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東証プライム市場に上場している楽天グループ株式会社(銘柄コード:4755)のオンライン専業の証券会社。証券総合口座の数は、国内証券会社単体では最多の900万を突破(2023年4月時点)。つみたてNISAの開設数もトップで、30代以下の資産形成層からデイトレーダーまで多くの個人投資家から支持を得ている。
1. 新規口座開設者の「3分の2」は30代以下の若年層
資産形成ゴールドオンライン編集部の近藤です。
よろしくお願いします。
楽天証券で広報マネージャーをしております、松﨑です。
よろしくお願いします。
楽天証券マーケティング推進部の鷲足(わしあし)です。
よろしくお願いします。
2022年に新しく口座を開設していただいた約153万名のお客様のうち、30代以下の若年層の割合が62.7%、初心者の割合が78.6%となっております。
これから資産形成をしたいと考えている20代や30代で3分の2も占めているのですね!
そうですね。また、女性の割合が49.2%で約5割となっており、楽天グループの証券会社ということもあり、親しみやすさを感じて口座開設をしていただいているようです。
いま説明したような傾向は、5年前と比べてより顕著になっています。
楽天市場でネットショッピングをして「楽天」という名前を知っている人は多いですからね。
プロ野球チームもありますし。
\証券総合口座の数が900万を突破(2023年4月時点)/
2. 楽天グループとの連携で「業界のスタンダード」を作ってきた
楽天証券のどのような点に魅力を感じて口座開設をする人が多いのか、強みを教えてください。
楽天グループの会社と連携したサービスが最大の強みです。
たとえば、楽天カードと連携することにより、クレジットカードで投資信託の積み立てができる「クレカ積立」のサービスを2018年にどこよりも早く開始しました。
クレジットカードは後払いなので、証券口座に残高がなくても毎月自動でほぼ確実に積み立てができるのはいいですよね!
私もクレカ積立を利用して資産形成に取り組んでいます。
あとは、貯まったポイントで投資ができる「ポイント投資」を2017年にいち早く始めました。
お客様からは、「おまけでもらったポイントで投資信託が買えるようになったので、投資するハードルが下がった」というお声をいただいております。
「投資は怖い」「100円でも損したくない」と思っている人はいるはずなので、買い物で貯まったポイントで気軽に投資ができるのはいいですよね。
貯まった楽天ポイントを「投資信託」の購入に充てるお客様が多く、投資信託の積み立てをされる方の約6割にあたる58.1%の方がポイントを利用しています。
つみたてNISAで貯めた楽天ポイントをそのまま次の積立買付に回しているお客様も多いですよ!
これは、他社にはない強みです。
「ポイントがポイントを生む」ということですね!
ちなみに、2017年以前は1万円からしか買えなかった投資信託を「100円」から買えるようにしたのも実は当社なんです。
最近は100円から買える証券会社が多くなりましたが、楽天証券が最初だったのですね!
年会費無料の楽天カードの基本ポイント還元率は1%なので、1万円分の買い物をすれば100ポイント、つまり100円が貯まる計算になりますね。
ポイント投資だけでは大きくお金は増えないかもしれませんが、投資を始める“きっかけ”には最適ですね!
楽天ポイントは投資信託だけではなく、国内株式、米国株式、バイナリーオプションにも利用できるので、新しい商品にチャレンジしてみようという方にもおすすめです。
\楽天ポイントで気軽に投資/
3.「新NISA」を機に楽天カード決済のポイント還元率を引き上げ
投資信託のクレカ積立も業界初とのことですが、サービス開始当初のポイント一律1%還元から一転、2022年9月からは実質0.2%還元にダウンしてしまいました。しかし、2023年6月買付分から最大1%還元に引き上げになりました。
2024年から新NISAが始まることを機に、お客様からいただいた声を参考にして、2023年6月買付分よりポイント進呈率を引き上げるという判断に至りました。
年会費無料の楽天カードは0.5%還元、年会費2,200円の楽天ゴールドカードは0.75%、年会費11,000円の楽天プレミアムカードは1%還元ですが、初心者にはどのランクのカードがおすすめですか?
楽天グループのサービスをよく利用していて、ポイント還元分で年会費の元はとれるという判断をしていただける方であれば、ゴールドやプレミアムカードのほうがお得感があるかもしれません。
「楽天ふるさと納税」を楽天カードで支払うこともできますよね?
はい、できます。
あとは、海外旅行によく行かれる方には、ゴールドやプレミアムカードであれば海外旅行傷害保険が自動付帯になったり、国内と海外の空港ラウンジの一部を無料で利用できたりする特典もあっておすすめです。
カードのランクによって受けられる特典、年間利用額、ポイント還元率、年会費などを考慮して総合的に判断することが大切ということですね。
\クレカ積立のポイント進呈率引き上げ/
4. 電子マネー「楽天キャッシュ」を活用するヒント
2022年9月に楽天カード決済による還元率が下がったタイミングで、電子マネー「楽天キャッシュ」を利用して投信積立をする人が増えたと思います。
今回の楽天カードによるクレカ積立のポイント進呈率引き上げを受けて、楽天キャッシュは今度どのように活用すればいいですか?
