著者紹介

宮本 弘曉

東京都立大学経済経営学部

教授

1977年生まれ。東京都立大学経済経営学部教授。慶應義塾大学経済学部卒業、米国ウィスコンシン大学マディソン校にて経済学博士号取得(Ph.D. in Economics)。国際大学学長特別補佐・教授、東京大学公共政策大学院特任准教授、国際通貨基金(IMF)エコノミストを経て現職。専門は労働経済学、マクロ経済学、日本経済論。日本経済、特に労働市場に関する意見はWall Street Journal、Bloomberg、日本経済新聞等の国内外のメディアでも紹介されている。著書に『101のデータで読む日本の未来』(PHP新書)など。

書籍

一人負けニッポンの勝機

『一人負けニッポンの勝機』

宮本 弘曉

「働いても働いても貧乏から抜け出せない!?」…経済大国ニッポンが賃上げもままならない「一億総貧国」に転落した根本原因とは? 2023年、年明け早々、食料品の3度目の値上げの報道がなされ、物価高騰が生活者レベルで重くのしかかる事態となった。 さらに、日本人の賃金は「ほぼ横ばい」。物価上昇に賃上げが追い付かないという、世界を見渡しても異常な事態となっており、スタグフレーションが警戒されている。 さらに従来から日本だけがデフレという「慢性病」を抱えるなか、世界レベルでのインフレに対応できず、円安も相まって、世界の中で「一人負け」の状況を呈している。 本書は、世界経済の大きなダイナミズムを展望しつつ、日本が特異な状況に陥る現状を理解し、問題の核心に迫るものである。

書籍紹介

51のデータが明かす日本経済の構造 物価高・低賃金の根本原因

『51のデータが明かす日本経済の構造 物価高・低賃金の根本原因』

宮本 弘曉

●この30年で平均所得は100万円下落……なぜ日本の賃金は上がらない? ●理由は、国民が平等に貧しくなる「未熟な資本主義」にあった! ●元IMFエコノミストがデータで示す「歪んだ経済構造とその処方箋」! 物価の高騰、賃金の低迷が続く日本経済。 未曾有の物価高にもかかわらず、賃金が「ほぼ横ばい」という異常事態。 平均賃金は韓国に追い抜かされ、同時に歴史的な円安も進行している。 かつてIMF(国際通貨基金)に勤め、現在は東京都立大学教授の著者は、「日本経済停滞の要因は、日本特有の経済構造、いうなれば〝未熟な資本主義〟にある」と喝破し、それを打破するためには、物価と賃金、さらにはそれらの土台となる、「企業経営=労働・雇用のメカニズム」を知る必要があると説く。 各種国際統計・データから、日本の経済構造の歪みを徹底分析し、 日本再生の処方箋を示す1冊。

書籍紹介

掲載記事

[連載]50年ぶり瀬戸際のスタグフレーション…日本が「衰退途上国」から抜け出すには?

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