SBI証券では2023年11月19日より、2024年1月から新NISAで投信積立を始めるための予約設定ができるようになりました。FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が、SBI証券で1月から新NISAを始める方法を解説します。また、SBI証券の新NISA(つみたて投資枠)で買えるおすすめの投資信託を厳選して10本紹介します。
SBI証券の「新NISA」…投信積立の予約設定で2024年1月から買付するには?【おすすめ銘柄も紹介】

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この記事は、2024年1月からSBI証券で新NISAを始めるために、2023年12月に準備をする方法を中心に解説したものです。2024年以降にSBI証券で新NISAを始める方法は、『SBI証券の「新NISA」の始め方と買い方…積立設定のやり方と口座開設の流れを解説【つみたて投資枠】』をご覧ください。

 

SBI証券では11月19日より、2024年1月から新NISAで投信積立を始めるための予約設定ができるようになりました(当初の予定の11月18日開始から19日開始に変更)。

 

本記事では、主にSBI証券のNISA口座を持っている方に向けて、2024年1月からSBI証券で新NISAで投信積立を始める方法をお伝えします。

 

「2024年1月から銘柄や積立額、決済方法を変更したい」

「特定口座で積立設定している分を新NISA口座に変更したい」

「新NISAが始まるのを機に銘柄を見直したい」

 

という方は、ぜひ参考にしてください。

 

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SBI証券で新NISA口座を開設する

 

1. SBI証券の新NISAの「積立予約」を利用すべき人は?

(SBI証券公式YouTubeチャンネル『〈2024年からの「新しいNISA」について〉』)

 

SBI証券の新NISAの「積立予約」は、現在SBI証券でNISA取引をしている人全員が設定しなければいけないものではありません。ここでは、積立予約の手順を紹介する前に、どのような人が利用すべきかを説明します。

 

まず前提として、2024年から始まる新NISA口座は、変更手続きをしない限り、現行のNISA口座と同じ金融機関で自動的に開設されます。そして、SBI証券の場合は2023年12月31日時点の設定内容が新NISAでも引き継がれます。

 

そのため、新NISAでも現在と同じ銘柄と積立額、決済手段で投信積立をする場合は、何もする必要はありません。

 

たとえば、SBI証券の「つみたてNISA」で月10,000円を三井住友カードで投信積立をしている人などは、何もしなくても同じ金額と銘柄、決済手段(この場合はクレカ積立)が新NISAの「つみたて投資枠」でも引き継がれます。ちなみに、現行の「一般NISA」で投信積立をしている場合は、新NISAでは「成長投資枠」に引き継がれます。

 

一方、現行のつみたてNISAの積立額の上限が月33,333円であることに加えて、クレカ積立の上限が月50,000円であることから、次のような設定にしている方が多いと思います。

 

  • つみたてNISA口座:月33,333円(クレカ積立)
  • 特定口座:月16,667円(クレカ積立)

 

上記のような方は、設定変更をしたほうが税金面でお得になります。2024年1月以降も月16,667円を課税口座である特定口座でクレカ積立をすることもできますが、売却益に対してかかる税金(約20%)が非課税になる恩恵は受けられません。

 

新NISA(つみたて投資枠)では積立額の上限が月100,000円に増額されるので、同じ金額を投資に回すなら、非課税投資枠を活用して次のように設定することをおすすめします。

 

  • 新NISA(つみたて投資枠):月50,000円(クレカ積立)

 

がんばって月50,000円以上を投資に回す場合は、クレジットカードのポイントは付きませんが、次のように証券口座からの引落しで新NISA(つみたて投資枠)で月100,000円まで投信積立をすることもできます。

 

  • 新NISA(つみたて投資枠):50,000円(クレカ積立)
  • 新NISA(つみたて投資枠):50,000円(証券口座)

 

また、無理する必要はありませんが、新NISAの「成長投資枠」も活用すれば、次のように「つみたて投資枠」と合わせて月300,000円まで投信積立をすることも可能です。

 

  • 新NISA(つみたて投資枠):50,000円(クレカ積立)
  • 新NISA(つみたて投資枠):50,000円(証券口座)
  • 新NISA(成長投資枠):200,000円(証券口座)

 

SBI証券で新NISAの予約設定をしたほうがいい人をまとめると、次のようになります。

 

■新NISAの「予約設定」を利用すべき人

 

