「つみたてNISAの口座を開設するならどこがいい?」「おすすめの銘柄は?」という声をよく聞きます。本記事では、初心者が始めやすい金融機関(証券会社・銀行)とおすすめ商品(投資信託・ファンド)を、FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が解説します。
【2023年12月】つみたて(積立)NISAのおすすめ口座・銘柄10選…選び方のポイントは?〈新NISAにも対応〉

『資産形成ゴールドオンライン』は複数の企業と提携して情報を提供しており、当サイトを経由して申込みがあった場合、各企業から報酬が発生することがあります。しかし、提携の有無などが本ページ内のサービスの評価や掲載順位に関して影響を及ぼすことはありません(提携会社一覧)。

この記事は、2023年で終了した「つみたてNISA」に関する内容です。2024年からリニューアルされた「新NISA」のおすすめ口座を知りたい方は、『【最新版】新NISAおすすめ証券会社…口座開設をして始めるならどこ?』をご覧ください。ただし、基本的な内容は同じです。

 

2018年の制度開始以降、投資未経験者を中心に「つみたてNISA(ニーサ)」で資産形成を始める人が増えています。

 

金融庁が2023年9月22日に発表した「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」によると、2023年6月末時点のつみたてNISAの口座数(証券会社と銀行の合計)は835万8,139口座に増加。

 

また、日本証券業協会が2023年9月20日に発表した「NISA口座開設・利用状況調査結果」によると、2023年6月末時点のつみたてNISAの口座開設者のうち、投資未経験者の割合は90.4%とされています。

 

本記事では、初心者の割合が約9割のつみたてNISAを始めるときに迷わないように、

 

「始めるならどこがおすすめ?」

「証券会社と銀行ならどっちがおすすめ?」

「初心者におすすめの銘柄は?」

 

などの疑問を持っている人に向けて、証券会社出身の筆者がわかりやすく解説します。

 

なお、2024年からの新しいNISA(以下、新NISA)では、現在のつみたてNISAは「つみたて投資枠」として引き継がれます。しかし、投資枠は別々に管理されるので、今年中につみたてNISAを始めても、新NISAの生涯非課税限度額(1,800万円)が減ることはないので、ご安心ください。
 

はじめに:つみたてNISAおすすめ口座ランキングTOP10

積立nisaおすすめ口座ランキングTOP10
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最初に、つみたてNISAでおすすめの金融機関をランキング形式で紹介します。なお、各社の取扱い銘柄数は、2023年12月1日時点のものです。

 

■つみたてNISAおすすめ口座ランキング

順位    口座    取扱い
銘柄数
選べる
積立頻度
最低積立
投資額
積立買付ができる
クレジットカード
ポイント
付与率
貯まるポイント 解説を
読む
1位 楽天証券 206本 毎日・毎月
(クレカ積立は毎月のみ)
100円 楽天カード 0.5~
1%
楽天ポイント 解説へ
2位 SBI証券 211本 毎日・毎週・毎月
(クレカ積立は毎月のみ)
100円 三井住友カード 0.5%~5.0%※1 Vポイントほか 解説へ
3位 松井証券 212本 毎月 100円 解説へ
4位 マネックス証券 202本 毎日・毎月
(クレカ積立は毎月のみ)
100円※2 マネックスカード 1.1% マネックスポイント 解説へ
5位 auカブコム証券 206本 毎月 100円 au PAYカード 1% Pontaポイント 解説へ
6位 大和証券 26本 毎月/毎週/毎日/隔月/
3ヵ月/4ヵ月/6ヵ月
100円 解説へ
7位 三菱UFJ銀行 12本 毎月 1,000円※3 Pontaポイント※4 解説へ
8位 イオン銀行 20本 毎月 1,000円 解説へ
9位 セゾン投信 2本 毎月 5,000円 解説へ
10位 SBIネオトレード証券 1本 毎月 100円 解説へ

※1 2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になります。また、三井住友カードつみたて投資のご利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件であるご利用金額の集計対象となりません。
※2 クレカ積立の場合は「1,000円」
※3 Eco通知(インターネット通知)をご利用の方がインターネットバンキングから申し込んだ場合
※4 Pontaポイントをためるには一定の条件があります。条件・ご留意事項についてくわしくは三菱UFJ銀行ホームページでご確認ください。

 

次章でつみたてNISAの基本をお伝えしますが、すでに把握している人は読み飛ばして「3. つみたてNISAおすすめ口座10選」に進んでください。おすすめ銘柄については、「5. つみたてNISAおすすめ銘柄10選」で紹介します。

 

1.【要点解説】つみたてNISA(積立NISA)の概要と始め方

積立nisaの概要と始め方
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISA(積立NISA)は、金融庁主導で2018年から始まった、少額による「長期・積立・分散投資」を支援するための非課税制度です。

 

毎年40万円まで積み立てが可能で、最大20年間、合計800万円までの投資で得た利益と、投資信託から出る分配金(株式の配当金にあたるもの)が非課税になるのが特長です(メリットは6章で解説)。

 

■つみたてNISAの変更点

2023年1月1日より、つみたてNISAは2023年1月1日時点で18歳以上であれば口座開設が可能になりました。以前は20歳以上が対象でしたが、2022年4月に成人年齢が引き上げられ、従来よりも早く資産形成に取り組むことができます。

また、2024年からの新しいNISAでは現行のつみたてNISAは「つみたて投資枠」として引き継がれ、現在の3倍の年間120万円(生涯投資枠は1,800万円)まで積立投資ができるようになります。さらに、非課税期間が無期限化されることから、開始タイミングに関係なく非課税の恩恵を受けながら腰を据えて資産形成を始められます。

 

まずは、このつみたてNISAを始める流れをつかんでおきましょう。

 

■つみたてNISAを始めるまでの3ステップ

 

  1. 口座開設をする金融機関を決める
  2. 購入する銘柄を選び、積立設定をする
  3. 初回買付日に引き落としされるのを確認する

 

