何かと黒い噂が絶えない不動産業界。7年間で約500件の不動産取引の経験を持つグランドネクスト株式会社代表・小島優一氏は、不動産買取のシーンで登場する「悪徳業者」の危険性を指摘しています。

買取で失敗をしないために重要な「2つのこと」

最後に、買取で家やマンションを売却する際、悪徳業者に騙されたり失敗したりしないための注意点を紹介します。

 

■相場価格を調べておく

 

適切な価格で買い取ってもらうためには、自分でも相場価格を調べておくことが必須です。

 

もちろん、買取の場合は仲介のように相場価格に近い額で売却することはむずかしいですが、相場価格を把握しておけば、買取時の見積もり額が適正かどうか判断することができます。

 

売主が相場価格をしっかり調べている場合には、買取業者も安値での仕入れをあきらめ、最初から高値での買取のオファーをしてくれます。

 

■複数の買取業者に査定してもらう

 

買取の見積もり額を出してもらう場合は、面倒でも複数の買取業者に依頼するようにしましょう。

 

複数の買取業者に出してもらった見積もり額を比較すれば、最も条件のよいところに売却することができます。

 

ただし、見積もり時には高い価格を提示してたものの、いざ契約の段階になって物件の不具合などをあげつらって価格を下げてくるようなひどい業者もあるので、売却が完了するまで注意が必要です。

悪徳不動産業者に騙されないためにも事前の情報収集を

■まとめ

 

マンションや家どの主な売却方法には、不動産会社に買主を探してもらう仲介と、不動産会社や買取業者に買い取ってもらう買取とがあります。

 

買取はすぐに不動産を現金化することができるので、売却を急いでいる場合などに便利です。ただし、仲介で売却できる額よりも安くなってしまいます。

 

買取で売却する場合は、複数の買取業者から見積りしてもらうことが大切です。また、自分で相場価格を調べておき、見積もり額が適切かどうかを判断したうえで、買取業者を選ぶようにしましょう。

 

 

小島 優一

グランドネクスト株式会社

 

 

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