(※写真はイメージです/PIXTA)

資格試験には模擬試験の判定がD判定だったにもかかわらず合格することができます。それは、直前2週間の追い込みで得点アップを図れるからです。46歳で社労士試験に挑戦し、50代から実務を経験した佐藤敦規氏が著書『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

試験前の日は勉強しても数時間程度

■試験と同じ時間帯に勉強する

 

例えば13~15時の試験でしたらその時間というように直前の1ヶ月からは、実際の試験時間帯に合わせ、その時間に最高に集中して勉強するようにしましょう。13時から集中して勉強するためには、食事もその時間に合わせて取る必要があります。

 

■試験前日の過ごし方

 

試験は日曜日に行われるものが多いです。週休2日が普及している今日、大半の人は前日の土曜日が休みでしょう。

 

最後の追い込みとばかり10時間程度の勉強を考える人もいるでしょうが、前の日は勉強しても数時間程度に留めておくほうがよいです。

 

直前1週間は、復習を中心にできなかった問題の再確認などを行います。新たな問題を解いたり、資料などに目を通したりしてはいけません。あやふやな知識を増やすと、かえって混乱して得点力が落ちるからです。

 

空いた時間は何をするか、散歩やストレッチで体を動かしたり、好きな漫画を読んだり音楽を聴いたりして体と心をリラックスさせます。激しい運動や小説を読んだり映画を観たりして精神的に疲れる活動はNGです。心を休ませ、俯瞰して物事を見られるような状況に持っていくとよいです。

 

【前日に行うこと】

・持ち物を用意する
・受験会場までの交通機関の確認(下見ができればベスト)
・お昼を挟む試験は、食事をどこで入手するか確認する

 

■試験会場に着いたら確認すべきこと

 

試験当日に勉強できるような余裕はありません。それでも試験場に着いて周りの人が、テキストを見ていると気になってしまうこともあるでしょう。会場に着いたときにかぎってあやふやだった箇所を突然、思い出すこともあります。

 

教材をどのくらい、持っていくかですがまとめノートだけ持っていくという人もいれば、それこそ分厚いテキストを何冊も持ち込む人もいると思います。

 

人それぞれでどれが正しいということはありませんが、気になる人は好きなだけ持っていけばよいでしょう。荷物が重くなっても1日だけの我慢です。疑問を解決できずに不安な気持ちで試験に臨むよりは、最善を尽くしたほうがよいからです。

 

また当たり前のことですが、スマートフォンはマナーモードにするのではなく、電源を切ってから鞄にしまいましょう。毎年、スマホの着信音が鳴ってしまい失格になる人がいます。

 

■試験は順番に解く必要はない

 

試験問題は、1問目から解く必要はありません。試験の前半に思考能力を使う問題を解き、後半は暗記中心の問題にとりかかるなどの作戦はありかと思います。2時間を超える試験の場合、その間、集中力をマックスに維持するのはなかなか難しいからです。

 

暗記力を問われる問題であれば、覚えているかどうかの勝負ですので、後半の頭が疲れた状態で解いても得点には影響がでません。また緊張してしまう人は、まずは暗記科目で回答し気持ちを落ち着かせてから、じっくりと考える問題にとりかかってもよいでしょう。模擬試験などで解く順番を色々と試してみるのをお勧めします。

 

その場合に留意しなければならないのが、マークシートへの転記ミスです。ランダムに問題を解いていくとマークシートに転記する際、ずらしてしまうようなこともありますので、十分に気をつけてください。

 

佐藤 敦規
社会保険労務士

 

 

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本連載は佐藤敦規氏の著書『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法

45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法

佐藤 敦規

日本能率協会マネジメントセンター

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