現在の「つみたてNISA」は2024年からの新NISAでは「つみたて投資枠」として引き継がれ、月10万円、年間120万円まで積立購入が可能になります。
そこで、楽天カード決済での5万円に加えて、楽天キャッシュでも5万円を決済することで、全額をキャッシュレスで投信積立ができます。
月10万円までキャッシュレスで投信積立ができて、全額をポイント還元の対象にできる決済手段があるのは今のところ楽天証券だけとのことなので、新NISAでもお得に資産運用ができますね!
それに加えて、フリマアプリ「ラクマ」の売上を楽天キャッシュにチャージできる点もおすすめです。
家のなかの不要なものをラクマで売って楽天キャッシュにチャージして楽天証券で投資に回せば、モノを減らしながらお金を増やすことも可能です。
それはみんながハッピーになれるいい循環ですね!
楽天キャッシュも使い方次第ではまだまだ存在感がありそうです。
\楽天キャッシュへのチャージで0.5%還元/
5.「投信保有ポイント」復活の可能性は?
今回のクレカ積立のポイント還元率引き上げとあわせて「投信保有ポイント」も復活するのでは?と期待した個人投資家もいると思うのですが、どういう狙いがあるのでしょうか?
以前は投資信託の保有残高に対してポイントが毎月進呈されていましたが、現在は投信残高が一定の金額に到達した場合にポイントが進呈されます。
投信保有ポイントを進呈する条件を変更した理由の1つに「投資する目標を持っていただきたい」という狙いがありました。以前の仕組みだと、「ポイントを貯めること」が目的になってしまうのでは?との懸念もありました。
たしかに、投資の本来の目的は、ポイントをいくら貯めるかを競うことではありませんよね。
「保有残高」を目標にして、10万円に達したら何ポイント、100万円に達したら何ポイント、という形にすることで、いくら貯めたかを意識するきっかけにしていただきたいと考えました。
「何のために投資をするのか?」という目標を忘れないようにするための変更だったということですね。
当社には、増やした資産を毎月自動で売却していくサービスもあるので、投資の始まりから終わりまで安心してお取引していただけます。
NISA口座でも自動売却できる仕組みがあるのは、今のところ当社だけとなっております。
今のNISA制度は2018年に始まったばかりなので、数十年後の売却のことまで考えている人は少ないかもしれません。自動で売却して毎月入金してくれるなら、手間が省けて楽かもしれませんね。
そう考えると、いかにして多くのポイントを貯めることよりも、がんばって増やした資産をどうやって現金化して老後の生活費の足しにするかのほうが大事かもしれません。
6. なぜ楽天証券の「iDeCo」は新規加入者数が3年連続で1位なのか?
NISAのほかに将来のお金を貯める方法としてiDeCo(イデコ)がありますが、楽天証券のiDeCoについて教えてください。
つみたてNISAのシェアは56.3%でトップですが、iDeCo口座数は67万口座を突破して業界第2位です。
しかし、前年同期比の伸び率はトップで、新規加入者数は3年連続で第1位となっています。
楽天証券でiDeCoを始める人が増えているということですね!
みなさん、どのような点に魅力を感じて口座を開いているのでしょうか?
通常の株式取引をする「総合口座」と「iDeCo口座」のログインIDが分かれている金融機関が多いなか、当社の場合は1つのIDでどちらの資産管理もできるのが特長です。
株式やNISA、iDeCoの残高を一元管理できて利便性が高いですね!
そうですね。実際に、つみたてNISAもiDeCoも当社でお取引されている方はたくさんいらっしゃいますよ。
また、当社のiDeCoはスマホでも見やすいように設計しているので、外出先でも簡単に資産状況のチェックから銘柄の変更までができます。
若年層を中心にスマホで取引する人が増えているので、スマホの操作性は重要です。
さらに、iDeCoもしくはNISAの口座を持っていると、電子書籍「楽天Kobo」で最大30冊の投資関連書籍を無料で読むことができる特典もご用意しております。
投資について学びながら資産運用を実践できるのはいいですね!
投資関連の本は通常1,000円~2,000円するので、この特典だけでもだいぶお得ですね。
書籍のラインナップは毎月変わり、総合口座のみお持ちの方にも最大10冊を無料提供しています。
私も「楽天Kobo」を利用していたことがありますが、端末を買わなくてもアプリをインストールすればスマホからも読めるので、また活用しようと思います。
\iDeCoの新規加入者数3年連続第1位/
7. 少額から株式投資ができる「かぶミニ™」で“株主体験”をしてほしい
初心者の方におすすめの取引方法として、2023年4月17日から国内株式の単元未満株取引「かぶミニ™」のサービスも始めました。
通常は100株単位でしか買えない国内株式を1株から購入できるようにしたもので、少額から取引ができます。
1株なら数千円から購入できる銘柄も多いので、株式投資にチャレンジしたい人にはおすすめですね。
単元未満株取引のサービスは他社では以前からありましたが、何か違いはあるのですか?
