【保存版】SBI証券にログインできないときの対処法は？よくある7つのケース別に解説

SBI証券の口座を開設をしても、何らかの理由でログインできず、困っている人もいるはずです。

 

そこで本記事では、

 

「急にログインできなくなった」

「ちゃんと入力しているのにログインできない」

「IDやパスワードを書いたメモを紛失した」

「パスワードを再設定する方法を知りたい」

 

という人に向けて、SBI証券にログインできるようになるための対処法をよくある7つのケースごとに解説します。

 

ログインできずに困っている人も、いざというときに備えて知っておきたいという人も、最後までお読みください。

 

なお、SBI証券の口座を持っていない人は、『SBI証券の口座開設の流れ…かかる日数や注意点、おすすめ初期設定は?』を参考にして手続きを進めてください。最短で翌営業日には口座開設が完了します。

 

1.【7つのケース別】SBI証券にログインできないときの対処法

 

SBI証券にログインできないときの理由は、「入力ミス」「システム障害」の2つに大別できます。システム障害も稀に生じますが、原因のほとんどは入力ミスなど人為的によるものです。ミスは誰にでもあり、ログインできなくなるのは珍しいことではないので、落ち着いて対処することが大切です。

 

早速、もともとログインできないシステムメンテナンスの時間を除く、SBI証券にログインできないときのよくある7つのケースを紹介します。各項目をタップもしくはクリックすると対処法に飛べるので、保存してご活用ください。

 

なお、「ユーザーネーム」は「ログインID」のこと。また、「初期ユーザーネーム」「初期ログインパスワード」は、口座開設時にSBI証券がランダムに付与した文字列のことで、そのまま「ユーザーネーム」「ログインパスワード」として使うこともできますし、自分で変更することもできます（変更方法は3章で解説）。

 

 

各ケースの対処法を解説します。

ケース①：ユーザーネーム（ログインID）がわからない

 

（初期）ユーザーネームは、「口座開設申込完了のお知らせ」のメールや、口座開設時に送られてきた「口座開設完了通知」の紙に書かれています。

しかし、紛失など何らかの理由でユーザーネームがわからなくなってログインできない場合は、次のテクニカルサポートデスクに電話で問い合わせて、書面を再発行してもらってください。

 

 

ケース②：ログインパスワードがわからない

 

パスワードには、ログイン時に入力する「（初期）ログインパスワード」と、注文時に入力する「取引パスワード」の2種類がありますが、ここでは「ログインパスワード」がわからなくなったときの対処法を紹介します。

 

ログインパスワードは以前と同じものを教えてもらうことはできず、再設定（再発行）が必要です。また、入力を4回連続で間違えて口座がロックされた場合もパスワードの再設定が必要になります。

 

方法は、次の2通り。

 

1. WEBサイトでパスワードを再設定
2. 電話でパスワードの再発行を依頼

 

それぞれ見ていきます。

 

〈解決法1〉WEBサイトでパスワードを再設定

 

パスワードの再設定はWEBから行う方法が簡単です。所要時間は5分程度で、再設定後すぐにログインできるようになります。

 

「パスワード再設定のお手続き」にユーザーネームや登録Eメールアドレスなどの必要事項を入力し、「パスワード再設定用認証番号」を送ってもらってください。認証番号が書かれたメールを受け取ったら、フォームに認証番号と新しいログインパスワードを入力し、「再設定へ進む」をクリックしてください。

 

（SBI証券公式YouTubeチャンネル『【SBI証券】パスワード再設定方法について』）

 

■WEBサイトからパスワード再設定のフォームを表示する方法

SBI証券のWEBサイトからパスワードの再設定のフォームを表示させる場合は、ユーザーネーム・パスワードの入力欄にある「ログインにお困りの方＞ログインパスワード、取引パスワード再設定はこちら」の順にお進みください。

 

〈解決法2〉電話でパスワードの再発行を依頼

 