始める口座と銘柄を間違えなければ、あとは年に数回ログインして積立残高をチェックすれば基本的には大丈夫なので、最初の設定をしっかり行いましょう。

 

なお、実際の口座開設から積立設定をする手順は、『楽天証券の「つみたてNISA」の始め方と買い方…口座開設の流れとお得な積立設定のやり方を画像で解説』をご覧ください。楽天証券でつみたてNISAを始める方法を紹介していますが、他社でも大体同じなので、大まかな流れをつかみましょう。

 

2. 失敗しない!つみたてNISA(新NISA)の口座選びのコツ3つ

ポイント
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAの口座開設は無料ですが、1人1口座しか作れません。あとから変更もできますが、手間がかかるため、最初の金融機関選びは慎重に行う必要があります。

 

つみたてNISAの口座選びで失敗しないための主なポイントは、次の3つです。

 

 

それぞれ解説します。

ポイント①:取扱い銘柄数

積立nisaの商品ラインナップ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁が定めた要件を満たした「長期・積立・分散」に適した261本の投資信託とETF(上場投資信託)に限られます。(参照:金融庁「つみたてNISAの対象商品」)。

 

しかし、つみたてNISAのサービスを提供する金融機関は、そのなかから銘柄を厳選して提供しています。そのため、取扱い銘柄数(商品ラインナップ)が多いほうが、より多くの選択肢から自分に合った銘柄を選べます。

 

ポイント②:「ポイント還元」などの独自サービス

積立nisaのポイント還元サービス
(※写真はイメージです/PIXTA)
 

つみたてNISAの商品は、どこの金融機関で買っても購入時にかかる手数料は無料です。また、同じ投資信託であれば、どこで買っても信託報酬は同じです。

 

そのため、つみたてNISAの口座選びで差別化できるのは、「ポイント還元」などの独自のサービスに限られます。

 

■ワンポイントアドバイス

つみたてNISAの口座選びをわかりやすく言うと、型式が同じ家電を買うときに、品揃えが多い複数の量販店のなかから、ポイント還元率や接客サービスがいい店舗を選んで買うことに似ています。

 

ポイント③:銀行より「証券会社」のほうがおすすめ

積立nisaは銀行より証券会社のほうがおすすめ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAは銀行で始めることもできますが、証券会社のほうが商品やポイント還元などのサービスが充実していています。そのため、たとえば近所の銀行で気軽に始められることを重視する人などではない限り、なるべく証券会社で始めることをおすすめします。

 

証券会社であれば株式投資もできるので、これから本格的に資産形成をするのであれば、これを機に証券口座を開設することを検討しましょう。本を買うのであれば、スーパーの本売り場ではなく、本屋で買ったほうが品揃えが豊富なのと同じです。

 

関連記事

 

■ワンポイントアドバイス

つみたてNISA口座を選ぶ基準となるその他の項目に、「最低積立投資額」が挙げられることがあります。

この最低積立投資金額は1,000円や10,000円のところが多いですが、「100円」から始められるネット証券も増えており、気軽に始められます。しかし、毎月100円を20年間積み立てても元本だけなら24,000円にしかなりません。

最低でも1,000円から始めて、慣れてきたら徐々に増額することをおすすめします。

 

3. つみたてNISAの「おすすめ口座(証券会社・銀行)」10選

積立nisaのおすすめ口座(証券会社・銀行)10選
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

本章では、つみたてNISA口座を選ぶときに重要な「商品ラインナップ」や「ポイント還元」をはじめ、「口座開設数」「サイトの使い勝手」「サポート体制」などの項目から総合的に判断し、冒頭のランキングでも紹介したつみたてNISAでおすすめ金融機関10社のスペックと各社のおすすめ銘柄を紹介します。

 

なお、銀行より証券会社のほうがおすすめとお伝えしましたが、様々なニーズに応えられるように、おすすめの銀行も2行紹介します。

 

また、つみたてNISAの対象である投資信託の販売手数料はすべて無料(=ノーロード)と金融庁が定めているので、ランキングの選定基準に「手数料」は考慮していません。

 

①「楽天証券」は楽天カードと楽天キャッシュの併用で月10万までがポイント進呈の対象

楽天カード決済のポイント進呈率引き上げ
(引用:楽天証券

・楽天証券のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 206本(2023年12月1日時点)
積立頻度 毎日・毎月 ※クレカ決済は「毎月」のみ
最低積立金額 100円より
貯まるポイント 楽天ポイント
積立時の還元率 ・楽天カードクレジット決済:0.5~1%(カードの種類による)
・楽天キャッシュ決済:0.5%(楽天カードからのチャージのタイミング)

 

・楽天証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • つみたてNISAの口座数が業界トップシェアの安心感
  • 「楽天カード」もしくは「楽天キャッシュ」による決済で楽天ポイントが貯まる
  •  2024年からの新NISAで毎月10万円までの積立額がポイント還元の対象になる
  •  楽天ポイントをつみたてNISAの積立額にも利用できる
  •  定期売却で「定率指定」ができる

 

楽天証券では、投資信託の積立額を楽天カードで決済すると楽天ポイントが貯まるサービスが人気です(月5万円まで)。サービス開始当初は一律1%還元でしたが、2022年9月買付分からは実質0.2%に改悪。しかし、2023年6月買付分から楽天カードの種類に応じて還元率0.5~1%に引き上げられました。

 

また、楽天証券には楽天カードとは別に電子マネー「楽天キャッシュ」を利用した決済手段があり、楽天カードから楽天キャッシュにチャージするときにも0.5%の楽天ポイントが還元されます。そして、チャージした楽天キャッシュでも月5万円まで投信積立が可能です。

 

そのため、2024年から始まる新NISAの「つみたて投資枠」で毎月10万円(年間120万円)を積立買付する場合は、次のように楽天カードと楽天キャッシュを併用することで、新NISAのつみたて投資枠の全額をポイント進呈の対象にすることができます。

 

  • 楽天カードクレジット決済:月5万円
  • 楽天キャッシュ決済:月5万円

 

クレジットカード以外で楽天キャッシュのようなポイントを貯めながら投信積立ができる決済手段があるのは今のところ楽天証券だけです。そのため、非課税の恩恵を受けながらポイント還元を最大化したい人は、楽天証券は新しいNISAを始める有力な候補の一つです。

 

貯まった楽天ポイントは、1ポイント=1円として、楽天市場でのネットショッピングはもちろん、街中のコンビニやドラッグストア、飲食店などで利用できます。さらに、つみたてNISAの買付額にも利用できる「ポイント投資」も可能なので、使い勝手が抜群です。

 

・楽天証券のつみたてNISAおすすめ銘柄・商品

楽天証券のつみたてNISAおすすめ銘柄は、次の11銘柄です(クリックすると詳細が見れます)。

 

 

【朗報】「投信残高ポイントプログラム」が一部復活!

