(※写真はイメージです/PIXTA)

親の遺産を整理し、無事に相続税の申告を終えてホッとひと息……。しかし、数年後に突然、税務署から「お尋ね」が来るケースは珍しくありません。都内に住む会社員のAさん(58歳・男性)もその一人。慎ましく生きていたはずの母の相続から2年後、税務調査をきっかけに見つかった「開かずの金庫」から、なんと〈現金3,000万円〉が見つかりました。タンス預金が及ぼす相続税のリスクと税務調査の実態について、税理士の根津拓矢氏が解説します。

「相続税についてお話が…」申告から2年後、税務署からの連絡

「うちの母は、思いやりのある優しい人でした」

 

都内に住む会社員のAさん(58歳・男性)は、税務調査の席でそう口にしていました。

 

亡くなった母は83歳。年金と、先に亡くなった父から相続した預金で慎ましく生活していました。ブランド品にも興味はなく、旅行も近場だけ。近所付き合いを大切にする、ごく普通の高齢女性です。

 

相続人は長男のAさんと次男のBさんの2人。相続財産は自宅不動産と預金が中心で、別の税理士を通じて相続税の申告も済ませていました。

 

「これでようやく一段落した」と、兄弟はそう思っていました。

 

しかし、申告から約2年後、税務署から「相続税について、お話を伺いたいことがある」との連絡が入りました。いわゆる相続税の税務調査です。

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