「税務調査」の対象に選ばれたら
税務調査はまず、顧問税理士がいる人は税理士のところに、自身や会社の経理が全部やっている場合は直接会社(主に経営者)のもとに電話がかかってきます。これは「事前通知」といい、このときに調査日程が伝えられます。
もし調査官が提案した日程に予定が入っていた場合、必ずその日を空けなければならないというわけではなく、別の日程に変更することができます。極端な例では、提案された日程から半年ほど延ばした人もいます。
税務調査当日…調査官が来訪
当日のタイムスケジュールとしては、だいたい午前10時ごろ調査官が到着します(ただし、夜間勤務などで午前開始が難しい場合には、日程調整の際に相談すれば午後から開始されるケースもあります)。
調査官は主に1人、多くて2人です。2人の場合、若手に経験を積ませるために「若手とベテラン」というペアになっていることが多いです。
なお、調査先の専門性が高い場合や、珍しい職種の場合には、3人来ることもあります。もし最初の挨拶で「広域担当の調査官です」と名乗ったら要注意です。専門分野がある凄腕の調査官が来たと思っていいでしょう。
また、「来客が来たのだからお茶を出したほうがいいのか」と悩む人もいるかもしれませんが、これは通常の来客と同じ考えで大丈夫です。コーヒーやペットボトルのお茶などを出してもいいですし、出さなくてもかまいません。ただし、あまり高価なものは避けましょう。
たまに出されたお茶をすべて断る調査官も存在しますが、これは調査対象と「癒着している」という印象を避けるためです。なお、昼食は用意する必要はありません。調査官は必ず断ります。
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