SBI証券に限らず、IPO(新規公開株)は抽選に申し込んでも当選するのは至難の業です。しかし、SBI証券には「IPOチャレンジポイント」を貯めて応募すると当たりやすくなる仕組みがあります。IPOの基本をはじめ、SBI証券でIPOの抽選に申し込む方法(買い方)などを、FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が解説します。
SBI証券のIPO(新規公開株)の買い方…当選確率をアップさせるには?

『資産形成ゴールドオンライン』は複数の企業と提携して情報を提供しており、当サイトを経由して申込みがあった場合、各企業から報酬が発生することがあります。しかし、提携の有無などが本ページ内のサービスの評価や掲載順位に関して影響を及ぼすことはありません(提携会社一覧)。

上場初日に、募集したときよりも高い株価がつく傾向があることで人気の「IPO(新規上場株式)」。

 

SBI証券では、1年間に新規上場する株式会社の約99%にあたるIPO銘柄の抽選に参加できます。

 

本記事では、

 

「SBI証券のIPOの抽選方法は?」

「SBI証券でIPOを獲得するコツは?」

「そもそもIPOって何?」

 

と思っている方のために、IPOの基本からSBI証券でIPOを獲得する確率を高める方法を、複数の証券会社でIPO獲得の実績を持つ筆者がお伝えします。

 

最後まで読めば、SBI証券でIPOに当選するヒントがわかります。

 

 

最初にIPO(新規上場株式)の基本を説明しますが、IPOの知識がある程度ある方は読み飛ばして、「1. SBI証券でIPOを申し込む3つのメリット」にお進みください。

はじめに:IPO(新規公開株式)の概要

最初に、IPOの基本を解説します。

 

・IPOとは

IPOとは
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

IPOは「Initial Public Offerring」の頭文字をとったもので、日本語では「新規公開株式」といいます。

 

国内には約250万社の「株式会社」がありますが、証券取引所に株式が上場して「公開」されることによって、投資家は初めてその会社の株式を取引所で自由に売買できるようになります。

 

ただし、上場前の募集の段階(=「ブックビルディング期間」)で購入するためには、証券会社が行う抽選に申し込んで当選する必要があります。しかし、IPOは様々な要因が絡み、上場前の「公開価格」より上場初日につく株価(=「初値」)のほうが高くなる傾向があるので応募する人が多く、IPOの抽選に当選するのは至難の業です。

 

また、IPOの抽選のルールは証券会社によって異なり、投資家に配分できるIPOの株数も異なります。そのため、証券会社ごとのルールを知らずに適当に申し込みをしていると、IPOの抽選に当選することはますます難しくなります。

 

 

・IPOの抽選から購入までの流れ

IPOの抽選から購入までの流れ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

IPOを購入するまでの流れは、次の通りです。SBI証券のケースで説明しますが、他社でもほとんど同じです。

 

■IPOの抽選から購入までの流れ(SBI証券)

 

  1. ブックビルディングに申し込む
  2. 買付余力を確認して入金する
  3. 公開価格をチェック
  4. 抽選結果を見る
  5. 当選していたら、購入意思を表示

 

ポイントを絞って解説します。

 

「ブックビルディング」をわかりやすく説明すると、IPOを担当する証券会社(主幹事証券)が、募集中のIPO案件の仮条件から投資家にどれくらいの需要があり、公開価格はいくらが妥当かを見極める期間です。

 

このブックビルディング期間中に投資家はIPOの抽選に申し込み、事前入金が必要であれば、抽選までに申し込みをした株数分の金額を入金します。

 

ブックビルディング期間が終了すると、主幹事証券は最終的な公開価格を決定します。仮条件は、たとえば「1,000円~1,200円」という範囲で提示されるので、公開価格が上限の株価(この場合は1,200円)で決まれば、そこそこ人気のあるIPO案件だと判断できます。

 

そして、抽選日になると、店舗型の証券会社なら当選・落選にかかわらず担当者から電話がくるケースが多いです。しかし、SBI証券を含むネット証券の場合の抽選結果は、メールで届くか、ログインして確認する必要があります。

 

もし当選していたら、期日までに購入手続きを進めましょう。

 

1. SBI証券でIPOを申し込む3つのメリット

SBI証券のIPOのメリット
(引用:SBI証券

 

