ストレス解消法を「50個」書く→実行!これでイライラに勝つ【産業医の解説】 (※画像はイメージです/PIXTA)

大切なのは、何事も柔軟に受け流せる、しなやかなメンタルを持つことです。ストレスをうまく受け流し、解消するコツを身につけることで、ストレス耐性の高いメンタルを作ることが必要です。どのようにすればいいのでしょうか。産業医の井上智介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

「思考の癖」を直すとラクになる

■メタ認知で考えや思考の癖をなおす

 

自信が持てない、落ち込みやすい、すぐ心配になるといった方にチェックしていただきたいのは、

 

「その不安や自己否定感は、あなたの思考の癖によって生み出されたものではありませんか?」

 

ということです。

 

人間の思考には、癖があります。

 

成功体験がたくさんある人は、新しいチャレンジをする時も「やってみよう」「今度もきっと大丈夫」と思えます。

 

しかしそうでない人は、何もしていないのに「どうせ自分にはできない」「やっぱり自分はダメなんだ」と自動的に負のループに入ってしまい、あたかもそれが事実のように認識してしまうのです。

 

実際に注意をされたわけでもないのに、「あの部長の機嫌が悪いのは私のせいかも」と思ったり、「取引先からメールの返信がないのは、提案内容がダメだったに違いない」とどんどん悪い方向に考えてしまうのは、あなたの思考の癖が原因かもしれません。

 

その思考の癖を意識して手放すことができれば、ぐっと生きやすくなるでしょう。そのために訓練していきたいのがメタ認知です。

 

メタ認知というのは俯瞰して自分を見ることです。幽体離脱のように、第三者の視点から自分を見ている状態をイメージすると分かりやすいと思います。

 

たとえば、上司に怒られている時、話を真剣に聞けば聞くほど落ち込んでしまいます。

 

ミスをしたなら、もちろん素直に反省・改善すべきところはあるでしょうが、一方的に怒鳴るような指導は指導とは言えません。

 

そんな時は相手の言葉を真に受けず、状況を実況してみてください。

 

「井上、怒られているな」
「△△課長、またものすごく怒ってるよ」
「でも××課長が言っていること、支離滅裂だな」

 

といったように一歩引いて状況を見ることができると、ダイレクトにダメージを受けずに済みます。

 

ミスをした時に重要なのは、落ち込むことではなく、適切に対処し、次回同じことを繰り返さないよう対策することです。

 

その場の空気に飲まれてパニックになってしまうと、自分のせいではないことまで自分の責任だと感じてしまったり、冷静な判断ができなくなってしまいます。

 

冷静さを失わないためにも、メタ認知で状況を客観的に見るトレーニングをしていきましょう。

 

メタ認知は、相手がいる場合だけではなく、自分の中で起こっていることにも使うことができます。

 

たとえば先ほど出てきたような、些細なことでとても落ち込んでしまうような場合には、

 

「ああー、自分はだめだ」

 

ではなく、

 

「井上は、今とても落ち込んでいますねぇ」

 

と、第三者になったつもりで主語を自分にして状況を説明すると、メタ認知のトレーニングになり、自分の思考の癖に気づくこともできますよ。

 

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    島根大学医学部を卒業後、現在は産業医・精神科医・健診医の3つの役割を中心に活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、精神科医としては外来でうつ病などの精神疾患の治療にあたっている。その一方で、多くの人に「おおざっぱに笑ってラフに生きてほしい」という思いを込めてブログやTwitter などでも積極的に情報発信を行っている。著書には『ストレス社会で「考えなくていいこと」リスト』(KADOKAWA)や『職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全』(大和出版)などがある。

    著者紹介

    連載「仕事の悩みは人間関係が8割」職場の心理学

    ※本連載は井上基介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

    職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

    職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

    井上 智介

    日本能率協会マネジメントセンター

    「仕事の悩みは人間関係が8割」だといいます。 職場ではさまざまな人と関わる必要があり、仕事の関係上、自分が人間関係を選ぶことも難しい。自分に都合の悪いことは無視する上司、融通がきかない部下、承認欲求が強く、自己…

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