ニュートンのりんごエピソードにアインシュタインは
地球上には引力というものがあまねく存在しなければならない、という思考が先になければ、ただリンゴが落ちるのを見ただけで万有引力を発見することなど不可能だ、と指摘したことも同様によく知られています。
長く苦しい探求を抜きに、ひらめきや思いつきで科学的真理が発見されるなどということはないとアインシュタインは強調するのですが、この話は冒険と挑戦の話によく似ています。
挑戦は思考のプロセスを伴った行為です。冒険に思考のプロセスはありません。結果だけがあります。ニュートンは重力に関する長く真剣な思考というプロセスを経ていたので、1個のリンゴが落ちることをきっかけに万有引力の発見に至ったのです。たまたま落ちるリンゴを目撃したという偶然の産物ではありません。
結果を見極める力が挑戦を継続させ、それが成功に導く力になります。誰の目の前でもリンゴは何千年も前から落ち続けているのです。それを万有引力の発見につなげられるかどうかは、それまでの実験や思考の積み重ねがあり、それを一つひとつ見極めながら進んでいたからです。
アインシュタインが言うように、それまでの蓄積=さまざまな結果の見極めのない人がリンゴの落ちるのを見ても、そこから汲み取れるものはありません。挑戦を成功させるためには結果を見極めながら歩みを積み重ねることが必要です。
(株)三光堂(岐阜)
大野 正和
代表取締役会長 CEO
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