「私に見捨てられたいの?」深夜のパニックと決意の瞬間
決定的な出来事が、同居から1年過ぎた頃の「重要なプロジェクトのプレゼン前夜」に起こりました。
翌朝の準備のために自室で資料を作成していたBさんに対し、母がドアを激しく叩いて入ってきたのです。
「家の中で足音がする! 泥棒が入ったんじゃないの!?」
パニックを起こす母を落ち着かせようと家中を点検したBさん。「仕事の準備で部屋にこもっていたので、かまってほしかったのかな。ウザいな」と思いつつ、「誰もいないよ」と優しく抱きしめました。しかし、母は興奮冷めやらず、「あなたが鍵をかけ忘れたからだ」「私を追い詰めたいのね?」とBさんを責め立てます。
結局、その夜は一睡もできず、Bさんはフラフラの状態で出社。大事なプレゼンは失敗に終わり、クライアントや上司からの信頼を失う結果となってしまいました。
仕事の帰り道、地方の駅のホームで一人立ち尽くしたBさんは、涙を流しました。
「このままじゃ、私の仕事も、精神も、人生も全部壊れる……」
帰宅後、なおも不機嫌そうに「遅かったじゃない」と詰問する母に対し、Bさんは震える声で絞り出しました。
「お母さん、もう無理……私に見捨てられたいの? このまま一緒にいたら、私がおかしくなって、お母さんのことも嫌いになっちゃうよ」
母は驚きと怒りで「私を捨てる気!? 親不孝もの!」と声を荒らげました。しかし、Bさんは本気でした。
