(※写真はイメージです/PIXTA)

ビジネスの現場においても、友人や家族であっても、人から信頼を得ることは簡単ではありませんが、それを長く維持するのはもっと難しいもの。そんななか、信頼され続ける人が共通して持つ“ある考え方”があるようです。プレゼンス・コンサルタントの丸山ゆ利絵氏の著書『一流のエグゼクティブが実践する 初対面から信頼関係を築く 第一印象の磨き方』(日本実業出版社)より、詳しく解説します。

ゴールの共有が信頼の質を上げる

ビジネスにおいての理想的な関係は「WIN−WIN」、つまり自分側の利益だけでなく相手側の利益を同時に考え、その実現を目指すことです。そのような意識を持つビジネスパーソンは人に喜ばれて成果を出しやすく、営業成績ならトップである人が多い印象です。ただし、その人たちの特徴は、目先の相互利益獲得ではなく、ゴールを共有し、それに沿った結果を実現しようとすることです。

 

「WIN−WIN」の感覚を持つ人が最初にやることは「相手は何を大切にしているか」「どういう状態を目指すのか」に関心を持つことです。つまり、相手がゴールとしているものを理解して大切にしようとするのです。

 

相手のゴールを知るためには、こんな質問をしてみてください。

 

「どんな課題を解決しようとしていらっしゃるんですか」

「この業務で大切にされていることは何でしょうか」

「成果として絶対なくてはならないものは何でしょうか」

「絶対避けたい結果は何でしょうか」

 

相手の答えから、しっかりと内容やキーワードをつかんでおきましょう。

 

ゴールは、プロジェクトという単位であればそのプロジェクトの意義で「何のためにやるのか」「どういう結果になれば成功と言えるのか」、企業であればどんな理念を大事にしているのか、パーパスは何か、ということになります。

 

このような部分は、人間の意識全体の中でも「上位概念」と呼ばれる領域に近く、情動にも強く影響するものです。相手のそれに寄り添う姿勢を見せることは相手への強いリスペクトを示すことでもあります。成果を出しやすい人は、そこで信頼の次元を上げていきます。だから、信頼の質がどんどん高くなっていくのです。

 

「相手はどんなゴールを描いているのか。それに貢献したい」という気持ちがあなたの信頼のステージを上げていきます。

 

POINT

相手のゴールに関心を持ち、寄り添うことが信頼のステージを上げる

 

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※本連載は、丸山ゆ利絵氏の著書『一流のエグゼクティブが実践する 初対面から信頼関係を築く 第一印象の磨き方』(日本実業出版社)より一部を抜粋し、再編集したものです。

一流のエグゼクティブが実践する 初対面から信頼関係を築く 第一印象の磨き方

一流のエグゼクティブが実践する 初対面から信頼関係を築く 第一印象の磨き方

丸山 ゆ利絵

日本実業出版社

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