IPOを誰に配分するのかを決めるルールは、証券会社によって異なります。そのため、各社ごとに対策することによって当選確率を高めることも可能です。

 

本章では、SBI証券でIPOの抽選に申し込むメリットを紹介し、攻略方法のヒントをお伝えします。

 

 

それぞれ解説します。

メリット1:全体の約97%をIPO銘柄を取り扱っている

メリット1:全体の約97%をIPO銘柄を取り扱っている
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

直近3年間のIPOを調べると、1年間で新規上場する株式会社は100社前後あり、そのうちSBI証券では、全体の約97%のIPO銘柄を取り扱っています。

 

■SBI証券のIPOの取扱い実績

  2020年 2021年 2022年
IPO銘柄数(全体) 93 125 91
SBI証券のIPO取り扱い銘柄数
(カッコ内は全銘柄数に対する割合)
85
(約91%)
122
(約97%)

89
(約97%)

SBI証券が主幹事を務めた銘柄数 15 21 13

 

また、SBI証券のIPO関与率は2023年3月通期実績でも98.9%となっており、ほとんどのIPO銘柄の抽選に申し込むことができます。そのため、IPO投資をするならSBI証券は欠かせません。

 

\IPOの取り扱い銘柄数が豊富/

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メリット2:主幹事証券になることもある

SBI証券のエントランスの写真

 

企業がIPOをするために手続きを全面的にサポートする役割を果たす主幹事証券は、野村證券や大和証券、SMBC日興証券などの店舗を持つ総合証券が務めることがほとんどです。

 

しかし、オンライン総合証券を目指すSBI証券も主幹事証券の数を増やしており、2022年は13社を担当。これは、ネット証券のなかでは圧倒的に多いです。

 

主幹事証券は他社より多くのIPOの株数を配分できるので、SBI証券が主幹事証券を務めるIPO案件は当選の確率が高くなり、狙い目です。

 

メリット3:IPOチャレンジポイントを貯めて申し込むと当選確率がアップ

メリット3:IPOチャレンジポイントを貯めて申し込むと当選確率がアップ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券のIPOの最大のメリットは、抽選に外れても“残念賞”として「IPOチャレンジポイント」が1銘柄につき1ポイント付与され、ポイントを貯めて申し込むと当たりやすくなる点です。

 

次章で詳しく解説します。

 

\チャレンジポイントでIPOの当選確率アップ/

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2. SBI証券の「IPOチャレンジポイント」で当選確率をアップさせる方法

SBI証券の「IPOチャレンジポイント」で当選確率をアップさせる方法
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「IPOチャレンジポイント」について説明する前に、SBI証券のIPOの基本的な仕組みから解説します。

 

2.1. SBI証券のIPOの基本的な仕組み

SBI証券のIPOの基本的な仕組み
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券のIPOの配分ルールは公表されていませんが、次のような内訳になっていると考えられています。

 

  • 60%:完全抽選(申込株数が多いほうが有利)
  • 10%:取引実績に応じてSBI証券が決める
  • 30%:利用IPOチャレンジポイントが多い順

 

SBI証券に割り当てられたIPOの株数のうち、「60%」は完全抽選で当選者が決まります。しかし、SBI証券のIPOの完全抽選はより多くの株数を申し込んだ人のほうが有利で、資金力がある人のほうが当選しやすいと言われています。

 

つまり、100株だけ申し込むよりも、10万株を申し込んだほうが当選確率がアップします。しかしその場合、抽選までに10万株分の購入金額を入金しておく必要があります(申し込んだ株数が全部当選するわけではありません)。

 

そして、「10%」は普段からSBI証券にどれくらいの取引手数料を払っているかによって、SBI証券が裁量によって決めているとされており、最後に残った「30%」が抽選の申込時に使ったIPOチャレンジポイントが多い順に割り当てられるとされています。

 

そのため、これから投資でお金を増やそうとしている個人投資家は、この30%のIPOチャレンジポイントの枠を狙うことが、IPO獲得のための近道です。

 

 

2.2. IPOチャレンジポイントとは

IPOチャレンジポイントとは
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券の「IPOチャレンジポイント」は、IPOのブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じて加算される、SBI証券による独自のポイントです。

 

