(※写真はイメージです/PIXTA)

親の介護や見守りをめぐって、「同居して支えるしかない」と抱え込む人は少なくありません。厚生労働省『令和4年 国民生活基礎調査』では、同居の主な介護者は「配偶者(女性)」45.7%に次いで「子(女性)」が18.5%を占めています。 介護は長期化しやすく、仕事・家計・心身の負担が同時にのしかかります。家族であっても、限界が来る前に「暮らし方」を見直す必要があるのです。

「帰ってきて」…母のひと言から始まった同居

「お母さんは倒れたわけじゃない。でも、放っておけなくて」

 

そう語るのは、首都圏で働く会社員のAさん(53歳、独身)です。月収は手取りで約38万円。仕事は忙しいものの、生活は安定していました。

 

転機は2年前。76歳の母から電話が入ります。

 

「最近、買い物がしんどいの。夜もよく眠れなくてね」

 

年金は月13万円。母は持病の通院が増え、家事も億劫になっていました。

 

Aさんは迷った末、母の住む実家に戻って同居を始めます。「一緒に住めば安心するだろう」――最初は、それだけのつもりでした。

 

同居して分かったのは、介護認定が出るような状態ではなくても、生活は確実に回りにくくなるという現実でした。朝は薬の確認、通院の付き添い、役所の手続き。買い物、食事の支度、家計管理。夜になると、母は不安を訴えます。

 

「この先、どうなるのかしら」「あなたがいないと、私ひとりじゃ無理」

 

Aさんは仕事を終え、急いで帰宅して夕食を作り、母の話を聞き続けました。休日は自分の用事を後回しにして、家の片付けや病院へ。気づけば「休み」が消えていました。

 

家計も想定より厳しかったといいます。母の年金13万円から光熱費や食費、医療費を払うと残りはわずか。足りない分はAさんが補いました。

 

「食費を削るにも限度があるし、急な出費も多くて。気づくと毎月、数万円単位で持ち出しが増えていました」

 

しんどさを決定づけたのは、母の言葉でした。

 

「味が薄い」「また病院? 疲れる」「仕事ばっかり。私は誰に頼ればいいの」

 

Aさんは反論できませんでした。相手は高齢の母で、年金暮らしで、自分しか頼れる人がいない。そう思うほど、逃げ道が塞がれていきます。

 

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