2023年10月27日より、投資信託の月間平均保有残高に対して楽天ポイントを付与する「投信残高ポイントプログラム」が復活。

対象は楽天・プラスシリーズの6本だけですが、信託報酬が低く設定されているので、ポイント還元分を考慮した「実質コスト」は、同じ指数に連動するファンドと比べて安くなっています。

新NISA口座はもちろん、課税口座(特定口座・一般口座)で保有している投信残高も対象なので、楽天証券で対象のファンドを購入すると、残高の増加とともに着実にポイントを獲得できます。

なお、一定の金額に到達した場合のみ所定の楽天ポイントが付与される既存のプログラムの“残高”に、楽天・プラスシリーズの保有分を含めることはできません。

 

\つみたてNISAの開設数No.1(2022年9月末時点)

楽天証券で積立nisa口座を開設する

 

関連記事

 

②「SBI証券」は三井住友カードで積立額を決済すると0.5%のポイントを付与

SBI証券のクレカ積立
(引用:SBI証券

・SBI証券のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 211本(2023年12月1日時点)
積立頻度 毎日・毎週・毎月 ※クレカ決済は「毎月」のみ
最低積立金額 100円より
貯まるポイント ・クレカ積立時:Vポイント
・投信保有時:Tポイント、Ponataポイント、Vポイント、dポイント、JALのマイル、PayPayポイント
積立時の
ポイント付与率
0.5~最大5.0%(カードの種類によって異なる)

※ 2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になります。また、三井住友カードつみたて投資のご利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件であるご利用金額の集計対象となりません。

 

・SBI証券のつみたてNISAおすすめポイント

  •  取扱い銘柄数がトップクラス
  •  三井住友カードによるクレカ積立でVポイントが貯まる
  •  投資信託の保有残高に対してもポイントが貯まる
  • クレカや貯めるポイントの選択肢が多い
  • 「毎週」の積立頻度にも対応

 

SBI証券で投資信託の積立額を三井住友カードで決済すると、カードの種類によって0.5~最大5.0%のVポイントが付与されます

 

※ 2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になります。また、三井住友カードつみたて投資のご利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件であるご利用金額の集計対象となりません。

 

このVポイントは、Amazonギフトカードやマイレージに交換できたり、三井住友銀行の振込手数料に利用できたり、SBI証券でVポイントによる投資も可能です。

 

また、SBI証券は異業種企業と金融商品仲介業を取り組んでおり、三井住友カードのほかに、東急カード、新生アプラスカード、タカシマヤカード、大丸松坂屋カード、UCSマークがついたクレジットカードでクレカ積立ができるのも特長です。

 

TポイントもしくはPontaポイント、Vポイント、dポイント、JALのマイル、PayPayポイントからメインポイントを選んで設定すると、投資信託の月中の平均保有残高(つみたてNISAも対象)に対してポイントが付与される「投信マイレージ」というサービスも人気で、SBI証券なら保有残高の増加とともに着実にポイントを貯めることができます。

 

さらに、SBI証券のつみたてNISAの取扱銘柄数がトップクラスで、銘柄選びの選択肢が多いのも強みです。

 

・SBI証券のつみたてNISAおすすめ銘柄・商品

SBI証券のつみたてNISAおすすめ銘柄は、次の10銘柄です(クリックすると詳細が見れます)。

 

 

\SBIグループ全体の口座数が1,100万を突破/

SBI証券で積立nisa口座を開設する

 

関連記事

 

③「松井証券」はオリコン顧客満足度調査の初心者部門で第1位

松井証券の積立nisa
(引用:松井証券)

・松井証券のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 212本(2023年12月1日時点)※最多
積立頻度 毎月
最低積立金額 100円より
貯まるポイント なし

 

・松井証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • 取扱い銘柄数が最多
  • コールセンターの待ち時間がほとんどない
  • 遠隔操作でサポートしてくれる「松井証券リモートサービス」

 

松井証券は創業から100年以上が経過した老舗でありながら、1998年に日本で本格的なインターネット取引を始めたネット証券です。2022年12月にホームページやロゴを大幅にリニューアルし、女優の山本美月さんをイメージキャラクターに起用。

 

つみたてNISAの取扱い銘柄数は最多で、「SBI証券と楽天証券で買える銘柄のいいところ取り」の印象を受ける商品ラインナップが特長です。

 

クレカ積立サービスはありませんが、総合力が優れており、2023年のオリコン顧客満足度®調査では「ネット証券初心者部門第1位」を受賞。

 

また、ヘルプデスク協会(HDI-Japan)が実施している「証券業界における問合せ窓口格付け」で最高評価の三つ星を「電話窓口」と「WEB」の両方の部門で12年連続で獲得。150名を超えるオペレーターが在籍しているため、コールセンターに問い合わせたときの待ち時間がほとんどなく、わからないことは電話ですぐに解決できます。

 

さらに、オペレーターがインターネットを通じてユーザーのパソコン画面を共有し、画面にマルなどの印を表示させて視覚的にサポートする「松井証券リモートサポート」もあり、投資初心者の割合が多いつみたてNISAでも松井証券なら安心して始めることができます。

 

・松井証券のつみたてNISAおすすめ銘柄・商品

松井証券のつみたてNISAおすすめ銘柄は、次の9銘柄です(クリックすると詳細が見れます)。

 

 

\SBI証券と楽天証券の商品も買える/

松井証券で積立nisa口座を開設する

 

関連記事

 

■補足

松井証券が株式会社ジャックスと提携して発行しているのが「MATSUI SECURITIES CARD(マツイセキュリティーズカード)」。普段の買い物でカード決済すると「松井証券ポイント」が0.5%還元されます。

貯まったポイントは、松井証券で3本の投資信託(「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」「ひふみプラス」)に限り、自動積立で購入できます。

 

④「マネックス証券」はマネックスカードで決済すると驚異の1.1%還元!

