他人から「フィードバック」をもらう
内側から自分を見ることによって、自己を確信しやすくなり、それが自信と信頼される「芯」を自分の中につくり上げます。もう一方で自分が他人に与えている印象を自己理解だけで判断するのは限界があります。
人は自分を客観的に見ようとするときも自分の目というフィルターがかかることになりますので、どんな人でも100%客観的にはなれません。ですから、自分が他人に与えている印象や振る舞いについてはぜひ上司や同僚からフィードバックをもらう機会をつくるのがおすすめです。
といっても、今まであまりその機会がなかったなら、「私の印象をどう思うか」といきなり聞くと相手もとまどうと思います。フィードバックをもらうときには「ビジネスで知らない人からでも信頼がすぐに得やすくなるように、与える印象に気を配りたいので、自分の印象について意見を聞きたい」と趣旨をしっかり伝えてください。
そのうえで使っていただきたいのは前述のあなたのキーワードです。相手に自分が使った言葉のリストを渡し、自分のイメージに近いキーワードを3〜5つ選んでもらってください。他者があなたに感じる言葉を知るだけでも新鮮な思いがして刺激になると思います。
あなたが選んだキーワードがその中に入っていれば、それなりに自分が意図した印象になっていると言えます。もし、まったくはずれていたら、それら違う言葉を選んだ理由を教えてもらってください。自分では気づかなかった改善点に気づける可能性が高まります。
米国などビジネス先進国の現場では生産性などの定量評価のほかに「エグゼクティブプレゼンス」や「インプレッション・マネジメント」などの定性評価があったり、定期的にチームの中で「印象や振る舞い方」に対するフィードバックをお互いに実施したりすることがあります。個人的にだけではなく、組織として取り入れていくべき機会だと思いますので、自分でできることから始めてみることをおすすめします。
フィードバックを積極的にもらって改善点に気づく
丸山 ゆ利絵
アテインメンツ合同会社代表
プレゼンス・コンサルタント
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