意識したいこと【専門家が解説】

一歩間違えればハラスメント案件?上司が「1on1ミーティング」をする際に意識したいこと【専門家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

上司として部下に「いい質問」をするためにはスキルのみでは足りません。部下に対して興味を持ち、コミュニケーションを取ろうとするマインドこそが土台となり、信頼関係を築くことができます。大和ハウス、トヨタを経て現在はプロコーチとして活躍中の林英利氏の著書『いい質問が部下を動かす』(三笠書房)から抜粋してお届けします。

部下は上司のここを見ている

上司として部下に「いい質問」をするためには、もちろんスキルが必要です。ただ、スキルだけでは足りません。

 

その土台としてマインドが整っていることも、また同じぐらい重要です。わかりやすくいえば、日頃から部下に対する好奇心や興味、関心を持つことが大切です。

 

・どういう目的を持っているのか?

・どんなことに興味を持って働いているのか?

・仕事で何を成し遂げたいと思っているのか?

・仕事をすることで何を得ようとしているのか?

・日々どんな思いで仕事に向き合っているのか?

・なんのために働いているのか?

・働いて誰を喜ばせようとしているのか?

 

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興味があるからと、根掘り葉掘り聞くとハラスメントだと言われるこのご時世ですが、部下が日常で見せる何気ないひと言や行動をしっかりと観察していれば、見えてくることはたくさんあります。質問によってわかることもあるでしょう。

 

くり返しますが、とにかく上司は、部下に関心を持つことが第一です。自分に興味を持ってくれているか? 部下も上司のことをよく見ています。「この人は自分の話を聞いてくれるな」と安心させることができれば、部下は自分から話してくれるでしょう。

 

「どうもこちらに関心がないようだ」と思わせてしまえば、部下は近寄ってさえこなくなります。形だけの「いい質問」では、部下の心を開くことは難しいのです。

 

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※本連載は、林英利氏の著書『いい質問が部下を動かす』(三笠書房)より一部を抜粋・再編集したものです。

日本企業は老いたのか 失われた30年を振り返り、未来を展望する

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岩﨑 尚人

日本能率協会マネジメントセンター

リーマンショック、東日本大震災などを乗り越えた先にやってきた新型コロナウイルスの大流行。この現実と直面した企業や否応なく変革を進め、働き方は大きく変わった。真に強い企業とは、変わらないために思い切った変化を遂げ…

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