SBI証券でつみたてNISA(積立NISA)を始める場合のおすすめ銘柄(投資信託・ファンド)や組み合わせ(ポートフォリオ)、必須の設定などを、証券会社出身のSGO編集者が投資初心者にもわかりやすく解説します。
SBI証券のつみたてNISA…おすすめ銘柄と組み合わせ【初心者必読】

証券口座数720万を突破し、国内株式個人取引シェアNo.1のSBI証券。

 

2021年から始まった、クレジットカードを使ってポイントを貯めながらつみたてNISAができるサービスが人気で、さらに口座数を伸ばしています。

 

そのような背景のなか、

 

「つみたてNISAはSBI証券がいいと聞いたけど、他社と何が違うの?」

「SBI証券でつみたてNISAを始めるなら、どの銘柄を買ったらいいの?」

「最低限必要な設定を教えてほしい」

 

のような疑問や要望をよく聞きます。

 

そこで本記事では、SBI証券でつみたてNISAを始めるときのおすすめ銘柄、組み合わせ(ポートフォリオ)、必須の設定などを、証券会社出身のSGO編集者が投資未経験者にもわかりやすく解説します。

 

最後まで読めば、SBI証券で自信を持ってつみたてNISAを始められるようになります。

 

1. つみたてNISA(積立NISA)とは

積立nisaとは
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISA(ニーサ)は、2018年から始まった、少額による「長期・積立・分散投資」を支援するための非課税制度です。

 

毎年40万円までの積み立て可能で、最大20年間、合計800万円までの投資で得た利益と、投資信託から出る分配金(配当金のようなもの)が非課税になります。

 

購入できる商品は、金融庁の基準を満たした215本の投資信託とETF(上場投資信託)に限定。販売手数が無料(ノーロード)であったり、信託報酬(運用や管理にかかる手数料)が一定の基準以下であったりと、低コストの商品ばかりです(具体的な商品は金融庁のサイトを参照)。

 

日経平均株価などの株価指数に連動するように設計された手数料が安い「インデックスファンド」が多数用意されており、つみたてNISAは初心者でも気軽に始められる資産形成方法として注目を集めています。

 

関連記事

 

2. SBI証券でつみたてNISAを始める5つのメリット

SBI証券で積立nisaを始めるメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISA口座は1人1口座しか作れず、最長で20年間付き合うことになるため、慎重に選ぶ必要があります。

 

1年ごとに金融機関を変更することもできますが、手続きが厄介なので、基本的には最初に選んだ口座で続けることになります。

 

SBI証券でつみたてNISAを始める主なメリットは、次の5つです。

 

■SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット5つ

  1. 「投信マイレージ」でポイントが貯まる
  2.  クレカ積立で「Vポイント」も貯まる
  3.  つみたてNISA全銘柄の「約9割」をカバー
  4. 「月100円」から積立て可能なので初心者にも始めやすい
  5.  積立タイミングが「毎日・毎週・毎月」から選べる

 

それぞれ解説します。

2.1.「投信マイレージ」でポイントが貯まる

SBI証券には、投資信託の月間の平均保有残高に応じて最大0.25%のポイントが貯まる「投信マイレージ」というサービスがあります。

 

もちろん、つみたてNISAも対象。

 

もらえるポイントは、「Tポイント」「Pontaポイント」「dポイント」のなかから選ぶことができ、ポイント分だけ信託報酬などのコストを実質的に下げることにつながります。

 

ポイント付与率は保有している銘柄によって次の表のように異なり、月間平均保有金額の0.1~0.25%が毎月貯まります(具体的な銘柄と付与率は「ポイント付与率一覧」で確認できます)。

 

月間平均保有金額 1,000万円未満 1,000万円以上
通常銘柄 0.1% 0.2%
SBIプレミアムチョイス銘柄 0.15% 0.25%
その他指定銘柄 ファンドごとにSBI証券が指定した付与率

 

