「お金は貯まった。でも、夫が消えた」貯金300万円未満の50代主婦、溢れる物を捨てまくり“憧れのミニマリスト”へ。生活も家計も改善したはずが、その先にあった「まさかの事態」

「お金は貯まった。でも、夫が消えた」貯金300万円未満の50代主婦、溢れる物を捨てまくり“憧れのミニマリスト”へ。生活も家計も改善したはずが、その先にあった「まさかの事態」
(※写真はイメージです/PIXTA)

余計なモノは持たない。必要なものだけに囲まれて暮らす。掃除もラクで、お金も貯まる。そんな「ミニマルな暮らし」に憧れる人は少なくありません。実際、物を減らすことで生活や家計が改善するケースが多いのは事実。しかし、その価値観が行き過ぎたとき、夫婦間に思わぬ問題を生むこともあるようです。

贅沢していないのに「お金が貯まらない」

聡子さん(52歳)は夫・敏郎さん(54歳)との2人暮らし。敏郎さんはメーカー勤務の会社員で、聡子さん自身もパートとして働いており、世帯の手取り収入は月40万円ほど。住宅ローンは月11万円払っていますが、長男28歳と長女25歳は独立しており、教育費の負担も終わっていました。

 

一見すると、老後資金をそれなりに準備できそうな環境です。ところが現実は違いました。

 

「毎月、なんでこんなにお金が残らないのか……自分でもわかっていなかったんですよね」

 

3年前、預金残高は300万円にも届いていませんでした。外食は月に数回程度。ブランド品も買わない。特別贅沢していないのに、お金が残らないのです。

 

家計簿をつけたこともありませんでしたが、「いま思えば理由は明白だった」と聡子さん。

 

ドラッグストアで買う日用品、100円ショップの商品に収納グッズ。さらに、セール品、食べきれない食料品、キッチンには大小合わせて10個以上の鍋やフライパン。夫婦2人しかいないのにマグカップは20個近くあり、クローゼットには何年も着ていない服が山積み。納戸には、使わなくなった健康器具や古い家電が何年も置かれたままでした。

 

「安かったから」「いつか使うかもしれない」――そんな理由で買った物が溢れかえっていたのです。

 

そんな聡子さんを変えたのが、SNSで観たミニマリストの動画でした。真っ白な床に、余計な家具のない部屋。そして、少ない持ち物で快適に暮らす人々。

 

「こういう生活なら、時間もお金も無駄にしなくて済むのかもしれない」

 

聡子さんは、「どう考えてもいらないもの」から片付けていくことを決意しました。

 

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