消えた家賃1カ月分「新築ボロマンション」造る管理会社に絶句 ※写真はイメージです/PIXTA

「かぼちゃの馬車」事件で不動産投資ブーム、終結。ウィステリア・グループ株式会社の代表である藤本好二氏は、書籍『不動産投資業者のリアル』(幻冬舎MC)にて、新築1R業者・客付仲介会社・管理会社・買取販売会社をはじめ、ブームの陰で暗躍していた「極悪な業者」の実態を大暴露している。

空室が目立つマンション…「消えたお金」のナゾ

■「広告料」を吊り上げようとしたら要注意

 

巷のアパートやマンションを見ると、条件も設備も悪くないはずなのに空室が目立つような物件も珍しくありません。そうした現象の原因の一つとなっているのは、賃貸仲介業者に客付けを依頼する元付の管理会社です。客付けを自ら行っている管理会社でも、同様のことがいえます。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

賃貸仲介会社には、仲介手数料以外に、実はもう一つの収入源があります。それは広告料です。

 

広告料は、実質的には客付けを行った仲介会社に対しオーナーが支払う報酬という位置付けとなっています。仲介手数料の上限は法律で決まっているため、それに加えて広告料として成功報酬を支払うわけです。

 

元付けの管理会社に物件を任せている場合、広告料に関する取り決めも管理会社との間で行われ、まずは管理会社に広告料を支払います。それは「家賃〇カ月分」というかたちで支払うのが一般的ですが、報酬が賃貸仲介会社に渡るときには、半額になっていたりすることがよくあります。

 

なぜかといえば、管理会社が「中抜き」をしているからです。

 

例えば成約時に家賃2カ月分の報酬を支払ったはずなのに、賃貸仲介会社には1カ月分しか振り込まれず、1カ月分は管理会社が手中に収めています。

 

とはいえ、新たに入居者を迎える際には、管理会社も審査や事務手続きなどの業務を担うため、その対価を広告料というかたちでまかなうのは、悪徳ではありません。管理会社側も、報酬を取ることをあらかじめオーナー側に伝えていることが多く、合意ができていれば問題ありません。

 

やっかいなのは、中抜きを隠しているケースです。

ウィステリア・グループ株式会社 会長兼代表取締役社長

1980年生まれ、大阪府出身。

日本大学卒業後、新築区分マンションを販売する不動産会社に就職。その後、金融コンサルティング企業、IT上場企業で経営全般に関する知識を得て、2006年、株式会社ウィー・イング・シーを起業して独立。2016年11月、ウィステリア・グループ株式会社を設立。建業や不動産売買仲介業、管理業に従事していた人材を集め、投資家のニーズに全方位から応えられる体制を築く。

現在は、各投資家の属性や家族構成、性格、趣味・趣向などに合わせたオリジナリティのある企画を立て、モテる物件にリノベーションするという異色の不動産事業を展開。その鋭い分析力と斬新な企画力は、業界でも屈指のレベルを誇る。

著者紹介

連載不動産投資業者のリアル

不動産投資業者のリアル

不動産投資業者のリアル

藤本 好二

幻冬舎メディアコンサルティング

「かぼちゃの馬車」事件で不動産投資ブーム、終結。 新築1R業者、客付仲介会社、管理会社、買取販売会社。ブームの陰で暗躍していた「極悪な業者」の実態を大暴露。

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