このIPOチャレンジポイントを貯めてSBI証券でのIPOの抽選の申込時に使用すると、利用ポイント数が多い順にIPOが割り当てられます。自分より多くのポイントで使って申し込んだ人がいれば落選しますが、落選の場合でも1ポイントが加算され、使ったポイントは全部戻ってくるので安心です。

 

そのため、SBI証券が取り扱うIPOの抽選に毎回申し込んでIPOチャレンジポイントをコツコツ貯めて、魅力的なIPOの案件が出てきたときに全部のポイントを使って申し込めば、いつかは当選する仕組みになっています。

 

 

2.3. IPOチャレンジポイントのボーダーラインは?

IPOチャレンジポイントのボーダーライン
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

それでは、IPOチャレンジポイントはどれくらい貯めて使えば当選するのか、ボーダーラインはあるのでしょうか?

 

答えは、IPO銘柄の人気次第で、何ポイントを使ったら必ず当選するという目安はありません。しかし、SNSの情報や実体験を集約すると、SBI証券でIPOに当選するためには400~700ポイントが必要なようです。

 

ただし、公開価格より初値のほうが低くなることが予想される不人気のIPO銘柄は、300ポイントでも当選するかもしれません。一方、公開価格より初値のほうが200円高く、100株の当選(購入)で20,000円の利益が期待できる銘柄であれば、400ポイントが必要かもしれません。

 

そして、公開価格から数十万円の利益が期待できる超人気銘柄であれば、600~700ポイントが必要かもしれません。

 

ボーダーラインは、SBI証券に割り当てられたIPOの株数や、何人がIPOチャレンジポイントをどれだけ使って申し込んだかによって決まります。しかし、抽選終了後にSBI証券がボーダーラインを公表することはないので、当選した人のSNSなどの投稿から想像するしかありません。

 

ちなみに筆者は、SBI証券が主幹事になり、2022年11月30日に上場したeスポーツ事業の会社「ウェルプレイド・ライゼスト(銘柄コード:9565)」の抽選にIPOチャレンジポイントを644pt使って参加しましたが、結果は落選……。

 

もし当選していれば、公開価格1,170円に対して6,200円の初値がついたので、100株の当選なら約50万円の利益(税引前)を得られたことになります。ちなみにSNSなどで調べると、このときのIPOチャレンジポイントのボーダーラインは680ptくらいだったと言われています。

 

余談ですが、筆者は落選後もIPOの抽選に参加し続け、現在は773ptが貯まっています。

 

■筆者が獲得したIPOチャレンジポイント

 

\IPOの獲得は誰にでもチャンスあり/

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3. SBI証券でIPOを申し込むときの注意点

SBI証券でIPOを申し込むときの注意点
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

メリットの次は、SBI証券でIPOを申し込むときの注意点も知っておきましょう。

 

まず基本的に、どの証券会社もIPOの抽選にかかる手数料は無料です。そして、SBI証券の場合はIPOチャレンジポイントを数百ポイントを貯めて申し込めば当選する仕組みになっているため、公開価格を下回る初値がつきそうな不人気銘柄を選ばない限り、ほぼノーリスクでIPO投資ができます。

 

SBI証券のIPOのデメリット(注意点)を強いてあげるとすれば、抽選時までに申し込んだ株数分の購入金額を入金しておく必要がある点です。一部の証券会社には事前入金が不要なところもありますが、当選したときだけ入金するといったことがSBI証券ではできません。

 

ただし、事前入金が不要だと、誰でも気軽にIPOの抽選に参加できてしまい、当選倍率がさらに高くなります。そのため、SBI証券の事前入金制は参加者を制限する意味合いもあり、特にデメリットに感じる必要はありません。

 

\国内株式個人取引シェアNo.1/

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4. SBI証券でIPOの抽選に申し込む方法【実際の画面で解説】

SBI証券でIPOの抽選に申し込む方法(実際の画面を使って解説)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券のIPOについて把握できたら、SBI証券でIPOの抽選に申し込む方法を、PCとスマホに分けて紹介します。IPOチャレンジポイントを貯めるルーティーンにできるように、しっかりマスターしましょう。

 

なお、申込時に資金は必要ありませんが、抽選時には必要になってくるので、IPO用の資金として常に50万円程度は入金しておくことをおすすめします。

4.1. PCでの買い方

PCでの買い方
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

PCからSBI証券のIPOの抽選に申し込む流れは、次の通りです。

 