投資信託の積立てを始めたばかりの人は、おそらく残高が1,000万円未満なので0.1~0.15%くらいしか付与されませんが、残高が増えるにつれて着実にポイントが貯まります。

 

\投信残高に応じてポイント獲得/

SBI証券の公式サイトへのリンク

 

2.2. クレカ積立なら「Vポイント」も貯まる

SBI証券のクレカ積立の説明画像
(引用:SBI証券

 

SBI証券で「Vポイントが貯まる三井住友カード」で毎月の積立額を決済すると、カード決済額に対して0.5~2%のVポイントが貯まります。

 

もちろん、つみたてNISAも対象。

 

Vポイントとは三井住友グループが発行するポイントのことで、1ポイント=約1円の価値があり、Amazonギフト券などのオンラインギフト券に交換できたり、三井住友銀行の振込手数料に充当できたりします。

 

また、クレカ積立にすると、Vポイントに加えて、「Tポイント」「Pontaポイント」「dポイント」のなかから1つ選んで、ダブルで貯まります。

 

証券口座(特定口座もしくは一般口座)内にある資金を使ってつみたてNISAを始めることもできますが、この場合はVポイントが貯まりません。

 

同じお金を投資するなら、三井住友カードを使ってポイントを賢く貯めながら始めましょう。

 

三井住友カードの公式サイトへのリンク

 

関連記事

 

 

2.3. つみたてNISA全銘柄の「約9割」をカバー

SBI証券のつみたてNISA銘柄の数
(引用:SBI証券

 

つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁が「長期・積立・分散投資」に適しているとお墨付きを与えた215本の投資信託とETFに限られます。

 

SBI証券のつみたてNISAでは、全銘柄の約85%にあたる184本の投資信託をカバーしており、つみたてNISAを扱う約170の金融機関のうちで最多。

 

少ないところでは数本しか扱っていない金融機関もあるなか、SBI証券なら商品選択の自由度が高く、自分に合った投資対象を見つけることができます。

 

なお、SBI証券のつみたてNISAで購入できる全銘柄は、SBI証券の公式サイト「投資信託 パワーサーチ」で確認できます。

 

関連記事

 

 

2.4.「最低投資金額が月100円」なので初心者でも始めやすい

「最低投資金額が月100円」なので初心者でも始めやすい
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「投資に興味はあるが、損はしたくない」「そもそも投資を始める元手資金がない」という理由で、なかなか投資を始められない方も多いと思います。

 

しかし、SBI証券のつみたてNISAなら、月100円から始められます(あとから増額も可能)。

 

月1,000円からの金融機関もあるなか、「100円なら勉強のつもりで始めてみようかな」という気になりますよね。

 

口座開設は無料なので、つみたてNISAをどこで始めようか迷っている方は、SBI証券は選択肢の一つとしておすすめです。

 

2.5. 積立タイミングが「毎日・毎週・毎月」から選べる

つみたてNISAの購入頻度は、証券会社によって異なります。

 

「毎月」のみの金融機関が多いなか、SBI証券なら「毎日・毎週・毎月」の3つのタイミングから選べます。

 

ちなみに、「毎日」は1ヵ月の積立額を営業日で割った金額を平日毎日コツコツ積み立てる形式。「毎週」は1週間に1回。「毎月」は月に1回です。

 

三井住友カードによるクレカ決済の場合は「毎月」しか選べませんが、最終的な利益は売却するときの価格に左右されるので、あまり気にしなくても大丈夫です(原則、第1営業日に買付を実行)。

 

\「毎週」が選べるのはSBI証券だけ/

SBI証券の公式サイトへのリンク

 

関連記事

 

3. つみたてNISA…銘柄の選び方3つのポイント

積立NISA銘柄の選び方のポイント
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投資信託は国内で6,000本以上販売されています。つみたてNISAの対象はそのうちの215本(ETFを含む)に絞り込まれていますが、それでも投資初心者が自分に最適な商品を選ぶのは容易ではありません。

 