急いでいない方や、電話で依頼したほうが楽だという方は、下記のテクニカルサポートデスクに電話をして再発行してもらう方法がおすすめです。

 

ただし、簡易書留郵便での発送となり、玄関で受け取る必要（本人以外も可）があり、3～4営業日かかります。また、「ログインパスワード」だけでなく「取引パスワード」も初期化されます。さらに、時間帯によっては電話がつながりにくく、携帯からかける場合はお金がかかる点にご注意ください。

 

 

なお、SBI証券に住所変更の届け出をしていない場合は、住所変更の手続きも同時に行い、変更後の住所に新しいパスワードを送ってもらう必要があります。そのため、手元に届くまで7～8営業日かかる点にご注意ください。

 

電話でパスワードの再発行と住所変更を同時に行う場合は、次のカスタマーサービスセンターに依頼しましょう。

 

 

なお、通常のインターネットコースではなく、ダイレクトコース、IFAコースまたは対面コースで取引している方がログインパスワードの再設定を希望する場合は、次のサポートセンターに電話で問い合わせてください。

ケース③：ユーザーネームもパスワードもわからない

 

ユーザーネームもログインパスワードもわからない場合は、「ケース①：ユーザーネームがわからない」を参考にして、ユーザーネームが書かれた書面を再発行してもらいましょう。

 

そして、そのユーザーネームを使って「ケース②：ログインパスワードがわからない」で紹介した方法でパスワードを再設定してください。

 

ケース④：ユーザーネームもパスワードも合っているはずなのにログインできない

 

「前回はログインできたのに、なぜか今回はログインできない」

「口座開設完了通知を見て入力しているので間違えるはずがない」

 

のようなケースは、入力ミスの可能性が高いです。たとえば、次のような点をご確認ください。

 

• 文字が「半角英数」になっているか
• ユーザーネームにハイフンがある場合は含めているか
• 「num lock（ナンバーロック）キー」がオンになっていないか

 

なお、WEBサイトの場合はソフトウェアキーボードでの入力もできるので、ユーザーネーム・パスワードの入力欄に小さく書かれている「セキュリティキーボード」の文字をクリックしてお試ください。

 

それでもどうしてもログインできない場合は、他社のユーザーネーム（ログインID）でログインしようとしていたり、パスワードを変更したことを忘れていたりする可能性があるので、「ケース③：ユーザーネームもパスワードもわからない」を参考にしてユーザーネームを確認し、パスワードの再設定をしてください。

 

ケース⑤：PCではログインできるがスマホでログインできない

 

PCではログインできるけれどもスマホでログインできない場合は、「ケース④：ユーザーネームもパスワードも合っているはずなのにログインできない」と同様、パスワードもしくはユーザーネームの入力間違いが考えられます。

 

特に「パスワード入力欄」はセキュリティの観点から黒丸で表示されるため、入力間違いに気づきにくくなっています。そのため、パスワードをきちんと入力できているか自信がない方は、「ユーザーネーム欄」にパスワードを入力して目視で確認し、それをパスワード欄にコピーして貼り付けることで入力間違いを防ぐことができます。

 

ケース⑥：ログインパスワードの入力を何回か間違えて口座がロックされた

 

SBI証券では、ログインパスワードを続けて4回誤入力すると、セキュリティ対策の観点から口座がロックされる仕様になっています。一定時間が経過すると自動でロックが解除されることはありません。

 

一度ロックがかかってしまったら、以前のログインパスワードは使えなくなります。その場合は、「ケース②：ログインパスワードがわからない」を参考にしてログインパスワードを再設定し、新たにログインを試みてください。ログインに成功するとロックは解除されます。

 

ケース⑦：「セキュリティで保護されたサイトにはアクセスできません」と表示される

 

ログインしようとすると、「セキュリティで保護されたサイトにはアクセスできません」「Access Error」と表示されることがあります。

 

原因としては、会社のパソコンやネットカフェなど、普段とは異なる環境からログインしようとしていて、端末側のセキュリティに引っかかっていることなどが考えられます。管理者に自分の端末だけセキュリティを外してもらうように依頼することは難しいはずなので、スマホでログインするなど、別の方法をお試しください。