■IPOの抽選に参加する方法(PC編)

 

  1. 「取引」メニューから「IPO・PO」を開く
  2.  ブックビルディング中のIPO銘柄の「申込」をクリック
  3.  申込内容を入力する
  4.  入力内容を確認して申し込む
  5.  受付完了を確認し、必要に応じて入金する

 

順番に解説します。

 

STEP1:「取引」メニューから「IPO・PO」を開く

SBI証券にPCでログインしたら、上のメニューから「取引」>「IPO・PO」の順にクリックします。

 

STEP1:「取引」メニューから「IPO・PO」を開く

 

すると、SBI証券で現在募集中のIPO銘柄の一覧が出てきます。

 

 

STEP2:ブックビルディング中のIPO銘柄の「申込」をクリック

「ブックビル申込」の項目にオレンジ色の「申込」ボタンがあれば、申し込みができます。クリックしましょう。

 

STEP2:ブックビルディング中のIPO銘柄の「申込」をクリック

 

 

STEP3:申込内容を入力する

次に、新規上場株式ブックビルディング申込画面で申込内容を入力します。

 

STEP3:申込内容を入力する

 

申込株数は、IPOチャレンジポイントを獲得することを目的にしているので、「100株」で大丈夫です。

 

価格は、ストライクプライス(IPOの仮条件の上限価格までなら、いくらでも購入する意思があることを示す価格)にチェックを入れておきましょう。

 

もしくは、仮条件の上限価格(この場合は「1,000円」)を入力します。公開価格は仮条件の上限で決まることが圧倒的に多いため、下限価格(この場合は「900円」)を入力してしまうと「抽選対象外」になり、IPOチャレンジポイントは付与されません。注意しましょう。

 

そして、「IPOチャレンジポイント」は「使用しない」にチェックを入れて、取引パスワードを入力し、「申込確認画面へ」をクリックします。

 

 

STEP4:入力内容を確認して申し込む

先ほどの申込内容を確認したら、「申込」をクリックします。あとから修正できないので、必ず確認してください。もし間違いがあったら、確認画面の段階で「申込入力画面に戻る」をクリックして修正します。

 

STEP4:入力内容を確認して申し込む①

 

 

STEP5:受付完了を確認し、必要に応じて入金する

次の画面のように、「ブックビルディングのお申し込みを受付いたしました」と表示されたら完了です。

 

STEP5:受付完了を確認し、必要に応じて入金する

 

IPOの一覧画面に戻ったら、「ブックビルディング申込内容」に次のように株数と株価が入力されているはずです。

 

IPO一覧から確認する

 

購入に必要な金額(今回は10万円)がSBI証券の口座に入っていなかったら、抽選時(この場合は1月18日の18時)までに、不足分を入金しておきましょう。そして、抽選結果(今回は1月18日の18時以降)まで待ちましょう。

 

ちなみに、このIPO案件の抽選の結果は次の画面の「抽選結果」に書いてあるように、「落選」となりました。

 

筆者の実際のIPO落選画面

 

SBI証券のIPOの抽選は、申込株数を200株に増やしたり、IPOチャレンジポイントを10pt使ったりしたところで当選することはまずありません。そのため、落選が当たり前だと思って、落ち込まずに粘り強く抽選に参加しましょう。

 

4.2. スマホでの買い方

スマホでの買い方
(引用:SBI証券

 

SBI証券でのIPOの抽選は、以前はPC用の取引画面でしか申し込めませんでしたが、スマートフォンでもできるようになりました。基本的な流れはPCもスマホも同じなので、ポイントを絞って紹介します。

 

STEP1:「IPO・POトップ>」をタップ

SBI証券のスマホサイト版のIPO・POページにログインしたら、「IPO・POトップ>」をタップします。

 

STEP1:「IPO・POトップ>」をタップ

 

 

STEP2:「未申込」から「IPO」の案件を探す

右側の「未申込」をタップすると、まだ申し込みをしていないIPO案件が表示されます。ただし、「IPO」と「PO」が一緒に表示されるので、注意しましょう。

 