マネックス証券の積立nisa
(引用:マネックス証券)

・マネックス証券のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 202本(2023年12月1日時点)
積立頻度 毎日・毎月
最低積立金額 100円より ※クレカ積立は1,000円より
貯まるポイント マネックスポイント
積立時の還元率 1.1%

 

・マネックス証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • マネックスカードによるクレカ積立の還元率が1.1%
  • 投資信託の平均保有残高に応じてポイントが貯まる
  • マネックスポイントの交換先が多くて便利
  • 商品ラインナップのバランスがよい


マネックス証券で投資信託の積立額をマネックスカードで決済すると、マネックスポイントが1.1%還元されます。

 

また、投資信託の月中の平均保有残高(つみたてNISAも対象)に応じてポイントが付与されるのも特長です。

 

そして、貯まったマネックスポイントは、投資信託の買付に利用したり、株式手数料に充当したり、Amazonギフトカードやdポイント、Tポイント、Pontaポイント、nanacoポイント、WAONポイント、ANAやJALのマイルなどに交換でき、使い道に困りません。

 

・マネックス証券のつみたてNISAおすすめ銘柄・商品

マネックス証券のつみたてNISAおすすめ銘柄は、次の10銘柄です(クリックすると詳細が見れます)。

 

 

\ポイント還元率は驚異の1.1%/

マネックス証券で積立nisa口座を開設する

 

関連記事

 

⑤「auカブコム証券」はau PAYカードで決済すると1%還元

auカブコム証券の積立nisa
(引用:auカブコム証券)

・auカブコム証券のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 206本(2023年12月1日時点)
積立頻度 毎月
最低積立金額 100円より
貯まるポイント Pontaポイント
積立時の還元率 1%

 

・auカブコム証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • au PAYカードによるクレカ積立でPontaポイントが貯まる
  • 投資信託の平均保有残高に応じてポイントが貯まる
  • 取扱い銘柄数はトップクラス 
  • メガバンクの三菱UFJ銀行を傘下に持つ安心の「MUFGブランド」

 

auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の子会社で、2019年にKDDIグループの金融持ち株会社とのジョイントベンチャーになり、『カブドットコム証券』から現在の社名に変更になりました。

 

つみたてNISAの取扱い銘柄数はトップクラスで、投資信託の積立額をau PAYカードで決済すると、Pontaポイントが1%還元されます。また、投資信託の月中の平均保有残高(つみたてNISAも対象)に応じてポイントが付与されるのも特長です。

 

メガバンクの三菱UFJ銀行を傘下に持つ「MUFGブランド」であることに加えて、「au」の看板を持つ「KDDI」とも提携したことで“資本力”が強くなり、安心して長期運用をすることができます。

 

・auカブコム証券のつみたてNISAおすすめ銘柄・商品

auカブコム証券のつみたてNISAおすすめ銘柄は、次の12銘柄です(クリックすると詳細が見れます)。

 

 

\Pontaポイントを貯めるなら/

auカブコム証券で積立nisa口座を開設する

 

関連記事

 

⑥「大和証券」はつみたてNISA対象の7本のETFの取扱いあり

大和証券の積立nisa
(※写真はイメージです/PIXTA)

・大和証券のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 26本(投資信託19本・ETF7本)
積立頻度 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月/4ヵ月/6ヵ月
最低積立金額 100円より
貯まるポイント なし

 

・大和証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • 大手証券会社のネット取引サービス
  • ETFが選べる唯一の金融機関
  • 積立頻度が7種類から選べて自由度が高い

 

証券会社大手の大和証券の「ダイワのつみたてNISA」では、厳選した26本の銘柄を扱っています。

 

つみたてNISAの対象となっているETFを扱っている唯一の金融機関で、全7本が対象となっています。ETFのなかには投資信託より運用管理費用が安い銘柄もあり、少しでもコストを安くしたい人は検討してみましょう。

また、積立頻度を「毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月/4ヵ月/6ヵ月」の7種類から選ぶことができ、積立設定の自由度が高いのも特長です。

 

・大和証券のつみたてNISAおすすめ銘柄・商品

大和証券のつみたてNISAおすすめ銘柄は、次の5銘柄です(クリックすると詳細が見れます)。

 

 

\つみたてNISAをETFで運用するなら/

大和証券で積立nisa口座を開設する

 

⑦「三菱UFJ銀行」はメガバンクの利便性が最大のメリット

三菱UFJ銀行の支店
(※写真はイメージです/PIXTA)

・三菱UFJ銀行のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 12本
積立頻度 毎月
最低積立金額 1,000円より
貯まるポイント Pontaポイント

※Eco通知(インターネット通知)をご利用の方がインターネットバンキングから申し込んだ場合

・三菱UFJ銀行のつみたてNISAおすすめポイント

証券会社だけでなく、銀行でもつみたてNISAを始めることができます。

 

メガバンクの三菱UFJ銀行では12本のつみたてNISA銘柄を扱っており、銀行の普通預金口座を持っていれば、投信口座とつみたてNISA口座を開設することもできます。特に、インターネットバンキングをご利用の方なら来店不要で簡単に手続きが可能です。操作が不安な方は、コールセンターや支店に照会が可能です。

 

また、給与口座に三菱UFJ銀行を指定している方は、給料日のあとにつみたてNISAの引き落としがされるように設定しておけば、口座残高を気にする必要がなくなります。

 