  • SBI証券でNISA取引をしており、新NISA開始に向けて銘柄や積立額などを見直したい人
  • 特定口座での投信積立を新NISA口座に変更したい人
  • 2024年「1月」からSBI証券の新NISAで投信積立を始めたい人

 

2024年1月から変更後の積立設定でSBI証券で新NISAを始めるには、クレカ積立の場合は12月10日(日)まで、証券口座からの引落しの場合は12月29日(金)までに設定をする必要があります。2024年の3月や4月から新しい設定で始めることもできますが、新年から気持ちよくスタートさせたい人は、早めに対応しましょう。

 

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2. SBI証券で投信積立の「予約設定」をして2024年1月から新NISAを始める手順

新NISA
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

それでは、SBI証券で投信積立の「予約設定」をして、2024年1月から変更後の内容で新NISAを始める方法を解説します。なお、スマホで設定することもできますが、途中でPCの画面に移るので、ここでは最初からPCの画面で解説します。スマホで最後まで完結したい場合は『かんたん積立アプリ』を利用しましょう。“流れ”は同じです。

 

 

順番に解説します。

STEP1:設定銘柄一覧から「継続しない銘柄」を解除する

特定口座で投信積立をしている銘柄を新NISA(つみたて投資枠)に変更するケースなどは、継続しない銘柄の設定内容を丸ごと解除することから始めましょう。「特定口座」から「新NISA(つみたて投資枠)」に変更するといったように、口座の区分だけを変更することはできません。

 

SBI証券にログイン後、「取引」>「投資信託」>「投信(積立買付)」の順に進むと、現在の設定銘柄一覧が表示されます。

 

投信(積立買付)

 

何もしなければ現在の積立設定内容が1月以降も引き継がれるので、つみたてNISAの場合は次の画像のように「NISA(つみたて投資枠)」とすでに表示されます。なお、一般NISAで積立設定している内容は新NISA(成長投資枠)に引き継がれるので、「NISA(成長投資枠)」と表示されます。

 

解除する
(SBI証券の画像を一部加工)

 

継続しない銘柄の「解除」にチェックを入れて、下の「選択した銘柄を解除」をクリックします。

 

そして、取引パスワードを入力して「解除する」をクリックすると、該当銘柄の積立設定が解除されます。

 

【注意点】

クレカ決済ではなく、証券口座からの引落し、つまり現金で投信積立をしている場合は、12月の自分が決めた買付日以降に設定変更をしましょう。12月分の買付が実行される前に解除してしまうと、12月分の買付ができなくなります。

一方、三井住友カードでクレカ決済をしている場合は、12月買付分の設定締切日(11月10日)が過ぎているので、解除しても12月買付分はこれまで通り実行されます。

 

STEP2:積立設定する銘柄を選んで「積立」をクリック

積立設定する銘柄を探す方法はいくつかありますが、ここではランキングから選ぶ方法を紹介します。

 

上部のメニューから「投信」→「ランキング」をクリックしましょう。

 

ランキング

 

ランキングの種類はいくつかありますが、今回は「積立設定金額」を選びます。他のランキングでも上位銘柄の顔ぶれはあまり変わりませんが、「積立設定金額」であれば積立買付ができるファンドに絞り込むことができ、新NISA(つみたて投資枠)の対象銘柄である可能性も高くなります。期間は、「週間」ではなく「月間」を選びます。

 

積立設定金額

 

ここでは、1位の「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を選びます。右側の「積立」をクリックして、注文内容を入力していきましょう。

 

なお、このeMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける運用方針が人気の投資信託で、なかでも「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と並んで、SBI証券が取り扱うつみたてNISA(新NISAのつみたて投資枠)の銘柄では主力商品となっています。

 

【補足】現在と同じ銘柄の積立設定内容を変更する場合

現在積立設定をしている投資信託と同じ銘柄を新NISAでも選んで金額などを変更する場合は、「積立設定一覧」から「設定変更」もしくは「追加」から設定することもできます。

 

設定変更
(SBI証券の画像を一部加工)

 

STEP3:注文内容を入力する

次のような注文画面が表示されるので、入力していきます。決済方法は、「現金」と「クレジットカード」のどちらかを選択します。

 

入力内容

 

