[連載]“元マルサ”が暴露!国税庁の職員名簿にも記載されないシークレット部隊「トクチョウ班」の実態

小さな違和感から脱税の端緒を掴み、徹底した調査で脱税者を追い詰める国税庁のシークレット部隊、『特別調査班(通称:トクチョウ班)』。その名は、税務署の案内板にもなければ、職員名簿にも記載されていません。

彼らはどのようにして脱税を目論む企業をあぶり出し、調査を進めているのでしょうか。元マルサで、税理士兼住職という異色の肩書きを持つ上田二郎氏が、その目で見てきた数々の「脱税スキーム」の実態を暴露します。

本連載の著者紹介

元国税査察官・税理士

1964年生まれ。東京都出身。83年、東京国税局採用。千葉県内および東京都内の税務署勤務を経て、88年に東京国税局査察部に配属。その後、2年間の税務署勤務があるものの、2007年に千葉県内の税務署の統括国税調査官として配属されるまでの合計17年間を、マルサの内偵調査部門で勤務した。

09年、妻の実家を継承するために東京国税局を退職したが、縁あって再び税理士として税務の世界につながっている。

著書に『マルサの視界 国税局査察部の内偵調査』(法令出版)、『国税局直轄 トクチョウの事件簿』(ダイヤモンド社)、『国税局査察部24時』(講談社現代新書)がある。

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