挑戦を成功させるための「結果の見極め力」
冒険には成功か失敗かしかありません。しかし挑戦の評価は、成功か失敗かにはありません。次につながるかどうかです。そこで何を得て、次に何をすべきか、という答えを手に入れたかどうかです。
挑戦は結果を見極めることによって、評価が決まります。仮に新商品・新サービスが、1億円の売上になったから上出来だと総括して終わるなら、それは結果を見極めたことになりません。その結果が何によって得られたものなのか、もしかしたらこちらの想定外の要因によって得られたものかもしれません。
偶然の好条件に恵まれたものなら、たとえ1億円の売上になっていても再現性も発展性もありません。結果の見極めをしないままであったら、次も偶然任せになってしまいます。
仮に結果が良くても、意図した取り組みの成果でないのであれば、なぜ成果が出なかったのか反省が必要です。とりあえず1億円になったからOKというわけにはいきません。目先の結果だけを見ていたら、次にどうするかは見えてこないのです。いずれにせよ挑戦は継続しなければ目標に到達できないのであり、その点では、次の見極めにつながらなければ失敗といわなければなりません。次につながり続ける挑戦こそ成功です。
言い換えれば、挑戦とはプロセスです。冒険は結果だけが重要でプロセスはどうでもいいのですが、挑戦は結果だけではなく、次につながっていくプロセスになっているかどうかが問われます。
ニュートンは落ちるリンゴを見て万有引力を発見したといわれています。このよく知られたエピソードについてアインシュタインが、