そして、スーパー普通預金(メインバンクプラス)から投信つみたて(継続購入プラン)を自動振替すれば、金額に応じてPontaポイントが毎月付与される上、運用商品残高が一定の金額以上になると、さらにポイントが上乗せされます。

※Pontaポイントをためるには一定の条件があります。条件・ご留意事項についてくわしくは三菱UFJ銀行ホームページでご確認ください。

 

「証券会社は敷居が高そう」「普段から利用している銀行で投資を始めたい」という人は、メガバンクの三菱UFJ銀行でつみたてNISAを始めることも検討しましょう。

 

\Pontaポイントが貯まる/

三菱UFJ銀行で積立nisa口座を開設する

 

⑧「イオン銀行」は近所のイオンで買い物のついでに資産運用の相談ができる

イオン銀行の積立nisa
(※写真はイメージです/PIXTA)

・イオン銀行のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 20本
積立頻度 毎月
最低積立金額 1,000円より
貯まるポイント なし

 

・イオン銀行のつみたてNISAおすすめポイント

イオングループのイオン銀行は、つみたてNISAの取扱い銘柄数が2番目に多い銀行です(1番目は静岡銀行)。

 

口座開設はネットでもできますが、イオン銀行が入っている「イオン」や「イオンモール」でもつみたてNISAの申し込みや資産運用の相談ができます。

 

そのため、買い物のついでに気軽に利用したい人に特におすすめです。なお、希望日時をフォームに入力して来店予約をすれば、待たずに相談ができます。

 

・イオン銀行のつみたてNISAおすすめ銘柄・商品

イオン銀行のつみたてNISAおすすめ銘柄は、次の5銘柄です(クリックすると詳細が見れます)。

 

 

\イオンの店頭で資産運用の相談ができる/

イオン銀行で積立nisa口座を開設する

 

⑨「セゾン投信」は2007年から独自の運用哲学を貫く2本のファンドが対象

・セゾン投信のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 2本
積立頻度 毎月
最低積立金額 5,000円より
貯まるポイント なし

 

・セゾン投信のつみたてNISAおすすめポイント

独立系運用会社のセゾン投信。2023年6月末で退任した中野晴啓氏は、全国でセミナーを開催して積立投資を広める活動をしていたことから、「積立王子」と呼ばれていました。

 

直販がメインで販売経路が少ないにもかかわらず、運用資産総額は約6,000億円、口座保有者は15万人を突破。『投資家の豊かな人生という幸せを実現する』の哲学を貫き、根強いファンが多いのが特長です。

 

つみたてNISAの取扱い銘柄数は自社で運用する2本のみですが、「セゾン・グローバルバランスファンド」は「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」のイベントで6位にランクインした人気銘柄となっています。

 

・セゾン投信のつみたてNISAおすすめ銘柄・商品

セゾン投信のつみたてNISAおすすめ銘柄は、次の1本です(クリックすると詳細が見れます)。

 

 

\独自の運用哲学を貫く独立系運用会社/

セゾン投信の公式サイトへのリンク

 

⑩「SBIネオトレード証券」は旧ライブスター証券の口座があればすぐ取引可能

・SBIネオトレード証券のつみたてNISA基本スペック

取扱い銘柄数 1本
積立頻度 毎月
最低積立金額 100円より
貯まるポイント なし

 

・SBIネオトレード証券のつみたてNISAおすすめポイント

SBIネオトレード証券は、株式取引手数料が安くて根強いファンが多かったライブスター証券を、SBIグループが買収して誕生したネット証券です。

 

つみたてNISAでは「ひふみプラス」しか取り扱っていませんが、旧ライブスター証券の口座を持っていれば、そのまま取引可能です。

 

・SBIネオトレード証券のつみたてNISAおすすめ銘柄・商品

SBIネオトレード証券のつみたてNISAおすすめ銘柄は、次のアクティブファンド1本です(クリックすると詳細が見れます)。

 

 

\旧ライブスターの口座で「ひふみ」が買える/

SBIネオトレード証券で積立nisa口座を開設する

 

4. つみたてNISAの銘柄・商品(ファンド)選びのポイント3つ

積立nisaの銘柄(ファンド・投資信託)選びのポイント3つ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

繰り返しになりますが、国内で販売中の6,000本以上の投資信託のうち、つみたてNISAで購入できるのは、金融庁の基準を満たした261本の投資信託とETFです(参照:金融庁「つみたてNISAの対象商品」)。

 

これだけでもだいぶ絞り込まれていますが、初心者がいきなり選ぶのは至難の業です。そこで本章では、資産運用の鉄則ともいえる銘柄選びのポイントを3つ紹介します。

 

 

理由をそれぞれ解説します。

ポイント①:信託報酬が安い「インデックスファンド」

信託報酬が安いインデックスファンドのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投資信託には大きく分けて、次の2種類があります。

 

・インデックスファンド…TOPIXなどの指数に連動した値動きを目指す投資信託
・アクティブファンド…指数を上回るパフォーマンスを目指す投資信託

 

そして運用期間中は、「信託報酬」という投資信託の運用や管理にかかるコストがずっと発生します。

 

この信託報酬は、インデックスファンドの場合は年0.1~0.2%程度のものが多いのですが、アクティブファンドの場合はファンドマネージャーの人件費や企業調査費などが含まれるため、年1~3%程度とやや高めです。

 

わずかな差であっても、長期間にわたって積み重なると、大きなコストの差となって運用リターンに影響します。

 

そのため、最大20年間にわたって運用するつみたてNISAでは、できるだけ信託報酬が安い投資信託、つまりインデックスファンドを選ぶことが鉄則です。

 

ちなみに、同じ指数(米国S&P500など)に連動するインデックスファンドでも、運用会社によって信託報酬は異なるので、しっかりチェックしましょう。

 

ポイント②:「全世界株式」か「米国株式」か「先進国株式」のファンド

「全世界株式型」「米国株式型」「先進国株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

インデックスファンドのなかでも、「全世界株式」と「米国株式」と「先進国株式」がおすすめです。

 