POは「公募増資・売出」のことで、すでに株式を公開している上場企業が新たに株式を発行したり、すでに発行されている株式を投資家に取得してもらうために実施されるものなので、IPO(新規公開株式)とは異なります。

 

STEP2:「未申込」から「IPO」の案件を探す

 

次の画面のように、左上に赤色のアイコンで「IPO」と書かれているのがIPO案件です。

 

IPO案件の実際の画面

 

 

STEP3:申込内容を入力する

ブックビルディング期間(この場合は2023年2月6日)になると、「ブックビル申込>」のボタンが表示されるので、PCの場合と同じように申込内容を入力してください。

 
STEP3:申込内容を入力する

 

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5. SBI証券で実施中のIPOに関するプログラム

5. SBI証券で実施中のIPOに関するプログラム・キャンペーン
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券でIPOチャレンジポイントをたとえば500pt貯めるまでの時間は、SBI証券が年間で取り扱うIPO銘柄の数にもよりますが、1年間で100銘柄だとしても5年間はかかります。

 

ほぼノーリスクでIPOに当選できるチャンスなのですが、「5年間も待てない」「500回も申し込むのは面倒だ」「もっと早く貯める方法はないの?」と思う人は多いはずです。

 

本章では、IPOチャレンジポイントを効率よく獲得したい人向けに、SBI証券で実施中のプログラムを紹介します。

 

・「IPOフレンズプログラム」は紹介した人数に応じてポイント獲得

「IPOフレンズプログラム」は紹介した人数に応じてポイント獲得
(引用:SBI証券

 

■プログラムの概要

プログラム名称

IPOフレンズプログラム~IPOチャレンジポイントがもらえる!

実施期間 常時開催
概要 家族や友達を紹介してその人がSBI証券の口座を開設すると、IPOチャレンジポイントがもらえる。
達成までの流れ

1. ログイン後の専用フォームに家族や友達の名前とメールアドレスを入力して送信

2. 紹介された人が、メールに記載された専用のURLよりSBI証券の口座を開設

3. 紹介した人にIPOチャレンジポイントが付与される

補足
(注意点)

・エントリー要す

・ポイント付与の上限は、1ヵ月5人、合計月100ptまで

 

このプログラムは常時実施しており、紹介した家族や友達がSBI証券の口座を開設するごとに、あなたが獲得できるIPOチャレンジポイントが増えていきます。

 

  • 1人目:10ポイント
  • 2人目:15ポイント
  • 3人目:20ポイント
  • 4人目:25ポイント
  • 5人目:30ポイント

 

ただし、上限は1ヵ月あたり5人、合計月100ポイントまでとなっています。そのため、6人以上する紹介する場合は、翌月まで待つことをおすすめします。

 

 

\ポイント利用によるIPOの当選枠あり/

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6.【2023年】SBI証券のIPO銘柄一覧

2023年のSBI証券のIPO銘柄一覧
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券でIPOに当選するための近道はなく、IPOチャレンジポイントをコツコツ貯めることが大切です。

 

ここでは、2023年12月4日時点でSBI証券が取り扱っている(取り扱った)IPO銘柄を、1月から遡って紹介します。

 

SBI証券のIPO銘柄一覧(2023年)

 

上場日 銘柄
コード

銘柄

ブックビル期間
※各日とも午前11時まで
12/28 5869

早稲田学習研究会

12/6~12/18
12/27 5892

yutori

12/12~12/18
12/26 5868

ロココ

12/4~12/14
12/25 5870

ナルネットコミュニケーションズ

12/7~12/13
12/22 5621

ヒューマンテクノロジーズ

12/6~12/12
12/21 5619

マーソ

12/6~12/12
12/20 5618

ナイル

12/5~12/11
12/19 5867

エスネットワークス

12/4~12/8
12/18 5816

雨風太陽

12/1~12/7
12/15 5891

魁力屋

11/30~12/6
12/12 5597

ブルーイノベーション

11/27~12/4
12/12 5596

アウトルックコンサルティング

11/27~12/1
12/6 5595

QPS研究所

11/20~11/27
12/4 4197

アスマーク

11/16~11/22
11/22 9238

バリュークリエーション

11/7~11/13
11/22 5889 Japan Eyewear Holdings 10/31~11/31
11/8 5888 DAIWA CYCLE 10/23~10/26
10/27 4811

