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一番高く売れるのは自分が売りたくないとき
その他、市況の変化・環境の変化も売却理由になります。
市況の変化でいえば、値段が下がっているタイミングではなくて、高くなっているタイミングを見計らって売却をします。
しかし、こうした状況では物件価格が全体的に高騰しているため、「売却して新しい物件を買う際にどんな物件が購入できるか」までを考える必要があります。
売った物件よりも良い物件が見つからないケースもあるからです。
いずれにしても市況は自分の思い通りになるものではありませんから、ちょうど良いタイミングで売買するのはなかなか難しいものです。
続いては環境の変化です。例えば、近隣に大学や工場があり、賃貸ニーズがそこに偏っているエリアで、大学や工場の移転が決まった……というタイミングなどです。
そうなると、そのエリアで物件を所有していても、これまで通りの収益が期待できなくなる可能性もあります。
この2つのケースの場合、本来ではこうした事態になる前に売るのがベターです。ネガティブな情報があるほど値段が低くなるからです。しかし、事前に情報を得るのは難しいのも事実です。
所有し続けるのであれば、今後の家賃下落などを含めて、賃貸経営ができるのかを試算して、それでも売ったほうが良いか検討します。
そして、売ると決めたら「高く売ること」を目指すのではなく、「残債を払い終えること」を重視して、なるべく早めに売りましょう。
銀行の決済月に合わせての売却も有効です。このタイミングは銀行としても融資のノルマがあり、融資に積極的になる傾向があります。
具体的にいえば上半期の9月と下半期の3月で、この月に融資の実行を行うことを目指すと、1月、7月くらいから売却の準備をします。
売却のタイミングについてアドバイスするならば、一番高く売れるのは「ご自身が一番売りたくない時・一番いい状態の時」です。
空室が多くなってきたから売却、修繕費用が必要になってきたから売却。このような状況では、購入を検討する人から見てもマイナスな面でしかありません。
くり返しになりますが、ご自身がどういう物件を求めるのかを考えればよくわかる話だと思います。
新川 忠義
株式会社クリスティ代表取締役
富士企画株式会社代表取締役
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