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妹は亡くなり、父も施設入所…実家で独居する義弟
今回の相談者は60代の専業主婦、渡辺さんです。実家の父親の相続について心配事があり、筆者のもとを訪れました。渡辺さんの母親は3年前に亡くなり、父親は半年前から高齢者施設へ入所しています。渡辺さんには妹がいましたが、10年前に病気で亡くなっています。
妹家族は、渡辺さんの実家で両親と同居していました。妹が亡くなったあとも、多忙な義弟は息子と娘ふたりの面倒を見られないため、そのまま同居を継続。その後、子どもたちは就職を機に家を離れていきました。現在は、父親不在の実家で定年退職したばかりの義弟がひとり暮らししています。
渡辺さんは結婚後、ずっと隣県で暮らしています。嫁ぎ先は家業で手広く商売をしており、夫の両親や祖父母とも同居だったため、なかなか実家に行くことができませんでした。そのため、妹家族が両親のそばにいてくれることに感謝していました。
残念ながら、妹は若くして病死してしまいましたが、甥はいずれ実家に戻りたいとの気持ちを話してくれ、渡辺さんも実家の不動産を妹家族のものとすることに異存はありません。
渡辺さんの父親が施設に入所するとき、これまで父親自身が管理していた預貯金や、年金が振り込まれる口座の通帳・カード類を渡辺さんに預けたいといわれました。
しかし渡辺さんの自宅は、実家へも入所先へも遠く、いまも舅姑の介護をしていることから、何かあってもすぐに駆けつけることができません。迷っていると、義弟が「心配ないです、僕が貸金庫に入れておきます。もしお金が必要になったら、立て替えておきますね」と申し出たことから、義弟に通帳類を託したのでした。
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