ドリーム・アーツ

10/12~10/18
10/26 9237

笑美面

10/11~10/17
10/25 5845

全保連

10/10~10/16
10/24 9236

ジャパンM&Aソリューション

10/6~10/13
10/23 9235

売れるネット広告社

10/4~10/11
10/17 4896

ケイファーマ

9/29~10/5
10/13 9170

成友興業

9/27~10/3
10/4 5592

くすりの窓口

9/19~9/25
10/4 9331

キャスター

9/19~9/25
10/3 5843

ニッポンインシュア

9/14~9/21
9/27 2938

オカムラ食品工業

9/8~9/14
9/27 5591

AVILEN

9/11~9/15
9/26 5589

オートサーバー

9/7~9/13
9/26 5590

ネットスターズ

9/8~9/14
9/25 6228

ジェイ・イー・ティ

9/7~9/13
9/22 3958

笹徳印刷

9/6~9/12
9/22 5588

ファーストアカウンティング

9/6~9/12
9/21 9330

揚羽

9/4~9/8
9/20 5842

インテグラル

9/5~9/8
9/15 4895

Chodia Therapeutics

8/31~9/5
9/12 9168

ライズ・コンサルティング・グループ

8/28~8/31
8/30 5587

インバウンドプラットフォーム

8/15~8/21
8/9

6224

JRC

7/25~7/31
7/31 5586

Laboro.AI

7/13~7/20
7/28 9165

クオルテック

7/11~7/18
7/28 9166

GENDA

7/11~7/18
7/26 5585

エコナビスタ

7/7~7/13
7/25 5583

フラー

7/7~7/13
7/24 9164

トライト

7/6~7/11
7/21 5839

ホロスホールディングス

7/5~7/11
7/21 9163

ナレルグループ

7/5~7/11
7/7 5582

グリッド

6/21~6/27
7/5 9162

ブリーチ

6/20~6/23
7/4 7409

AeroEdge

6/16~6/22
6/30 5884

クラダシ

6/15~6/21
6/30 5885

ジーデップ・アドバンス

6/14~6/20
6/30 9160

ノバレーゼ

6/15~6/20
6/29 9159

W TOKYO

6/13~6/19
6/28 4893

ノイルイミューン・バイオテック

6/13~6/16
6/28 5580

プロディライト

6/12~6/16
6/27 4894

クオリプス

6/9~6/15
6/27 5533

エリッツホールディングス

6/9~6/15
6/27 5579

GSI

6/9~6/15

6/26 7075

QLSホールディングス

6/8~6/14

6/26 9225

ブリッジコンサルティンググループ

6/7~6/13
6/23 5578

ARアドバンストテクノロジ

6/7~6/13
6/22 5532

リアルゲイト

6/7~6/13
6/22 5577

アイデミー

6/6~6/12
6/21 5576

オービーシステム

6/6~6/12
6/21 9158

シーユーシー

6/5~6/9
6/14 5575

Globee

5/30~6/5
6/13 5574

ABEJA

5/29~6/1
4/26 5572

Ridge-i

4/11~4/17
4/25 7330

レオス・キャピタルワークス

4/10~4/14
4/20 4040

南海化学

4/5~4/11
4/19 5571

エキサイトホールディングス

4/3~4/7
4/18 5570

ジェノバ

4/3~4/7
4/14 5530

日本システムバンク

3/29~4/4
4/12 9348

ispace

3/28~3/31
4/4 5258

トランザクション・メディア・ネットワークス

3/16~3/23

3/31 5256 Fusic

3/15~3/22

3/31 6225

エコム

3/15~3/22

3/31 9346

ココルポート

3/14~3/20
3/30 5257

ノバシステム

3/13~3/17

3/30 9345

ビズメイツ

3/13~3/17

3/29 4893

ノイルイミューン・バイオテック

3/14~3/17

3/29 7163

住信SBIネット銀行

3/14~3/17

3/29

5027

AnyMind Group

3/13~3/17

3/28 5255

モンスターラボホールディングス

3/10~3/16
3/28 9344

アクシスコンサルティング

3/9~3/15
3/28 5254 Arent 3/9~3/15
3/23 5253 カバー 3/8~3/14
3/23 5252 日本ナレッジ 3/7~3/13
3/23 9343 アイビス 3/7~3/13
3/23 7119 ハルメクホールディングス 3/6~3/10
3/22 7120 SHINKO 3/6~3/10
2/22 5250 プライム・ストラテジー 2/6~2/10
1/26 5248 テクノロジーズ 1/11~1/17

 

 

ブックビルディング期間も載せているので、IPO抽選の申込管理にお役立てください。

 

7. よくある質問

SBI証券のIPOに関するQ&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、SBI証券のIPOに関するよくある質問に7つ回答します。本文と重複する箇所もありますが、復習のためにもお役立てください。

Q1. SBI証券のIPOで必要な資金はいくらですか?

