感謝の気持ちを伝えることの効果
朝起きることは当たり前のことだと思うかもしれませんが、意外と難しいことですよね。
眠たい目をこすって、体を起こして、そして仕事をする。
職場にめんどくさい人がいるなら、なおさら大変なことだと思います。
しっかり自分を褒めてあげてください。
このように、いつでも自分を褒めることを習慣にしていただきたいのですが、まずは夜寝る前などの決まった時間に1日を振り返って自分を褒めることをおすすめします。こうすることで、承認欲求が満たされ、自分を癒すことができます。
そして2つ目の方法は、「感謝を伝える」ことです。
人に感謝の気持ちを伝えることがどうして自分をいたわることになるのか、不思議に思われるかもしれませんね。理由は簡単です。
誰かに感謝の気持ちを伝えると、伝えたほうも温かい気持ちになるからです。
感謝をすることは、自分が相手から恩恵を受けていると意識することなのです。どれだけ愛されて、どれだけ気にかけてもらっているか、振り返るチャンスです。
相手は、家族でも友人でも、コンビニの店員さんでも大丈夫。
普段面と向かって「ありがとう」と言わない人に、感謝の気持ちを言葉にして伝えてみてください。はじめは照れて言いにくいと思いますが、習慣にすることで必ず自分自身にとって大きなプラスになるでしょう。
誰かに手伝ってもらったり、助けてもらった時も、「すみません」ではなく、「ありがとう」と言ってみてください。
相手も「喜んでもらえてよかった」「感謝されてうれしい」と感じますし、あなた自身も「迷惑をかけた」という気持ちから「助けてもらってうれしかった」「助かった」という気持ちに切り替えることができるでしょう。
「ありがとう」のひと言で救われる人はたくさんいます。
相手に喜んでもらって自分も温かい気持ちになり癒される、なんて素敵ですよね。
井上 智介
産業医
精神科医
健診医
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