つみたてNISAの銘柄を選ぶときは、特に次の3つのポイントを意識しましょう。

 

■つみたてNISAの銘柄選びのポイント
  1.  信託報酬が低いインデックスファンド
  2. 「全世界株式型」か「先進国株式型」か「米国株式型」
  3.  純資産が「100億円以上」

 

つみたてNISAやiDeCo(イデコ)のように、数十年にわたってコツコツ積み立てるような投資をする場合は、コストを最小にして、長期でみると右肩上がりになる確率が高い商品に投資をすることが重要です。

 

そして、信託報酬(投資信託の運用や管理にかかる手数料)が低い「インデックスファンド」を選ぶことが大前提になります。

 

また、世界全体の経済は今後も成長が続くことが予想されるため、「全世界株式」や「先進国株式」、そして「全世界株式型」や「先進国株式型」が約60~80%を投資している「米国株式」を選ぶことがセオリーとされています。

 

最後に、投資家から資金が集まらずに途中で運用がストップしないように、人気のバロメーターともいえる純資産(株式でいう時価総額)が100億円以上のファンドを選んでおくことをおすすめします。

 

4. SBI証券のつみたてNISA…おすすめ銘柄(商品)

SBI証券の積立NISA…おすすめ銘柄(商品)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

それでは、上記条件にマッチした、SBI証券のつみたてNISAでおすすめの銘柄を資産クラスごとに計8本紹介します。

 

なお、純資産などは2022年9月22日時点の数字で、データは投資信託の格付け評価を手がけるモーニングスター社のものを使用しています。

 

4.1.「全世界株式型」でおすすめの3銘柄

「全世界株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

一言で「全世界株式型」といっても、連動するインデックスには次のような指数があります。

 

  • MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
  • FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

 

それぞれ投資する銘柄の数が異なり、多いほうがより広く分散できますが、パフォーマンスの優劣は売却時にしかわかりません。そのため、どのインデックスに連動するファンドを選ぶべきかは、購入時の段階で意識する必要はありません。

 

SBI証券のつみたてNISAで「全世界株式型」を選ぶなら、次の3銘柄が候補になります。

 

①「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」

ファンド名 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
信託報酬(税込) 0.11%
純資産 6,697.77億円
トータルリターン +6.89%(1年)、+18.37%(3年)      
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 三菱UFJ国際投信が運用する、常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。日本を含む全世界の株式に投資できます。投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021のイベントでは、3年連続で1位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

②「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:『雪だるま』)」

ファンド名 SBI・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
信託報酬(税込) 0.11%
純資産 718.61億円
トータルリターン +6.03%(1年)、+17.83%(3年)
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は「雪だるま(全世界株式)」。日本・先進国・新興国など全世界の株式約8,800銘柄に投資できます。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

③「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
信託報酬(税込) 0.13%
純資産 123.66億円
トータルリターン +2.04%(1ヵ月)、+1.41%(3ヵ月)、+17.14%(6ヵ月)、+7.53%(設定来)                   
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は『SBI・V・全世界株式』。2022年1月31日に設定。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を通じて、全世界の株式に投資できます。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

 

4.2.「先進国株式型」でおすすめの2銘柄

「先進国株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

先進国株式に連動する代表的な指数には、「MSCIコクサイ・インデックス」があります。SBI証券のつみたてNISAで選ぶなら、次の2銘柄が候補になります。

 

④「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」

ファンド名 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
信託報酬(税込) 0.10%
純資産 3,612.25億円
トータルリターン +8.28%(1年)、+19.87%(3年)、+13.87%(5年)
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。日本を除く先進国(ただし、米国が約72%)に投資し、全世界株式型に近い値動きをします。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