カードが未登録の場合は「クレジットカードを登録する」が表示されるので、このタイミングで登録しておきましょう。SBI証券でクレカ積立ができるカードでおすすめなのは三井住友カードもしくはOliveフレキシブルペイで、カードの種類に応じて、積立額の0.5~最大3.0%分のVポイントが付与されます

 

※ 特典を受けるには一定の条件がございますので、三井住友カードのホームページをご確認ください

 

預り区分は「NISA(つみたて投資枠)」を選択します。この際、NISA(つみたて投資枠)やNISA(成長投資枠)の対象外の銘柄は預り区分に表示されません。なお、SBI証券のつみたてNISAの対象銘柄はこちらの公式サイトから確認できます。

 

そして、無理のない範囲内で1ヵ月の積立金額を入力しましょう。今回は「50,000円」とします。

 

すべて入力したら、「次へ」をクリックします。

 

STEP4:目論見書を確認する

投資信託の説明書にあたる「目論見書補完書面」と「目論見書」が表示されたら、中身に目を通しましょう。

 

目論見書の確認

 

最後に、「確認画面へ」をクリックします。

 

確認画面へ

 

STEP5:設定内容を確認して取引パスワードを入力する

どんなに忙しくても、必ず設定内容を確認する習慣をつけるようにしてください。

 

取引パスワード(ログインパスワードとは異なる)を入力し、「設定する」をクリックします。

 

設定する

 

「積立設定を受付致しました」と表示されたら完了です。なお、注文内容を確認する場合は、「積立設定一覧」から見ることができます。

 

\2024年からの新NISA口座にもおすすめ/

SBI証券で新NISA口座を開設する

 

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3. SBI証券の「新NISA」のおすすめ銘柄(投資信託・ファンド)10選

ファンド
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

新NISAは現行のNISAが大幅に拡充された制度で、現行の「つみたてNISA」は「つみたて投資枠」、「一般NISA」は「成長投資枠」として引き継がれます。

「現行NISA」と「新NISA」の比較表

 

「現行NISA」と「新NISA」の比較表
(引用:SBI証券

 

新NISA(つみたて投資枠)の対象銘柄は現行のつみたてNISAと同じで、その証券会社が現行のつみたてNISAで取り扱っている銘柄は新NISA(つみたて投資枠)でも買うことができます。そのため、新NISAが始まるからといって、これまでの投資方針や積立設定する銘柄を変えなくても大丈夫です。

 

そこで本章では、SBI券の新NISA(つみたて投資枠)で買えるおすすめの投資信託を厳選して10本紹介します。

 

その前に、資産形成に適した投資信託の選び方のポイントを確認しておきます。

 

■新NISA(つみたて投資枠)の銘柄選びのポイント

 

  1.  信託報酬が低いインデックスファンド
  2. 「全世界株式」か「先進国株式」か「米国株式」
  3.  純資産が100億円以上
資産形成に適した投資信託の選び方のポイント

 

NISAやiDeCoのように、数十年にわたって毎月コツコツ積立買付する方法の場合は、コストを最小にして、長期でみると右肩上がりになる確率が高い商品に投資することが重要です。

そのためには、信託報酬(投資信託の運用や管理にかかる手数料)が低い「インデックスファンド」を選ぶことが鉄則です。

 

ただし、インデックスファンドなら何でもOKということではありません。世界経済は今度も成長し続けるという予想のもと、「全世界株式」や「先進国株式」、そして「全世界株式」や「先進国株式」の構成銘柄の約60~70%を占める「米国株式」を選ぶことがセオリーとされています。

 

それに加えて、投資家から資金が集まらず運用が途中でストップしないように、投資信託の人気のバロメーターともいえる純資産(株式でいう時価総額)が100億円以上のファンドを選んでおけば、銘柄選びで大きな失敗をするリスクは少なくなります。

 

上記3つのポイントを満たした、SBI証券の新NISA(つみたて投資枠)でおすすめの銘柄が、これから紹介する10本です(9番と10番目の「バランス型」は、1本で株式や債券などの複数の資産に投資してリスクを軽減した商品)。

 

資産形成について勉強中の方は、このなかから1本を選び、月1,000円でもいいのでまずは始めてみることが大切です。株式型の投資信託であれば、1本で何百や何千という企業に分散投資されているので、無理して複数のファンドを選んでポートフォリオ(資産配分)を組む必要はないと筆者は考えています。