他社では「寄付(よりつき)取引」しかできないところが多いですが、「かぶミニ™」では「リアルタイム取引」をできるようにしたのが大きな特長です。
通常の株式取引と同じように、平日の9時~11時30分と12時30分~15時の間に、動いている株価を見ながら注文ができるのですよね?
はい。NISA制度の普及などもあって少額取引のニーズが増えており、株式取引をするなら動いている株価を見ながらリアルタイムで注文したいという要望が多数ありました。
「かぶミニ™」では楽天ポイントを使うこともできるので、自己資金ゼロで投資を始めることもできるかもしれません。
銘柄によっては1株から「株主優待」がもらえる企業もありますし、「配当金」は1株から受け取れるので、「かぶミニ™」を利用すれば気軽に「株主体験」ができます。
投資信託にも「分配金」がありますが、自動で再投資される銘柄が多いので、投資をしている実感が湧かない方が多いのではないでしょうか。
たしかに、いきなり100株から始めるにはまとまったお金が必要ですが、「かぶミニ™」なら数千円で「株主体験」ができるのはいいですね!
実際に、「かぶミニ™」サービスを始めてからの顧客の反応はいかがですか?
リアルタイム取引をご希望される方が多かったようで、非常に大きな反響をいただいております。
現在はウェブでしか取引できませんが、2023年7月中にはスマホアプリ「iSPEED🄬」でも「かぶミニ™」取引ができるようになる予定なので、ご期待ください。
スマホアプリでも「かぶミニ™」の取引ができるようになれば、外出先でもサクサクとリアルタイム取引ができますね!
\単元未満株のリアルタイム取引は国内初/
8. 投資の疑似体験ができる「ポイント運用」もおすすめ
投資に興味はあるけれども、何から始めたらいいかわからない人もいると思います。初心者はどのように資産形成に取り組んだらよいか、アドバイスをお願いします。
証券口座を開設するところから始めていただきたいのですが、口座がなくても始められる「ポイント運用 by 楽天PointClub」で投資の疑似体験をすることから始めるのもおすすめです。
この「ポイント運用 by 楽天PointClub」は楽天グループが提供しているサービスで、現在1,000万名以上の方にご利用いただいております。
1,000万人もいるのは驚きです。それだけ投資に関心がある人が多いということですね。
「ポイント運用 by 楽天PointClub」は100ポイントから気軽に始めることができます。
日々の投資信託の基準価額に連動して、ポイントが増えたり減ったりするので、投資の疑似体験をしていただけると思います。
ハードルが低い方法から始めて、徐々にステップアップしていくことが大切ということですね。
一度投資を始めると興味がどんどん出てきて、経済ニュースをよく見るようになったり、投資の本を読んでみたり、視野が広くなってくるはずです。
実際に始めてみないと、いつまでも他人事で自分から情報収集する気にはなりません。
楽天証券には、100円から投資信託が買えたり、楽天ポイントで投資ができたり、クレジットカード積立ができたり、ラクマの売上金を楽天キャッシュにチャージして投信積立ができたりと、投資を始める“きっかけ”と“続ける”仕組みがたくさんあるので、初心者におすすめですね!
9. 楽天証券がこれから目指す姿とは?
最後に、これからどのような証券会社を目指し、どのような人に利用していただきたいかを教えてください。
2024年から始まる新NISAでは非課税保有期間が無期限化されるので、現在のNISA制度よりも長期運用がしやすくなり、腰を据えた資産づくりができるようになるはずです。
当社では『資産づくりをイノベーションする』をMissionに掲げており、一般消費者が生活のなかで不自由なく、そして深く考えることなく使っていただけるサービスを提供することを心掛けています。
楽天グループであることの強みを活かして、“始めるきっかけ”から“続けるきっかけ”までをサポートして、数十年以上の永いお付き合いができる証券会社を目指してまいります。
2022年から高校で「資産運用」の授業が始まったので、2年後からは資産運用をすることが普通だと思っている方々が社会に出てくるはずです。
そして、銀行口座を作るのと同じように証券口座を開設することが当たり前の時代がくるはずです。そうなったときに、最初に選んでいただける証券会社でありたいと思っています。
そのためには、初心者の方にもわかりやすくて使いやすい画面設計やサービスを提供できるように改良を重ねていきたいと考えております。
貴重なお話をありがとうございました!
10. インタビューを終えて筆者が感じたこと
インタビューを終えて筆者が感じたことは、楽天証券は個人投資家が資産形成に取り組むにあたっての「入口」から「出口」までを本気で考えているということ。
クレカ積立やポイント投資、グループ内の銀行と連携して自動で入出金する仕組み(=「マネーブリッジ」)など、今では当たり前となった「業界のスタンダード」ともいえるサービスを次々と作っています。
また、積み立てた資産をリタイア後に毎月売却して現金化する「定期売却」のサービスも充実しています。そのため、楽天証券であれば、年金をもらうまでの空白期間のお金の不安を軽減し、年金を受け取るようになってからの生活を豊かにすることも可能だと感じました。
楽天証券が楽天グループとのシナジーを活かして、業界にどのようなイノベーションを起こすのか、今後も注目です。
\資産形成を始めるなら/