⑤「ニッセイ外国株式インデックスファンド」

ファンド名 ニッセイ外国株式インデックスファンド
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
信託報酬(税込) 0.10%
純資産 4,157.28億円
トータルリターン +8.13%(1年)、+19.82%(3年)、+13.81%(5年)
運用会社 ニッセイアセットマネジメント
ファンドの特色 2013年12月10日に設定され、同タイプのファンドとしては長い運用実績。日本を除く世界主要先進国の株式に投資できます。投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021のイベントでは、2位を獲得。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

4.3.「米国株式型」でおすすめの3銘柄

「米国株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

続いて、「米国株式型」です。

 

世界経済の中心はやはり米国であり、「全世界株式型」や「先進国株式型」も約60~80%を米国に投資しているので、「米国株式型」と同じような値動きをします。

 

米国株式に連動する指数には、次のようなものがあります。

 

  • NYダウ(30銘柄)
  • ナスダック総合指数(100銘柄)
  • S&P500(500銘柄)
  • CRSP USトータル・マーケット・インデックス(約4,000銘柄)

 

銘柄数が多いほうが米国企業全体の実態を表すため、500銘柄に投資する「S&P500」や、投資可能銘柄のほぼ100%にあたる約4,000銘柄に投資する「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動するインデックスがおすすめです。

 

SBI証券のつみたてNISAで「米国株式型」を選ぶなら、次の3銘柄が候補になります。

 

⑥「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」

ファンド名 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
信託報酬(税込) 0.10%
純資産 1兆4,660.74億円
トータルリターン +12.39%(1年)、+22.68%(3年)       
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 三菱UFJ国際投信が運用する、常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。アップルやマイクロソフト、アマゾンなど、米国企業500社に投資できます。投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021のイベントでは、4位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

⑦「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
信託報酬(税込) 0.09%
純資産 6,612.89億円
トータルリターン +12.27%(1年)       
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は『SBI・V・S&P500』。2021年6月15日に「SBI・バンガード・S&P500」から名称変更。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・S&P500ETF」を通じて、米国企業500社に投資できます。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

⑧「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
信託報酬(税込) 0.09%
純資産 1,000.66億円
トータルリターン +9.11%(1年)      
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は「SBI・V・全米株式」。2021年6月29日に設定。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じて、米国企業約4,000社に投資できます。投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021のイベントでは、10位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

\つみたNISAの銘柄数は2番目の多さ/

SBI証券の公式サイトへのリンク

 

関連記事

 

5. SBI証券のつみたてNISA…おすすめ銘柄の組み合わせ(ポートフォリオ)

SBI証券の積立NISAのおすすめポートフォリオ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券のつみたてNISAでおすすめの銘柄を8本紹介しましたが、私がよく受けたのが次の質問。

 

「つみたてNISAでは何銘柄買えばいいの? 1本だけでは不安。」

「全世界株式型や米国株式型以外に買うとしたら、どんな銘柄?」

 

結論からお伝えすると、「全世界株式型」「米国株式型」のどれか1本を購入すれば、すでに何百や何千という企業に分散投資されているので十分です。無理に複数のファンドを購入する必要はありません。

 

たとえば、月5,000円でつみたてNISAを始めるなら、銘柄Aに1,000円、銘柄Bに1,000円、銘柄Cに1,000円…という具合に分散するのではなく、1本に絞ったほうが最終的なパフォーマンスはよくなる可能性があります。

 

そのため、複数のファンドの購入を検討する場合は、次のようなケースの人がいいでしょう。

 

「もっとリスクを取って全世界株式型より高いリターンを狙いたい」

「株式に100%投資するのは怖い。もっとリスクを落としたい」

 

ここでは、先ほどの8銘柄にアクセントを加えてリターンを高められる可能性があるファンドと、株式と逆の値動きをする「債券」を組み入れてリスクを抑えたファンドを紹介します。

 

5.1. より高いリターンを狙うなら「新興国株式」を組み入れる

「新興国株式」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

もっとリスクをとってリターンを高めたい人におすすめなのが「新興国株式」。

 

日本や米国のような先進国と比べて政治や経済が発展途上にあり、成長に伸びしろがある国や地域の株式のことを指します。

 