 

なお、純資産やトータルリターンの数字は、ウェルスアドバイザー株式会社の2023年12月19日時点のデータです。

 

①「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」

ファンド名 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
基準価額 26,624円
純資産額 4兆7,247.29億円
信託報酬(税込) 0.05775%
トータルリターン +38.89%(1年)、+17.22%(3年)、+19.34%(5年)    
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
愛称は『オルカン』。日本を含む47ヵ国の先進国と新興国の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位が日本、3位がイギリス。
2024年9月に中国株を60銘柄除外(追加2)&インド株を7銘柄追加(除外1)し、構成銘柄の入れ替えを実施。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023のイベントでは、5年連続で1位を獲得。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

②「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
基準価額

24,860円

純資産額 2,386.90億円
信託報酬(税込) 0.1102%
トータルリターン +37.66%(1年)、+16.3%(3年)、+18.64%(5年)
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色

愛称は『雪だるま(全世界株式)』。3つのETF「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VT)、
「SPDR ポートフォリオ・ディベロッブ・ワールド(除く日本く)ETF」(SPEW)、
「SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツETF」(SPEM)を通じて、
日本を含む先進国・新興国などの全世界の株式約8,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資できる。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

③「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
基準価額 16,210円
純資産額 490.63億円
信託報酬(税込) 0.1338%
トータルリターン +37.76%(1年)
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は『SBI・V・全世界株式』。2022年1月31日に設定。
世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を通じて、
日本を含む先進国・新興国などの全世界の株式約8,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資できる。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

④「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」

ファンド名 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
基準価額 32,677円
純資産額 8,516.08億円
信託報酬(税込) 0.09889%
トータルリターン +41.26%(1年)、+18.69%(3年)、+21.04%(5年)
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色 業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
日本を除く世界の主要先進国(22ヵ国・地域)の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位がイギリス、3位がカナダ。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」のイベントでは、6位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

⑤「ニッセイ外国株式インデックスファンド」

ファンド名 ニッセイ外国株式インデックスファンド
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
基準価額 43,161円
純資産額 7,906.85億円
信託報酬(税込) 0.09889%
トータルリターン +41.24%(1年)、+18.63%(3年)、+21.01%(5年)、+14.2%(10年)
運用会社 ニッセイアセットマネジメント
ファンドの特色 2013年12月10日に設定され、同タイプのファンドとしては長い運用実績をもつ。
日本を除く世界の主要先進国の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位がイギリス、3位がカナダ。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023のイベントでは、2位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

⑥「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」

ファンド名 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
基準価額 32,768円
純資産額 6兆0,492.89億円
信託報酬(税込) 0.09372%
トータルリターン +45.08%(1年)、+21.11%(3年)、+23.51%(5年)    
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
S&P500インデックスマザーファンドへの投資を通じて、米国企業500社に投資する。
投資先の割合は、1位がアップル、2位がマイクロソフト、3位がアマゾン。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023のイベントでは、3位にランクイン。
2025年1月25日より信託報酬を0.07568~0.08140%(年率)に引き下げる予定となっている。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

⑦「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
基準価額 29,968円
純資産額 1兆9,481.16億円
信託報酬(税込) 0.0938%
トータルリターン +45%(1年)、+21.03%(3年)、+23.37%(5年) 
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は『SBI・V・S&P500』。2021年6月15日に『SBI・バンガード・S&P500』から名称変更。
世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・S&P500ETF」を通じて、米国企業500社に投資する。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

⑧「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
基準価額 18,965円
純資産額 3,054.84億円
信託報酬(税込) 0.0938%
トータルリターン +44.77%(1年)、+19.22%(5年)  
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色

愛称は『SBI・V・全米株式』。2021年6月29日より運用開始。
世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じて、
米国株式市場で投資可能な約4,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資できる。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

⑨「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」

ファンド名 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
資産クラス バランス型
連動する指数 バランス型なのでなし(合成指数)
基準価額 16,767円
純資産額 3,116.20億円
信託報酬(税込) 0.143%
トータルリターン +19%(1年)、+7.76%(3年)、+8.24%(5年)
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。8つの資産
「国内株式」「先進国株式」「新興国株式」「国内債券」「先進国債券」「新興国債券」「国内REIT」「先進国REIT」
に12.5%ずつ均等に投資(ロシアは除外)するのが特徴で、ミドルリスク・ミドルリターンの運用成績を目指す。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」のイベントでは、9位にランクイン。