 

 

 

2. SBI証券にログインする方法

 

SBI証券の口座開設が完了しても、すぐに取引が始められるわけではありません。初回ログイン時のみ「初期設定」が必要です。

 

SBI証券にログインする方法を、①初回と②2回目以降（PCとスマホ）に分けて紹介します。

① 初めてログインする場合

 

SBI証券に初めてログインするときのみ「初期設定」の画面が表示され、次の11個の情報の登録が必要です（各項目の詳細は、公式サイト「初回ログイン時の初期設定の流れ」をご覧ください）。

 

 

ログインに必要な「（初期）ユーザーネーム」と「（初期）ログインパスワード」は、次の箇所に記載されています。

 

• ネットで口座開設した場合：画面の最後に表示される「口座開設申込フォームの受付完了画面」
• 郵送で口座開設した場合：紙の「口座開設手続き完了のご案内」

初回ログイン時の「初期設定」の画面からログインし、早めに登録を済ませて取引できる状態にしておきましょう。

 

 

② 2回目以降にログインする場合

 

初回ログイン時に初期設定をすれば、2回目以降のログインは簡単です。通常のログイン方法を、PCとスマホアプリに分けて確認しておきましょう。

 

■補足

初期設定完了後に初めてログインすると、ホーム画面上部に「メッセージボックス」が表示され、「重要なお知らせ」や「当社（SBI証券のこと）からのお知らせ」が届きます。「重要なお知らせ」には取引に関する案内が書かれていることもあるので、必ず目を通しておきましょう。

 

・ログイン方法【PC編】

 

SBI証券にPCでログインする場合は、右上のログイン画面に「ユーザーネーム」と「（ログイン）パスワード」を入力して、ログインボタンをクリックします。

 

 

・ログイン方法【スマホアプリ編】

 

SBI証券にスマホからログインする主な方法は、次の2通りです。

 

• スマホのWEBサイトからログイン
• スマホアプリ「SBI証券 株」からログイン

 

頻繁に株式取引をする方でなければ、スマホのWEBサイトからログインする方法で充分です。

 

 

一方、SBI証券で本格的に株式取引をする予定がある方は、株式取引専用のアプリ「SBI証券 株」をインストールしておくことをおすすめします。アプリのほうがサクサク動いて操作性が優れています（利用料は無料）。

 

• SBI証券 株 アプリ（Google Play）
• SBI証券 株 アプリ（App Store）

 

ここでは、スマホアプリ「SBI証券 株」でログインする方法をお伝えします。

 

「SBI証券 株」をインストールして起動したら、ユーザーネームと（ログイン）パスワードを入力して、「ログイン」ボタンをタップしてください。

 

 

その際、右側の「保存」にチェックを入れておくと、次回から入力せずに済みます。

 

 

 

3. SBI証券のログイン情報を変更する方法

 

口座開設完了時に発行される「初期ユーザーネーム」「初期ログインパスワード」「初期取引パスワード」をそのまま使い続けることもできますが、第三者による不正アクセスを防ぐために、ログイン情報は定期的に変更することが推奨されています。

 

ただし、変更するには、変更したい情報がわかっていて、ログインできる状態にあることが条件になります。紛失などの理由によりログインできなくなった場合は、「1.【7つのケース別】SBI証券にログインできないときの対処法」で紹介した方法で再設定（再発行）する必要があります。

 

本章では、「（初期）ユーザーネーム」「（初期）ログインパスワード」「（初期）取引パスワード」を変更する方法を簡単に解説します。

 

3.1.「ユーザーネーム」の変更方法

（SBI証券公式YouTubeチャンネル『ユーザーネームの変更方法』）

 

ユーザーネームの変更は、SBI証券のWEBサイトにログイン後、「口座管理」＞「お客さま情報 設定・変更」＞「ご登録情報」画面の「ユーザーネーム」の右側にある「変更」から手続き可能です。