なぜなら、数十年にわたって運用する積立投資では、株価チャートが長期で右肩上がりになる確率が高い商品を選ぶことが重要だからです。

 

1990年1月から2021年11月までの株価の値動きの推移を、米国の代表的な指数であるS&P500(赤色)と日経平均(オレンジ色)のチャートで比較してみましょう。

 

S&P500と日経平均のチャート比較
S&P500と日経平均のチャート比較 (引用:マネックス証券

 

米国の株価(赤色)は途中で下落しながらも、長期で見ると右肩上りに推移していることがわかります。日経平均(オレンジ色)と比べると、その差は一目瞭然です。

 

そして、次のチャートが、米国のS&P500(赤色)と全世界株式(緑色)です。

 

S&P500と全世界株式のチャート比較
S&P500と全世界株式のチャート比較 (引用:マネックス証券

 

どちらも同じような値動きをしながら上昇していることがわかります。

 

米国株式のチャートが右肩上がりになっている理由をざっくり説明すると、米国は移民を受け入れているので人口が増加していることが関係しており、労働者が生み出すサービスの価値の合計「GDP(国内総生産)」が大きくなって経済も成長するので、それが株価にも反映されるからです。

 

また、米国にはグーグルやアップル、テスラのようなグローバルに活躍して成長する企業が誕生する土壌があるのも要因の一つとされています。

 

そして、「全世界株式」と「先進国株式」は約60~70%を米国に投資しているので、「米国株式」と同じような値動きになるのです。ここがポイントです。

 

一方、日本は少子高齢化で人口の減少が進み、米国のような経済成長が期待しにくく、株価が右肩上がりにはなりにくいです。そのため、同じインデックスファンドでも、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)のような国内株式の代表的な指数ではなく、海外の株価指数に連動するファンドを選んだほうが優位性が高いとされています。

 

そのため、「全世界株式」「米国株式」「先進国株式」のインデックスファンドに投資をして、長期的な株価上昇の恩恵の一部を受けようとするのが、最近の資産運用のセオリーになっています。

 

それでは、3つの海外株式のインデックスファンドでは、どれを選べばよいでしょうか?

 

正解はありませんが、米国がこれからも成長し続けると信じる人は「米国株式」。米国を含む世界中の株式を丸ごと買って成長を期待したい人「全世界株式」。全世界株式のなかから新興国を除きたい人は「先進国株式」を買っておくことをおすすめします。

 

ポイント③:純資産が「100億円以上」で残高が増加しているファンド

投資信託の純資産(時価総額)のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投資信託の時価総額のことを「純資産」といい、“ファンドの規模”を表します。大きければ大きいほどそのファンドに投資している人がいることになるので、純資産は「人気のバロメーター」と捉えることもできます。

 

この純資産が少なければ運用を続けることが困難になり、「繰上償還(運用が強制終了されること)」になる場合もあります。この繰上償還のリスクが低いとされているのが、「純資産(純資産残高)100億円以上のファンド」と言われています。

 

そのため、運用を開始したばかりのファンドではない限り、純資産100億円以上で、資金流入が続いて残高が増加している投資信託のなかから選ぶことをおすすめします。

 

なお、つみたてNISAの銘柄選定において、金融庁が定める要件に「純資産」の項目はありません。しかし、次章で紹介する15銘柄はすべて純資産が100億円以上で繰上償還のリスクが小さい投資信託なので、ご安心ください。

 

5. つみたてNISAの「おすすめ銘柄・商品(ファンド)」10選

積立nisaおすすめ銘柄・商品(投資信託・ファンド)10選
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

それでは、つみたてNISAの銘柄選びの3つのポイントを踏まえて、初心者におすすめの投資信託を10本紹介します。

 

つみたてNISAで取り扱っている主な金融機関も載せているので、どこで始めるかのヒントにもお役立てください。

 

なお、投資信託の規模(時価総額)を表す純資産などは2024年1月31日時点の数字で、ウェルスアドバイザー株式会社のデータを使っています。

5.1.「全世界株式」でおすすめの4銘柄

投資信託「全世界株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

一言で「全世界株式」といっても、連動する指数(インデックス)は、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」など様々です。

 

それぞれ投資する銘柄数が異なり、多いほうがより多く分散できますが、パフォーマンスの優劣は10年後や20年後の売却時にしかわかりません。そのため、購入時の段階から意識する必要はありません。

 

①「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」

ファンド名 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
資産クラス 全世界株式
連動する指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
基準価額 24,294円
純資産額 3兆1,398.93億円
信託報酬(税込) 0.05775%
トータルリターン +41.10%(1年)、+18.87%(3年)、+18.23%(5年)    
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指すことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
愛称は『オルカン』。日本を含む47ヵ国の先進国と新興国の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位が日本、3位がイギリス。
2024年2月29日に、中国株を66銘柄除外&インド株を5銘柄追加し、構成銘柄の入れ替えを実施。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023のイベントでは、5年連続で1位を獲得。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える主な金融機関

楽天証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券ほか

 

②「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
基準価額

22,733円

純資産額 1,958.86億円
信託報酬(税込) 0.1102%
トータルリターン +39.95%(1年)、+17.83%(3年)、+17.54%(5年)
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色

愛称は『雪だるま(全世界株式)』。3つのETF「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VT)、
「SPDR ポートフォリオ・ディベロッブ・ワールド(除く日本く)ETF」(SPEW)、
「SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツETF」(SPEM)を通じて、
日本を含む先進国・新興国などの全世界の株式約8,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資できる。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える主な金融機関

楽天証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券ほか

 

③「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
基準価額 14,790円
純資産額 410.51億円
信託報酬(税込) 0.1338%
トータルリターン +39.97%(1年)
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は『SBI・V・全世界株式』。2022年1月31日に設定。
世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を通じて、
日本を含む先進国・新興国などの全世界の株式約8,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資できる。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える金融機関

SBI証券

 

