【生の声】スルガ銀行側から改ざんを持ちかけていた
第2に、ほとんどの被害者がサブリース物件の土地購入や建築資金に必要のない年7.5%前後のフリースタイルローンを組むこと、フリースタイルローンの一部及びサブリース賃料収入が入金されたら毎月一定額の定期積立をすることを融資条件とされ、実質的に不当に高利の借入をさせられています。このような多くの不正がスマートデイズとスルガ銀行によってなされてきたことが今後更に明らかになるでしょう。
3.被害者のなかにはすでに自己破産をされた方がいることが明らかになっています。これは、本件サブリース事業の破綻・詐欺的融資のために生じた、スルガ銀行に対する多大な債務による重圧に起因するものと思われます。当弁護団と被害者団(SS被害者同盟)は、総力をあげて全ての被害者の今後の生活が破綻しないような解決の実現のために取り組んでいますし、それは達成できると確信しています。全ての被害者がネット等でつながり、悩み苦しみを共有し、悲劇が繰りかえされないことを心から願っています。
4.スルガ銀行は多くの被害者のため、また、自らもかかえる深刻な信用不安を健全に克服するために、柔軟かつ社会的公正にかなう解決を一日も早く実現するべきです。当弁護団は、被害者の皆さんと協力して本件の解決のため、スルガ銀行の適切かつ思いきった譲歩を求めて活動する所存です。
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声明文にも書かれていますが、スルガ銀行は、スマートデイズが書類を改ざんしていることを知った上で融資審査を行っていました。スルガ銀行としては、高金利でより多くのお金を融資したほうが儲かりますから、できるだけ高額に査定するための改ざんは渡りに船です。そうした理由から、改ざんされた書類を黙認するに留まらず、むしろスルガ銀行側から改ざんを持ちかけていたようです。
前述の弁護団が公開した音声では、以下のようなやりとりがありました。
販売会社社員:「(通帳を)いじくれない販売会社っているじゃないですか、自分のところで」
スルガ銀行員とされる人物:「はいはいはい」
販売会社社員:「スルガさんってそういう販社(販売会社)さんいたら、どうしてます?」
スルガ銀行員とされる人物「まあ、○さんなんかは逆にそういう依頼を受けることが多いから、まあ、彼に別に勝手に電話して、まあ二人でやって、っていう話はしてますよ、たまに」