「買取」のデメリット…数百万円も損してしまうことが
次に、買取のデメリット、メリットについて説明します。特にデメリットについては、理解しておかないと思わぬ損をしてしまいかねないので、しっかりと確認していきましょう。
■買取のデメリット
買取の最大のデメリットは、仲介で売却するよりも安くなってしまうことです。
物件にもよりますが、仲介で売却するよりも、なんと3割程度も安くなってしまうことがあります。不動産は価格が高いので、3割程度といってもその差額が数百万円にのぼることがほとんどです。
たとえば、仲介なら3,000万円程度で売却できるマンションでも、買取では2,100万円程度になってしまい実に900万円もの差が生じるのです。
早く売りたいという売主の足元を見て、悪徳な買取業者は物件に難癖をつけて少しでも安く買い取ろうとするので注意が必要です。
■買取のメリット
買取での売却価格は仲介より安くなりますが、メリットもあります。
まずメリットとしてあげられるのが、すぐに換金できる点です。買取業者と価格や条件の折り合いさえつけば、すぐに現金を受け取ることができます。また、仲介で売却しても購入希望者が現れないような古い物件や売れにくい物件であっても、買取であれば売却できるのもメリットです。
もちろん、買い取らない場合もあるので、どのような物件でも対応してもらえるわけではない点を踏まえておきましょう。
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