 

もしくは、こちらのユーザーネーム変更からも手続きできます。

 

 

3.2.「ログインパスワード」の変更方法

（SBI証券公式YouTubeチャンネル『パスワードの変更方法』）

 

ログインパスワードの変更は、SBI証券のWEBサイトにログイン後、「口座管理」＞「お客さま情報 設定・変更」＞「ご登録情報」画面の「ログインパスワード」の右側にある「変更」から手続き可能です。

 

もしくは、こちらのログインパスワード変更からも手続きできます。

 

 

3.3.「取引パスワード」の変更方法

 

取引パスワードの変更は、SBI証券のWEBサイトにログイン後、「口座管理」＞「お客さま情報 設定・変更」＞「ご登録情報」画面の「取引パスワード」の右側にある「変更」から手続き可能です。

 

もしくは、こちらの取引パスワード変更からも手続きができます。

 

 

 

4. システム障害時はバックアップサイトで取引可能

 

SBI証券では、システム障害が発生した場合に備えて、バックアップサイトを用意しています。

 

 

バックアップサイトであれば、メインサイトで取引ができない場合でも発注ができます。知らない人は多いはずなので、不測の事態に陥ったときに備えてブックマークしておくと安心です。

 

 

 

5. よくある質問

 

最後に、SBI証券のログインに関するよくある質問に6つ回答します。本文と重複する内容もありますが、復習のためにお役立てください。

Q1. SBI証券の「システムメンテナンス」の時間を調べる方法はありますか？

SBI証券側でシステムメンテナンスを実施している時間帯はもともとログインができません。取引に影響が出ない時間帯に行われるのであまり気にする必要はありませんが、実施時間は公式サイト「定期・臨時システムメンテナンスのお知らせ」から確認できます。

 

Q2. SBI証券にログインするとき、失敗は何回まで大丈夫ですか？

SBI証券では、ユーザーネームまたはログインパスワードの入力を4回連続で間違えると口座がロックされてしまいます。そのため、たとえば「2回間違えたらログイン情報が書かれた紙で確認する」などのルールを作り、残りの回数は慎重に入力するようにしましょう。

 

Q3.「同一ブラウザで異なる口座にログインしているため、サービスをご利用いただくことができません」と表示される場合の対処法は？

ログイン中の口座からログアウトして、再度ログインをお試しください。

 

Q4. SBI証券の口座にログインできないまま放置すると、どうなりますか？

ログイン後に表示される「（取引に関わる）重要なお知らせ」を見ることができなかったり、不正にアクセスされたりする恐れがあります。ログインできるように速やかに対応しましょう。

 

Q5.「SBI証券 FXアプリ」にログインできないときの対処法は？

SBI証券 FXアプリは、（株式取引ができる）SBI証券の総合口座を開設していると利用できるFX取引のアプリです。

 

総合口座へのログイン後に表示される「重要なお知らせ」が未確認の場合、SBI証券 FXアプリに「ログインエラー」と表示されてログインできないことがあります。SBI証券のWEBサイトにログイン後、未確認の「重要なお知らせ」がないかをご確認ください。

 

Q6. SBI証券に急にログインできなくなったときの電話での問い合わせ先は？

ログインできない、口座がロックされてしまったなど、困ったことがあれば、以下のテクニカルサポートデスクに電話でお問い合わせください。どうしても解決できない場合は、ログイン情報の初期化もしてくれます。

 

 

6. まとめ

 

この記事では、SBI証券にログインできないときの対処法を中心に解説しました。

 

ログインできないと焦りますが、筆者の経験では、原因のほとんどは初歩的な入力ミスです。そのため、自信がない状態で入力して2回間違えたら正しい情報を確認するなどを徹底すれば、再設定が必要になるケースは少ないはずです。

 

また、いざというときに備えて、複数の証券口座を開設して使い分ける方法も有効です。

 

SBI証券を使いこなして、将来に備えて資産形成に取り組みましょう。