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⑩「セゾン・グローバルバランスファンド」

ファンド名 セゾン・グローバルバランスファンド
資産クラス バランス型
連動する指数 バランス型なのでなし(合成指数)
基準価額

26,073円

純資産額

5,109.55億円

信託報酬(税込) 0.56%
トータルリターン +23.99%(1年)、+11.09%(3年)、+11.85%(5年)、+7.96%(10年)
運用会社 セゾン投信
ファンドの特色

世界最大級の運用会社バンガード社の8本のETFを通じて国内外の株式と債券に50%ずつ投資をし、
価格が上下するのに合わせて比率の見直し(リバランス)を行い、リスクを抑えながら安定したリターンを目指す。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」のイベントでは、14位にラインクイン。

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\NISAの取扱い銘柄数はトップクラス/

SBI証券で新NISA口座を開設する

 

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4. SBI証券で「新NISA」を始めるメリット3つ

メリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

主要ネット証券は、現行のNISA制度の拡充に合わせて新NISAでの日本株の売買手数料を2024年からこぞって無料にするなど、顧客獲得のためのサービスを強化しています。そのため、株式の取引手数料の安さだけでどの新NISA口座がおすすめかを判断するのは難しくなりました。

 

そこで重要になってくるのが、独自のサービスによる差別化。本章では、SBI証券“ならでは”の新NISAのメリットを3つに絞って紹介します。

 

■SBI証券の新NISAの主なメリット

 

  1. クレカ積立ができるカードの種類が多い
  2. 貯まるポイントの種類が多い
  3. IPOの取扱い銘柄数が多い

 

それぞれ解説します。

 

メリット①:クレカ積立ができるカードの選択肢が多い

クレジットカード
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券は、クレカ積立ができるクレジットカードの選択肢が多いのが特長です。

 

利用者が最も多いのが三井住友カードとOliveフレキシブルペイで、カードの種類によって積立額の0.5~最大3.0%のVポイントが付与されます

 

※ 特典を受けるには一定の条件がございますので、三井住友カードのホームページをご確認ください

 

また、SBI証券は異業種の企業と金融商品仲介業の取り組みを強化しており、次のクレジットカードでもクレカ積立が可能です。

 

  • 東急カード
  • 新生アプラスカード
  • タカシマヤカード
  • 大丸松坂屋カード
  • UCSマークがついたカード

 

そのため、普段からたとえばタカシマヤカードや大丸松坂屋カードを使って百貨店で買い物をしている方は、SBI証券でもそのクレカを利用することでより多くのポイントを貯めることができます。

 

 

メリット②:貯まるポイントの選択肢が多い

ポイント
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券には様々な局面でポイントが貯まる「ポイントサービス」があり、次の6種類からメインポイントを選んで貯めることが可能です。

 

  1. Tポイント
  2. Pontaポイント
  3. Vポイント
  4. dポイント
  5. JALのマイル
  6. PayPayポイント

 

三井住友カードまたはOliveフレキシブルペイによるクレカ積立で付与されるポイントはVポイント一択ですが、メインポイントをVポイントに設定しておけば、投資信託の月間の平均保有金額に応じてポイントが付与される「投信マイレージ」とダブルでVポイントを貯めることもできます。

 

■SBI証券の投信積立で貯まるポイント

タイミング ポイント
クレカ積立時 Vポイントのみ
保有時 ・Tポイント
・Pontaポイント
・Vポイント
・dポイント
・JALのマイル
・PayPayポイント
から1つを選択

 

ちなみに、Vポイントは2024年春にTポイントと統合することに伴って1Vポイント=1Tポイントに等価交換できるように2023年10月2日から改善され、使い勝手がよくなりました。

 

 

メリット③:IPOの取扱い銘柄数が多い

IPO
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

IPO(新規上場株)は上場後の初値が高くなる傾向があり、上場前の抽選で獲得し、株価が上昇したタイミングで売却できれば、低リスクで利益を得ることもできます。

 

このIPOの取扱いは各社で異なりますが、SBI証券のIPO関与率は2023年3月通期実績で98.9%となっており、ほとんどのIPOの抽選に参加できます。つまり、SBI証券ならIPO獲得のチャンスが多く、新NISA(成長投資枠)で購入して売却すれば、値上がり益をまるまる受け取ることも可能です。