具体的には、ブラジル・ロシア・インド・中国の頭文字を取った「BRICs(ブリックス)」や、ベトナム、インドネシア、南アフリカ共和国、トルコ、アルゼンチンの頭文字を取った「VISTA(ビスタ)」なども含まれます。

 

つみたてNISAでは新興国株式1本ではなく、「全世界株式」「米国株式型」のどれかと組み合わせて10~20%程度組み入れて投資することをおすすめします。

 

ただし、経済が成長するにつれて株価が大きく上昇する可能性もありますが、期待するほど伸びずに株価が下落するリスクもあることも忘れてはいけません。

 

SBI証券のつみたてNISAで「新興国株式」を選ぶなら、次の銘柄が候補になります。

 

「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」

ファンド名 eMAXIS Slim新興国株式インデックス
資産クラス 新興国株式
連動する指数 MSCIエマージング・マーケット・インデックス
信託報酬(税込) 0.19%
純資産 915.51億円
トータルリターン -0.30%(1年)、+12.07%(3年)、+4.79%(5年)
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 三菱UFJ国際投信が運用する、常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。中国やインド、ブラジル、ロシアなどの新興国に投資することで、高いリターンを目指します。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

5.2. ミドルスク・ミドルリターンを狙うなら「バランス型」1本でOK

「バランス型ファンド」のイメージ図

 

ここまで紹介したSBI証券のつみたてNISAでおすすめのファンドは、銘柄の配分比率が「株式100%」でした。

 

価格の変動を抑えてリスクを下げるには、株式とは値動きが異なる「債券」や「REIT(不動産投資信託)」を組み入れて「資産分散」をするのがセオリーだと言われています。

 

しかし、つみたてNISAには「債券100%」「REIT100%」の商品がそもそもありません。そこでおすすめなのが、1本のファンドで株式や債券などの複数の資産に投資する「バランス型ファンド」。

 

「株式100%の運用はハラハラするから嫌だ」

「利益はそこそこでいいから、リスクを抑えた運用がしたい」

 

という方は、バランス型1本に投資すれば複数の銘柄を買う必要はなくなり、不安も解消されます。

 

SBI証券のつみたてNISAで「バランス型」を選ぶなら、次の2銘柄が候補になります。

 

「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」

ファンド名 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
資産クラス バランス型
連動する指数 バランス型なのでなし(合成指数)
信託報酬(税込) 0.15%
純資産 1,622.14億円
トータルリターン +3.06%(1年)、+8.49%(3年)、+6.15%(5年)         
運用会社 三菱UFJ国際投信
ファンドの特色 三菱UFJ国際投信が運用する、常に最安の信託報酬を目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。8つの資産「国内株式」「先進国株式」「新興国株式」「国内債券」「先進国債券」「新興国債券」「国内REIT」「先進国REIT」に12.5%ずつ均等に投資するのが特徴です。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」

ファンド名 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
資産クラス バランス型
連動する指数 バランス型なのでなし
信託報酬(税込) 0.56%
純資産 3,300.55億円
トータルリターン +5.35%(1年)、+10.92%(3年)、+7.32%(5年)、+9.86%(10年)
運用会社 セゾン投信
ファンドの特色 国内外の株式と債券に50%ずつ投資をし、価格が上下するのに合わせて比率の見直し(リバランス)を行い、リスクを抑えながら安定したリターンを目指すのが特徴です。投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021のイベントでは、7位にラインクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

 

5.3. 積極的に利益を狙うなら「アクティブファンド」も組み入れる

「アクティブファンド」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に紹介する銘柄は、唯一のアクティブファンドです。

 

「インデックスファンドは指数に連動するだけなのでつまらない」

「個別株投資が好きで、積極的に利益を狙いたい」

 

という方にはおすすめです。ただしこの場合も、あくまでも「全世界株式型」もしくは「米国株式型」をベースとして、配分比率は抑え気味にすることをおすすめします。

 

