自己肯定感が低く自信がない人がすべき「成功体験」の積み方【産業医の解説】 (※画像はイメージです/PIXTA)

自信をつけるために本当に重要なのは、数です。大きな成功体験1つよりも、小さな成功体験が10個あるほうが、「自分っていいな」と自信が持てるようになります。産業医の井上智介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

意識的に、小さな成功体験をたくさん作る

■自分に自信を持つ方法

 

自己肯定感が低く自信がない人は、

 

「僕なんて学歴がないし」
「名前が知れた会社で働いたこともないし」
「やりがいがある、やりたい仕事ができているわけじゃないし」

 

など、根拠がないと自信を持てないと思っている人が少なくありません。過去の失敗や現在の状況が不変のものと信じ込み、完全に囚われてしまっているのです。自信というのは、「自分で自分をどう捉えるか」が深く関係しています。

 

このセルフイメージを高めることが、自信を持つための一番の近道ですが、セルフイメージは成功体験を詰むことで高められます。

 

成功体験といっても、必ずしもみんなが驚くようなことを成し遂げる必要はありません。

 

自信をつけるために本当に重要なのは、数です。

 

大きな成功体験1つよりも、小さな成功体験が10個あるほうが、「自分っていいな」と自信が持てるようになります。

 

たとえば「めんどくさい上司に自分から挨拶しよう」ということでも十分です。トライしてうまくいったことならなんでも成功体験だと思ってください。

 

意識的に、小さな成功体験をたくさん作って、見逃さないようにしましょう。

 

また、多くの方は、先ほどの「めんどくさい上司に挨拶する」といった自己実現の欲求をかなえることだけが成功だと思っているのですが、「マズローの欲求5段階説」をベースに考えると、さまざまな成功体験を得ることができます。

 

たとえば、あなたがいつも2時に寝ているとしましょう。

 

朝9時から会社だとしたら、寝不足になってしまうでしょうから、本来もう少し早く寝たほうがいいですよね。

 

頭では分かっているのに、なかなか眠れないという方も多いと思います。

 

ここで「生理的欲求」を満たすためにどうしたらいいか? と考え、実際に行動してみるのです。

 

「睡眠の欲求を満たすには、最低でも6時間は寝たいから、24時までには布団に入ろう。そのために、残業を1時間減らして21時には帰宅するようにしよう」

 

と計画してトライしてみてください。

 

もしそれがうまくいったら、自分を褒めてあげましょう。

 

また、ご飯を3食食べられたというのも、1つの立派な成功体験です。

 

3食食べられない日がある人は、その理由を1度しっかり考えてみましょう。

 

仕事が忙しくてお昼を抜いてしまうのか、体調が悪くて食べられなかったのか、食欲がなくて食べられなかったのか……。

 

理由が分かったら、それに応じて計画を立て、実際にチャレンジしてみましょう。

 

忙しくてお昼に席を離れられないのであれば、10分早く家を出て、お弁当を買っていく、というのでもいいですね。

 

どうしても時間がない時は、SOSを出す練習も兼ねて後輩にお弁当を買ってきてと頼むのもいいと思います。

 

自分を褒めるポイントは、このようなことでもいいのです

 

このようにして決めたことを継続することができたら、「3・3・3周期」でさらに自分を褒められていることを振り返りましょう。

 

「3・3・3周期」とは、3日、3週間、3か月いうスパンのこと。

 

毎日自分を褒めるだけでなく、よいことを継続し、習慣化できた自分を定期的に振り返ることができたら、さらに自信が持てるようになるはずです。

 

些細なことのようですが、自分が決めたことを守れている、欲求を満たせているという感覚が自信につながり、自己肯定感も高まっていきます。

 

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    産業医 精神科医 健診医

    島根大学医学部を卒業後、現在は産業医・精神科医・健診医の3つの役割を中心に活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、精神科医としては外来でうつ病などの精神疾患の治療にあたっている。その一方で、多くの人に「おおざっぱに笑ってラフに生きてほしい」という思いを込めてブログやTwitter などでも積極的に情報発信を行っている。著書には『ストレス社会で「考えなくていいこと」リスト』(KADOKAWA)や『職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全』(大和出版)などがある。

    著者紹介

    連載「仕事の悩みは人間関係が8割」職場の心理学

    ※本連載は井上基介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

    職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

    職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

    井上 智介

    日本能率協会マネジメントセンター

    「仕事の悩みは人間関係が8割」だといいます。 職場ではさまざまな人と関わる必要があり、仕事の関係上、自分が人間関係を選ぶことも難しい。自分に都合の悪いことは無視する上司、融通がきかない部下、承認欲求が強く、自己…

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