 

投資信託をドルコスト平均法で毎月コツコツ積み立てる方法が資産形成の基本ですが、新NISAでは投信積立と株式投資が併用できるので、IPO取引から株式投資にチャレンジして取引の幅を広げるのもおすすめです。

 

\貯められるポイントの選択肢は6種類/

SBI証券で新NISA口座を開設する

 

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5. SBI証券で「新NISA」を始めるときの注意点(デメリット)2つ

デメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券で新NISAを始めるメリットの次は、注意点についても把握しておきましょう。

 

■SBI証券の新NISAの注意点

 

  1. Vポイントを積立買付に利用できない
  2. コールセンターがつながりにくい

 

デメリット①:Vポイントを積立買付に利用できない

バツマークの札を持った女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券では、Vポイントを新NISAを含む積立買付に利用することができません。

 

Vポイントで投資ができるのは金額指定による(1回限りの)スポット買付だけで、積立買付は対象外です。SBI証券でNISAを含む積立買付で利用できるポイントは、TポイントとPontaポイントの2種類となっています。

 

一方、楽天証券であれば、楽天カードによるクレカ積立で貯まった楽天ポイントを新NISAの積立買付にも利用できます(=「楽天ポイント投資」)。そのため、日常の買い物で貯めた楽天ポイントを新NISAで利用して現金の持ち出しを少しでも減らしたい人は、楽天証券と楽天カードの組み合わせのほうがおすすめです。

 

\楽天ポイントを新NISAで利用するなら/

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デメリット②:コールセンターがつながりにくい

コールセンター
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券の口座数はSBIグループ(SBI証券、SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIO)全体で1,100万(2023年9月時点)を超え、新NISA開始に向けてSBI証券で資産形成を始めようとしている人が多いせいか、コールセンターが以前よりつながりにくくなっているようです。

 

実際、筆者は今回の記事作成にあたって不明点をSBI証券のコールセンターに問い合わせたのですがつながらず、受付開始時間の平日8時にかけ直しても「回線が混雑しています」という自動音声が流れる状態でした。諦めてメールでの問い合わせに切り替えましたが、回答をいただくまで1週間かかりました……。

 

日本証券業協会が発表した「NISA口座開設・利用状況調査結果」によると、2023年6月末時点のつみたてNISAの口座開設者のうち投資未経験者の割合は90.4%とあり、おそらく新NISAを始める人の約90%も初心者だと考えられます。そのため、「わからないことはすぐに電話で問い合わせて解決したい」という人は多いはず。

 

そこで、サポート体制を重視したい人におすすめなのが松井証券。

 

松井証券には150名を超えるオペレーターが在籍しているため、コールセンターに問い合わせたときの待ち時間がほとんどないのが特長です。つみたてNISA(新NISAの成長投資枠)の取扱い銘柄数も充実しており、eMAXIS Slimシリーズをはじめとした人気のファンドも買うことができます。

 

松井証券にはクレカ積立のサービスはありませんが、ポイント獲得よりも「すぐに聞ける安心感」を大切にしたい方はぜひご検討ください。

 

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6. SBI証券の「NISA」に関するキャンペーン

NISAはSBIでGo!キャンペーン
(引用:SBI証券

 

SBI証券では現在、NISAに関する次のキャンペーンを実施しています。

 

■「NISAはSBIでGo!キャンペーン」の概要

概要 3つのキャンペーンの達成で最大2,350円相当の特典がもらえる
実施期間 キャンペーン①:2023年9月1日(金)~9月30日(土) ※終了
キャンペーン②:総合口座とNISA口座の開設:2023年9月1日(金)~12月19日(火)※終了
キャンペーン③:2023年9月1日(金)~12月19日(火)
参加方法 下記の本文を参照
補足
(注意点)

・NISA口座を他社から移管した人も参加可能

・特典付与と入金は、2024年1月末を予定

 

ここでは、現在実施中のキャンペーン③の内容を紹介します。

 

キャンペーン③:SBI証券公式LINEアカウントをともだち登録&LINE IDの連携で100円

SBI証券のLINE登録
(引用:SBI証券)

 

キャンペーン③の対象者は、キャンペーン②(12月19日で終了)を達成した方のみ。SBI証券のLINE公式アカウントを“ともだち登録”してLINE IDを連携すると、もれなく100円がもらえます。

 

 

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7. よくある質問

Q&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、SBI証券の投信積立の予約設定に関して、よくある質問に5つ回答します。

Q1. 新NISAで5万円をクレカ積立で設定したあと、残りを証券口座からの引落しで設定したら、「発注日が12月」になりました。何が原因ですか?