SBI証券のつみたてNISAで「アクティブファンド」を選ぶなら、次の銘柄が候補になります。

 

「ひふみプラス」

ファンド名 ひふみプラス
資産クラス 国内外株式
連動する指数 アクティブファンドなのでなし
信託報酬(税込) 1.08%
純資産 4,629.55億円
トータルリターン -12.72%(1年)、+8.46%(3年)、+4.89%(5年)、+15.57%(10年)
運用会社 レオス・キャピタルワークス
ファンドの特色 テレビ東京の経済番組『ガイアの夜明け』にも登場した、レオス・キャピタルワークスの藤野英人ファンドマネージャーが中心となって運用する「ひふみ投信」シリーズの投資信託。信託報酬1.08%はアクティブファンドのなかでは低いほうで、投信買付ランキングでも常に上位に入って根強い人気があります。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます

 

\クレカ決済でポイント獲得/

SBI証券の公式サイトへのリンク

 

6. SBI証券のつみたてNISA…4つの必須設定

SBI証券の積立NISAの必須設定
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここで、SBI証券でつみたてNISAを始めるときに必須の4つの設定を紹介します。

 

■SBI証券のつみたてNISAの必須設定4つ

  1. 「投信マイレージ」の設定をする
  2. 「三井住友カード」で積立設定をする
  3. 「住信SBIネット銀行」の口座を開設してSBI証券と連携する
  4.  金利が高い「SBIハイブリッド預金」を活用する

 

それぞれ解説します。

 

6.1.「投信マイレージ」の設定をする

 

「2.1. 投信マイレージでポイントが貯まる」でお伝えしたように、SBI証券には、投資信託の月間の平均保有残高に応じて「Tポイント」「Pontaポイント」「dポイント」から好きなポイントを選んで貯められる「投信マイレージ」というサービスがあります。

 

残高が増えるにつれて毎月付与されるポイントも着実に増えていくので、「ポイントサービス申込方法」を参考にして、忘れずに設定しておきましょう。

 

 

6.2.「三井住友カード」で積立設定をする

SBI証券のクレカ積立の説明画像
(引用:SBI証券

 

「2.2. クレカ積立ならVポイントも貯まる」でお伝えしたように、SBI証券で「Vポイントが貯まる三井住友カード」でつみたてNISAの毎月の積立額をクレジット決済すると、カードの種類によってVポイントが積立額に対して0.5~2%貯まります。

 

積立設定の流れは、次の通りです。

 

■SBI証券で三井住友カードを使って「つみたてNISA買付」をする流れ

  1. SBI証券に三井住友カードを登録する
  2. 積立設定をする銘柄を選ぶ
  3. ファンドの詳細画面で「つみたてNISA買付」をクリック
  4. 注文を入力する
  5. 目論見書(投資信託の説明書)を確認して注文実行

 

ここでの注意点は、ファンドの運用方針やチャート、信託報酬などの情報が載った次の画面で、「つみたてNISA買付」を選択することです。

 

「つみたてNISA買付」を選択

 

なお、対象となる三井住友カードの紹介や積立設定の詳細な手順は、『SBI証券でクレカ積立…「三井住友カード」の登録・設定方法を解説』で実際の画像を使って解説しているので、記事を見ながら一緒にチャレンジしてみてください。

 

現金でもつみたてNISAはできますが、同じ金額を投資するなら三井住友カードを使って、ポイントを賢く貯めながら始めましょう。

 

三井住友カードの公式サイトへのリンク

 

関連記事

 

 

6.3.「住信SBIネット銀行」の口座を開設してSBI証券と連携する

住信SBIネット銀行公式サイト

 

SBI証券で口座を開いたら、同じSBIグループの住信SBIネット銀行の口座も開設しておきましょう。

 

SBI証券への資金移動が楽になったり、金利が優遇されたりするメリットがあります(詳細は次で解説)。

 

 

6.4. 金利が高い「SBIハイブリッド預金」を活用する

住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金の説明図
住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」の仕組み (引用:住信SBIネット銀行