④「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
資産クラス 全世界株式
連動する指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
基準価額 23,335円
純資産額 4,670.29億円
信託報酬(税込) 0.192%
トータルリターン +39.93%(1年)、+17.80%(3年)、+17.62%(5年)
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色

愛称は『楽天・VT』。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」
「バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)」を通じて、日本を含む先進国・新興国などの全世界の株式約8,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資する。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」のイベントでは、17位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える主な金融機関

楽天証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券ほか

 

5.2.「米国株式」でおすすめの4銘柄

投資信託「米国株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

米国株式に連動する指数には、「S&P500」「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」などがあります。

 

⑤「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」

ファンド名 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
基準価額 28,573円
純資産額 4兆2,770.70億円
信託報酬(税込) 0.09372%
トータルリターン +49.00%(1年)、+23.55%(3年)、+22.19%(5年)    
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
S&P500インデックスマザーファンドへの投資を通じて、米国企業500社に投資する。
投資先の割合は、1位がアップル、2位がマイクロソフト、3位がアマゾン。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023のイベントでは、3位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える主な金融機関

楽天証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券ほか

 

⑥「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 S&P500指数
基準価額 26,139円
純資産額 1兆5,523.98億円
信託報酬(税込) 0.0938%
トータルリターン +48.59%(1年)、+23.35%(3年) 
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色 愛称は『SBI・V・S&P500』。2021年6月15日に『SBI・バンガード・S&P500』から名称変更。
世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・S&P500ETF」を通じて、米国企業500社に投資する。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える金融機関

SBI証券

 

⑦「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」

ファンド名 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
基準価額 16,448円
純資産額 2,490.55億円
信託報酬(税込) 0.0938%
トータルリターン +48.17%(1年)  
運用会社 SBIアセットマネジメント
ファンドの特色

愛称は『SBI・V・全米株式』。2021年6月29日より運用開始。
世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じて、
米国株式市場で投資可能な約4,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資できる。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える金融機関

SBI証券

 

⑧「楽天・全米株式インデックス・ファンド」

ファンド名 楽天・全米株式インデックス・ファンド
資産クラス 米国株式
連動する指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
基準価額 29,030円
純資産額 1兆4,570.02億円
信託報酬(税込) 0.162%
トータルリターン +48.21%(1年)、+21.42%(3年)、+21.24%(5年)
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの特色 愛称は『楽天・VTI』。世界最大級の運用会社バンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を通じて、
米国株式市場で投資可能な約4,000銘柄(大型・中型・小型株)に投資できる。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023のイベントでは、11位にランクイン。
お笑い芸人の厚切りジェイソン氏が、著書で同ファンドを紹介したことでも話題に。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える主な金融機関

楽天証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券ほか

 

5.3.「先進国株式」でおすすめの2銘柄

投資信託「先進国株式型」のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

先進国株式に連動する代表的な指数に、「MSCIコクサイ・インデックス」があります。

 

⑨「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」

ファンド名 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
基準価額 29,330円
純資産額 7,104.50億円
信託報酬(税込) 0.09889%
トータルリターン +43.58%(1年)、+21.28%(3年)、+19.95%(5年)
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)
ファンドの特色 業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることで人気の「eMAXIS Slim」シリーズ。
日本を除く世界の主要先進国(22ヵ国・地域)の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位がイギリス、3位がカナダ。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」のイベントでは、6位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える主な金融機関

楽天証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券ほか

 

⑩「ニッセイ外国株式インデックスファンド」

ファンド名 ニッセイ外国株式インデックスファンド
資産クラス 先進国株式
連動する指数 MSCIコクサイ・インデックス
基準価額 38,755円
純資産額 6,972.14億円
信託報酬(税込) 0.09889%
トータルリターン +43.54%(1年)、+21.21%(3年)、+19.91%(5年)、+13.99%(10年)
運用会社 ニッセイアセットマネジメント
ファンドの特色 2013年12月10日に設定され、同タイプのファンドとしては長い運用実績をもつ。
日本を除く世界の主要先進国の株式に投資できる。
投資先の割合は、1位がアメリカ、2位がイギリス、3位がカナダ。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023のイベントでは、2位にランクイン。

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

つみたてNISAで買える主な金融機関

楽天証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券ほか

 

6. つみたてNISAを始めるメリット5つ

積立nisaのメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここでは、つみたてNISAの主なメリットを整理しておきましょう。

 

 

ポイントをそれぞれ解説します。

メリット①:自分で投資対象を選ぶ手間が少ない

会社四季報
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

日本の株式市場には3,700銘柄以上が上場しており、投資信託は6,000本以上が販売されています。数ある投資商品のなかから、投資初心者が資産形成のための銘柄をピンポイントで探すのは至難の業です。

 

しかし、つみたてNISAで購入できる銘柄は257本の投資信託とETFに絞られているので、投資対象を選ぶ手間が最小限で済みます。

 

メリット②:月100円の少額から始められる

月100円の少額から始められる
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAの最低積立額は金融機関によって異なりますが、主要ネット証券では月100円から始められます。

 

そのため、投資に回すお金がない人や、大きく損するのが怖い初心者でも、気軽に始めるきっかけになります。

 

メリット③:簡単に分散投資ができる

分散投資のイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

卵は1つのカゴに盛るな』という投資格言があるように、投資は1つの銘柄に集中させるのではなく、複数の金融商品を買って値下がりリスクを分散することが大切だとされています。

 

つみたてNISAは投資信託での運用が中心になるので、最初から分散投資ができる仕組みになっています。そのため、たとえば1万円を投資するだけで、米国のアップルやマイクロソフト、アマゾンなどの世界的に有名な企業に幅広く投資できます。

 

メリット④:買うタイミングを考えなくてよい

つみたてNISAは、積立設定をすれば、株式市場の値動きに関係なくドルコスト平均法で決まった日に一定金額を自動でコツコツ買い付けてくれます。そのため、投資の手間がほとんどかからず、ストレスもありません。

 

しかも、難しい投資の知識は必要なく、株価チャートを見て売買タイミングを図ったり、会社四季報を読んで企業分析をしたりする必要がないので、その時間を余暇の時間に充てることができます。