5万円をクレカ積立で設定後、現金決済による積立設定をすると、「発注日」が12月と表示される現象が報告されているようです。SBI証券側の回答によると、実際は2024年1月に発注されるとのことなので、おそらくシステム上の問題だと考えられます。

 

新NISAはどの証券会社でも2024年1月からしか買付できないので、口座区分が「新NISA(つみたて投資枠)」もしくは「新NISA(成長投資枠)」になっていることをご確認ください。

 

Q2. 銘柄を追加・変更できないときの原因を教えてください。

新NISA(つみたて投資枠)の対象外の銘柄である可能性が高いです。対象かどうかは、SBI証券の公式サイト「つみたてNISA取扱商品」よりご確認ください。

 

Q3. 予約した設定内容の変更はできますか?

SBI証券の場合、三井住友カードによるクレカ積立の場合は12月10日(日)まで、証券口座からの引落しの場合は12月29日(金)までなら設定変更が可能で、1月の買付にも間に合います。

 

ただし、現在の積立設定内容を変更後、取り消しても元に戻すことはできません。最初から設定し直しましょう。

 

Q4. 12月の設定期限に間に合わなかった場合、1月はもう買えないのですか?

予約設定はあくまでも2024年1月から現在の積立設定を変更して投信積立を始めるためのもので、12月の設定期限に間に合わなくても、12月31日時点の(従来の)積立設定内容が1月に実行されます。2月からクレカ積立の内容を変更する場合は、2024年1月12日(金)までに設定しましょう。

 

また、新NISAから初めて投信積立を始める方は、1月の積立買付の設定期限に間に合わなくても(1回限りの)スポット注文はいつでもできるので、1月になっても新NISAで投資ができないことはありません。

 

Q5. SBI証券の新NISA口座はいつから開設できますか?

現行のNISA口座ではなく、新NISA口座から作りたい場合は、SBI証券の場合は2023年12月22日(金)から口座開設ができるようになります。ただしその場合は、新NISAでクレカ積立ができるようになるのは2024年2月以降です。

 

新NISAをもっと早く始めたい場合は、2023年11月や12月に現行のNISA口座(一般NISA・つみたてNISAどちらでもOK)を開設しておき、2024年に新NISA口座に切り替わるのを待つことをおすすめします。

 

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8. まとめ

SBI証券のエントランス

 

この記事では、SBI証券で投信積立の予約設定をして2024年1月から新NISAを始める方法を紹介しました。

 

SNSやYouTubeなどでは「早く始めたほうが得」「月30万円をMAXで積み立てよう」という意見もありますが、新NISAは早く始めたからといって必ず有利になるわけではありません。決して焦らず、自分に合った証券会社と銘柄を選びましょう。そして、「お金が貯まったら始めよう」ではなく、月1,000円でもいいので実践することが大切です。

 

本記事を参考にしてSBI証券で新NISAの設定を確実に行い、1月からスタートダッシュを切りましょう。

 

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■SBI証券のサポートデスク

 

(平日)※ガイダンス番号「3番」がNISA・投資信託

  • 固定電話:0120-104-214(無料)
  • 携帯電話:0570-550-104(有料)
  • 受付時間:8時~17時(土日祝・年末年始を除く)

 

(土日)※NISA・投資信託専用

  • 固定電話:0800-170-2888(無料)
  • 携帯電話:03-6629-9719(有料)
  • 受付時間:9時~17時(平日・年末年始を除く)

 

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SBI証券への取材風景

 

グループ全体の口座数が1,200万を突破し、個人投資家に人気のSBI証券。SGO編集部では、SBI証券の社員に独占取材をして、同社の魅力をたっぷり伺いました。

2023年9月30日発注分から実施している「国内株式売買手数料の無料化」についても言及しているので、『【SBI証券社員インタビュー】「貯蓄から投資へ」の流れを受けて、オンライン総合証券が取り組んでいること』からぜひご覧ください。