最近のIPOの公開価格を調べると、2,000円以下で決まるケースが目立ちます。ただし、5,000円前後の銘柄もあるため、余裕を持ってIPO専用資金としてできれば50万円程度を入金しておくことをおすすめします。

 

Q2. SBI証券のIPOの抽選は、いつまでに買付余力の金額を反映させる必要がありますか?

IPOの抽選時までに入金しておく必要があります。

 

Q3. SBI証券でIPOに申し込み、「抽選対象外」になった理由は?

申し込みをした株数分の資金が抽選時までに入金されていなかったり、仮条件価格の下限で申し込んだりすると、抽選の対象外となります。その場合は、IPOチャレンジポイントも付与されません。

 

Q4. SBI証券のIPOの当選確率は?

銘柄の人気次第で、どれくらいの申し込みがあったかも公表されないため、一概に当選確率は何%と言うことはできません。

 

ただし、SBI証券に限らず、複数の証券会社から抽選に申し込んだり、普段からその証券会社で手数料が発生する取引をしたり、営業担当にすすめられた金融商品を購入したりすることで、IPOの当選確率を上げることはできます。

 

Q5. 初値が公開価格より上がるかどうかは、どうすればわかりますか?

IPOは様々な要因が絡んでいるため、初値を自分で分析して予想することは難しいです。

 

初心者の資産運用計画 黒澤ファンド』などのサイトで初値を予想しているので、IPOチャレンジポイントを使って申し込もうか迷っているときなどに参考にしてください。

 

Q6. IPOを獲得できたら、初値売りをしたほうがいいですか?

上場初日は様々な投資家の思惑が絡み、値動きが激しくなります。そのため、初値が高値になる場合もあれば、初値からさらに上昇する場合もあり、予想は困難です。

 

Q7. 補欠当選をしたら絶対に買わないといけないのですか?

「補欠当選」とは、IPOの抽選に当選した人が購入を辞退したときに備えた「繰上当選の権利」のことです。そのため、抽選結果に「補欠当選」と表示されていても、必ず購入できるとは限りません。

 

繰上当選になることは滅多にないとされていますが、IPOチャレンジポイントの獲得目的で100株だけ申し込んだ場合、「辞退」の意思表示をしてもその分のIPOチャレンジポイントがもらえないだけで、ペナルティはありません。

 

しかし、IPOチャレンジポイントを使って補欠当選をした場合は、辞退すると使ったIPOチャレンジポイントが消失してしまうので注意が必要です。繰上当選になるか否かにかかわらず、購入の意思を示しましょう。

 

8. まとめ

SBI証券のIPOのまとめ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、SBI証券のIPOチャレンジポイントを使ってIPOの当選確率を高める方法を中心に解説しました。最後に、この記事のポイントをまとめておきます。

 

■SBI証券のIPOのポイント

 

  • 全体の約97%のIPO銘柄を取り扱っている
  • SBI証券が主幹事証券のIPO案件は狙い目
  • 抽選に外れてもIPOチャレンジポイントがもらえる
  • ポイントを400~700pt貯めて申し込むと当たりやすい
  • 抽選時までに入金する必要あり

 

SBI証券に限らず、IPOの抽選は基本的には当たりません。しかし、SBI証券にはIPOチャレンジポイントがあるので、全IPO銘柄にコツコツ申し込んでポイントを貯めれば、5年に1回は当選することも夢ではありません。

 

また、IPOの抽選に外れても上場後は取引所で売買できるようになるので、「セカンダリー投資」も研究してみると面白いかもしれません。

 

この記事を参考にしてIPOに興味を持ち、将来に備えてお金を増やすヒントにしていただけたら幸いです。

 

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