 

住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」は、SBI証券専用の住信SBIネット銀行の預金口座です。

 

「SBIハイブリッド預金」と「SBI証券の口座」は連動しており、SBIハイブリッド預金に入金しておけば、SBI証券で商品を購入するときに「自動振替」されるので、資金移動をする手間が省けます。

 

また、SBIハイブリッド預金の金利は、一般的な普通預金金利である0.001%(税引き)の10倍の0.01%(税引前)もあります。

 

そのため、当面使わないお金を入金して預金を集約すると、忘れたころに通常より多くの利息が振り込まれて得した気分になります。

 

\つみたてNISAの銘柄数トップ/

SBI証券の公式サイトへのリンク

 

関連記事

 

7.「SBI証券のつみたてNISA」に関するよくある質問

SBI証券の積立nisaのQ&A

 

最後に、「SBI証券のつみたてNISA」に関するよくある質問に5つ回答します。疑問は解決しておきましょう。

 

Q1. SBI証券のつみたてNISAでおすすめの「申込設定日」はいつですか?

SBI証券の場合は「毎日・毎週・毎月」から選べますが、最終的なパフォーマンスは売却時の株価に左右されるので、どれがおすすめというのはありません。

 

ちなみに、三井住友カードによる「クレカ積立」の場合は「毎月」しか選べません。

 

Q2. SBI証券のつみたてNISAで便利な「入金方法」はありますか?

住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」による入金方法が、最も手間がかからなくておすすめです。

 

関連記事

 

Q3. SBI証券のつみたてNISAで「毎月の積立額の支払い方法」は何がおすすめですか?

三井住友カードのクレカ決済による支払いが、ポイントが0.5~2%貯まっておすすめです。

 

年会費無料の三井住友カード(NL)なら0.5%、年会費5,500円(税込)の三井住友カード ゴールド(NL)なら1%貯まります。ゴールドカードは年会費初年度無料で、年間100万円を利用すると年会費がずっと無料になります。

 

そのため、1年間でクレジットカードを100万円以上利用する予定がある方は、三井住友カード ゴールド(NL)を申し込んで1%還元を目指すのも選択肢の一つです。

 

Q4. SBI証券のつみたてNISAで買える「銘柄一覧」はどこで確認できますか?

SBI証券の公式サイト「SBI証券のつみたてNISA商品ラインナップ」から全銘柄の基準価額や純資産などをチェックできます。

 

Q5. つみたてNISAを始めるなら、SBI証券と楽天証券のどちらがおすすめですか?

楽天証券にも、楽天カードを使ってつみたてNISAの積立額をクレカ決済すると、楽天ポイントが1%貯まるサービスがあります(2022年8月買付分まで)。

 

しかし、投信保有残高に応じて楽天ポイントが毎月付与されるサービスが2022年4月より実質的に廃止になり、一長一短があります。

 

関連記事

 

8.「SBI証券のつみたてNISA」まとめ

SBI証券の積立NISAまとめ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット、おすすめ銘柄と組み合わせ、必須の設定方法などをお伝えしました。ポイントを整理しておきます。

 

■この記事のまとめ

  •  SBI証券はつみたてNISA全商品の約9割をカバー
  •  毎月の積立額を三井住友カードで決済するとVポイントが0.5~2%貯まる
  •  投信の月中保有残高に応じてもポイントが貯まる
  • 「全世界株式型」「先進国株式型」「米国株式型」を選ぶ
  •  住信SBIネット銀行と連携して使うと、様々な優遇サービスが受けられる

 

SBI証券でつみたてNISAを始めると、積立時と保有時のダブルでポイントが貯まり、貯まったポイントを再投資することもできます。

 

将来に備えてお得に資産形成を始めたい方は、SBI証券で一歩を踏み出しましょう。

 

\国内株式個人取引シェアNo.1/

SBI証券の公式サイトへのリンク

 

関連記事