 

メリット⑤:売却していつでも資金が引き出せる

つみたてNISAは、非課税投資期間の20年が経っていなくても引き出せます。

 

そのため、転職で当面の生活費が必要になったり、結婚資金が必要になったり、マイホーム購入のための頭金を用意する必要があったりしても、つみたてNISAなら売却していつでも現金化できます。

 

7. つみたてNISAを始めるデメリット3つ

つみたてnisaのデメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

メリットが多いつみたてNISAですが、デメリットもあります。始めるときは、主に以下の点に注意しましょう。

 

 

ポイントをそれぞれ解説します。

デメリット①:投資できる銘柄が限定されている

つみたてNISAの対象銘柄は257本ですが、投資初心者にとっては銘柄選びの負担が減ることになるので、これはメリットと考えることもできます。

 

非課税の恩恵を受けながら、自分で商品を選んで自分の相場観で株式投資がしたい方は、商品選択の自由度が高い「一般NISA口座」や通常の「課税口座(総合口座もしくは一般口座)」で取引することをおすすめします。

 

デメリット②:非課税投資枠が年間40万円で、一般NISAより少ない

つみたてNISAの非課税額は年間40万円で、一般NISAの年間120万円と比べて少ないです。しかし、つみたてNISAの非課税期間は20年間なので最大800万円投資でき、一般NISAの最大600万円(=120万円×5年間)と比べて200万円多くなります。

 

しかし、つみたてNISAと一般NISAは併用できないので、目的に応じてどちらのNISA制度(少額投資非課税制度)を利用するかを決めましょう。

 

デメリット③:商品の入れ替えができない

つみたてNISAは、その年の非課税投資枠が残っていない限り、売却した資金で他の商品を買うことはできません。つまり、非課税枠の再利用はできません。また、年間で40万円の非課税枠を使い切らなかったとしても、非課税枠は翌年に繰り越せません。

 

そのため、積み立てをする商品を途中で変更する場合は、以前の商品はそのまま保有することをおすすめします。

 

8. よくある質問

積立nisaに関するQ&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、つみたてNISAでよくある質問に5つ回答します。

Q1. つみたてNISAでおすすめの「本」は?

筆者のおすすめは、『半値になっても儲かる「つみたて投資」』(出版社:講談社+α新書、著者:星野 泰平 )と『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』(出版社:講談社+α新書、著者:星野 泰平 )の2冊です。

 

つみたてNISAの専門書ではありませんが、「つみたて投資の本質」や「ドルコスト平均法はなぜ有効なのか」を理解でき、株式市場が暴落してもドルコスト平均法なら安心して保有できる理由がわかります。

 

Q2. つみたてNISAでおすすめの「積立日(買付日)」は?

最終的な運用成績は売却タイミングによって左右されるので、積立日を何日に設定すれば有利になるといったことはありません。

 

そのため、申込設定日を指定できる場合は、給料日のあとなど、口座残高に余裕がある日などに積立設定することをおすすめします。

 

Q3. つみたてNISAでおすすめの「開始月」は?

最終的な運用成績は売却タイミングによって左右されるので、何月に始めると有利といったことはありません。

 

つみたてNISAで資産運用を始めようと思ったときがベストのタイミングです。

 

Q4. つみたてNISAでおすすめの「金額」は?

金額はあとから変更もできるので、余裕資金の範囲内で毎月の積立額を設定することをおすすめします。

 

最低100円から始められるネット証券もありますが、「100円くらいなら損してもいいや」と思ってしまうと真剣に取り組めなくなる恐れがあります。そのため、せめて月1,000円から始めて、慣れてきたら金額を増やすことをおすすめします。

 

Q5. つみたてNISAは「何歳から」始めるのがおすすめ?

つみたてNISAを始めるにあたり、おすすめの年齢はありません。少額でもいいのでなるべく早く始めて、勉強しながら慣れていくことが大切です。

 

9. まとめ

積立nisaのおすすめ口座まとめ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、つみたてNISAのおすすめ口座と銘柄について解説しました。

 

最後に、冒頭でも紹介したおすすめ口座ランキングを載せておくので、整理にお役立てください。

 

■つみたてNISAおすすめ口座ランキング

順位    口座    取扱い
銘柄数
選べる
積立頻度
最低積立
投資額
積立買付ができる
クレジットカード
ポイント
付与率
貯まるポイント
1位 楽天証券 206本 毎日・毎月
(クレカ積立は毎月のみ)
100円 楽天カード 0.5~
1%
楽天ポイント
2位 SBI証券 211本 毎日・毎週・毎月
(クレカ積立は毎月のみ)
100円 三井住友カード 0.5%~5.0%※1 Vポイントほか
3位 松井証券

212本

毎月 100円
4位 マネックス証券 202本 毎日・毎月
(クレカ積立は毎月のみ)
100円※2 マネックスカード 1.1% マネックスポイント
5位 auカブコム証券 206本 毎月 100円 au PAYカード 1% Pontaポイント
6位 大和証券 26本 毎月/毎週/毎日/隔月/
3ヵ月/4ヵ月/6ヵ月
100円
7位 三菱UFJ銀行 12本 毎月 1,000円※3 Pontaポイント※4
8位 イオン銀行 20本 毎月 1,000円
9位 セゾン投信 2本 毎月 5,000円
10位 SBIネオトレード証券 1本 毎月 100円

※1 2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になります。また、三井住友カードつみたて投資のご利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件であるご利用金額の集計対象となりません。
※2 クレカ積立の場合は「1,000円」
※3 Eco通知(インターネット通知)をご利用の方がインターネットバンキングから申し込んだ場合
※4 Pontaポイントをためるには一定の条件があります。条件・ご留意事項についてくわしくは三菱UFJ銀行ホームページでご確認ください。

 

つみたてNISAは、投資で得た利益にかかる税金を国が免除してくれるお得な制度です。

 

口座開設は無料なので、この記事を参考にして口座を作り、資産形成の第一歩を踏み出しましょう。

 

関連記事