著者紹介

吉田 潮

ライター/絵描き

1972年生まれ。おひつじ座のB型。千葉県船橋市出身。姉はイラストレーターの地獄カレー。

法政大学法学部政治学科卒業後、編集プロダクション勤務を経て、2001年よりフリーランスに。医療、健康、下ネタ、テレビ、社会全般など幅広く執筆。『週刊フジテレビ批評』、『Live News it!』(ともにフジテレビ)のコメンテーターなどもたまに務める。

2010年4月より『週刊新潮』にて「TVふうーん録」の連載開始。
2016年9月より『東京新聞』放送芸能欄のコラム「風向計」を連載中。
著書に『幸せな離婚』(生活文化出版)、『TV大人の視聴』(講談社)、
『産まないことは「逃げ」ですか?』(KKベストセラーズ)、『くさらない「イケメン」図鑑』(河出書房新社)ほか多数。

公式サイト:『吉田潮.com』http://yoshida-ushio.com/
公式ツイッター:吉田潮 (@yoshidaushio) Твиттер - Twitter

書籍

親の介護をしないとダメですか?

『親の介護をしないとダメですか?』

吉田 潮

多くの中高年が直面する「親の介護」問題。『週刊新潮』の「TVふうーん録」コラムニストで、フジテレビ「Live News it!」コメンテーターの吉田潮さんが、自分の父が「認知症」となった体験をもとに、本音を書き下ろしました。 親を愛することが「介護疲れ」につながる矛盾と真摯に向き合い、著者は、1つの「答え」を導き出しました。 2018年の春、認知症の父を特養老人ホームに入れました。ものすごくラッキーで、ものすごく速攻でした。でもそこに至るまでの数年間、苦しんだのは老々介護の母でした。「母を救いたい」と思ったのが、ホーム入居のきっかけでもありました。 私は在宅介護をしません。一切いたしません。 介護される父の姿をみて、母の姿をみて、心に決めていました。 実は、ホームヘルパー2級の資格も持っています。十数年前に興味本位でとりました。 でも、これを生業にしようとは思いませんでしたし、今も思っていません。 やはり介護はプロに任せた方がいい。 老人ホームの問題は多々あるようですが、まだ入り口に立ったばかりなので、実情はわかりません。そこはこれから長い付き合いになっていくのだろうな、と思っています。妻や子供が介護をするのが親孝行ってもんだろう、と言われても、私は違うと思います。 家族の介護には限界がある。儒教の国の日本では、介護に関して、「罪悪感」が大きい。介護と親孝行――いかにしてその罪悪感を減らすか、なくすかが課題だと思うのです。 親孝行か自己犠牲か、理想と現実の葛藤のドラマ。 老いた両親を持つ子供として介護とどう向き合い、どう取り組むべきなのか。「優しさ」が「苦しさ」に変わる機微を捉えた本書が、無理をせず、持続性ある介護のヒントになると思います。 【目次】 はじめに 第1部 親はこうして突然老いていく 第2部 母と子はだんだんこうして疲弊する 第3部 父の介護で見えてきたもの おわりに

書籍紹介

掲載記事

[連載]親の介護をしないとダメですか?~父と私の介護録

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